OJINの観てきた!クチコミ一覧

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バンク・バン・レッスン(劇団かえる)

バンク・バン・レッスン(劇団かえる)

劇団かえる

STスポット(神奈川県)

2017/09/17 (日) ~ 2017/09/18 (月)公演終了

満足度★★

演劇を身近に!をコンセプトに無料で公演を行なっている社会人劇団ということで、期待して見に行きました。が、今日の公演は、初回の公演ということで何か不都合があったのか、15:00開始のはずが待てど暮らせど客席には音楽がながれるだけ。15:10になってようやく前説が始まりましたが、前説で促されトイレに行く人が続出し、結局本編が始まったのはなんと15:20過ぎ。前説って普通は開演前にするものですよね。前説自体もコメディータッチになっていて楽しませようという意図は伝わってきましたが、このような状況では逆効果、伝わってきませんでした。いろいろ考えての演出なのでしょうが、状況によっては、本当に必要なことだけでさらっと済ませて遅延時間短縮に努めてもよかったのでは(もしかして、この前説も時間稼ぎ?)。結局前説でもカーテンコールでも開始遅延に関し説明もお詫びもなし、何事もなかったかのよう。さらに開始直前に16:30終演予定とアナウンスされたにも関わらず、結局終わったのは当然ながら20分押しの16:50過ぎ。このあたりもアナウンスには臨機応変に対応して欲しいところ。時間厳守は最低限のマナーというかルールだと思います。内容云々以前の当日運営の部分でがっかり、非常にもったいないスタートでした。
内容はというと、不朽の名作とありましたが、コメディなのかシリアスなのか絞りきれていないドタバタ劇という感じで、全体を通じてなんとなくぎこちない感じが漂い、演技も中途半端に感じられ、途中で何度も笑いは起きるものの肝心のラストでさほどの盛り上がりも感動もなし(これはあくまでも終わり時間がとても気になっていた私にとっては・・・ですが)。音楽や照明ももう一工夫できたのではと感じました。
デジャブのように同じシーンやセリフが繰り返されたり、必要以上に演技がオーバーアクションに感じられたり、せりふが棒読みに感じられたり、本業を持つ社会人劇団さんであくまでも無料公演ということで仕方ない事かもしれませんが、若手の小劇場を中心に活動している他の(プロの)劇団と比べると、舞台にかける熱量は負けてはいないでしょうが、正直少し見劣りする部分があり、もう一工夫すればもう少し高められたのではと残念でした。所詮無料公演ということで過度の期待はしてはいけないと観客に思わせてはダメ。こんな舞台を無料で見せるなんてどうかしてるぜ・・・と思わせて成功。演劇にかける心意気は素晴らしい劇団さんなので、今後も応援したいという意味も込めて、少し厳しい意見を書かせて頂きました。千秋楽に向けてどんどんよい舞台になることを期待いたします。是非がんばってください。

THRee’S[スリーズ]

THRee’S[スリーズ]

SANETTY Produce

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2017/09/15 (金) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

とにかく素晴らしい舞台でした。歴史物かと思いきやファンタジーの要素もあり、意外な最後には涙がこみ上げてくるいろんな要素がてんこ盛りの舞台でした。特に殺陣は本当に見応え十分。もうドキドキです。俳優さん良し、脚本良し、演出良し、衣装良し、セット良し、小道具良し、音楽良し、照明良し、その他諸々全て良し(といえるほど演劇通ではありませんが)の、これぞザッツエンターテイメントと言える是非見るべき舞台だと思います。登場人物も多く、時間の経過も複雑なので、2度3度見るともっと内容がよくわかり、違った感動があるのでは思います。

君の名前を藍色の空に呟いた。【ご来場ありがとうございました!】

君の名前を藍色の空に呟いた。【ご来場ありがとうございました!】

劇団えのぐ

南大塚ホール(東京都)

2017/09/09 (土) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

心が痛くなるような、なんとも切ないストーリーでした。誰かを守りたい、大切にしたいという純粋な思いをみんなもっているのに、その想いを素直に伝えられなかった、受け止められなかった為に、すれ違い・・・そして思いが強かった分傷つけてしまい、誰もがつかめたかも知れない本当の幸せを逃がしてしまう、そんなシリアスな話でした。母親(弥生さん)役の奥富さんが舞台に安定感を与えていたのと、いつもはオカマだったりちょっと色もの的な役が多い松下さんが、今回はがっつり等身大の若者を演じていたのが、印象的でした。
個人的には、ラストはハッピーであって欲しい派なので大絶賛とはいきませんが、心に残るいい舞台でした。ただ、これまでキーマン的な役どころを演じていらした谷さんが脱退された穴は大きい印象はぬぐえず、えのぐのカラーも少し違って見えました。谷さんの姿を今後えのぐの舞台で見られないのは、本当に残念です。

