捨てる
姉と姉の彼氏を連れてく。
いつもは遠くに住んでるから「私たち」の関係を見直すきっかけになるかもしれないこんなイベントもあまりはずかしがらずに来れた。
泣いて叫んで笑って、感情が大きく表現される生の演劇に二人ともとても満足してくれた。
葛藤と劣等感と競争と上昇思考と、なめらかだけではない私たちの関係も、演劇仕立てに脚本化する余地があり、それは結構おもしろそうな内容で、二人だけの物語を共有できる相手がいることが、私と姉の仲を無言で少し親密にした。
そう。憧れてたのはこんな姉妹関係。
どんなけんかをしようが、それは二人だけの物語をつむぐことに変わりはなく。
一生続く姉との縁に不思議な思いになる。
姉から見たら私たちはどんな物語なんだろう。