深海のカンパネルラ 公演情報 空想組曲「深海のカンパネルラ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    なんかもう・・・
    決してきれいではなく、むしろ酷なお話なんだけど、とても素敵でした。
    途中から涙がダラダラ止まらなくて、自分でもちょっとびっくりした。
    『銀河鉄道の夜』をもう一度読みたいと思った。

    ネタバレBOX

    覚えていたいのに記憶は薄れて曖昧になったり、忘れたいのに事あるごとに鮮明に思い出したり、なかなか都合よく行かない。
    それでもいろいろ受け入れていくのが生きるって事なのかしら・・・。
    りくの『妄想』が繰り返される度にりくが残酷に振舞う様とか、段々けんじが思い出せなくなってく焦りとか、けんじの存在までもなかったんじゃないかと疑い始める動揺とか、観ているうちにどんどん苦しくなって、お願いだから誰か彼を救って!・・・と祈ってしまう。

    大好きな小玉さんが相変わらずの飛び道具っぷりで嬉しい。
    ダラダラ溢れた涙の7割くらいは多田さんと中田さんのせい。
    残酷なのか優しいのか分からない台詞を淡々と述べる中田さんが素敵。
    真直ぐさと脆さと闇とをもった少年『りく』を役を演じた多田さん、スゴイです。

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    2012/04/21 00:29

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