無頼の女房 公演情報 劇団俳協「無頼の女房」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    絶妙な演技力!
    「ダメ男シリーズ最終章」という解説と筋書きを読んで想像したのは、無頼漢ぶりを武勇伝のように面白おかしく披露されるとか、女房も逞しいとか、女房が辛い目に合うというものでした。芝居としては見応えあり、女としては共感しかねるようなものを想像してました。

    ネタバレBOX

    しかし実際は、2時間半近い時間を全く飽きさせないくらい、多種多様な人間達が次々起こす小さな事件が、小説家の自宅のみで起こり、集まり、目まぐるしく転がっていきます。

    次から次へと誰かが「大変です!」と報告にきたりツッコミを入れたりするので目が離せませんでした。台詞の言い回しもそれぞれの立場や考えが端々に見えるくらい洗練洗練されていて、素敵な脚本です。

    無頼の塚口が、ただの自分勝手な頑固親父という人物ではなく、正確や探求や素朴さも併せ持ったキャラクターであることにホッとし、愛嬌を感じました。
    役者は皆さんもう流石で、自然に思ったことを言ってる口調なのに、物凄くキャラクターがしっかりと立っていました。

    群を抜いて素晴らしかったのは、あさぎ野瑶子さんで、家政婦さんそのものにしか見えず、オバサン要素を出したり、作家の言い分に呆れて首を傾げたり、懐妊した奥さんへの作家の態度に「まぁ!」とプンスカしたりする様が見事で、仕草も含めてとても演技とは思えませんでした。

    浅川さん、野村さん、鈴木さん、松本さん、山岸さん、村上さんも素敵でした。
    あと衣装と音楽が、邪魔をせず、しっかり作品を支えていると感じました。

    2

    2012/12/06 17:16

    0

    0


  • お忙しい中、ご来場くださりありがとうございました!
    新聞社編集者、竹原役の衛藤将展と申します。

    お褒めの言葉もいただき、
    この作品に関われた自分としても、鼻が高いです。

    自分は先輩方に助けてもらってばかりでしたが…

    これからも劇団の成長も見守っていただけると嬉しいです。

    本当にありがとうございました!

    衛藤将展

    2012/12/14 12:39

    このたびはご来場いただき、貴重なコメントまでいただき、誠にありがとうございます。
    大橋太郎役の霜田龍秋と申します。
    家政婦の多喜子さんには、役柄的にも役者の先輩としても、両方の面で助けられました。
    そんな多喜子さんをはじめ、無頼の作家、その奥さん、編集者、作家仲間などなど…あの家に居候してると、いろんな人にめぐり会えて、どの人も個性的で癖がありますが、愛着がわきます笑
    おかげで、この芝居が終わってしまうのが今から寂しくて仕方ありませんが、役者一同、常に上を目指して千秋楽まで走り抜けたいと思います。
    このたびは誠にありがとうございました。

    2012/12/07 01:13

このページのQRコードです。

拡大