アイーオウ!吉川の観てきた!クチコミ一覧

161-180件 / 364件中
新♀世界

新♀世界

スパンドレル/レンジ

王子小劇場(東京都)

2007/11/29 (木) ~ 2007/12/03 (月)公演終了

満足度★★★★

王子小劇場に○○させたラストシーンは圧巻!
相変わらずの篠原里枝子の
動的な破壊力溢れる演技を堪能。
澤田育子(拙者ムニエル)とも被っていないし、
黒岩三佳(あひるなんちゃら)の静的な破壊力と対極な感じかな。

ネタバレBOX

前半のまったり展開は眠気を誘うが、
女性たちが妊娠し始めるあたりから盛り上がる。
クライマックスの理不尽な殺戮シーンは、
賛否が分かれそうだなと。

この劇団のウリでもある舞台美術は今回も素晴らしく、
2階部分を作りそこに入れ込まれた、
コントラバスとアコーディオンの奏者の生演奏がまた良い。
王子小劇場に雨を降らせたラストシーンは圧巻!

LOST GARDEN

LOST GARDEN

FABRICA(企画・製作ROBOT)

赤坂RED/THEATER(東京都)

2008/09/13 (土) ~ 2008/09/23 (火)公演終了

満足度★★★★

3作目にして本領発揮!
今回は、本広作品(映像)の魅力である、
キャラクター造形のキャッチーさと、
(本広さんの相当数の観劇経験によって
多分培われたと思われる)
演劇的な構造と演出の複雑さが、
上手く組み合わされていて、
なかなか面白く、
終盤の各キャラクターの本音が、
一気にほころびだす辺りは物凄く楽しい!
ファブリカシリーズで最上の出来かもとも。

ネタバレBOX

安藤聖、近藤智行、白神美央ら
役者陣の演技のスタイルの違いが、
キャラクターの個性の違いに
上手く落とし込まれていて、
そこも観ていて面白かったなと。

劇中劇の物語のぬるさと、
仕掛けが遅かったのが残念。

欲を言えば、仲間の死についてと、
公演本番が、現実or虚構という見せ方に、
最後にもう一つ大きな仕掛けが欲しかったなと。


リベンジャーズ・トラジディ

リベンジャーズ・トラジディ

ナカゴー

王子小劇場(東京都)

2010/02/17 (水) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★

大丈夫か!? Mrs.fictions!!
Mrs.fictions主宰の今村君が面白すぎ。につき必見!

ネタバレBOX

学芸会レーベルでのダニエル君を超える存在感に爆笑。

全体に初日の荒っぽさはあったけれども、
ナカゴーならではの破壊力満点の登場人物と、
物語の超展開に身がヨジレル。

当然もう一回観に行きます!
隣にいても一人

隣にいても一人

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/01/17 (木) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

【青森編】伝説の名優 畑澤聖悟(渡辺源四郎商店店主)の怪演を堪能!
それを迎え撃つ森内美由紀(青年団)、工藤倫子(青年団)も
存在感をアピール、翻弄される小寺悠介も好演。

ネタバレBOX

この3年程観た青年団の演劇の中で、
最もドタバタした作品だったかも。
演技の大きさでいうと【帯広編】の倍以上なのだけど、
それがまったくもって気にならない程、
めちゃめちゃ面白い!

で、理由を考えてみた。
答えは簡単に見つかった。

そういう人が本当に存在しそうか?どうか。
というコトでした。
リアクションが大きくても、
役者の技術力が高く、
リアルに感じる人物造形であれば、
OKなのだと。

このバージョンで言うと、
スキンヘッドで強面で大柄な男が、
弟に対して高圧的だったり、
奥さんに対して弱気で子供じみた態度だったり、
それに伴うリアクションの大きさや、
また、そんなダンナに対する、
奥さんの容赦ない強力な突っ込みは、
物語を勢い良く展開させる為にはアリだなと。

しかしこれが一転、
キャラクター造形が中途半端だったり、
役者の技術が低かったりする場合に、
やたら芝居が大きいと正視に堪えなくなる。
ということかなと。

残りのバージョンも、
どんなキャラクターが飛び出すのか、
とても楽しみであります。
Get Back!

Get Back!

