mamomyaの観てきた!クチコミ一覧

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ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターKASSAI(東京都)

2014/03/14 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

なんだこれヽ('ー`)ノ
劇団初見、はじめて割で行ってきました。

チケットが半額になって、その代わりアンケート協力が必須になると言うもの。

先ず、このアンケートの取りにきかたに感心。
客側からしたら値引き分の\2,000の価値があるのかと真剣になるし、多種多様の意見を拾えるだろうということ、良いやり方だと思う。
設問の中に、「芝居の良いところ悪いところを教えてください」とあったのは良い事を聞いてくれた!
と思う。


前回公演とか評判が良かったのと、急遽X-QUESTの塩崎さんが参戦と聞いたら行かねばなりません!
あとサイショモンドダスト★さんもトツゲキ倶楽部で観たかただよなぁ。

ちなみに開場と同時に舞台上動いている様なので観られるかたは早めに行く事をオススメします。
自由席でもありますし。

スタッフのかたがたはX-QUESTの時に見覚えのあるアプリコットバスのかたがたの様でした。
「これ、まだはじまっているわけではないので今のうちにお手洗いを」
というアナウンスは笑いました。

自分は\2,000で観たので文句無く大満足ですが、正規の金額だとしたら短編と考えた時に気持ちだけ高く感じるかも。
まあただ、それでも110分+30分みたいなものだからボリュームはあるのですけどね。
普通の公演ならば全然オッケーと思う。

ネタバレBOX

思ってたよりかは下ネタはおとなしめでした。
18禁ステージ回とかだと違うんですかね。
と言うのも各短編を繋げる大筋の話ではキンタマ云々と叫んでたりするのですが、各短編はしっかりと普通に(?)作られていた印象。
しかも良い話が多い。
兎に角、無理に下ネタで押し切る様な感じではなかった。
まあ、ラストのあの絵ヅラは「なんだこれヽ('ー`)ノ」って呟きましたけどね!


こちらの劇場の芝居だと舞台がチープな作りになりがちというイメージが正直あるのですが、シンプルながらしっかりした作りで、特に最終話で使われた装置すげえじゃないですか。
あそこでしか使わなかったのが勿体無いくらい。

ベッドから突き出る手は、小野不由美先生の「魔性の子」の一場面を表現するとしたらあんな風になるのかなと。

ドラゴンボールは卑怯。
まさか、塩崎さんのヤムチャを見れる日が来るとは。。
ちなみに前情報無く見ましたが(短編のタイトルも見てなかった)、なんとなく、「これはまさか」と気がつきました(笑)

何故チャオズなのか。
あのビジュアル出したかっただけじゃねーすか(笑)!
マジレスすると「悟空を殺す」願いは神様の能力に余ってしまうのでは。
「悟空の痴呆を治して」 で解決だと思うんだけど(笑)
まあ、不粋なツッコミです!

西田シャトナーの世界は短いながらも流石。
容易に長編ストーリーにしたバージョンを想像できる。
塩崎さんの動きも流石だとやはり思う。
殺陣は乱暴に言うと嘘の殴り合いだと思いますが (語彙が無く失礼)切れが違う、実際にもこの人強いんじゃないかと。
鍛えてるので本当に強いかも知れませんが。

ラストは塩崎さん、センターで踊ってたし、代役のはずですが、なんという贅沢な代役なんでしょ。


ブサイクな女子の役は楽しそうで何よりヽ('ー`)ノ
合言葉はパールホワイト

合言葉はパールホワイト

トツゲキ倶楽部

シアターKASSAI(東京都)

2015/03/12 (木) ~ 2015/03/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

オススメしたいと思える団体
今回は「トツゲキ"秘密"倶楽部」ですが、トツゲキ倶楽部は自分の大好きな団体の一つで、特に周りの人たちに強くオススメしたいと思える様なところになります。
ほら観た事のある再演とかならば兎も角、なかなか観ないうちからオススメって難しいじゃないですか。
こちらは合わなかったらどうしよう、とかは考えずに安心して薦められる、そう感じています。

いきなり客出しの事(笑)
劇場を一歩出ると車道の小屋。
客出し時、車が通る度に「白線の内側に!」と鋭く声が掛かる。
この小屋であそこまで気にかけて下さったのははじめてだ。
自分はそういうのに弱くてですねヽ('ー`)ノ

つい昨日、なかなか劇場の外のお客の並びとか、人溜まりとかって気にできないものですよね、という主旨の呟きをしていたので、そうそう、これこれ!
って思ったのでした。

今回、全ステージ完売、キャンセル待ちも沢山入っている状況らしくて(キャパか日数がもっとあったら良かったのだろうけど)、オススメですよ!って言うまでもなく注目度が上がってきている感じで。
それは一つの公演で、じゃなくて、これまでの公演の積み重ねが効いているって事が凄く分かります。

