sk_miyukiの観てきた!クチコミ一覧

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月とスイートスポット

月とスイートスポット

ヨーロッパ企画

本多劇場(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

面白かった~!
ヨーロッパ企画さんは初見でしたが楽しかったです。
ふだんとはちょっと違う設定だったようですが、会話のテンポと間が絶妙でツボにきましたね。この状況でそれはないでしょう、という展開の会話がおかしい。役者さんたちがみなさん個性的ではまっていました。作・演出が劇団にいるという強みでしょうね。楽しみな劇団が増えてうれしいです。

前知識なくご覧になることをおススメします。

ひげ太夫第34回公演「トラジャ百香拳(ひゃっかけん)

ひげ太夫第34回公演「トラジャ百香拳(ひゃっかけん)

ひげ太夫

Geki地下Liberty(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/10 (月)公演終了

お初です。
以前から噂には聞いていたのですが、今回ようやく拝見できました。ありがとうございました。
15周年だそうでおめでとうございます。この体力勝負(?)の公演を34回とはすごいですね。
受付や案内のスタッフさんたちの対応も好印象でした。

ネタバレBOX

演じるのは華奢な女性たちなのに宝塚ばりのメイクにおひげ。9人でバラエティ豊かな登場人物(?)を次々に演じ分け、家具や扉や運河に地図まで、すべてを身体でスピーディにかつユーモラスに表現していました。
モノが拡大したり縮小したりが簡単に出来るのも人が表現するからこそで楽しかったです。大技の組体操は天井の照明器具まで届かんばかりの迫力で客席もわいていました。下になる人も上に乗る人もたいへんでしょうに笑顔を絶やさないのはさすがです。荒唐無稽なストーリーが次々に展開していくたびにクルクルと役が変わるのもスムーズでわかりやすかったです。
前説から始まる客席とのやりとりも楽しくアッとホームな雰囲気でしたね。私が拝見した回は比較的おとなしめでしたが回によっては盛り上がるのかなと推察しました。ラストのNG集はおもしろいアイデアですね。
へちゃむくれと台風

へちゃむくれと台風

テアトル・エコー

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2012/11/22 (木) ~ 2012/11/29 (木)公演終了

誠実な舞台
夫婦でも親子でも心の奥の奥まではわからない・・・当たり前だけど認めるのは寂しい、ほろ苦い気持ち。饒舌だけど軽口は叩きあうけど思いやり合っているけど、でもやっぱりほんとのところは言えない。
そんな思いを抱えた人々が海辺の宿屋で束の間交錯し別れて行く。
すべては相手を思うが故なのにうまく言葉で表せない・・・そんな不器用な人たちに共感しながら観ました。

今回はテアトル・エコーの役者さんとワークショップの参加者のみなさんへの当て書きと当日パンフにありましたが、おひとりおひとりの個性が生かされて登場人物にリアリティがありました。

ベテランの丸山裕子さんが登場するとその場がぱっと明るく感じられるのはさすがだと思いました。

I'm (w)here

I'm (w)here

はえぎわ

ザ・スズナリ(東京都)

2012/05/17 (木) ~ 2012/05/23 (水)公演終了

初見です。
初めて観る劇団さんの舞台はこちらも緊張してしまって、ついつい様子見をしてしまうのですが、まず、劇場に入って客席の年齢層の厚さにちょっと安心しました。満員の客席の熱気にも案内の劇団員さんたちにも好印象。さて、席に着くと・・・舞台上には何もない・・・
この何もない、というのが緊張するんですよねぇ、これがまた。だって、役者の力量がムチャクチャ試されるってことじゃないですか?
そして開演、登場人物が登場・・・そう来たか。
生身の人間がただそこに居る。何者かとしてただただ存在する。
そのひとりひとりの役者の一途さに引き込まれます。
ああ、あるある、と共感したり、そりゃないでしょ、とつっこんだり。
結局なんだかよくわからなかったりするんだけど、でも、なんとなく面白かったという、いかにもな演劇っぽい楽しみ方ができました。
これから気になる劇団さんのひとつになりました。

