dogma/黒髪と魚の足とプレシオサウルス 公演情報 劇団パラノワール(旧Voyantroupe)「dogma/黒髪と魚の足とプレシオサウルス」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    長編圧巻でした!
    前回見逃したので、今回は両方観たいと思います。
    今日、青バージョンを拝見しまして、やはり圧巻でした。
    今回のチラシも黒田さんなんですね、
    ダークな雰囲気が素敵です。
    それと座布団のサービスも嬉しいです。

    明日の黒バージョンも楽しみです。

    ネタバレBOX

    長篇化というだけあって、さすがに濃い内容でした。
    逆読み?ですか、あれはゴダイ先生が考えた内容なのか、それとも本当にあった出来事なのか気になります。本当だとしたらゴダイ先生は校長の娘なんでしょうか?

    すっきりした解決を観たい気もしますが、そこを曖昧というか全く想像に任せるスタイルが海賊ハイジャックさんらしいとも思います。

    ラストで他の人々が自分の行く先を決めたように見えるのに対してモリクニ先生と生徒のイガが行き場をなくして立ちすくむ姿が印象的。
    観ている立場だとどうしてもその2人が嫌いになりそうですが、
    あのBGM(曲名は分かりませんが)とやわらかな照明で、彼らすらも許している、というか許容している風景なんだと感じました。

    そしてクスノキ役の方の「迷うなら迷い通せ」という言葉が思い出されてすごく心に残ります。

    ハッピーエンドとは違いますが、なんだか自分も、という気分になります。

    素敵でした!

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    2012/02/04 01:15

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  • 阿部泰史さま

    観てきたコメントありがとうございます!
    制作の黒田です!

    長時間のご観劇はお尻にも厳しいものと思い、劇場さんの御厚意で本日は座布団をご用意させていただきました。ご満足頂けたようで幸いです。

    フライヤーをお褒め頂き光栄です。
    未熟ではありますが制作と兼業で担当させて頂いております。

    明日の黒は初日という事で、スタッフ一同気合いが入っております。
    偏執狂の世界に浸かりすぎぬようくれぐれもご注意くださいませ…

    またネタバレBOXの詳細なご感想、ありがとうございます。
    私自身、作家の意図を十全には理解していない至らない制作ではございますが、
    阿部様のお感じになったように根本に「人間に対する許しとは何か」という部分が作家・宇野正玖の作品には存在すると感じております。

    そしてそれと対をなすように、あるいはその両側面でもって清濁併せ呑むように、
    残虐、陰惨からも眼を背けずに描いているのだとも。

    恐らくは宇野の中でそれらは1つのものなのではないでしょうか。
    そしてそれゆえに言葉で割り切って語るのが難しく、
    けれど感じるままに観ればそれは力強く存在する、という海賊ハイジャックのスタイルに至るのだと思っております。

    明日の黒の章では、本日の青の章とは全くちがった作品をお届けします。
    どうかご期待下さい!

    あらためましてご来場、ありがとうございました!

    2012/02/04 02:06

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