で、凄く無責任な事を言うと、キャンセル待ちも厳しい状況、だとしても無理矢理押し掛けて何とかして貰えばいいんだ。
最大限、本当に最大限、何とかしてくれると思う。


劇中、全てがまだ分かっていない段階から感情に来るものがあったのは見事だったと思う。
自分は本当に話の流れ通りにしか分からなかった、気がつかなかったのだけれど、これ先回りして気が付ける人とかいるのかな?
ミスリードが相変わらず巧みだったのです。

人が怒るのは全然良い。
それが人間らしさでもあると思う。
ただ、その怒りによって途絶状態になる事が多すぎるのかもしれない。
怒りながらも対話を続けられるのが理想なんだと感じています。
なんてちょっと芝居内容から外れてるかもしれませんが。


SFなお話でしたが、ファンタジーにも取れる様に自分には感じました。
どちらにしろこれ、本当は難しいですよね。
そこがどこなのか、抽象的になりがちだから。
観てる側が「何でもあり」と思ってしまった瞬間に何やっても成り立たなくなってしまうんじゃないか、と。

そして、ほぼ最後まで種明かしが分からない状態で面白かったのは、場面場面が面白かったという事かなってふと思いました。

ネタバレBOX

「関係ないけどパールライスってあったなと思い出してしまって、合言葉を言う時に噛まないかとても心配。。
全く関係ないけどヽ('ー`)ノ」

劇場入る前にそんな呟きをしているのですがまさかのほぼラストシーンでパールライスビンゴだったのはびっくりするやら面白いやらヽ('ー`)ノ
関係あったよ!
ちょっと自分凄くないですか?
って思った(笑)

そして合言葉!
入口で合言葉を言うと、ちょっとしたグッズが貰えました。
いつも公演Tシャツとか、非売品で羨ましく思っていたのでこれは嬉しいですよね。
【【全ステージ終了しました。ご観劇頂いた皆様ありがとうございました。】だいすき3つごちゃん。

【【全ステージ終了しました。ご観劇頂いた皆様ありがとうございました。】だいすき3つごちゃん。

なかないで、毒きのこちゃん

@南阿佐ヶ谷(南阿佐ヶ谷駅出口1集合)(東京都)

2014/11/01 (土) ~ 2014/11/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

各回3名定員のおさんぽ公演!
生憎の雨でしたが、一発目行ってきました!
これは良いですよ!
自分はこういう作品がやっぱり好きなのだなあ。

ちなみに傘、カッパの用意もしてくれていました。
今日はその準備分時間掛かってると思いますが前後合わせて40~50分だったので充足感あるボリュームでした。

お客が参加して、って芝居たまにあるけれど、自分はここまでがっつり参加した気分になったの初めてだと思います!

ネタバレBOX

おさんぽ公演ということで、厳密に言うと席がありません。
会場もありません。
受付が南阿佐ヶ谷駅出口と言うだけでもう斬新(笑)
受付をしたら(ちなみに案内は小鹿めめこさんでした)役者のいる所まで連れて行って貰えます。
雨だったのでレインコートを用意してくれていて客着るんですが、あ、これハタから見たら変な集団だ(笑)

途中工事現場の側を通ったのですが、工事サイドの誘導の人が客席案内の人に思えて笑う。

また案内しながらM0かけますとBGM流しはじめるし。
お、これはやっぱりハタから見たらあれだね。。!
と思っていたらもっと凄い事になるんですけどねっ!


スタートの場所に付いたらお客3人と役者のかたで手を繋ぐ事となります。
自分は事前に引いたクジの結果、役者の背乃じゅんの隣の席?でした。
ちなみに傘は隣の人と手を繋ぐ延長で持つ感じでやっぱり変な絵ヅラになっていたと思う(笑)

お話が始まると、ぐいぐいと引っ張られ、お散歩のイメージよりかは激しく動き、程よく疲れるくらいでした。
結構歩いたなー!

「だいすき3つごちゃん。」というタイトル。
そしてお客3人と言うことで、これはもしや自分たちは。。
というのは早めに察しが付きます。
そういった部分では割りと奇をてらってはいないのかなと。
これはツイッター公演の時にも感じましたが。
もうやってる事自体で十分面白い土台が出来上がっているのでいいんですよね!