ちなみに数年前のグアム旅行のことを思い出したりして楽しかったです。
観客ひとりひとりの人生のひとこまにふっと入って来る瞬間があちこちにあっていろいろな楽しみ方が出来そうな舞台でした。

ハムレット

ハムレット

劇団東京乾電池

ザ・スズナリ(東京都)

2012/01/04 (水) ~ 2012/01/15 (日)公演終了

こんなに笑っていいかしら?
初日に伺いました。
席にはゆとりが・・・と聞いていましたが
開場時間を15分過ぎて行ったらもうかなり席はうまっていて開演までにはあれよあれよと言う間に通路までぎっしりの満席でした。

舞台はかなりシンプル。

「ハムレット」と言えばシェイクスピアの4大悲劇のひとつですが・・・


台詞は福田恒存の訳をかなりカットしてスピーディーにしてあるものの少しばかり古めかしく感じられるのは否めません。(私は好きですけどね。)それをかなり息継ぎを長くとってがんばってしゃべり、それでいて抑揚がほとんどわざとかと思わされる棒読みのような時と極端におかしな抑揚をつけている時があり(役者さんによるのかな?)、そのどちらも可笑しい。

とにかく「ハムレット」でこんなに笑ったのは初めてです。どこがおかしいの?と問われてもうまく説明できないのですが、出てきただけで可笑しい亡霊って一体・・・?

3チームが日替わりで役を替えての出演だそうです。

初日は柄本明・時生・佑、柄本ファミリー総出演の唯一の日だったようでラッキーでした。

東京乾電池35周年おめでとうございます。

ネタバレBOX

開演時間をほんの少し過ぎたところで客電は落ちたものの完全暗転のないまま鐘の音がすると見張りのフランシスコーが登場して開幕。
そういえば最後まで完全暗転はなかったのでは?場転も薄明かりの中ですべて行われ、そのまま登退場も見せていました。オフィーリアが墓穴から普通に立ちあがってハケたのは意表をつかれました。

それにしても「ハムレット」ってこんなに笑えましたっけ?
なんで見張りの交代で笑える?
なにより亡霊の登場って爆笑シーンだっけ?
クローディアスとガートルード夫妻が息子(ハムレット)のことを宰相ポローニアスと相談しているシーンがお茶の間の会話みたいでまた笑える。
劇中劇、可笑し過ぎです。
綾田俊樹さんのポローニアスが絶品。
歯に衣着せない

歯に衣着せない

劇団あおきりみかん

新宿シアターモリエール(東京都)

2011/12/17 (土) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

言葉の洪水の爽快感
観終わった後の余韻で喋りまくりたくなりました。
心の中のものを全部ぶちまけたくなること、ありますものね?
この鹿目さんの目の付けどころはすごいですね。
開幕後しばしあっけにとられました。

言葉によるコミュニケーションの難しさやらめんどくささやら面白さやら、いろいろと考えさせられました。

ネタバレBOX

それにしても、2時間以上しゃべりっぱなしのあのパワー!
ツバはもちろん、食べたものまで飛ばしながら、喋る、シャベル…
合間に踊るは歌うは、の大サービス。

そこはかとなく切なさなども残しつつ、言葉の洪水に溺れた後にはなにやら爽快感すら残るのでした。

楽しかったです。
ご来場ありがとうございました!!『増殖島のスキャンダル』

ご来場ありがとうございました!!『増殖島のスキャンダル』

舞台芸術集団 地下空港

ギャラリーSite(東京都)

2011/12/08 (木) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

主宰の挑発にノッちゃいましょう
公演の「説明」にある主宰・伊藤靖朗さんの挑発に乗って 「とても不謹慎で恐ろしく、フシダラな作品」を目撃してきました。

ネタバレBOX

いつまでも「見ているだけで何も言わない」客でいいのか、と突きつけられる思いでした。
劇場に足を踏み入れた瞬間から否応なく参加させられるのがすてきで新しい。
私は中央の席を選んだので役者さんが食事したり抱擁したりするのを文字通り目の前で一緒に体験しました。
半端ない集中力が必要な、役者にとってもオソロシイ実験だと思います。
アラカン!

