アイーオウ!吉川の観てきた!クチコミ一覧

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神の声が

神の声が

Not in service

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2008/02/14 (木) ~ 2008/02/18 (月)公演終了

満足度★★★★

ダメ!と面白い!のハーフアンドハーフ。
ほんと早稲田周辺は、
突然変異みたいな演劇が出てくるので、
目が離せないなと。

女子ver.を観劇。

ネタバレBOX

最初は、キャラを作りこみ過ぎな登場人物達の
だらだらで多弁な感じが、
薄っぺらく見えて、鼻につくのだけれど、
筋を追うごとに段々と各キャラがの解像度があがり、
しっくりとハマって来るのに驚く。

上演時間が約2時間と、ちょっと長すぎた感が。
特に前半がキツイので、その辺が今後改善されていくと、
かなり面白い演劇を観せてくれるのではないかと、
期待は大。

ネクラでアニメ好きないじめられキャラ役の
水井里美の開き直っていく感じや、
対人恐怖症気味でミッシェルガン&お洒落好きな
佐野絢子のキレ方が
メチャメチャ面白いなと。

ラストシーンも一枚絵の様でシビレル。
「根拠のない余裕」

「根拠のない余裕」

月刊「根本宗子」

タイニイアリス(東京都)

2010/07/23 (金) ~ 2010/07/26 (月)公演終了

満足度★★★★

作演:根本宗子=20歳の小娘恐るべし!(笑)
べネックスの映画「ベティ・ブルー 愛と激情の日々」を思い起こす。

ネタバレBOX

個人的には、仕掛けがもう少し早めで、ラストはもっと破滅的でカオスな方が好みだけど、まぁそこまでは望みすぎかなと。
俺の屍を越えていけ【無事に終了しました】

俺の屍を越えていけ【無事に終了しました】

七里ガ浜オールスターズ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2010/11/01 (月) ~ 2010/11/07 (日)公演終了

満足度★★★★

プロデュース公演の鬼門がっ!?
「良い役者が集まっているのに何だかなぁ。」
と思ってがっかりな仕上がりな作品が多いプロデュース公演ですが...、

ネタバレBOX

佐藤みゆきのブスカワイさ、浅野千鶴の秋葉系体育会ノリ、須貝英のまるでダメ男、葛木英のお色気高慢っぷり、野口雄介のテキトー&熱血な業界ノリ、瀧川英次のチャラ男&熱血っぷりが、六芒星の如く絶対的な均衡を保っていて、その各俳優のパワーバランスの絶妙さが、見事プロデュース公演の鬼門を封印したかなと!
目を見て嘘をつけ

目を見て嘘をつけ

KAKUTA

シアタートラム(東京都)

2008/01/10 (木) ~ 2008/01/16 (水)公演終了

満足度★★★★

良く出来た設定だなと感心しつつも、
中心となる家族の演技のバラツキと、
セリフに書かれていない部分があることで、
それぞれの思いや立ち位置や距離感が、
やや不透明でもったいないなと。


ネタバレBOX

一方、
先生と事務員、
漫画家とマネージャーの2組は
役者陣も魅力的で背景も因果関係も
きっちり描かれているので面白いしグッと来る。

住職&巫女の
賑やかしコンビもナイスアシスト。

前半で筒井真理子が、
女性としか見えてしまう時があるので
観客の反応が半々に分かれてしまうのが残念。
そこが変わっていくと良いかなと。

あと男性にも女性にも本当には理解してはもらえない
悲しさや寂しさがもう少し感じたいかなとも。

成清正紀は事件に絡む具体的な情報と、
後悔や未練や憎悪などの感情との結びつきが、
直接的過ぎるので、もう少し深みが欲しいなとも。

あと2回観るので、
どう変化して行くのかが
楽しみではありますが。

隣にいても一人

隣にいても一人

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/01/17 (木) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

【広島編】あれっ?広島って
もうちょっと抑揚のついた訛りがあるんじゃなかったっけ?
と思うほど標準語化されている広島編。
ま、その分理解不能な言葉はなく100%戯曲を理解。
そして、平田オリザ的不条理劇を堪能。