えのぐ恒例の、客入れ時の松下さんの写真OKのパフォーマンスには、いつもなごまされます。それと、今回は大きなホールで椅子もゆったりで、リラックスして見る事が出来ました。その分大道具などは準備が大変なのでしょうが、ぎゅうぎゅう詰めの小劇場より、やっぱりちゃんとしたホールでの観劇はいいですね。

涙は雨に

涙は雨に

空想実現集団TOY'sBOX

シアター風姿花伝(東京都)

2017/08/31 (木) ~ 2017/09/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

初回の翠雨チームの舞台を観てきました。一冊のノートが紡ぐちょっと不思議な高校生の物語。ちょっとだけ昨年話題になった「○の○は。」を彷彿とさせる展開。随所に笑いの要素が盛り込まれていて、あっという間の90分でした。全員キャラ濃くて熱かったのですが、中でも林さんと成男、ぶっ飛んでいました。頭から離れません(笑)。
ラストは予想のはるか上行く展開でしたが、見終わってなんだか気持がほんわかと安らぐ、なんとも気持ちのいい舞台でした。
小劇場では珍しく座席が指定で客入れがスムーズだったり、主宰さんの前説が面白かったり、終演後名場面の撮影会があったり、出演者とハイタッチでの触れ合いがあったり、演者だけでなくスタッフも含め全員が来場者を楽しませようという意識が感じられる、今まで他の劇団では感じたことのない素晴らしい空間でした。
○○ニカ学習帳を模した公演パンフもシャレが効いていて秀逸。フライヤーもとてもきれい。劇中の音楽も、舞台にとてもマッチしていて、心に残りました。
ダブルキャストなので、紅雨チームの舞台も気になります。

サスペリア

サスペリア

A.R.P

千本桜ホール(東京都)

2017/08/23 (水) ~ 2017/08/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/08/25 (金) 19:00

4本のショートストーリーで紡ぐちょっと不思議な心理サスペンス。4本はテイストこそ違え、ちょっとした人間の心理の落とし穴を、考え抜かれた脚本と演出、それに俳優陣の熱量でたんたんと、そしてぐんぐんと見せる舞台で、90分間釘づけでした。個人的には1本目の「ラストゲーム」が好きでしたが、ほかの話も秀逸。
脚本・演出のA.ロックマンという人に興味がわく、心がなんだかザワザワする舞台でした。初めての方にもお勧めです。学芸大学駅から徒歩2~3分という好立地の劇場・千本桜ホールも気軽に見に行くにはおすすめです。

ナイゲン(2017年版)

ナイゲン(2017年版)

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2017/08/11 (金) ~ 2017/08/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

ナイゲンとは文化祭の「内容限定委員会」の略。出演者が劇中で見ている会議資料が、観客にも配布されるのは面白いアイデア。ネタばれになるといけないので話の詳細は控えますが、ざっくり言えば映画「12人の怒れる男」の高校版パロディーという感じ。決まりかけた会議が、ちょっとしたことで飛んでもない方向に進んでいく。学年間の対立、クラス間の対立、男女の対立…人間社会の縮図を見ているようでした。9人の各クラス代表と4人の実行委員、それぞれのキャラがたっていて、熱いの熱くないの。こんな奴いるな~と変に納得。大笑いしたかと思えば、ちょっぴりホロっとしたり、びっくりしたり共感したり、全く飽きない2時間でした。客席が舞台の3方向にあるもの面白い設定。どの席にどの演者が座るか座席表が張り出してあるので、早くいけば好きな演者の顔をしっかり見る席にすわることができます。それにしても、2時間以上しゃべりっぱなし・・・台詞を噛む場面もありましたが、そこはご愛嬌、よくもあれだけのセリフを覚えられるものかと感心。
いい意味で予想を裏切られた舞台でした。お勧めです。

Fehdeー針の尖ー

Fehdeー針の尖ー

ZERO BEAT.

Geki地下Liberty(東京都)

2017/06/21 (水) ~ 2017/06/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/06/21 (水) 19:00

残酷なシーンもありましたが、旗揚げ公演とは思えない上質で濃い内容の舞台でした。音楽も最高。ラストは意外で切なすぎます。ZERO BEAT.の今後に期待します。

テレビが来るぞ!

テレビが来るぞ!