アラカン!

テアトル・エコー

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2011/11/11 (金) ~ 2011/11/23 (水)公演終了

言えてる
いわゆるシニア演劇が話題の昨今、「あるある」というシーンや台詞が多く、しばしば苦笑しながら楽しませていただきました。シニアたちを苦々しく思いながらもじぶんたちも何かをみつけていくことが予想される劇団側の描き方もよかったです。プロ、アマの区別なく、演劇はだれにとっても楽しめるものだと思います。

それにしてもプロの役者さんはすごいですね。

もどっど!薩摩義士伝

もどっど!薩摩義士伝

SPPTテエイパーズハウス

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/02/24 (木) ~ 2011/02/28 (月)公演終了

泣けました
中盤からもううるうるしっぱなしでした。
前説からの薩摩弁もあたたかくて聞きやすく、方言での芝居がもっとあればいいのにと思いました。ひとりひとりの役者さんがたいへん魅力的ですばらしかったです。武士の時代のお話ですが、女たちもさまざまな身分の人たちもきちんと描かれ、バランス感覚が気持ちよかったです。それぞれの立場でそれぞれが懸命にたたかい、他者を思いやり、強く生き抜く姿が清々しく潔く演じられ、こちらが励まされました。
千秋楽ということでカーテンコールでは演出家やスタッフも紹介され、亡くなったお仲間の遺影とともに役者さんたちがそろってごあいさつされた時には思わずもらい泣きしてしまいました。
出演している後藤さんからこの公演のことを知りました。だいちゃん、ありがとう。みなさん、お疲れさまでした。

舞台版『千年女優』(大阪凱旋公演は5/11)

舞台版『千年女優』(大阪凱旋公演は5/11)

TAKE IT EASY!

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/02/17 (木) ~ 2011/02/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

これぞ演劇
よかった!
ツィッターやコリッチで評判がよかったので思わず予約しました。
ネット上の評判だけだと裏切られることもあるのですが、これはなんとなくイケる気がしました。

アニメ映画が原作だそうですが、ソチラには全くご縁がありません。原作の今敏さんの「原作より面白い。」というコメントに興味をひかれました。
一つの役を5人が演じその5人で200の役を演じ分ける、というのも面白そうでした。
その通りのパワフルな舞台でした。
いい芝居、好きな芝居は観ていてドキドキしてきます。この舞台もそうでした。ストーリー云々よりも演出が云々よりも、もちろんそれもこれも音響も照明もすばらしかったのですが、5人の女優さんたちから、うちら芝居が好きやねん、この作品好きやねんっていうのが感じられて、とにかく応援したくなっちゃいました。
何もない舞台で時間も空間も一瞬で飛び越える演劇の演劇たる所以を存分に見せつけて一瞬で別人に変わる。さらにはそれさえネタにする、観客を味方につけるワザはさすが関西、やりすぎギリギリまでのサービス精神が好感度高いです。
ラストの台詞に女の本性が出ていたのもよかったです。
あの一言ですべて納得できます。

今日は千秋楽とあってカーテンコールでは、5人とも初めからすでに涙目。
これぞ、演劇!を見せていただきました。
お疲れさまでした。
また東京に来てください。


焼肉ドラゴン

焼肉ドラゴン

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2011/02/07 (月) ~ 2011/02/22 (火)公演終了

観られてよかった!
前回見逃して後から悔しい思いをしたので、今回は早々にチケットを手に入れました。
 
劇場に入った瞬間から来られてよかったと思いました。
その思いは観劇中も終演後もずっと続きました。

勅使川原三郎『SKINNERSー揮発するものへ捧げる』

勅使川原三郎『SKINNERSー揮発するものへ捧げる』

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2010/11/27 (土) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

