papamomo 老年団・サポート・センターの観てきた!クチコミ一覧

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遠くから見ていたのに見えない。2

遠くから見ていたのに見えない。2

モモンガ・コンプレックス

吉祥寺シアター(東京都)

2026/06/26 (金) ~ 2026/06/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/06/29 (月) 14:00

モモンガ・コンプレックス『遠くから見ていたのに見えない。2』

祝モモンガ・コンプレックス 20周年!

盲導犬🦮と一緒の盲目の方、未就学児童のみんな、いや赤ん坊もだった。みんな一緒に見れるのが良い!子供の鋭い視線に耐えれる強度を持つモモンガ・コンプレックスだからこそ成せる公演だと思う。

緑が丘

緑が丘

カレーカレーグループ

あさくさ劇亭(東京都)

2026/06/26 (金) ~ 2026/06/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/06/28 (日) 13:00

カレーカレーグループ『緑が丘』(作/演出 鹿内聡)
鹿内氏の戯曲が良くて、拝見しながらこれは 100点以上だな、しっかり感情の細部やその背景まで、日常を背景に描けていて、当て書き的なので、瀧上ねね、服部淳子、山本泰暉、與那城史登、鹿内聡、演者達も達者にそれを受け演じ切っている。幸せとは何気ない日常にという部分に感動すら覚え、本当に文句なしだなと思って油断していたら、そこから急に意味不明の展開が始まり、幸せを揶揄し落して、悶絶し続けた。

細やかな設定でのオムニバス的な展開、かと言ってもったりしておらずアップテンポに物語を展開させるのが見事。

5人の演者が見事だった。作/演の鹿内氏の演技を拝見するのは初めてだと思うけど、何? あの見事なコミカルさ! そんなことも出来るんだ!ちょっと演じて、笑いを堪えているのが見えた気がするけど 笑。

鹿内氏のお姉さまが描かれたフライヤー、なるほど、下にというのはそう言うことなんだ、戯曲の構想段階でここが在ったのだろうかなと思える図柄だな。

この上のない下水筒

この上のない下水筒

コトリ会議

アトリエ春風舎(東京都)

2026/06/12 (金) ~ 2026/06/17 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/06/12 (金) 19:30

コトリ会議『この上のない下水筒』
実際に拝見したのは 6月15日 CoRichのシステムではスケジュールには複数回の記載ができず、1回のみしか掲載できないので、初回拝見した初日ではなく3回目を拝見した感想を書き込ませてもらいます。

3回目でしたが、まだ気付きが結構あって驚いた。それも根幹に関わる部分で。集中して見ているのだけど、濃密で錯綜していて探り切れないことも大きい。
そしてアフタートークの文学座 演出家の稲葉賀恵さんの話に超納得。能を思い浮かべたとおっしゃっておられたのですが、能楽は思い浮かんでなかった。確かに橋掛かりは下手と上手の違いはあるけど、舞台美術がアパートの部屋で、その出入口が橋掛かり的なのでした。なる程、言われてみればそうだ。コトリ会議としては意図はしておられなかったのじゃあないかと思うけど、この話は、幽玄、死と生の境い目が描かれていて、正にそうだなと納得。稲葉さんのコメントは他にもなる程と頷き放しでした。

アフタートークがあることは存じ上げてなく、その意味で期待してのことではなかったけど良かった。

そしてアフタートークに稲葉と面識があるからということでだと思うのだけど、参加された劇団員の原 竹志さんの話から山本正典戯曲/演出の組み立て方の一端が判って、コトリ会議の非公式オブザーバーとして 笑、正に俺得でした。

アフタートークを聞きながら、この戯曲の細やかさ、演技の在り方が、やはりそうだよなと裏付けできた。

上演自体、3回目で気付いたことの思いが落ちて来て泣きました。

女生徒

女生徒

少女東京奇襲

高田馬場ラビネスト(東京都)

2026/06/12 (金) ~ 2026/06/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/06/13 (土) 13:00

少女東京奇襲『女生徒』原作 太宰治

太宰治のことをそれほど知っている訳ではなく小説も読んだことはないと思う。昭和13、4年頃の少女の日記を元に太宰が短編小説に書き直したものらしい。ベースの思考があって、当時の少女の思いと行動を言葉にしている訳だ。それを 8人の俳優が舞台で表現して行く。

