アイ・アム・アン・エイリアン 公演情報 ユニークポイント「アイ・アム・アン・エイリアン」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    臨場感あり!
    真面目で真摯な面はありました。…

    ネタバレBOX

    レシピエントの状況が同条件の場合にどちらに移植するかを決定する市民による審議会が法制化された社会での話。

    Aの斎藤ゆりちゃんとBの相川ゆうきくんが対象でしたが、事前に家族によるプレゼンテーションがあったというのが何とも情緒的です。そして、医学的には同条件というものの、家族構成や経済状態が随分異なっていました。

    途中、移植医療の必要性を巡るそもそも論があったり、ドナー側のことを考えたりする局面もあり、単純に行かない奥の深さが分かります。

    一人っ子か、きょうだいがいる子かを斟酌する意見も出ましたが、生物学的に考えると重要な要素のようにも思えました。一人っ子を助けるとするとAのゆりちゃんになりますが、結局はAのヤンキーの娘よりも、お姉ちゃんのプレゼンが好印象を与えたBのゆうきくんが選ばれました。

    公が責任を民に押し付けるための制度ですから、決まりさえすればどちらでもいいのですが、最後は、土壇場でドナーのお姉ちゃん(小学生)が反対して移植自体が中止になりました。

    「あゝさらに子どもが少なくなる」と少子化を嘆く審議会委員の本音が出て終わりました。やっと大人を説得したのに、小学生に反対されちまったよってなところでしょうか。

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    2012/03/14 14:23

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