グリング

ザ・スズナリ(東京都)

2007/11/28 (水) ~ 2007/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

凄いなぁ青木豪。
前半の1時間まったく飽きさせず。
役者陣の技術の高さはもちろんですが
それを総てコントロールする演出力も凄いなと。

ネタバレBOX

個人的には、片桐はいりはtoo muchだと思うが、
暴走を許さないトコロは凄いなと。
ラストは好き嫌いが分かれる所だと思われますが、

今回の大当たりは遠藤留奈で、上手くなったなと。
ポツドール、ゴキコン、スマートボールと観て来て、
若くて存在感のある女優さんだと思っていたけれど、
今回は抜群に良いのではないかと。

町田マリー(毛皮族)、内田慈、水野顕子(アーノルド)に続く
小劇場界の悪魔女優(小悪魔どころじゃない存在の意)
降臨という感じ。
あなたの部品

あなたの部品

北京蝶々

「劇」小劇場(東京都)

2008/03/04 (火) ~ 2008/03/08 (土)公演終了

満足度★★★★

作演の大塩哲史が、25歳という年齢で、
この作品を創り上げたってのは評価すべきかも。

かなり扱いがデリケートにならざるをえない
複数の要素を真正面から扱ったのに好感。

ネタバレBOX

終盤の薄明かりの中の演出が、
かなりグッと来る。というか、かなり怖い!

劇団員が同世代故、
存在感にリアルさが欠ける俳優がいるのが、
もったいないなぁと。

この問題は劇団の今後の課題なので、
色んな世代の客演をもっとバンバン入れて、
劇団の俳優陣も外部に客演して、
作演は劇団外でも作品を手掛けて、
より強度のある劇団になっていって頂きたいなと。

4月にはこの作品のアンリミテッドバージョンが
早稲田で上演されるので、それがすこぶる楽しみ!

若手演出家コンクール2007の受賞にも期待大!
トカゲを釣る-改-

トカゲを釣る-改-

スロウライダー

新宿シアタートップス(東京都)

2008/09/02 (火) ~ 2008/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★

再構築どころか、完全新作&新生スロウライダー!
初演も観ていますが、
独特の湿度の高さというか、ぬめっとした手触りというか、
スロウライダー独自のホラーという虚構の世界を、
きちんと舞台上に成立させているのがいつもながらスゴイなと。
美術、照明、音楽、音響、の各スタッフの総合力の賜物かなと。

しかも今回は、従来の難解で気味の悪い
ホラーテイスト一色の物語ではなく、
今まで以上に人物同士のドラマを描くのに、
より多くの部分が費やされていて、
人間の弱さや、愚かさが可笑しかったり等等、
物語としての味わいが深くなっているのが良いなと。

ネタバレBOX

単なるモンスター物で終わらせず、
遺伝子操作の悲劇につなげたり、
ホラーという虚構の世界に、
人間ドラマのリアルさと時代性のリアルさを
組み合わせることにトライして、
より大きな世界観を生み出せる事を証明した1作になったのではと。

欲を言えば、
人物描写をもっと丁寧に掘り下げて、
人間ドラマの部分にリアルさを増して欲しかったのと、
現実と妄想の転換のギミックが、鮮やかであればなと。

モチロン1発でベタに構造を解らせる必要もないと思うし、
例えば断片的な情報(ヒント)を畳み込むように提示して、
観客が物語の仕掛け(答え)に気づいた時に、
ガッツポーズモノのカタルシスが味わえれる感じならば、
星10個あっても足りないくらいでしょう。
火宅か修羅か

火宅か修羅か

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2007/12/21 (金) ~ 2008/01/14 (月)公演終了

満足度★★★★

2回目の観劇ということで、
シーンごとのメインではない方の
役者陣の演技を中心に観る。

驚愕の細やかさ!

