『うそつき』/『屋上庭園』/『千両みかん』 公演情報 アマヤドリ「『うそつき』/『屋上庭園』/『千両みかん』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    千両みかん/屋上庭園
    面白い。「千両みかん」の方が楽しめたかな。

    ネタバレBOX

    「千両みかん」
    若旦那がみかんが食べたくて病に罹り、安請け合いした番頭がなんとかみかんを売っている店を探すが、千両で買い取るハメになる。みかんを食べた若旦那から3房のみかんを受ける番頭は、自分の境遇を見つめ、みかんを持ったまま逐電する…。
    枕も含めて、二人芝居での「千両みかん」を演じる。役を固定せず、途中途中で切り代わり、トントンと話が進む。身体パフォーマンス含めても面白い。
    落語だと同時に複数の役は舞台上には存在しない(演じられている役以外の役は、客の想像で存在することになる)けども、今舞台は二人芝居なので同時に役が存在している。落語におけるそんな特徴を排した舞台であることに意義があったのかなと。そういう舞台のつくりってとこでは、その効果がよくわからなかった。


    「屋上庭園」
    とあるデパート?の屋上の庭園でばったり会った、旧友の並木(糸山和則)と三輪(沼田星麻)の両夫妻。裕福そうで人生順調そうな三輪と妻(毛利悟巳)に対して、見栄を張る並木。三輪の夕食の誘いも断った並木に、妻(榊菜津美)は優しくその身を案じる…。
    ブロックに板を置いた舞台が屋上。すれ違うにも窮屈な板の上で微妙な人間の距離(並木妻の脇を通る三輪夫妻への仕草とか)を表現する。
    両妻が買い物をしている中、屋上で会話をする並木と三輪の繊細な心の動きがいい。そして、三輪夫妻が帰ってからの並木夫妻の会話がさらにいい。「あなたの友達がどんどんいなくなる」と心配する妻を(板から下りて)同じ目線で抱きしめる並木。不安定な心(板)から開放されたように、並木の心に安心が生まれる。並木の卑屈さを癒す妻のやわらかい愛情が美しかった。

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    2013/06/29 22:24

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