傘をさしている事によって、上げっ放しの腕が結構疲れました。
雨降って無ければ良かったんですけどねぇ。
でも一つ良かったんじゃないかと思ったのが、終わって帰る時、傘持ってたからこそ、戻ってる最中も手繋いだままだったのでこれは理想の形だったんじゃないかなと。
さらに/ハイ・クオリティー

さらに/ハイ・クオリティー

ナカゴー

王子小劇場(東京都)

2014/03/25 (火) ~ 2014/04/03 (木)公演終了

満足度★★★★★

両方観劇
いやーこれはひどい!
セックス&バイオレンスといえばいいでしょうか。
特に「さらに」の方は気にするかたはお気をつけて!
まあ、面白かったです。
コスパ最強、二本とも観るつもりならば一本無料で割ると\1,100と破格です。
そもそも一本分でも安いですよね。

前の時も思ったけど、こういうのがいつもやってて、仕事終わりとかにふらりと行けたら最高だと思う。


どちらも独特の台詞というか単語の繰り返しが癖になりそう。

アンケートは無し。
DM送らなくても客は来るのでしょうし、ぶれない作品作りをしているのでしょうからいらないというのは分かる。
潔くて好き。

ネタバレBOX

「さらに」
あからさまに卑猥です。
色々な芝居があるのだなあと。
全く求めていなかった方向性なんですが、内容関係なし、それでも単に面白いと思う作品てのはあるのだなと。

最高に茶番だったと思う。
ヤる時の表情とか、一人一人細かく分けてて、腹立つくらい(笑)

あのラストのぐるぐる回ってるあたりの熱気(狂気?)はワケわからないながら面白かった。

たまに蹴つまずいていた入り口の枠、よく考えたらいらない気がした。


「ハイ・クオリティー」ああ、こちらの方が話しは好きですね。
分かりやすい、面白い。
掃除機がペットというところから転がって行くワンアイデアスタートが無性におかしい。
海外ドラマの様なリアクションもツボでした。
喇叭道中音栗毛

喇叭道中音栗毛

楽団鹿殺し

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2014/03/27 (木) ~ 2014/04/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽団芝居
充電期間中のはずなのでなんぞやと思っていたら「楽団」なんですね。

他に無い要素を持ったところは強いと思いますが、昔からこの楽団の形あったわけではないそう。
良い形を見つけられたのだなあ。


楽団、自分の想い出のクリティカルな部分に触れてくるので、それだけでもう気持ちが高揚します。
演奏がはじまるとニヤリと笑う。

ネタバレBOX

演奏をしながらの旅とか、現実的ではない様にも思うけど、掛け値無しに楽しそう。
そりゃ一生モノの友達だと思うよね。
ただ、数年後にはおそらく散り散りになっているだろうことがなんとも寂しくはある。
良い終わりかたではあったと思う。

道中ではぐれて、合流した時にセッションで無事を確かめあう様な場面好き。
グローブ・ジャングル

グローブ・ジャングル

虚構の劇団

座・高円寺1(東京都)

2014/04/04 (金) ~ 2014/04/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

何故、涙が流れたのか自分で分からず
劇団初見、どころか鴻上尚史初見だったりするのですが。

なんでしょう、やっぱりセンスが抜群に良いのでしょうね。

ネタバレBOX

再演なので、旗揚げ公演の時も内容変わらずなのであれば先見の明があったのかな。
ネット炎上は更に今の方がより身近になっている気がします。

冒頭では炎上させている側が悪意100%で、ちょっと片寄っているかなぁと感じたのですが、まあ、演出の範疇でしょうか。

途中、桃太郎の稽古をしてるあたりからどうにも涙ぐんで観ていたのですが、こう分かりやすく泣かせる様な話では無かったと思うので、何故自分が泣いているのか分からない感じでした。
なんだか凄い苦しくて。

炎上した事が後まで残って、どこかでまた直面する場面があるかと思ったのでそこは意外だった。

彼らの物語が続いていくならば絶対にどこかでその問題を越えていかないと、なんでしょうけどね。
婆VS女子高生

婆VS女子高生

月刊「根本宗子」

BAR 夢(東京都)

2014/05/03 (土) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白い
初、月刊「根本宗子」 です。

観劇前にブログを読んでみたのですが、あ、文章面白い。


ああ、クソ面白かったですわ。
こういうの大好き。
GWの最終日夜、この時間にして良かった。
明日働く元気を貰えた様な気がします。


「バー公演は本当にくだらないことしかやってないんですよ。」
って本人が言ってるのだから難しい事考えずにただ楽しめば良い。

にしては良くできていたと思うけど。


芝居時間40分、ただそれだけの為に来て、帰る。
とても粋な時間だったと思う。

粋に感じた芝居を細かく言うのは無粋に感じてしまうのであまり語れませんが。

何であんなにババアが描けるんだろう。
女子高生も面白かった。

初見でなんですが、多分、根本さんらしさが詰まったものが観れたんだと思う。
40分モノとしては大変秀逸だった。

衝突と分裂、あるいは融合

衝突と分裂、あるいは融合

時間堂

シアター1010稽古場1(ミニシアター)(東京都)

