ミーツ 公演情報 ロロ「ミーツ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    缶コーヒー
    面白い。色彩がいい。かわいい。

    ネタバレBOX

    伊東沙保…母。父と生き別れた後、子を産む。缶コーヒーの空き缶を父と思って生きる。かわいい。
    板橋駿谷…子。怪物を部屋に持ち帰ろうとがんばる。怪物の言葉を想像で補う。
    亀島一徳…子の友達。あだ名、ほしいも。友達は板橋だけだけど、メンタルの強さは折り紙つき。結構男気もある。想像力で会話ができる。
    望月綾乃…子のことをいつも見てる女の子。ミロのヴィーナス(ヴィーナスの誕生?)になりかけた。
    工藤洋崇…父。追っ手を探しているが、それには会えず、女の子に会う。子に説教喰らう。
    水越朋…女の子。シルバニアファミリーが家族。缶コーヒーがお父さんになってた。
    小橋れな…子になついてる(と思われる)怪物。ユーモアがある。

    母と父が別れてから、父が女の子に会って、母と子に再会するも父と分からない話と、父を缶コーヒーと思っていいる母に見つからずに怪物を部屋まで連れようとする子の話。

    ユーモラスな展開とセリフがふんだんで笑える。象徴的な演出と効果的な音響照明センスがいい。キャラが魅力的でかわいい。男も女も。
    それでいて、母と父の空き缶積みの失敗からの流れ(父と気づかず)とか、怪物の心を想像する子と怪物の別れとか、父と女の子の楽しげなダンスと別れとか、中島みゆき「タクシードライバー」のような寂しさ(と力強さ)の同居した舞台が気に入った。
    象徴するものが、支えになり、傍からみれば?でも、本人の中では現実であると。それが生きる原動力になると。人生、それで結果オーライなんじゃないかと。いい作品だった。

    伊東の演技は抜群だったし、亀島のコメディな子演技も良かったし(缶コーヒーでヘドが出るは笑った)、望月は声もいいがヴィーナススタイルも美しかったし、小橋の鳴き声はキュートだったし、言うことなし。水越のダンスはやはり良かった。何気に声もいい。

    0

    2013/05/28 01:12

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大