衣装、振り付け、演出も良かった。高校生の頃から拝見している寺田華佳さんが出演されるのだけど、団体名と作品名で拝見するのは遠慮しておこうかと考えていたのだけど杞憂だった。寺田さん良かった。

上演は 8人の演者によりしっかりと思春期の少女の思いが写し取られそれを目の当たりにする。母と娘の 90年程前の瞬間の思いにおおと思い、当時の家庭での出来事になるほどと思う。

座った席が演じる方のちょうど目線の先だったので少し困った 笑。

半神

半神

早稲田大学演劇倶楽部

早稲田大学学生会館(東京都)

2026/06/04 (木) ~ 2026/06/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/06/06 (土) 13:00

早稲田大学 演劇倶楽部 『半神』主宰/演出/宣伝美術 山口亜希子

野田秀樹の『半神』は観たことがなかった。

素晴らしい上演だった。ポイントを押さえた演出がしっかり効いている。演者達も良い。双子のシュラとマリアとベストを着た老学者/ドクターが特に良かった。選曲も演出の方に伺うと曲はタンゴとのみ指定させているだけで Astor Piazzolla の Libertango を選んだのは彼女とのことだった。センスが良い。

またこの戯曲に天地真理の「ひとりじゃないの 」を選んでこれるのも(あるいはどなたかの知恵なのかも) (教えていただいたのだけど戯曲に指定があるそうだ)。

客席の配置と劇場の使い方、舞台美術、衣装、チラシのセンス、去年の『贋作罪と罰』が素晴らしかったので期待していたけど、そこを超えて行っていた。

原作を知らないのだけど、良い戯曲で、これを選んだのもチャレンジャブルで結果が伴っていたし、これらが組み合わさって、素晴らしかったです!最後は泣かされました。 そうそう、1/2+1/2 = 2/4、そう言うことだったのですね。配役を決める時のハートのトランプもなるほど、そう言うことなんだ、半身と半神もなるほどそう言うことなんだなと。

春

劇団普通

cafe MURIWUI(東京都)

2026/06/03 (水) ~ 2026/06/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/06/05 (金) 14:30

劇団普通『 春 』作/演出 石黒麻衣

うん、これが石黒麻衣ワールドだ。用松 亮さん、安川まりさん、岡部ひろきさんが組み立てる何もなさ、まあ、家族って、離れているお母さんも含めて、還暦が混ざる家族の会話ってこんなもんだなぁって、思わせる巧みさ/匠さに舌を巻く。 用松さん、安川さん、岡部さん、良いわ。

石黒麻衣さんの言葉の重ね具合、間、反復、ほんま好きやわ 笑。あれ、神戸弁になっとうわ。せや、関西弁やったらこれかて漫才やで、この作品やったかて、とふと思った。茨城(いばらき)弁の持てる雰囲気だから良いんだなと。

ちょうど 3年前、三鷹市芸術文化センター 星のホールでの『風景』の時に選んだ席もそうだったのだけど、劇団普通の『春』のカフェムリウイでの最下手の背もたれ席の最前列に座ったら、そこに家族が見ているテレビがある場所だった。皆こちらを見て来る 笑。さすがに少しずらしておられるけど、目線の先に居た 笑。

それと前半の感想を書いた時に気付いていなかったのだけど、これまで拝見したのが、再演も含めて、帰郷/病室/秘密/病室/秘密/風景/写真/水彩画/秘密と漢字2文字での題名以外は『水彩画』だけだったのだけど、今回は一文字の『春』だったんだということで、特異な、題名にそこまでの意味を持たせておられるかは判りませんが、一文字の題名の上演作品でした。

アカデミック・チェインソウズ

アカデミック・チェインソウズ

MCR

ザ・スズナリ(東京都)

2026/05/27 (水) ~ 2026/06/02 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/06/01 (月) 14:00

MCR『アカデミック・チェインソウズ』(フライヤーでは ACADEMIC CHAINSAWS と英語表記)
初演を拝見していて、見ていながら、ああ、このシーン! この展開!だと思いながら見ていた。
確認したら初演の時の出演者は 16人、今回が 21人。5人増えている。女子高生は14人だったと思う。5人が女子高役が増えたのか、増えてないのかは判らないのだけど。そして 9人の方が再出演。
そりゃ堀先生は余人で持って代えがたしだけど 笑。いや、カスちゃん、七海もそうなんだけど。