饒舌な肉体
不思議体験の80分間。
鳴り続けるピアノ/オルガン曲、不安をかりたてるノイズ。
突然訪れる闇とふたたび現われる光。
そよぐ風。
その中をしゃべり続ける肉体。
駆け抜ける、立ち止まる、歩く、止まる、飛ぶ、倒れる、消える・・・
なにごとかを発する肉体・・・


何なの?何なの?何なの?
と不安に駆り立てられながら見つめ続けていたらいつの間にか終わっていました。
鳴りやまない拍手と繰り返されるカーテンコール。
一言も発せられないのにぐいぐい押し入って来る何ものか。
肉体はこんなにも饒舌なのかと体感できた80分。

『ハイライフ』

『ハイライフ』

流山児★事務所

台北市立社会教育館--文山分館 劇場(台湾)

2009/09/11 (金) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

マカオで観ました!
マカオで「ハイライフ(高級生活)」観てきました!
中国語字幕付き!
オリジナルバージョンを観ましたが、マカオでも大受けでした。
一癖も二癖もあるトンデモナイヤツラのトンデモナイ計画、さあどうなる?
4人のキレのいいシャープな動きとイッチャッテル演技にうっとりでした。
台湾公演のあとはいよいよ東京公演。
もちろんそちらはアナザーバージョンと合わせて二本立てで観ます。

「夢+夜~ゆめたすよる~」

「夢+夜~ゆめたすよる~」

少年王者舘

ザ・スズナリ(東京都)

2009/08/19 (水) ~ 2009/08/25 (火)公演終了

期待以上の不思議な世界
誰かの夢の中をのぞけるなんて、またまた演劇のパワーを感じさせてくれる舞台でした。
少年王者館さんの舞台は初めてでしたが、なんとも不思議な世界でした。

ハッシャ・バイ

ハッシャ・バイ

虚構の劇団

座・高円寺1(東京都)

2009/08/07 (金) ~ 2009/08/23 (日)公演終了

思い立って「ハッシャ・バイ」
鴻上さんの戯曲を読んでいたら、たまたまこの作品が上演中なのを知り、当日券で高円寺へ。ホントは「トランス」や「ハルシオン・デイズ」のような少人数のものを観たかったのですが。
「ハッシャ・バイ」も虚構の劇団も初見で何の前知識もなく観ました。
若い俳優さんたちが力いっぱい演じている姿がまぶしかったです。
舞台はなつかしいような、と思ったら初演は23年前だそうで、鴻上さんとは同世代でした。
夢と現と虚構と心象風景が何もない空間でめまぐるしく交錯する演劇のパワーを感じさせる舞台でした。

ユーリンタウン-URINETOWN The Musical-

ユーリンタウン-URINETOWN The Musical-

流山児★事務所

座・高円寺1(東京都)

2009/05/29 (金) ~ 2009/06/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

何度観てもオモシロイ!!
通し稽古、ゲネプロ、初日、2日目と4回観ましたが、身内びいきを差し引いても面白いです。回を追うごとに進化して見どころが増えていきます。終演後の拍手とお客様の笑顔がすべてを物語っていると思います。
「ミュージカルはちょっと・・・」という方に特にオススメです。かく言う私がそうですから。「ミュージカルで、こんなのアリ!?」がてんこ盛りです。

初日、2日目と満員御礼。
6月28日までですが、完売の日も出ています。
当日券は開演1時間前より毎回発売しています。

そうそう、開演前の客入れがとっても楽しいのでぜひお早めに劇場へ!