2014/11/28 (金) ~ 2014/12/01 (月)公演終了

満足度★★★★★

凱旋
十色庵でのプレビュー公演も観ていますが、あの時は開演前から役者が板付いていた事もあり賑やかさを感じていました。
会場自体が明るめだったのもある。
今回はとても落ち着いた雰囲気だった様に思う。
時間堂はやはりとても良いものだ。

こんな全国ツアー公演が成立する様に人が集まるのが素晴らしい。
本当に精力的なかたがたって、場所とか軽々越えて集まっちゃうんだもんな。
大変でないわけがないのに。

アフターイベントの時にどうやって地方メンバー集めたんですか?
みたいな質問が出ていましたか、その答えが「オーディションやったらなんか来た」という(笑)
そうやって集まってくる土壌がちゃんと作れているのだと思う。

地方もどこか行きたかったなー。
実は検討はした(笑)


良い悪いの前に、対話出来る様にがいいよね、という割りとシンプルな事ですが、そのシンプルな事が難しい。
こうして観せられてやっと少しだけ思い至れる、そんな気がする。
話し合おうよ、と提案すればそれで良いわけではない。
相手の話を聞くつもりがあるかどうかが問題で、ほとんどの人がそこは無自覚なんじゃないかと思う。
自覚的にシャットアウトしたりする事もまぁあるだろうけど。

今更だけど内容に触れるのは苦手。
特にこういう観る側もちゃんと意見言った方が良いんじゃないかというテーマの時はこまっちゃうね。
これがこうだからこう!
と言えるならば観に行く必要がないと思うし。
一言では言い表せない感じた事、それが残っていれば良いと思う。
という逃げ!

間違いないのが芝居を観た、という充足感を特に感じます。

ダークナイトライジング

ダークナイトライジング

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2014/02/13 (木) ~ 2014/02/18 (火)公演終了

満足度★★★★

悪の秘密結社(うっとり)
自分はカプセル兵団の入りがアベンジャーズからだったので、その悪の組織版、ということで楽しみでした。

タバコ演出有りでマスクを配っていました(前回もそうでしたが)
自分はタバコ吸わないですが、そのやり方は良いと思う。
ただ、万全を帰すならば指定席でない方が良かった。
本当に苦手な人は前の方には座りたくないのでないかと思うので選択できたらなと。

どうしても本物のタバコを使いたいという雰囲気は良くわかる。


面白いなあ、会話の中に例であげられるネタは知ってるものもあれば、知らないものまで。
知らなくても楽しめる様に気を遣われているのでヒーロー戦隊モノと言われて少しでもモヤモヤと思い浮かぶレベルならば誰でもOKでしょう。

ネタバレBOX

ゲストパートは延びに延びましたが、それでトータル2時間ほど。
多分、雰囲気的に一番延びるゲストのかたなのかな。
予定から30分超で本来は駄目な事でしょうけどまあ予定調和なのかと。
ゲラゲラ笑えたので良いんじゃないでしょうか!

ふと思ったのですが青木さんが金メダル取ってたらラストシーンが台無しだったのではないだろうか(笑)

アベンジャーズの時にヒーローをやられてたかたも多く、それだけで笑える。


ただ会話劇にしては台詞噛みがかなり多く感じてしまったので減点。
もったいない、しっかり!
水分-みくまり

水分-みくまり

砂の上の企画

旧平櫛田中邸アトリエ(東京都)

2014/04/10 (木) ~ 2014/04/13 (日)公演終了

満足度★★★★

完全暗記の朗読劇の様な
たまたまこちらのレビューが目に入り、狭い空間での一人芝居好きなので行ってきました。
ほぼ当日でしたが、キャンセル枠を案内していただき、対応ありがとうございます。

席にチケットの代わりと舟の折り紙があったりと会場自体もそうですが風情がある。
開演直前、30人程の人間が一人芝居を観る為だけにじっとしてる様が面白い。

一人芝居ではありましたが、完全暗記の朗読劇という方がしっくり来る様に感じた。
耳から入ってくる言葉だけで情景を思い浮かべるのが苦手な人にはツラいかもとは思った。
まあでも一時間半をたった一人で、というのは圧巻。

朗読劇、練習量が足らないと思えてしまう事があったりしますが、完璧にこなしたらこうなるだろう、と言う形がここにはあった様に思う(実際は朗読劇ではないのでなんですが)