他の方の役名が覚えられないし、それを知りたいし、この細やかな設定と構成、珠玉の台詞達を確認したいと思って戯曲を購入。

で、上演は、見ながら、なんて細やかな意味を持たせた台詞を繋いでいるのだろう、構成、展開も素晴らしいと思って見ていた。

俳優の皆さんの役の個性が素晴らしく、それを体現する皆さんが良い。田中役の田中優笑さん、演技としてあの拗ねて抑えた、でも筋が通った性格を演じておられて、演じておられてしんどくないのかなと思いながら拝見していたら、終演後に居られたので演じられることについてつい質問してしまった。きちんと答えていただいた。意外な答えで少し驚いた。超個性軍団の皆さん、この設定だけでもこの戯曲を書くのは難しいのではと思わせられる。一人一人の素晴らしい演技。そう言えば田中の櫻井、田中の小川、この設定もおかしい 笑。

演劇とは、こういうことなんだ。書いて、演じて、照らして、スモークたいて、音を付けて、前説して、観客を入れて、観客は観て、そうするものなんだという上演だった。素晴らしかった。

光る

光る

玉田企画

シアタートラム(東京都)

2026/05/22 (金) ~ 2026/05/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/05/29 (金) 14:00

玉田企画『光る』

5月29日の昼公演での玉田さんのアフタートークがある回(チケットを予約した後、公演日の数日前に設定された)を拝見した。
そのアフタートークで玉田さんが観客の質問に答える形で、演出やキャスティングについて説明しておられた。

能島瑞穂さん vs. 井上向日葵さんのシーンが象徴的だった。そして秀悦だった。能島瑞穂さんの青年団の『日本文学盛衰史』での喪主の四変化で素晴らしい俳優だなとの意を強くしていたけど、玉田企画のこの『光る』ではまた新たな、でも能島さんなら当たり前か、だろうけど、それでも凄かった。怪演だった。

そして初めましての浦井のりひろさん!この方も凄い俳優だなと思った。玉田さんによると、浦井さんの欠点をまだ見つけられてないそうだ 笑。そして優しい方の様だ。

最後になるけど上演作品としては最高だった。これぞ正調玉田節!滅茶苦茶面白かった。玉田真也の定期補給が必要なんだと強く思った。

そらさかさまに

そらさかさまに

早稲田大学劇団木霊

劇団木霊アトリエ(東京都)

2026/05/22 (金) ~ 2026/05/25 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2026/05/25 (月) 13:00

劇団木霊『そらさかさまに』
空逆さまに、悲しみを帯びたファンタジー。

作中に、村で育った若者が連れと一緒に村の中で近道を探すという台詞があったが、村で育っていれば、その状況は無いのではと思ってしまったがどうだろう、ここではそうじゃあないのかも知れないけど、そう思うことがおかしいのかも知れないが。

居場所・ドラマの基礎と応用(2プログラム)

居場所・ドラマの基礎と応用(2プログラム)

中野成樹+フランケンズ

シアター711(東京都)

2026/05/19 (火) ~ 2026/05/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/05/22 (金) 15:00

中野成樹+フランケンズ演劇作品集『居場所・ドラマの基礎と応用』Bプログラム

前半「ランダム2」
綾門優季『応答、あるいは浴槽』
小島淳之介『老人の家』(『Tong Poo』より)
齊藤文也『種』
関口洋平『距離』
『weka(ウェカ)』(『距離』toki pona語訳)田代さつき『改札ディスティニー』はぎわら水雨子『みんなで寝てみる、できるだけ快適なかっこうで』
波田野淳紘『手遅れ』
中野成樹『C定食』
『なっとうご飯』
後半
『シャア・アズナブル(架空の人物)』(2021年) 原作 テネシー ウィリアムズ『しらみとり夫人』(1944年)より 誤意訳 中野成樹
『寝る寝る寝るね』(2026年) 原作 テネシー ウィリアムズ『バーサよりよろしく』(1961年)より 誤意訳 中野成樹

を拝見しました。テネシー ウィリアムズの短編、「しらみとり夫人」、「バーサよりよろしく」は 1ヶ月少し前に、「居場所・ドラマの基礎と応用」の 関連企画としての読書会「T. ウィリアムズを読む」で両短編のリーディングを拝聴していたのですが、が、両作ともほぼ原型を留めておらず、そう言えばリーディングを聴いていたなと途中で思い出した次第 笑。誤意訳たる所以なのだろう 笑。
『シャア・アズナブル(架空の人物)』で、そう言えば原型のリーディングを聴いたはずだけどと思っていて、いや違う、その事実と「しらみとり夫人」の内容を思い出させてくれたのは「ゴキブリ」と言う単語だった 笑。それまでまったく思い出して/気付か、なかった。

