jokermanの観てきた!クチコミ一覧

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演劇を考察してみよう!

演劇を考察してみよう!

無限のネコ定理

王子小劇場(東京都)

2024/04/17 (水) ~ 2024/04/21 (日)上演中

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/04/18 (木) 18:00

初見のユニット。演劇を続けることの苦しさと楽しさ、ということか。(前説3分)75分(16分休み)74分。
 とある学生上がりの男4人と女1人の劇団。辞めるという劇団員が出るが、…の物語。いくつかの「演劇は○○に勝てない」というタイトルで章立てするのだが、演劇を続けることへの若い世代の感触を綴っていると思う。苦しさもあるが、楽しさもある、という感じかと。劇団が演劇の芝居をすると自己肯定的になるという傾向があるのだが、ややそれは見られるものの嫌な感じではない。ただし長い。思いの丈をひたすら綴ったということだろうか。桐朋の卒業生の劇団だそうだが、登場人物全てが若い。「メタ演劇」という評もあったが、メタとは思わない。

デカローグ1~4

デカローグ1~4

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2024/04/13 (土) ~ 2024/05/06 (月)上演中

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/04/14 (日) 17:30

A(1,3)を観た。淡々と人生を描く作品。どんな意味があるかを考える。50分(20分休み)47分。
 ポーランドの映画をベースに舞台化。1980年代の後半、ワルシャワのアパートに住む10の家族の物語を、10本の作品で淡々と描いたらしい。1「ある運命に関する物語」は言語学教授の父と、12歳の息子、そして叔母の物語。ある意味で日常を描くが、とある事件で…、の展開。3「あるクリスマス・イブに関する物語」は、タクシー運転手の男がイブに家に帰ると、元の恋人が来て…、の物語。どちらも、ちょっとした事件は起こるが、どこでも起こりうるかも知れない物語。これを映画で観るのと、舞台で観るのとでは、印象が違うと思うが、舞台化した意義は、とか考えてしまった。演劇的なクオリティは極めて高い。

アイドルは AT 車に限る

アイドルは AT 車に限る

怪奇月蝕キヲテラエ

新宿眼科画廊(東京都)

2024/04/12 (金) ~ 2024/04/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/04/12 (金) 19:30

劇団名に反して真当な会話劇。女優主体の作品だが、アイドルとアイドル・ヲタクそれぞれの葛藤を描いた秀作。(前説3分)82分。
 那須にある寂れつつある合宿型自動車教習所はリストラで若手女性教官だけが残るが、校長も含めたみんながアイドル・ヲタク。そこでご当地アイドル・那須娘のメンバーに免許を取ってもらうことで話題作り、回復しようとするが…、の物語。ありそうだけど実際にはないだろうという設定だが、元カリスマ・アイドルが免許を取りに来る展開が秀逸。登場人物それぞれの役割や葛藤が巧みに描かれ、興味深く展開される。役者陣も皆好演。元アイドルを演じた藤真が神がかり的な演技に向いているのは知っていたが、その葛藤と交差する葛藤を見せる上岡の演技も凄く、狭い会場ということもあって、2人のシーンにはゾクゾクした。route.©️の平安の軽さも心地好い。笑えるシーンも多いのだけれど、なぜか笑いが起きないのは何故。

エージェント・クリミナルズ

エージェント・クリミナルズ

劇団ペガソルProject

王子小劇場(東京都)

2024/04/11 (木) ~ 2024/04/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2024/04/11 (木) 19:00

B班を観た。本作が旗揚げのユニットで、アクションをメインにしているみたいだが、いろいろな意味で若い芝居だと思う。(2分押し)50分(10分休み)84分。
 犯罪者を集めて特別捜査チームを作り、医療メーカーの軍事産業進出を調べるが、…という物語。アクションを軸に構成しているが、一応興味深く観ることができた。ストーリーはご都合主義的だが、マンガチックな演出もあるので、あまり気にならない。場面によってセリフが巧く言えなかったり、アクションの効果音が合わないところがあったり、技術的にはまだまだな感じもあるのだが、若さで押し切っているという感じか。ただし冗長。フライヤーでは120分、3日前のXで140分と予告して、実際は146分。その長さが必要だとは思わない。セリフフェチの私としては「闇献金」「ワクチン」という用語に違和感を覚えた。舞台美術ももう一工夫が欲しかった。天才科学者を演じた演出兼務の塩澤くらい振り切った演技を見せてほしい。

ワイルド番地

ワイルド番地

ホチキス

あうるすぽっと(東京都)