会場のすぐ近くに案内の人が立っていましたが、折角居るのならば「あちらです」くらいは言えたら良かったと思います。

また、客席が狭いので荷物を預からせて欲しい、ということをやっていましたが、協力した人の手前もあると思うので、やるからには徹底してやった方が良いかと思います。
支障が出てたりするわけではないですけどね。


普段、あまりないのですが、何故か息がつまって咳き込んでしまった。
これは申し訳ない、ごめんなさい。

大人の麦茶の朗読の時間 「DAY IN A SUN~一日だけ日の目を見る日~」

大人の麦茶の朗読の時間 「DAY IN A SUN~一日だけ日の目を見る日~」

大人の麦茶

紀伊國屋ホール(東京都)

2014/04/03 (木) ~ 2014/04/08 (火)公演終了

満足度★★★★

鮎川太陽×柴田あゆみ×和泉宗兵の宗組
やはり良い話だし、和泉さんが当たり前の様に素晴らしい。
朗読劇でありながら意外に動きがあるのも楽しい。


ただ本公演とは同列には語れない、とは思った。
紀伊國屋ホールを使う以上は仕方ないのですが、例えば前回公演と同じ金額ならば、本公演の方を観に行きたいと思うのが客の心情になってくる気がします。
こちらの事情からすると前回が安かったんだという気もしますが。


各役者さん、魅力的に感じましたが、噛みの頻度を見ると練習量が少なくても大事故にはならない、なんとか形になるだろうから朗読劇、というところから脱していない様に感じてしまいました。
って言うのは勝手にそうなんだろうと思った部分ではありますが。

ネタバレBOX

特にハルヤがおどおどしてどもっているのか、噛んでしまったのかがごっちゃになってしまった部分は残念だったかなと。

いや、十分面白かったのですが、普段もっと凄いものを用意出来るところ(ですよね?)だからこそ、思ってしまう部分であったり。
星ガール

星ガール

多少婦人

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/02/13 (木) ~ 2014/02/17 (月)公演終了

満足度★★★★

観劇欲
例えば観劇欲が増大してしまったりするんだろうか。
それこそ閉鎖空間に居たら発狂してしまいそう。。!!

ネタバレBOX

星ガールってそういう意味なのですね。
それぞれの欲が狂った感じ、面白かったです。


空間に対して人数が多すぎてしまった様には感じた。
人数少ない方が、狂った感じが出てきた時にスピード感が出るだろうし、毎日同じ顔としか会わない閉塞感が出たと思う。

あと、ラストのイッキ食いも辛くなかったと思う(笑)

それが面白くもあったけど、あの間があれば全力で止められただろう、とかも思えてしまうので。


食欲が出てくるならば睡眠、性欲の三大欲求も全面に出てくるのではないか、とは思った。
「2LDK」-2013-

「2LDK」-2013-

ネルケプランニング

俳優座劇場(東京都)

2013/10/11 (金) ~ 2013/10/20 (日)公演終了

満足度★★★★

E:松本まりか×宮﨑香蓮
文字通りの意味で女優を滅茶苦茶にしてやろうという作品なので、好きな女優が出てればかなり面白いと思う。

この内容の芝居をやってやる、という女優のかたの心意気は素晴らしい。

ネタバレBOX

録音が多用されていたのが少し気になった。
手軽に笑える演出だけど、内心を表すのは芝居で見せて欲しい。
折角、芝居なのだから。
初舞台、って人も多い様なので、だからこその演出なんだとは思いますが。

二人の人物のそれぞれが重い問題を抱えているが、それほど活かされてはない様に見えた。
ひとりがカムングアウトした後、あれを聞いてどろどろの争いに振り切れるものだろうかと疑問。
まあ細かい心情を求める作品ではないと言うことなのだろうけど。

オーデションの結果が出て仲直り?したんだろうけど、そこも不自然でないように作られてたら台本として神懸かった気がします。
しあわせの支度

しあわせの支度

ソラリネ。

上野ストアハウス(東京都)

2013/06/12 (水) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★

家族モノ良作
今年に入って月一くらいのペースで公演してるみたいなので気になっていました。
正直、作品によってクオリティの振り幅がでかいかもしれないとは思ったのですが(まあ失礼な話ですが、過去の感想とか見るとそんな雰囲気があったので)、とりあえずこれは当たりだったかと!

あ、作品によって作・演出が違うから、かな?


空・鈴とWキャスト体制で、アンケートには観た日時の他、どちらのキャストだったか書かせる欄があったが、客全員がWキャストの違いを気にしているかと言ったらそうではないです。

日時が分かった時点で団体側には分かると思うので、その欄は蛇足だと思います。


家族モノなのですが、何か独特の雰囲気があった。
自分は家族があまり好きではないのでなんですが、自身の家族に思い入れのある人ほど響くんじゃないかなあ。
逆にいうとそんな自分でも楽しめた。

ネタバレBOX

大黒桂とか、三兄弟の順番とか、押し通されると明らかな間違いでも観てる側はスルーするものだなと。
何気にそれが一番感心しました。

たまに家族モノだと登場人物が多すぎると感じる事もあるのですが、おおいけど気にならない、の枠に収まってたと思う。

父親をばっさり切ったせいだったり?