なるほど、フレームと言うか、構造というのか、前提のベースというか、そこは受け継いでいるなと。『寝る寝る寝るね』に至っては、導眠剤だ!なるほど酒に眠り薬を混ぜるってあったなのみ 笑。でも、超絶面白かった。
短編は、どれがどの作品名の上演か、短いこともあって判らん! あとで戯曲を読んでおきます。原作からあの上演作品を創り出す中野成樹さんはおかし過ぎる 笑。どんな頭をしているのだろうと思う 笑。演者の皆さんも良かった。
小泉まきさんのセーラームーン、説得力の塊でした!

Moon

Moon

PANCETTA

シアタートラム(東京都)

2026/05/14 (木) ~ 2026/05/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/05/16 (土) 11:00

パフォーマンス ユニット PANCETTAは「~PANCETTAの新たな Moonだ~」としておられるが、"Moon"の初演は2014年11月、まだ演劇を観てなかったので REMAKEとのことだけど個人的には初見。そして Moooooo〜〜 nだった!上演開始前に上手の壁にこれは月だなと思っていたのは正に月だった!そうか照明、なるほど黒太さんだった! いつもの様なコミカルさは少な目で、トータルで少し落ち着きのある Moooooo〜〜 n だった!

ホネホネ山の大動物

ホネホネ山の大動物

南極

吉祥寺シアター(東京都)

2026/05/14 (木) ~ 2026/05/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2026/05/15 (金) 14:00

2024年9月のすみだパークシアター倉での上演『バード・バーダー・バーデスト』、舞台の広さは吉祥寺シアターと広さでの大きな違いはないと思うけど『バード・バーダー・バーデストスト』では舞台に拡がりを与えられていたが今日の『ホネホネ山の大動物』では拡がりが感じられず、南極の持ち味の一つだと思っている熱(量)も全体としては低めだった。脚本が持つ違いなのだろうか。初演が 2022年、4年前の作品。個々の熱量はあるのだけど、それが全体の熱として伝わって来なかった。対立を描く前半が単調で、後半は、微熱が登場する展開なので動きを感じたのだろうか単調さが消えた。観劇後に話したシアターゴアーの方(今はTwitter界には居られない方)も同じ様に前半意識が飛んだと言っておられた。感想も同じことを話しておられた。最後のシーンは、うん、良いなぁと、そこでバランスを取ってくれていた。

ベガスペガサス

ベガスペガサス

やみ・あがりシアター

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2026/04/25 (土) ~ 2026/05/06 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/05/04 (月) 13:00

やみ・あがりシアターは初めて拝見しようとした公演が新型コロナウイルスで中止、以降これが 5作品目。毎回違った趣きの上演を拝見して来ている。今回もこれまでにはなかった構造/風味の作品だなと。
面白い演者だなと思った安藤優さん、偶然だけど終演後、深井順子さんと話しておられ、教え子だと紹介されて、素とのギャップに驚いた。いいなと思っていて、いや、少し重なるところはあるけど、ちょっと自信がなくて、面識のある方にこっそり役を確認した次第。役者には騙されてなんぼです 笑。
劇団員の加藤睦望さんを 50センチの至近距離での、よよと崩れ落ちるシーンで(入口対面のド・センター1列目)横顔を拝ませてもらっての気合の入った演技、さすがやのう!
河村凌さんの警官もツボに入っておられた。繰り返しても強度を、いや弱味を保っておられた。
何人出演しておられるのか、皆さん強過ぎる 笑!

そして、そう言えば前説の制作の方の捌き方がかなりの、何人かそうだと思っている超優秀な制作の方と比して遜色ない、考えてみると喋りに捻りを入れるあたりはその上を行っておられると(制作の方にそれは求めていませんが)。脚本/演出の笠浦静花さんだと終演後ご本人がおっしゃっておられました。才能の持ち主なのだと、この方が描く物語はそう言う作品なのだろうなと思う次第です。

ずっと洋画みたいだね

ずっと洋画みたいだね

ナカゴー

浅草九劇(東京都)

2026/04/23 (木) ~ 2026/04/27 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/04/27 (月) 13:00

