激熱 2023夏
ユーキース・エンタテインメント
STUDIOユーキース(東京都)
2023/07/09 (日) ~ 2023/07/17 (月)公演終了
ヌシのハラ
劇団マカリスター
駅前劇場(東京都)
2022/06/01 (水) ~ 2022/06/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
新体制劇団マカリスターの新作。期待にたがわずマカリスターらしさは失わずに新体制ならではの新しい面が見えたような気がします。
これまでにない人間の暗黒面にざっくり斬り込んでかつ奇妙な味わいを与えてくれる良作。
ただし、これまでのシュールさ期待しているとそれがちょっぴり違った方向性に向いている、のかなぁ
THE NUMBER
演劇企画集団THE・ガジラ
ワーサルシアター(東京都)
2019/06/18 (火) ~ 2019/06/23 (日)公演終了
満足度★★★
ちょっぴり荒んだ世界観(嘘⁉) 初日は大入りで劇場空間自体の密度ともに相まって緊迫した時間を過ごせました。ひとつの章立てが短くて、その積み重なりにも圧力すら感じるところは、観るときは視覚だけではなく触覚も大事だなぁ。
ト音
劇団5454
赤坂RED/THEATER(東京都)
2019/03/27 (水) ~ 2019/04/07 (日)公演終了
満足度★★★★
再々演ということで、非常に手馴れた印象を受ける学園モノ。
日常的な風景からだんだん不安な非日常へ引き込まれてゆく感覚はちょっぴりホラー、
学生たちと教師のコントラストがとても面白い、ダメ教師なのか、厳格な教師なのか?
「みな人間だった。」というさわやかな後味とともにストーリー自体にはやるせない感傷もあり、満足感にあふれれる作品でした。
我が名を呼べ!我が名は天子シロマである!〜ご来場ありがとうございました!〜
〒機巧ぽすと〒 (からくりぽすと)
d-倉庫(東京都)
2016/06/01 (水) ~ 2016/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★
その名を叫べ!
本来、群像劇になりそうな物語を限られたキャストで演じるのは、アタリハズレが大きいのだけど、これは役者たちへの挑戦だったのかなとも思える作品でした。
初回は平日で冒頭10分見逃しましたが、やはり説明不足気味はしょうがないかな、と、序盤の謀反、海軍の将軍(?)だった首謀者が天子と面識がないとか、影武者の必要があったのか・・・?などと悩むより、ここは主人公と敵役の初対面と割り切るとスピード感にあふれていてこれからの因縁の始まりと受け取るべきでしょう。 「神の子」「国民」「民主主義」なんか浮ついたように聞こえた台詞はあくまでたてまえ、本質的に受け入れられないライバル関係とみると、そこには「汚れたジャンヌ・ダルク」vs「悪の坂本竜馬」の図式がラストまで太い芯として貫かれていました。
主人公のシロマ/クワンの事を「汚れた」と形容したのは「聖女」よりも生々しく生きた彼女のスタイルは「生きる」ということに於いて清濁合わせ飲む度量の大きさ、汚れてもなお「ロマ」(ジャンヌ・ダルクの異名)としてその名を呼びたいなぁ。
これは役者さんからうかがったのですが、あえて特定の歴史、事象をそのまま下敷きにするのではなく、無制限に組み合せてみるのも当初からの目的だったので明治維新のような、そうでないような不思議な世界観はちょっぴりる観る者になじめるかの判断を迫ってきそうである。
基本的にこの作品はどこまで役者さんがその役を生き切った(演じきった)かということで、それは観る者によくつたわったんじゃないかなとおもいます。
はてさて、この世界、この対アアルカナイカ・・・誰が知ろうか?