ネタバレBOX

聞いちゃいけない話を、
うっかり聞いてしまって、
笑いをこらえるとか、
ばつが悪くて視線を落とすとか、
ホント細かいなぁと。
しかも物凄く自然だし。

青年団の役者陣の凄さを、
再確認させられました。
俺の屍を越えていけ【無事に終了しました】

俺の屍を越えていけ【無事に終了しました】

七里ガ浜オールスターズ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2010/11/01 (月) ~ 2010/11/07 (日)公演終了

満足度★★★★

プロデュース公演の鬼門がっ!?
「良い役者が集まっているのに何だかなぁ。」
と思ってがっかりな仕上がりな作品が多いプロデュース公演ですが...、

ネタバレBOX

佐藤みゆきのブスカワイさ、浅野千鶴の秋葉系体育会ノリ、須貝英のまるでダメ男、葛木英のお色気高慢っぷり、野口雄介のテキトー&熱血な業界ノリ、瀧川英次のチャラ男&熱血っぷりが、六芒星の如く絶対的な均衡を保っていて、その各俳優のパワーバランスの絶妙さが、見事プロデュース公演の鬼門を封印したかなと!
珍しいキノコ大図鑑

珍しいキノコ大図鑑

珍しいキノコ舞踊団

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2008/08/08 (金) ~ 2008/08/10 (日)公演終了

満足度★★★★

色んなキノコが大盛りで、お腹いっぱい大満足!
休憩中もロビーで踊っていたり、
過去のフライヤーや舞台写真も展示されていたり、
とても楽しいダンス公演。


ネタバレBOX

今までのキノコのダイジェスト集になっていて、
目が離せない構成になのも贅沢。

以前見てお気に入りだった移動するサブトンのダンスが
再び観れて大満足!

1部のラストでスタッフを含めダンサーたちが、
客席になだれ込んでくるのも、異常に楽しい!


リア王

リア王

東京デスロック

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉県)

2009/03/26 (木) ~ 2009/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

REBIRTHシリーズ最後ということで。
ここ1年のデスロックエッセンスの詰め合わせが楽しい!
オープニング曲のイントロを聴いただけで噴き出してしまいました。

もちろんデスロック所見の人にも楽しめる趣向が盛り沢山です。
今日の千秋楽では、舞台上でさらにどんな化学変化が起こっているのか、
楽しみで楽しみで。

ネタバレBOX

佐山和泉と堀井秀子の悪の長女次女コンビが破壊力抜群で面白い!
革命日記

革命日記

青年団

アトリエ春風舎(東京都)

2008/01/30 (水) ~ 2008/02/12 (火)公演終了

満足度★★★★

2回目の観劇!
初日はテンぱっていたのか、
俳優陣が皆突っ走り気味で、
ちょっとドタバタ感が強かったのだけれど、
芝居が安定し、感情のセーブが効いてきて、
微妙なニュアンスの表現がとても面白くなっている。

ネタバレBOX

大久保亜美、木引優子の2人が、
特に良くなっていて
宇田川千珠子、中村真生のナイスアシストで、
観客の大笑いを誘発!

鄭亜美はまだかなり声が大きく、ウザイ。
原因は彼女の声質の問題かもとも、
系統的にはドラえもん(大山のぶよver)声を、
濁りと柔らかさとを少なくして、
金属っぽく固いキンキンさせた感じに変え、
それをさらに早口でまくし立てるので、
もう、お腹いっぱいに。
それをやり込めるべく近藤強、桜町元が
大声で台詞をかぶせるのでヤリ過ぎ感が強くなり、
ちょっと残念な感じ。
ま、彼らはその後すぐトーン押さえるので良いのだけれど。





おばけが出現

おばけが出現

わっしょいハウス

アトリエヘリコプター(東京都)

2011/05/27 (金) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

五反田団を真っ当に
引き継いでないのが良い(笑)
ナマヌル~い空気が面白い。

ネタバレBOX

立蔵葉子が飛び道具でなく、等身大のおんなの子なのも新鮮!
スクエアなヒトビト

スクエアなヒトビト

劇団K助

ウッディシアター中目黒(東京都)

2007/12/07 (金) ~ 2007/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

オールドスタイルのウェルメイドコメディ。
なのですが、ここの脚本には毎度舌を巻く。

ネタバレBOX

張りめぐらせた伏線を丁寧に回収して、
あ~、これで終わっちゃうと
ベタだなぁ~。と思っているところで、
さらにもう一押しの大どんでん返しが、
必ず用意されているのが凄い!