ナカゴーは2021年5月『堀船のマッチポンプ』が新型コロナウイルスによる全公演中止で初めてのナカゴーが見送りに。次は2022年12月に拝見しただけで、今回が 2回目。なのでナカゴーがどうこうとは言えないのだけど、東京にこにこちゃんの萩田頌豊与さんの作/演出は何度も拝見している。

この上演は、もう、きっちり王道を歩む手順を踏んでシッチャカメッチャカを重ねて行く! しつこいだけでは片付かない、あのパート達、途中で帰った客がきっと何人か居たに違いないと確信出来る程途方もない反復 笑! しかし最後は、ほらね、しっかりと感動を覚えさせるんだ!と油断していたらそんなことは無い 笑!相変わらずの萩田節に心地よく爆笑をかまさせてもらえた!

そう!洋画!でも、客入れの曲、使っていたスマートフォンの画面に緑の筋が入り出したので、買い換えたヤツの機能で今かかっている曲は何?的なのを使って確認したら、何処かの陸上自衛隊が演奏している曲だとのことで、なるほど!空を飛ぶ人の映画のテーマ曲だなと気付いた。

ナカゴーは 4年振りの件、前説でナカゴー自体、公演をするのが 4年振りとのことだったのだけど、主宰で作/演出の 鎌田 順也さんがお亡くなりになられ、ブランクの期間となっていたのだけど、皆さんの感想を拝見していると、これまでのナカゴーの型をを引き継いだ形になっていたと言うことで、これまで書いたことがそう言うことなのだと納得した次第。

チェーホフ in やしゃご 短編集

チェーホフ in やしゃご 短編集

やしゃご

アトリエ春風舎(東京都)

2026/04/25 (土) ~ 2026/04/28 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/04/26 (日) 14:00

やしゃご実験室『チェーホフ in やしゃご 短編集』
全演目を上演する回を観劇。

・牡蠣 A/B
・たわむれ
・カシタンカ
・とみくじ
・ニーナとトリゴーリンのようなカフェの二人 A/B

『二ーナとトリゴーリンのようなカフェの二人』の上演はAとBが同じパターンでの上演で、演出の違いもあるのだろうと思うのだけど、演技の違いがはっきりと判る。

そこを目指しておられるのではないと思うし(後日、それを目指しておられるとの演出の伊藤毅さんからのコメントがあった)、観ている方もそれを期待していた訳ではないが、ある意味シビアな状況での上演となる。それに全演目同一回での上演は 8日間で今日だけ。
物乞いが居る路傍のレストランで牡蠣をサーブしているところが、洋の世界だなと。どの演目にも、悲しみの多寡はあるけど、そこにある面白味が滲み出ていた。演じておられる皆さんも楽しそう(に見えた)。

粛々と運針

粛々と運針

iaku

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2026/04/09 (木) ~ 2026/04/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/04/17 (金) 14:00

初演と、こまばアゴラ劇場での上演を 3回拝見していて、今回で 5回目。

これまでは演出が横山拓也さんご自身、今回は上田一軒さん(と言っても横山作品の演出で拝見しているぐらいしか存じ上げていないが)。

丸い結界に囚われる我々。その外側からチクタクと時を縫う結と糸。終演後の挨拶、お二人がカーテン コールでは 4人と一緒に並ばれると思っていたら、再び上演時の位置に付いて挨拶をしておられた。交わらない関係/位置。

結と糸を演じられた、林 英世さんの人生を極めた達観、鄭󠄀 梨花さんの生まれて間もないといった空気感が印象的だった。

8hのメビウス(深化版)

8hのメビウス(深化版)

ウンゲツィーファ

北千住BUoY(東京都)

2026/04/15 (水) ~ 2026/04/20 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/04/16 (木) 13:00

アスナがシバタに彼を紹介するシーン、サカヅキが出て来た時、今日、玉田真也さんが客席に居られるぞ!これは玉田企画のイタタマレナサで笑いが起きるシーンと一緒で滅茶苦茶似てる!面白い!とそこで(その意味で)も面白かった!

最後のメビウスの帯をグルグル回るシーン、それぞれの人生のあれこれがぐるぐると回っていて、おいらはもう人生のグルグルの外に居て、8人が、回りながら起こす、客席の最前列に届く人生の風を感じていた。

良く出来た戯曲で、そして、出演者の方に体調不良があって、代役での上演とのことだったけど、はましゃかさんを存じ上げてないので、どなたが代役を演じておられるのか、まったく判らないぐらいで、ご苦労を感じることがありませんでした。

素晴らしい上演を拝見できました!