ネタバレBOX

面白いな~コノ演劇。
夫婦になってしまった若い2人の問題が、
ことあるごとに離婚寸前の兄夫婦の話に脱線するが、
自分たちのことを棚に上げて、
もっともらしい説教を述べる姿が、
物凄くリアルで大笑いする。

今回8バージョンあるのですが、
もちろんコンプリート致しますよ。
華々しき一族/お婿さんの学校

華々しき一族/お婿さんの学校

ハイリンド

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/11/18 (水) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★

モリエールの『お婿さんの学校』が秀逸!
大爆笑してしまいました。

ジンジャーに乗って

ジンジャーに乗って

快快

王子小劇場(東京都)

2008/05/15 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★

2回目観劇。
初日よりもくだらなさ倍増で破壊力アップ!

ネタバレBOX

1幕目は、
初日の2倍増しのノリで、
隙あらば突っ込んで来る
体を張ったネタが、メチャメチャ楽しい!

2幕目は、
台詞をしゃべりながらバタバタ人が死んで、
また直ぐに生き返って台詞をしゃべる。
を繰り返す演出が新しくなっていて、
コレが初日は単調に感じた部分に、
変なリズムが加わっていてミョ~に可笑しい。

ようやく期待した快快らしさが感じられたかなと。

さて、ここから楽日に向けて、
どう予想外に変化していくのか?
が、最大の見所かなと。
リア王

リア王

東京デスロック

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉県)

2009/03/26 (木) ~ 2009/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

REBIRTHシリーズ最後ということで。
ここ1年のデスロックエッセンスの詰め合わせが楽しい!
オープニング曲のイントロを聴いただけで噴き出してしまいました。

もちろんデスロック所見の人にも楽しめる趣向が盛り沢山です。
今日の千秋楽では、舞台上でさらにどんな化学変化が起こっているのか、
楽しみで楽しみで。

ネタバレBOX

佐山和泉と堀井秀子の悪の長女次女コンビが破壊力抜群で面白い!
火宅か修羅か

火宅か修羅か

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2007/12/21 (金) ~ 2008/01/14 (月)公演終了

満足度★★★★

2回目の観劇ということで、
シーンごとのメインではない方の
役者陣の演技を中心に観る。

驚愕の細やかさ!

ネタバレBOX

聞いちゃいけない話を、
うっかり聞いてしまって、
笑いをこらえるとか、
ばつが悪くて視線を落とすとか、
ホント細かいなぁと。
しかも物凄く自然だし。

青年団の役者陣の凄さを、
再確認させられました。
自転車の盗難

自転車の盗難

ナカゴー

王子小劇場(東京都)

2009/01/07 (水) ~ 2009/01/12 (月)公演終了

満足度★★★★

昨年最大の掘り出しモノ!
一昨年の最大の掘り出しモノは「ろりえ」だったのですが、
昨年はナカゴーがブッチギリでした。

ネタバレBOX

相変わらず自意識と自己顕示欲がひん曲がった若者の、
なんだかなぁな日常を、全くの予測不可能な展開で描いています。

稽古不足な感じは否めません。が、
笑おうと思って観ていなくとも、
所々に散りばめられた、
物凄い破壊力の台詞や展開には
思わず吹き出してしまいます。

昨年末の五反田団のいわきの女子高生とのお芝居に、
近い破壊力かと。
シナトラと猫(改訂版)

シナトラと猫(改訂版)

MCR

駅前劇場(東京都)

2008/03/11 (火) ~ 2008/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★

「猫」
関村俊介(あひるなんちゃら)のなげやりな猫っぷりに笑う。
こんなにフテブテシイ表情の似合う俳優もいないよなと。
他の俳優陣も可笑しく楽しい。

個人的には俳優がフリーにやっている様な演出は好きではないので、
いかがかなと思う箇所のだけど。
ま、客席は沸いていましたが。

吉田久代(ククルカン)の
だらしなく、たくましい母親がすこぶる良い。

革命日記

革命日記

青年団

アトリエ春風舎(東京都)