オールドでベタなのに見逃せない
そんな恐るべき劇団です。
TorinGi(トリンギ)「捨てる。」再演【キャスト写真UP】

TorinGi(トリンギ)「捨てる。」再演【キャスト写真UP】

feblaboプロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2010/09/24 (金) ~ 2010/09/29 (水)公演終了

満足度★★★★

初演より
タイトになり、物語や人物造型が増し増しなのが良い感じ!

女道 渋谷編

女道 渋谷編

女道xxx

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/01/30 (水) ~ 2008/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★

さすが鬼才!西村和宏(青年団演出部)!!
オムニバスの3編を全く違った演出で仕立てて来る。

三条会や東京デスロックに通じる、
定番の演出方法を破壊して、再構築していくタイプの演劇。

ネタバレBOX

脚本自体は、個人的にはあまり好みではない
ぽや~んとしたファンタジーなので、
そのまんまベタな演出だと苦痛を伴いそうなのだけど、
西村演出にかかると、物語を追うことを忘れる位、
そこにいる俳優の存在自体がメチャメチャ面白くなってる。

ま、ストレートプレイ専門の人には、
訳分かんなくて、不愉快極まりない演劇!
でしょうけれど。(笑)
はなとゆめとお菓子

はなとゆめとお菓子

はなとゆめ

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2008/02/29 (金) ~ 2008/03/02 (日)公演終了

満足度★★★★

今回もブッチギリのトホホワールド全開!
脱力系演技に生ユル~イ下ネタをMIXした、
はなとゆめの世界は、一度ハマルと止められなくなります!


ネタバレBOX

台詞を言った瞬間、
完全に場をかっさらっていく
吉田麻生(むっちりみえっぱり)のイッちゃってる感は、
今回も健在です!

その他俳優陣も、
粒揃いなんてエッジが効かない、
時代遅れなキャスティングだと感じさせる程の、
絶妙ないびつ揃いで素晴らしい。

ハロプロの芝居を、ここの戯曲と演出でやると、
多分3~4年はロングラン出来るのではないかなとも。
お台場SHOW-GEKI城「ワスレモノ」

お台場SHOW-GEKI城「ワスレモノ」

クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)

フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)

2007/12/22 (土) ~ 2007/12/25 (火)公演終了

満足度★★★★

なかなかに良く出来た脚本だなと。
1月末からの次回公演は見逃せないです!

1位:ハイバイ「おねがい放課後」
2位:タテヨコ企画「宇宙ノ正体メロス編」
3位:クロカミショウネン18「ワスレモノ」
4位:MCR「Track Back System」
5位:劇団コーヒー牛乳「コーヒーパーク~男の70分」
6位:ブラジル「センチメンタル☆草津」
7位:スペースノイド「NO.721」
8位:劇団上田「ハリウッド」
9位:柿喰う客「親兄弟にバレる」
10位:グワィニャオン「音小僧と殻少女」
11位:とくお組「近未来パーク」
12位:猫☆魂「happiness!!!」

ネタバレBOX

どんでん返しが3回もある演劇には、
なかなか出会えないものです。

役者の技術にバラツキがあり、
スピーディーな展開を要する前半部で、
どうしても停滞して見えてしまったのが、
もったいないなと。
いもづる

いもづる

海千山千プロデュース

小劇場 楽園(東京都)

2007/12/04 (火) ~ 2007/12/09 (日)公演終了

満足度★★★

初見でしたが、良い感じ!
21才~74才までの役者が
それぞれ良い持ち味を発揮している
良く出来た会話劇。
オールドスタイル寄りではあるが、
許容範囲かと。

介護や世代間のギャップなど
今の現実の切り取り方が良い。

方舟(はこぶね)

方舟(はこぶね)

コマツ企画

王子小劇場(東京都)

2008/02/07 (木) ~ 2008/02/11 (月)公演終了

満足度★★★

本井博之(コマツ企画)は、
怪しさが最後まで炸裂せず。残念!

ネタバレBOX

俳優陣は皆達者で、面白おかしく進んでいくものの、
物語りは大きく破綻することなく、
しかも、まさか、こうなるのでは?と
途中で危惧したありきたりな結論になってしまい。
それは、いかがなものかと。

このページのQRコードです。

拡大