話の執着は結構オーソドックスなところに落ち着いたけど、儀式とかにカモフラージュされて序盤で気づいてしまう、とかは無く良かった。


ラストの花にスポット当たっていたのは見えない人もいた様な気がする。
斜い人 (はすいひと)

斜い人 (はすいひと)

ナイスコンプレックス

サンモールスタジオ(東京都)

2013/05/02 (木) ~ 2013/05/08 (水)公演終了

満足度★★★★

観てどう思うか
前回のゲズントハイトはひたすら優しさに溢れた作品でしたが、今回は「これを観てどう思う?」と問われるような作品でした。

ネタバレBOX

本人の努力ではどうにもならずにゲームオーバーになってしまう子がいる、というのは考えた事がある。
ゲームオーバーだけにはならないように。。
ただそれだけを願うだけでこんなに大変なんだよなあと。

観念的な部分が多かったので答え合わせが欲しくなってくる。

今回、前説だけなのかと思ってたら前説という役なのですね、なるほど。

題材的にちょっと面白い部分も笑うに笑えない雰囲気はあった。
オープニングの辺りの完成度はなかなか。

客席の通路をすごい使う芝居だった。
場面の切り替えが多かったと言うことかもしれない。

少年が一人参加していたが、ラストには彼だけ出てこなかったのは意味があったんだろうか。

多分、こちらが意図を全て把握できていなさそうなもどかしさがある。
遠慮がちな殺人鬼

遠慮がちな殺人鬼

企画演劇集団ボクラ団義

シアターKASSAI(東京都)

2013/04/03 (水) ~ 2013/04/08 (月)公演終了

満足度★★★★

沖野晃司さん降板
ということで今回、感想を控えている方が多いですかね。

4月1日(月)というタイミングでメインキャストの沖野晃司さんが急病で降板となりました。
実に本番の2日前、よりによってエイプリルフールに被せての嘘ではない本気のトラブルだった模様。
本当にびっくりしました、本当に残念でした。

ただでさえ、きついペースで公演打ってるのに、これは本当に大変ですよね。
勿論、本来出来ていたであろうクオリティからは下がるかと思います。
でも自分は評価します。
あえて言えば、楽しめました。
次も本当に期待しています。
自分はにわかではありますが、ここの芝居に対する姿勢が大好きです。

ネタバレBOX

手帳の工夫は好きです(手に持った手帳に台本が書かれていた様子)苦肉の策だよなぁ。
ふと思ったのですが、あの役だけ開き直って「朗読劇」にしたら良かったかも(素人考え)
ただ、2幕入って別役のライターの人も手帳を読んでしまっていて(あれは何故だろう?)、そこからやっぱり気になってしまった。

遺影と棺が観客側にある想定、面白かったです。
ただ、何となく落ち着かない気分にはなるので、棺を指さすのは避けた方がよかった様に思います。
棺を指さすと、前列のお客さんを指す形になってしまい、指された方は気分よくないんじゃないかなぁと、後ろから見てて気になりました。


オープニング面白い。
おもちゃのピストルをパンパン打ちながらダンスしていたのですが、狭い劇場でやってるのが活きた様な気がしました。
でもピストル本編にはあんまり関係無かったのは残念。
人が出てきたと思ったらCGで、崩れて消えたんですがあんな風に見えるものなんですね、感心。

一生懸命(舞台)転換中。
やっぱり狭い中、皆で一生懸命回転させていると思うと面白い。
「え、一人一人やる度に転換するの?」
とドキドキして見ていたので、自分は転換回数多いとは感じなかった。

題材としてはサスペンス、シリアスなもののはずですが、ちょいちょい笑いをはさんでくるのがうまい。
場違いな笑いと思わせないのは大したものだと。


「私が殺した」「私も殺した」
そこに集まったほぼ全員に 彼の殺害について身に覚えがある


この目一杯広げた大風呂敷をどうやって畳むのか、本当に楽しむことができました。
厳密に追っていったらおかしい部分がもしかしたらあるんだと思いますが。
芝居に成立させていたのは素晴らしい。
来訪者(作・演出:中津留章仁)

来訪者(作・演出:中津留章仁)

TRASHMASTERS

座・高円寺1(東京都)

