天守物語 公演情報 少年社中「天守物語」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題7
    直前になってみることにしました。チラシだけはよく目にしていて「みようかなぁー、どうしようかなー」とは思っていました。タイトルを聞いてもピンとこないのですから泉鏡花原作はもちろん、あらすじすら知りません。もともとSF以外の日本の小説はほとんど読んだことがないのでした。泉鏡花といえば→「消滅の光輪」が泉鏡花文学賞を受賞したしたくらいしか知らないのです(ですのでみなさんのコメント、たいへん参考になります)。ここは3回目ですけど、前2作広さを少しもてあましているような感じを受けたので、ちょっぴり不安。新宿から混んでいる中央線で吉祥寺へ。ブックオフと古書店1件をチェックし会場へ向かいました。奥の扉からはいるとそこは異郷。

    ネタバレBOX

    お芝居のこととか役者さんのことは、もうみなさんが書いていらっしゃるので割愛。
    入った時の第一印象。ちょうど江戸東京博物館、入口から「日本橋」を渡りながら一歩ずつ進むごとに時代を遡ってゆくかのよう。「封建時代──晩秋」という設定に対して日本橋が1603年(慶長8)だそうなので思い出すのにいいかんじ。舞台の幅、奥行きを存分に使っています。セット、衣装、言い回し、照明と音楽。こういったお芝居、久しくみませんでした。四季の「ジーザス」以来かも(主演山口さんのとき..古っ)。大がかりな舞台、海外ものだったら昨年みたけどちょっとちがうか...「ニーベルングの指輪(新国立劇場)」。

    妖しい人たちが雰囲気十分に演じているのでお話のなかにすっと入ることができました。みながら思い出したのは「蜜姫村(乾ルカ著)」。山奥深い村..伝奇物(賛否あるみたいですが、個人的には大好き)。



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    2011/06/12 07:44

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