「ラフ~絵のある風景」 公演情報 [DISH]プロデュース「「ラフ~絵のある風景」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題736(13-161)
    17:00の回(ようやく晴れ間が)。16:30受付、開場。舞台間近まで座席、最前列左右、各3席には「見えて欲しくないモノが見えてしまう席」という貼り紙...暗幕の部分で見切れてしまうということでしたが、大丈夫だったと思います。

    入ってみると舞台手前、イーゼルに「絵」がかかっています。大石菜穂作「裸婦」。頭にタオル(?)を巻いた裸の女性が、ベッドに横たわっています。頭は右に、右腕を枕代わりに膝を曲げ、白いシーツやカーテン、床。周囲の輪郭はぼやけ、女性の背中には骨格やうなじが陰翳として描かれ、微睡んでいるのか、悲しんでいるのでしょうか。

    17:03前説(20本の短編集)、17:08開演~18:57終演。各編にはタイトルがついていて、作品によっては「Part1」「Part2」、あっという間に終わるもの、じっくり語るもの、笑い、喜びに満ちたもの、役者さんたち文字通り総出で熱演。BGMもよく、温かいものに満ちた舞台でした。

    (ふたたび)芝居をみるようになるまでは美術展によく行って、じっとお好みの絵を眺めていました。ちいさなハガキの案内をチラシの間に見つけてから、みに行こうと思い、楽日の今夜、みに来ました。「裸婦」、表情が見えない女性、どうみるかは鑑賞者のそのときどきの想いに委ねられているように思えました。

    ネタバレBOX

    写生大会、一休さん、スケッチ、卒業制作、おじいちゃんの絵日記、原作の森美術館。マンガ家の妄想、観察日記、森の音楽会、画廊にて、お風呂屋さん、紙芝居屋さん、お姉ちゃんの絵本、ともだち、砂浜、ラテ、浅草、モンタージュ、絵のある風景、絵葉書など...でだいたいあってるだろうか...。

    「ラフ」=「裸婦」、というセリフを聞くまで気がつきませんでした。
    ※余談:千葉にある「ホキ美術館」…日本初の「写実絵画専門美術館」。劇場に行く前、リブロ池袋店で「写実画のすごい世界(月刊美術)」を眺めていました。

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    2013/06/16 22:07

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