2008/01/30 (水) ~ 2008/02/12 (火)公演終了

満足度★★★★

2回目の観劇!
初日はテンぱっていたのか、
俳優陣が皆突っ走り気味で、
ちょっとドタバタ感が強かったのだけれど、
芝居が安定し、感情のセーブが効いてきて、
微妙なニュアンスの表現がとても面白くなっている。

ネタバレBOX

大久保亜美、木引優子の2人が、
特に良くなっていて
宇田川千珠子、中村真生のナイスアシストで、
観客の大笑いを誘発!

鄭亜美はまだかなり声が大きく、ウザイ。
原因は彼女の声質の問題かもとも、
系統的にはドラえもん(大山のぶよver)声を、
濁りと柔らかさとを少なくして、
金属っぽく固いキンキンさせた感じに変え、
それをさらに早口でまくし立てるので、
もう、お腹いっぱいに。
それをやり込めるべく近藤強、桜町元が
大声で台詞をかぶせるのでヤリ過ぎ感が強くなり、
ちょっと残念な感じ。
ま、彼らはその後すぐトーン押さえるので良いのだけれど。





ボン・ボヤージュ[次回は10月番外公演!!!]

ボン・ボヤージュ[次回は10月番外公演!!!]

クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)

駅前劇場(東京都)

2009/05/23 (土) ~ 2009/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

キラッキラッ!のシーンにグッとくる。
仕上がりが粗いのが気になったのだけど、

ネタバレBOX

二人の母と娘とのバースデーパーティーのシーンが、
その先に確実に悲劇が存在することを自覚しつつ、
それでも、目一杯短い時間を楽しもうとする姿が、
キラッキラッに輝いていて素晴らしく良い。
窮する鼠

窮する鼠

JACROW

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/10/12 (火) ~ 2010/10/17 (日)公演終了

満足度★★★★

3本目の情報の出し方に
シビレル。
次回作へ繋がるスニークプレビューにもなっていて、
来年1月の本公演が超楽しみ!

動かない生き物

動かない生き物

らくだ工務店

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/10/23 (土) ~ 2010/10/28 (木)公演終了

満足度★★★★

石曾根作演のコノ
“そつの無さ”は、凄いなと。
今小劇場でウェルメイドな作品を創作し続けている劇団は貴重かなと。

陰漏(カゲロウ) <<劇場版+画廊版>>

陰漏(カゲロウ) <<劇場版+画廊版>>

乞局

アトリエヘリコプター(東京都)

2007/10/24 (水) ~ 2007/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★

≪画廊版≫うん。コッチの方が断然好み!
劇場版では根津茂尚の延々のキレ芝居に
食傷気味だったが、

ネタバレBOX

今回は様々な人物同士のやり取りで
いきなりパワーバランスが
逆転するのがとても面白い。

キャラクターの造形もグッと良くなっていて
地方出身者役の木引優子(青年団)が、鞄代わりに
ピンクの唐草模様の風呂敷を首にくくりつけてる姿に悶絶!
そう、彼女はまさにカワイイ天才バカボンキャラですから!

劇場版よりは多少良くなっているモノの
やはりオールドスタイルの演技が
混じってしまっている点が残念。

あと、結構状況説明を端折っているので
画廊版だけを観た人には伝わったのかどうかが
やや心配ではあります。
みじめ慣れ

みじめ慣れ

月刊「根本宗子」

タイニイアリス(東京都)

2010/02/06 (土) ~ 2010/02/08 (月)公演終了

満足度★★★★

悪くない!
明日8日、観劇マニアDayにマチソワありますので、
本谷有希子や空間ゼリーの初期を観ていらっしゃる諸先輩方に
足を運んで頂いて、是非感想をお聞きしたい!という感じです。

吉川が直ぐにCMの仕事を発注できそうなキレイどころも揃っていますよ。

ネタバレBOX

設定と比較するとトーンが淡い目なので、
もっと女性のエグい話が好きな人には食い足りない感じかも。

気に入ったのは松浦英市と相樂孝仁の男ども(あえてども)の描き方。
基本ダメ人間なのだけど、なんだこの憎めなさは。(笑)

