シレンとラギ 公演情報 劇団☆新感線「シレンとラギ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    愛は殺し合い
    混迷の渦の中で激しく葛藤が大きいまま生き進んでいく複雑な人間関係と思惑というか。ギリシャ悲劇と日本文学の正気を逸脱した純愛が合わさったようで面白かったけど、どこか消化不良のような混乱と違和感も残った。
    もう一回見ればまた違った印象も出るんだろうけど、そう簡単にリピート出来る金額の劇団じゃなくなったからな‥、大人しくDVDかゲキシネ待ちます。
    どこから見ても「悪人」ゴダイを演じていた高橋さんが凄過ぎた。
    劇団員の占める役割もいいとこ取りばかりで、そこら辺は徹底して楽しめた。

    ネタバレBOX

    蛮幽鬼に出てた狼蘭族、再登場。
    面白い設定故、今後もそれを絡めた話を作るのかな、と勘ぐってしまう。
    伏線が残ったままで結末になったようで、回収が不十分にも見えた。
    現代の抱えてる状況を連想させるような幕切れに、セリフの一編で「人間としてやる事がある」と言い切ったあたりに、コチラは複雑な思いもあって希望と共に困惑が出て油断ならない。

    シレンとラギの関係がわかった時、可哀相なんだけど、その関係の不幸が生々し過ぎと嫌悪感が出て、ちゃんと聞いてられなかった。

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    2012/06/12 02:20

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