2024/04/05 (金) ~ 2024/04/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/04/10 (水) 10:00

ホチキスらしさ満載の、とてつもなく楽しい舞台。(3分押し)121分。
 決闘で物事の決着を付ける、という奇想天外な法律が通った近未来(と言っても未来の感じはないが)、その決闘の申し込みを受ける「決闘課」で対立する2部所が起こすドタバタ…、という物語。設定と展開、マンガチックな演技で、ある意味下らない(褒めています)物語だが、巧く作られていて飽きない。このところ、若手新進気鋭の客演を得て、ベテランの劇団員が周りを固める作りをしている同劇団だが、本作は劇団員の活躍も面白い。小玉久仁子が元気なのも嬉しいが、山崎雅志が活躍。それと、作・演出の米山さんが、ホンのちょっとだけど登場するのがやや珍しい。客席が寂しいのが、ちょっと勿体ない。

カラカラ天気と五人の紳士

カラカラ天気と五人の紳士

シス・カンパニー

シアタートラム(東京都)

2024/04/06 (土) ~ 2024/04/26 (金)上演中

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/04/06 (土) 18:00

笑う不条理。もともとが笑わせる戯曲だと思うが、かなり笑った。63分。
 別役1992年の作品で、いろいろなところで上演されているが、初めて観る。棺桶を担いだ5人の男、という絵がまず面白いのだが、会話が噛み合わない展開から、大いに笑う。展開は不条理なので筋が通っていないのだが、ちょっと筋が通っているかも、と思わせる見事さは別役ならではのもの。演出の加藤が新たな演出をしているらしく(比較できないので分からないが)、それによるものかも知れない。本作のキャスティングが見事過ぎる。

S高原から

S高原から

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2024/04/05 (金) ~ 2024/04/22 (月)上演中

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/04/06 (土) 14:00

1999年初演の青年団の代表作の一つ。典型的な「静かな演劇」だが、良い芝居である。(3分押し)103分。
 高原のサナトリウムで死に至る可能性のある病気を抱えて静養する患者たちと、取り巻く人々のあれこれ。大きな事件が起こるわけではない(細かい事件はいろいろ起こる)が、淡々と物語は進み、エンディングも特に何か、というわけではないのに、何故かエンディングだよなぁ、の終わり方というのも見事に演劇的である。他の団体も含めて何回も上演されているし、私も何回も観ていて、ある意味「好みの平田演劇」の一つ。
 当初は「初めてみたとき患者兄妹の妹役を演じてた井上みなみが、しっかり大人の女性を演じてて、時の流れを誰か知る。」と書いたのだが、私の勘違いで妹役は井上ではなかった。誰が演じていたかは思い出せないのだが、井上を思わせる小柄な人だったとは思う。一方で、兄が島田なのは間違いなく、その島田が看護人の役ででているあたりに、青年団の歴史を感じることは確か。時の流れを誰か知る。

孤独なうさぎ達は、終夜××される夢を視る。

孤独なうさぎ達は、終夜××される夢を視る。

キミノアトリエ

王子小劇場(東京都)

2024/04/03 (水) ~ 2024/04/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2024/04/05 (金) 18:30

初見のユニット。スピーディーに展開されるクライムサスペンス風ファンタジー。(4分押し)121分。
 作家の世兎(せと:立澤鎮也)と謎の少女・夢月(加藤史枝)を取り巻く人々の物語。夢月はどう見ても死んでいるんだけど、誰が殺した、という疑問を複雑に解く展開は興味深い。登場人物が多く、関係を見極めるのがなかなか大変なんだけど、もうちょっと整理できなかったのかな、とは思う。終盤にやや強引な種明かしが展開されるのだけれど、論理を大事にするというより感触に重きを置いているような作風。役者陣が一定程度力量があることは分かる演技をしっかり見せる。途中ちょっとウザいアドリブとかが入るのだが、常連の客には受けていたようで、いつものことか、とも思った。特に終盤、叫ぶセリフが多くなるところは、ちょっと耳障り。暗転も少なくはない。

(あたらしい)ジュラシックパーク

(あたらしい)ジュラシックパーク

南極ゴジラ

王子小劇場(東京都)

2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/03/31 (日) 13:00

一昨年の『地底探検』に続いて観るのが2度目のユニット。マンガっぽい展開でとにかく下らない(誉めています)。(5分押し)132分。
 2020年に上演した作品の再演らしい。日本にあるジュラシックパークでの、飼育員たちのドタバタ。このパークで生まれたらしい湾太(端栞里)を軸にしてはいるが、群像劇の様相。感動的に作っているが、実は下らない(誉めています)、というのがスゴイ。理系心をくすぐるネタが多く、後に何か残るわけではないが、下らない(くどいですけど、誉めています)ことを真剣にやるあたりから生まれるものがあると思った。