劇潜サブマリン

千本桜ホール(東京都)

2016/12/15 (木) ~ 2016/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★

予想外の展開
タイトルや事前に公開されていたフライヤーからは全く想像のできないブラックな内容にまずびっくり。おまけにセリフの大半が東北(?)訛りで早口。よくも悪くも個性的な舞台でした。個人的にはハッピーエンドの話が好きなので、ちょっと後味が悪かったのですが、出演者の熱量も半端ないし、個性も強く魅力的でした。

---黄離取リ線---【ご来場いただき誠にありがとうございました!】

---黄離取リ線---【ご来場いただき誠にありがとうございました!】

劇団えのぐ

シアターKASSAI(東京都)

2016/09/29 (木) ~ 2016/10/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

すばらしかった
とにかく素晴らしかった。最後は心がほっこりして、全員号泣・・・。うかつにも50代のおっさんも涙してしまいました。
脚本が何より素晴らしかった。松下勇さんは、ただものではないと痛感。役者も個性が役柄にぴったり。
特に子供たちが自分の悲しい過去を回想するシーンは、涙なくしてはみられませんでした。
最後はハッピーエンド、演劇はこうでなくっちゃという、最高にホットでしっとりとした素晴らしい公演でした。
是非、DVD化をしてほしいです。

Angry12

Angry12

ヒエロマネジメント

新宿眼科画廊(東京都)

2016/07/15 (金) ~ 2016/07/20 (水)公演終了

満足度★★★★

見ごたえ十分!
舞台にはテーブルとイスだけ。あとは演者のみ。2時間…俳優出っぱなし、しゃべりっぱなし。あんな人いるよな、あいつ頭にくるな…いろんな感情が見ている人にわいてきます。だんだんと自分の意見を変えていく人たち、その心の描写が絶妙。最後は・・・。
動きもほとんどなし、きれいな舞台設備無し。俳優が演じる舞台は、客席のすぐ目の前。演劇を十分堪能させてもらいました。値段もリーズナブルな2800円。大満足でした。

さよならに橙色が霞む(ご来場ありがとうございました!

さよならに橙色が霞む(ご来場ありがとうございました!

劇団えのぐ

遊空間がざびぃ(東京都)

2016/03/24 (木) ~ 2016/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

気持ちのよい話でした
見て来ました。今回は番外ということで、2人の脚本家の作品が同時に見られるお得感のある舞台でした。
今回は、前半は男性チーム、幼馴染の友情劇が朝焼けを中心に展開され、後半の女性チーム、夫婦愛を夕焼けを中心にて展開され、最後に2つの話がつながり納得、前回の青色が直視できない辛い内容だっただけに、心が温かくなる非常によい内容でした。
次回秋の本公演も楽しみです。

4時44分、せつなに青く。【ご来場ありがとうございました!】

4時44分、せつなに青く。【ご来場ありがとうございました!】

劇団えのぐ

上野ストアハウス(東京都)

2015/10/01 (木) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★

重たいテーマでした
前半のテンポいい展開から一転、後半は重く辛いシーンで、見終わった後しばらく考えさせられました。
最近学生の嘱託殺人事件が話題になったばかりで、なんといっていいやら。劇場は夢の空間だと思うので、個人的には超シリアスな展開より、心が温まるような展開のほうが希望でした。しかしながら、作・演出の佐伯さんや、演者の方々の才能が感じられる、斬新な舞台であったことは確かでした。
次回来年3月の番外編に期待しています。今年5月の番外編は、最高でした。

新・水滸伝

新・水滸伝

松竹

大阪新歌舞伎座(大阪府)

2015/08/08 (土) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

感動しました
最初歌舞伎なんてと思っていたところもありましたが、凄い仕掛けあり、人情あり、純愛あり、本当に楽しめました。3Fの席でも十分楽しめました。男性の扮する女形の素晴らしさに、脱帽です。

-奇譚-地獄たられば

-奇譚-地獄たられば

グワィニャオン

上野ストアハウス(東京都)

2015/08/06 (木) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★

コラボ・・・いい
-奇譚-地獄たられば・・・初日の舞台、見てきました。最初おどろおどろしいムードで始まったのでどんな展開になるのかちょっと心配になりましたが、笑いあり、涙あり、考えさせられるところありと、てんこ盛りの1時間45分でした。
えのぐの皆さんの若さと、グワィニャオンの皆さんのちょっと落ち着いた感じと、客演の方々のはじけた魅力が満載でした。
劇場がちょっとさびしいところにあることを除けば、大変楽しめる作品でした。

静かにとけた桃色【ご来場いただき、誠にありがとうございました)

静かにとけた桃色【ご来場いただき、誠にありがとうございました)

劇団えのぐ

シアターシャイン(東京都)

2015/05/14 (木) ~ 2015/05/17 (日)公演終了

満足度★★★★

静かに溶けた桃色
テイストの全く違う2つのストーリーが前半/後半で展開されるとても楽しめる公演でした。
大掛かりな舞台装置もなく、有名俳優が出るわけでも無いですが、良くも悪くも若い俳優さん達の情熱が感じられる良い公演でした。
えのぐの色を軸に据えたコンセプトは大変良いと思います。青春時代のちょっと甘酸っぱい思いが蘇ってハッピーな気分になりました。

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