ミッキーアイランド

ミッキーアイランド

滋企画

アトリエ春風舎(東京都)

2026/03/09 (月) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/03/09 (月) 19:30

2024年に解散してしまった FUKAIPRODUCE羽衣では妙ージカルと銘打って糸井幸之介さんの作/演出/音楽で上演され、大好物だった。滋企画が糸井さんの作/演出/音楽で作りあげた、たっぷり丸ごと糸井作品!出演の永井茉梨奈、井上みなみ、岡本陽介、木村友哉、佐藤滋が
歌い、踊り、演じ、観客はひたすら楽しみまくる 115分!いやー楽しかった!青年団が観劇を始めた時の導入/中心の劇団だったので、佐藤滋さんと井上みなみさんのデュエットのシーンは眼福!

其角とでも書くのだろうか、主人公を演じる佐藤滋さんは圧倒的な、でも初めて見せる一面だ!視覚的な主人公?の岡本陽介さんは振付も岡本さんだろう、フル稼働!母性を担う永井茉梨奈さんは妙ージカルに相応しく歌いあげる!井上みなみさんの歌声を聴けただけでも元は
取った 笑!いや、軽やかなダンスも!木村友哉さんはキカ君と対マンを張るラウドボイスに妙作動!5人のハーモニーとアンバランスが素晴らしい!

終盤のドボルザークの曲に載せての長尺のシーンは個人的な観劇史上、初めてだと思う長い長い展開、それが潔く素晴らしい!

97歳の母が大晦日に腰の骨を折って、現在介護中、車椅子でリハビリテーションや歩く練習の補助、簡単な料理を作って食べてもらう。年齢なりに覚えている子供の頃のことは覚えていて良く話す母、もう重なりまくりで涙が出て来た。いや、その前に自分自身がこの前古希だったし 笑。

初日を拝見したあと、アトリエ春風舎の劇場支援会員は繰り返し観れるので、劇場を出て直ぐ 2回目を予約した。5人の圧倒的なハーモニーを浴びるのにどの席にすべーと今から考えている。いや初日 4列目の真ん中に座りながら考えていたのだけど、もう少し引きで拝見するかな。

追伸(4月18日): 偶然に偶然が重なって、驚きの事実が判明しました!なんということでしょう!と言う内容です。公表はされてない様なので、ここまでしか触れられないのですが。

われらの血がしょうたい

われらの血がしょうたい

範宙遊泳

シアタートラム(東京都)

2026/02/21 (土) ~ 2026/03/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/02/26 (木) 14:00

範宙遊泳『われらの血がしょうたい』(作/映像 山本卓卓、演出/音楽 額田大志)

この内容を 11年前にお書きになられたことへの驚き。この内容の戯曲に沿う演出、音楽を組み合わせ上演作品に仕立てる額田大志さん、戯曲との親和性。額田さんを起用された山本卓卓さんの慧眼。

好みの演技をされる井神沙恵さんと端 栞里さんのお二人が出演。井神さんの変幻さ、端 栞里さんの熱量と表現の細やかさと変化、堪能させてもらえました。

あの舞台手前の吊るした枠組みの潔さ、更に手前の床の枠組みの意匠、そして奥のスクリーンを使った演出(出捌け口も含め)、舞台の隅から隅までを使って/使えて、その辺りも凄く良かった。

メヤグダ

メヤグダ

ホエイ

シアター風姿花伝(東京都)

2026/02/19 (木) ~ 2026/02/25 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/02/25 (水) 13:00

もはや津軽弁が懐かしく思えるぐらいホエイを拝見して来た。が今回は津軽弁だけど舞台は青森ではなく、都内での津軽弁。さしずめ「ふるさとは遠きにありて思ふもの」「ふるさとの訛なつかし停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく」的な、つがるふるさと県人会事務所での出来事。

久し振りに泣きながら笑った。

圧倒的な津軽弁から、こちらに居る我々に向こうがくっきりと切り取られ、紅い夕陽が海に落ちる故郷が渡される。我々非津軽弁民も青森を思う心が生まれる仕組みだった。そしてそこに人を思う姿が重なって来る。懐かしい故郷を暖かく思い出し泣いて笑う。

やっぱり山田百次は良い!素晴らしい!

吊るされた金魚ねぷたは中泊町に落ちる夕陽の紅さなのだろうか?

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