2013/03/14 (木) ~ 2013/03/20 (水)公演終了

満足度★★★★

「3時間休憩無し。途中、幕間に魔法の様な舞台転換有り」
と広告に打てばいいのにと思う。


「背水の孤島(初演)」「狂おしき怠惰」に続いて3回目の観劇になります。
上記のフォーマットは徹底していて、ブレなくて自分は好きです。
もし自分が簡単にウリを説明しようとしたらやはりそういう表現になると思います。
それをチラシとかの広告では全くわからないだろう事はマイナスです。


広告については素人ですが、わかりやすくと言うのは鉄則だと思います。
劇場来てから上記の事に引いてる人が必ずいるんですよ。。
「え、3時間なの?」とか客席がざわざわしている。
自分はそれを知って、また知った上で面白いと思って来ていますが、幕間に席を立つ人が複数。
幕間休憩無しは芝居に対する集中力を切らさない事が最大のメリットと思いますが、席を立ってしまう人が見えてしまうと気持ちがちょっとざらついてしまいます。
なので何とかして欲しい。
何とかした方がいい。


こんな事を書きつつ、途中で席を立ってしまった人は勿体無いとは思った。
2幕目の方が観やすかった様に思う。


席置きであるかなり豪華なパンフレットがあり(これも毎回ブレずにある様子)その中に


「演劇としての価値とか
 そういったものは
 観る側が決めれば良いことなので
 私には興味が無い~」


とあった(勝手に引用失礼)
捉え方次第だとは思いますが、ちょっと危うく思う。
この芝居を好きになるか嫌いになるか、観て決めて欲しい、
と言うこともあるかもしれないが、
「3時間休憩無し。途中、幕間に魔法の様な舞台転換有り」
と言われて来たくないと思ってしまう人を客席まで呼んでしまっているのはどうか。



芝居は色々なデザインのチラシがあります。
本当に色々趣向を凝らしたチラシだけでも作品、と言える様なものもありますが、
正直、自分個人で言えば、チラシを観て「行ってみよう」と思う事は殆どありません。
何故ならば、チラシを観ただけじゃ、まぁどんな芝居がされるのか全くわからない為。


何でもっとちゃんと宣伝しないんだろうと不思議だったりします。
広告を打つ段階で内容が決まっていない、とかも多々あるんだと思いますが。
特に劇団としての形がある程度決まっているならばなお更。


どんな手法のチラシを使ってもいいと思いますが、
「夢だけ一杯」のチラシばかりでその部分は画一的過ぎると実はずっと思っています。
うちはこういう芝居するんだぜ!
って書いてあるとこがあっても良いのにね。

ネタバレBOX

当日パンフレットの話が出ましたが、かなり分厚く豪華。
以前は凄いなと思いつつも役者個々によって温度差がある様にも感じていたのですが、
今回はある程度テーマが絞られていて良かったと思う。
(もしかしたら前もテーマあったのかもしれませんが。テーマが良かったのかも?)


これも毎回徹底しているのですが、現在寄りのテーマからスタートし、2幕では未来の話に飛ぶ、自分はSFだと思っているんですけれど、そんな形。
人種による違い、考え方の違いってのは確実にあるんだろうなと。
人種違ったっていいじゃないか、と思ったりするのと同時にそう感じてしまう。
アイツのせいで悲劇は起こったと考えると、やはり仲良くはしたくないよな、と。
ただ、「忠誠を誓う為のある意味裏切り」の場面で笑いが起こったので、笑い話に終わる様に収まれば良かったのになー。
と言うか、笑い話では終わらないんだろうなと読めてしまったので、。

銃を持った人への詰めの甘さが龍が如くの様でした。


林田麻里さんの中国人は凄くないか。
関西弁の様に本場?の人が見たらどう思うのかわからないですが、自分にはちゃんと中国人に見えた。
ステレオタイプとしての中国人と言うのが根付いていると言う事でもあるけど。
てか実は、前回とかに出ていたあの人はいつ出てくるんだろう?
とずっと思って観ていたので。
化けた化けた。


冒頭に書いた通りですが、休憩無しの幕間に入る転換が本当に魔法の様なんですよ。
どれくらいの時間だったんだろう、体感で3~5分くらい?
全く違うセットが現れるという。
劇場的にゆったり観れたのが強いですが(前回は考えてみれば下北駅前劇場か?)、3時間は生理現象とか無ければ全然観れると思う。
ユメオイビトの航海日誌

ユメオイビトの航海日誌

怪傑パンダース

ザ・ポケット(東京都)