化粧 二幕

化粧 二幕

座・高円寺

座・高円寺2(東京都)

2009/05/01 (金) ~ 2009/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

すごい・・・
27年間続けてこられた渡辺美佐子さんの魅力に酔いました。ようやく観ることができてよかった。
登場と同時にあっという間に女座長・五月洋子の世界にひっぱりこまれます。1人芝居と言いますが、この座長の周りには次々と見えない人物が登場してひとりという気がしません。なにより常に観客に話しかけ目配せをし、時には客席にまで下りてきます。客席とのコミュニケーションがニクイほどうまく、時間と空間を自由自在に飛び越え行き来して演劇の醍醐味を味わわせてくれます。

カーテンコールでは舞台上に正座してごあいさつしてくださり、鳴り止まない拍手に何度も戻ってはていねいに頭を下げられました。

5月30日に600回を迎えられるそうです。

テンリロ☆インディアン

テンリロ☆インディアン

劇団6番シード

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2009/04/18 (土) ~ 2009/04/26 (日)公演終了

2本立て!
Boys版とGirls版、本日両方観て来ました。

トムスタジオのレッスンでも使ったことのある台本なので最初の台詞はほとんど覚えていたのでさらに興味がありました。Boys,Girlsどちらもおもしろかったです。いつもながらのテンションの高いアップテンポのスピーディーな展開と台詞の応酬が楽しめます。加えてキャラクターの書き分け演じ分けが見事なので見所満載でした。かなりベタな展開で狙いも丸わかりなのですがそれでも飽きずに見せてくれるところがさすがです。ちょっと照れちゃうような青い台詞もしっかり聞かせてくれるのもお見事です。

どちらのバージョンも客演の方がまた良くて、山口さんと元田さんの声とキャラにしびれました。
他の方々もそれぞれに個性豊かでよかったですよ。ひとりひとりの持ち味がしっかり出ているのも素敵なところです。

ネタバレは読まずに行けばよかったかな。


でもこれ、男女バージョンがあるだけでなくそれぞれに一部ダブルキャストもあるので稽古もかなりハードだったでしょうねぇ。しかも激しいので明日が楽日ですがどうぞおけがのありませんように。(すでに負傷者も出ているようですが、どうぞお大事に。)
それにある意味バトルですよねぇ、これ。いろんな意味で。もちろんいい意味で。それも観るほうには刺激的でした。

開演前の生らじろくに終演後のトークと相変わらずファンサービス旺盛で、しかも身内ネタに落ちきらないところがさすがです。


ただこのホールは前の方の列に段差がないため前の席に背の高い人が座るとかなり見にくいです。2公演とも前列から2列目でしたが前に背の高い人が座った公演では一部舞台が見えなくてストレスでした。

それから英語に関して言えば例のスラングを何度も大声で叫ばれるのは意図はわかりますが愉快ではありませんでした。


犀(さい)

犀(さい)

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2009/04/14 (火) ~ 2009/04/29 (水)公演終了

深い・・・でもともかくおもしろい!
なんと終演後は出演者のみなさん全員と訳者の中村まり子さん、演出の松本祐子さんがずらりとそろったトークショー、というラッキーな回でした。ほとんどの観客が訳あってなかなか登場しない(できない?)俳優陣を待っていました。その間も中村さんと松本さんからイヨネスコのことやほぼ半世紀ぶりの「犀」再演までのいきさつなどのお話がありました。

フランス不条理劇なんて聞くとつい身構えてしまったり、台詞の洪水におぼれるのでは、なんてつい思ってしまいますが、休憩なしの2時間10分の間楽しませていただきました。観客は笑いながら、このありえない、でも演劇だからこそのリアリティの不思議な現象に巻き込まれ目撃者にされてしまいます。

とにかくおもしろいです。それでいて考えさせられることも多くあり、得るところの多い舞台です。
トークの様子からも文学座のみなさんの意欲的かつ果敢な挑戦が見て取れました。
演出の松本さんのお話にも共感できるところが多くありました。
ありがとうございました。


アチャコ

アチャコ

ユニット・トラージ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/04/04 (土) ~ 2009/04/12 (日)公演終了

満足度★★★★

アハハ・・・
と言うよりはクスクス・・・でしょうか。
なんとも不思議で微妙な空気でございます。
ちょっと前知識を持ってしまっていましたので、なんにも知らずに見たらまた違ったかも。でも、心の準備をして見るのもまたよいかも。
なんと申しましょうか・・・。

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