天の秤

天の秤

風雷紡

小劇場 楽園(東京都)

2024/03/29 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/03/29 (金) 19:00

一昨年上演された作品の再演。見事、としか言いようがない舞台。(山手線遅延対応で5分押し)106分。
 1970年に起こった「よど号ハイジャック事件」を舞台化。現実の出来事に沿いつつ、フィクションとして創造する。ハイジャック犯は1人しか登場せず、2人の操縦士、3人の「スチュワーデス」(当時はCAという呼び方はなかった)、2人の地上職員、2人の政治家で構成される。私が16歳の時の事件で、記憶も一部あるが、こんな出来事が起こっていたのかも、と思うと興味深い。後にストックホルム症候群と呼ばれる現象があったかも、という場面は特にいい。役者陣全員が熱演だが、機長役の祥野とチーフパーサー役の秋月が印象に残る。
 2022年の8月に上演された作品だが、私がコロナに感染したこともあって観られなかった。評判が良い作品だったけど、今回観られたのが本当にヨカッタ。

新ハムレット

新ハムレット

早坂彩 トレモロ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2024/03/22 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/03/28 (木) 19:30

初見のユニットかと思っていたら、トレモロは過去に観たことがあった。太宰治によるハムレットの翻案の上演だが面白い。97分。
 太宰の「ハムレット」は登場人物や大筋は同じだが、細かい筋がいろいろと違っていて、それはそれで面白い。演出・役者陣が時間をかけて丁寧に作っただけあって、舞台美術の巧みさも合わせて見応えある舞台になっていたと思う。ただし、どうして太宰はこのような展開にしたのかは、ちょっとよく分からないなぁ。初見のユニットかと思ったが、早坂が主宰するトレモロは2011年に『8人の女』を観ていたのであった。

マクベスの妻と呼ばれた女

マクベスの妻と呼ばれた女

秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場

青年劇場スタジオ結(YUI) (東京都)

2024/03/19 (火) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/03/19 (火) 19:00

「マクベス」を、シェイクスピアの様々な劇中名を持つ、マクベスの女中たちの立場から描く。いい芝居を観た。
篠原久美子1999年の戯曲を五戸真理枝が演出。女優10人の舞台。マクベス夫人が名前を持たないことに着目する脚本は鋭い。

光だと気づいた順に触れる指たち

光だと気づいた順に触れる指たち

排気口

王子小劇場(東京都)

2024/03/21 (木) ~ 2024/03/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2024/03/23 (土) 18:00

初見のユニット。会話劇のようだがファンタジー。悪くはないが、気になる点もある。(3分押し)89分。
 死期が近い患者が入院する病院での、5人の患者と取り巻く人々の物語。悪い話ではないが、リアリティはないのでファンタジーだと思う。ギャグなど肌に合わないものが多いし、滑舌の良くない役者がいるのも結構気になる。

Oh so shake it!

Oh so shake it!

TeXi’s

北とぴあ カナリアホール(東京都)

2024/03/20 (水) ~ 2024/03/24 (日)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2024/03/23 (土) 14:00

初見のユニット。ワケ分からん不条理パフォーマンス系。理解できなかった。85分。

友達じゃない

友達じゃない

いいへんじ

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2024/03/20 (水) ~ 2024/03/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/03/21 (木) 20:00

Bチームを観た。期待の劇団の2年ぶり新作。なんかいい感じ。観るべし!観るべし!!観るべし!!!73分。
 今回の佐吉祭で観たことがある2劇団の一つ。2年前の『薬をもらいにいく薬』は私の年間ベスト10に入る傑作で、本作も期待がかかった。路上アーティストのファンの女性2人が「友達」になろうとする物語、…と言うと省略が過ぎるし本質も伝えていないと思うが、見掛けはそんな話。全く違った立場の2人が知り合うのはこういう感じだろうし、こんな展開もあるだろう、と妙に納得する。「友達」であることに拘るあたりは世代的に理解しにくいところもあるが、そんな感触なんだろうな、とも思う。メインの2人、タナカエミと中島梓織が巧いのは勿論だが、どんな芝居に出ても爪痕を残す、てっぺい右利きの有り様がとてもいい。

​骨と軽蔑

​骨と軽蔑

KERA CROSS

シアタークリエ(東京都)