2013/03/13 (水) ~ 2013/03/17 (日)公演終了

満足度★★★★

大人数型 劇団の色有り
大人数掛けて、オープニングでは歌って、劇団の色が見えて好きです。
個性的なキャラクターが多く、楽しめた。

ネタバレBOX

ただ、今回はストーリーで考えた時に絡みが薄く思えてしまう部分もあった様に思う。
特に賞金稼ぎの3人はキャラクターでいえば上々ですが、参戦してくる動機付けが軽く思えてしまった。
もっとのっぴきならぬ事情で絡んでくる方が好みです。


とはいえ、ファンタジーでこれだけ人数がいてを作り上げるのは超難しいんですよね。
良くやる良くやる。
ラストバトルの組み合わせが意外な形だったのでその辺は良かった。
勝ったら次のステージがあるとより良い気はしたけど。


また船に居残り組みの戦いもあって欲しかった。
やはり熱いのは弱き者たちの戦いでしょう。
ウソップヽ('ー`)ノ
そういった意味では護衛3人の戦いは素敵。


ヒロイン(どちらかとは言わない)と主人公の絡みはもっとあってよかったかも。
レナしか眼中に無い様な終わり方をしたけど、ローサに対して惹かれるモノとかも本来あるのではないかと。
勿論、ローサ側からも。
ただ側にいる方が妖精で、離れているのが人の方、というのはちょっと捻りがあって面白かった。


殺陣の量は少し多すぎた様に思う。
なかなか超絶技巧と言うわけにはいかないので、ある程度絞ってその分、ストーリーの肉付けの方に回せたら良かった気もします。
長モノが装飾された剣だったりするので、その分のやりにくさもあったと思う。
海軍の刺客3人組みの構え方とかは面白かった。
なので、楽しませる様な作りには勿論なっていた。
ロボティクス・ノーツ

ロボティクス・ノーツ

トライフルエンターテインメント

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2013/05/03 (金) ~ 2013/05/12 (日)公演終了

満足度★★★★

原作知らず
原作も何も知らず、初見です。
多分、細かい設定は全て理解できなかったとは思いますが、熱い展開は感じる事ができた。
こういった作品は当たり外れが激しいが、普通に楽しめました。

原作ちょっと気になりました。
原作有りの作品は観た事無い人に興味を持たせたら成功だと思います。

ネタバレBOX

ロボットの表現が実は場面場面によって違っていたので多少の混乱を与える気がしました。
(実際のロボを使ったり、人で表現したり)

オープニング、コロスの人たちをロボに見立ててメインに置く演出好き。
全身黒尽くめのこのかたがた、主にロボを表現する事が多かったですが、色味は考えた方が良かったかも。
主人公たちのブレザーと色が被るので、埋もれてしまう場面が何度か。

また、ロボ対戦の時、黒対黒になるのでどっちがどっちか見失いそうにもなったので、その辺りのケアはもう少しあった方がいいと思う。
(色そのままだとしても操縦者と完全シンクロさせるとか)

ゲストのコーナー(実際のロボで戦う)、本物のイベントの雰囲気っぽくて何気に面白かった。
あんなイベント本当にやってそう。

ちなみに主人公はオタクに見えなかった。
単に不良っぽい(笑)?
先行してビジュアルがあるので仕方ないと思いますが、
「世界を救うのはヒーローじゃない―――オタクだ。」
と言われた時、ビジュアル的に日高と言うメガネの方だとしっくり来た気がする。
「ラフ~絵のある風景」

「ラフ~絵のある風景」

[DISH]プロデュース

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/06/14 (金) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★

ラフに観る作品
短編集というと3~4本のイメージがありましたが、20本ぐらいで短編集と言うより断片集?
特にオチめいた事のない話もあったりしました。
狙い通りだ思うのですが、リラックスして観るのが正しい作品だと思う。

楽しかったです。


スタッフワーク○。
開演押した時に、一言、ごめんなさいが言えるところは総じて他の部分も良い。
前説していた制作のかた、やけに存在感があったなぁ。
客席案内をしていたかたも丁寧で良かった。

ネタバレBOX

何でも無いような日常の一風景の様な話しから気軽に笑える話しまで、結構楽しめた。
こういった役者が何度も着替える作品では舞台裏のドタバタを想像するのも面白いです。
冒頭、その部分をネタにしてたりもしましたし。


話数が多かったのでいくつか少なくして、掘り下げる作品がもうちょっとあった方がなお良かったかも。
てかお話によっては、「これ続き見せてよ」と思う作品も(笑)
でもオチの無い話の方が難易度高いんでないかいとも思ったり。


画廊とかで、絵画を見る時、全員かなり絵に近い目線になってたのだけ気になった。
絵の見方知らない人でも本能的にもう少し離れて見るんじゃないかなと。


話の中でとはいえ、役者の役、に見立てた人たちを「もう呼ばない!」と言ってしまったのは美しくなかった様に思った。

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