花田薫子の粘着質なキャラも行き過ぎてないのがお好み。

上演時間70分と短めなので、もう30分位
この人たちがさらに何をしでかすのか観ていたかったです。
15 minutes made vol.3

15 minutes made vol.3

Mrs.fictions

ザムザ阿佐谷(東京都)

2008/01/24 (木) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

面白い劇団と、どうしようもない劇団との
相変わらずの混在ぶり。
勝手にランキングも

ネタバレBOX

記述は上演順。

【第7位】ファンカスキャンパーズ009「ネガメ」
冒頭のダンスから、設定、キャラ造形、
演技スタイル、演出の全てがオールドスタイル。
何故今コレを?不思議で仕方がない。

【第4位】世田谷シルク「あかいくつ?」
全体の世界観に対する美意識が、
まだクリアになっていないので、
もったいないなぁという仕上がり。
本公演ではバッチリ決めて頂きたいモノです。

【第6位】圧力団体イクチヲステガ「タブラササ」
オムニバスになっていたのだけど、
宴会芸の域を出ていない印象。
一番最後のロボット?ネタは興味深い。
もっと作り込めば、さらに面白くなるとは思うけれど、
これを1時間半観続けられるかと言うと、それは無理。

【第1位】FUKAIPRODUCE羽衣「丸いじゅうたんの喫茶」
出た!羽衣ワールド炸裂!

独特の手書きドローイングの舞台美術に
立ち上がる異世界に登場する、
フリークスのような男優陣と
何だかエロイ女優陣。
壊れた散文詩のような会話に
呪いの呪文のような歌。

ダーク&エロファンタジー感満載の
まさに唯一無二のミョージカル!(奇妙なミュージカルの造語)

オカマのシャム双生児が、
同性愛者で近親相姦で
コーラスガールって!一体ナニ?
怪老人 藤一平の異常な存在感が良い。
女優陣が押さえ気味なのがもったいなかったが、
まぁ、コレぐらいに押さえておくのもアリかもと。

【第5位】小沢哲人(oOLOm)「一方ネットの持つこうしたカスケード性、を」
生で撮影している役者の姿を
スクリーンに投影したり、
TVモニターに写るビデオの女性との
やり取りが合ったり、
顔だけを白塗りにした女性の舞踏風の動き等が
同時多発的に演じられ、実験作っぽいつくり。
強力な引力を感じさせず、散漫な印象。

【第2位】劇団競泳水着「記念日 15分版」
男と女のエピソードの展開のさせ方が、
さすが!競泳水着!とうなる上手さがあるが、
キモになる誕生日の掘り下げが薄口だった分、
ラストのセリフでガッツポーズにはならず。
本公演ではその辺をもっと練りこんで行って頂きたいなと。


【第3位】Mrs.fictions「戦わない、デイズ」
ゾンビものなのだけれど、
変なゆるさと緊張感のバランスが面白い。
夏見隆太と石井舞が良い感じ。
隣にいても一人

隣にいても一人

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/01/17 (木) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

【熊本編】青森編に匹敵する面白さ!
やっぱりコレぐらい色が出る方言の方が、
グッと来る!なと。

何気ない問いかけや、返事が既に面白い。

個人的には鹿児島編、名古屋編なども
観てみたいなと。

unlock#2:ソラリス

unlock#2:ソラリス

東京デスロック

こまばアゴラ劇場(東京都)

2007/08/10 (金) ~ 2007/08/14 (火)公演終了

満足度★★★★

う、海が!
アゴラ劇場の中に!ある?
(投票用の追加レビューです。)

演劇に一番求めているコトが、
この場所でこんなコトをやってくれるんだ!
という驚きだったりするので、
冒頭にあの海を見せられた時点で、
すでにガッツポーズでした。

夏目慎也と石橋亜希子(青年団)の
愛を確認し合うシーンが美しい。

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