2024/02/23 (金) ~ 2024/03/23 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/03/20 (水) 18:00

KERAのワケ分からん作品だが、巧い女優陣の7人の演技が光り、不思議な感触の舞台になっていた。(3分押し)93分(20分休み)65分。
 KERAの得意な、どことも分からん国の姉妹と取り巻く人々の物語。筋は全く通っていない、と言うか、筋を通す気もないんだろうが、不穏な雰囲気と不気味さを感じつつ、要は戦争だよね、っていう気になる。役者陣は皆巧いが、こいうったキャストでの公演は初めてで、配役の妙みたいなものを感じる。水川あさみがいい。

イノセント・ピープル

イノセント・ピープル

CoRich舞台芸術!プロデュース

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2024/03/16 (土) ~ 2024/03/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/03/20 (水) 14:00

タイトでチャレンジングな作品だが、役者陣の好演もあり、いい芝居に。観るべし!観るべし!!観るべし!!!138分。
 畑澤聖悟が2010年に劇団昴に書き下ろした戯曲を、日澤雄介が演出。サブタイトルにあるように、原爆開発に携わった男たちのその後の65年を描く。元々は、畑澤が観たドキュメンタリーのシーンを見せたいということで書いたそうだが、アメリカから見た原爆、ということで、時代的背景もあり日本人の役者にはツライだろうセリフが多く、役者陣の頑張りも目立つ。そもそも、このCorich舞台芸術のプロデュース公演ということで実現した舞台というのは、何だかいいなと思う。ビッグネームだけでなく、小劇場系で活躍する役者陣やオーディションで選ばれた役者など、演劇の底力みたいなのを観た気がする。畑澤の作品は完全に気に入ることはあまりないのだが、本作は(演出も含めて)感心した。観て欲しい。

「そろそろダンス。」

「そろそろダンス。」

キルハトッテ

王子小劇場(東京都)

2024/03/14 (木) ~ 2024/03/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2024/03/17 (日) 17:00

初見のユニット。アイドルの話かと思ったが、不条理系に驚く。91分。
 「あやや」こと松浦亜弥に憧れてアイドルを目指した「あたたかハルヒ」は卒業を迎えるが、…の話かと思ったら、途中から不条理系な夢っぽい話になったりして驚いた。ありうる様々な場合を提起しているとも思えるが、そうではない感じもあって、理解は進まない。それでも嫌な感じがしないのは、役者陣の演技に真摯さを感じるからか。それにしてアイドル系の歌には疎い私が、全曲知っていたというのは松浦亜弥のアイドルとしてのアイコン・存在感は凄い。

まじめにきまじめ

まじめにきまじめ

猿博打

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2024/03/14 (木) ~ 2024/03/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/03/17 (日) 13:30

今回の佐吉祭で数少ない観たことがある劇団。いつもほどのキレはないのだが、安定の1作。(前説3分含み)91分。
 露と枕の井上瑠菜が書いた戯曲を村上が演出した。近未来、地球が爆発して北区は星になり生き残った3人が衣食住を担当して生き延びるが……、その5年後、やはり娯楽がなくては…、と真面目に遊ぶ物語。そう、5年も経てば、ただ単に生きてるだけじゃダメだよね、とか妙に納得できる。劇団員の3人だけで展開されるコメディだが、AIロボットを置いたことが大ヒット。感情を持たない存在が逆に感情を持っているかのように扱われるあたりも巧い。テーマが少し揺れ動く感じがいつもの猿博打とはちょっと違った感触だが、とにかくこの劇団の3人の仲の良さ、相性の良さ、抜群のコンビネーションが良く分かる。

宇宙論☆講座 the BEST & the WORST

宇宙論☆講座 the BEST & the WORST

宇宙論☆講座

北とぴあ カナリアホール(東京都)

2024/03/14 (木) ~ 2024/03/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度

鑑賞日2024/03/16 (土) 18:30

初見のユニット。112分。ものすごく不愉快なオープニングで心萎えてしまった。我慢して最後まで観たが、気に入らなかった。ミュージカルをやってる劇団らしく、当パンに「これまでの公演で良かったシーンだけやる公演」と書かれており、メタ演劇の部分と再現の部分があるのだが、演奏はともかく歌は雑。突然、役者に話しかけられてビックリしたのだが、ああいう客いじりも私は好きではない。面白いかも、と思うシーンもないではないが、全体にグロテスクな演出に引く。こういうのを面白いと思う人もいるんだろうが、不愉快になる人もいることは知っておいてほしい。

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