OJINの観てきた!クチコミ一覧

81-100件 / 135件中
脳ミソぐちゃぐちゃの、あわわわーで、褐色の汁が垂れる。

脳ミソぐちゃぐちゃの、あわわわーで、褐色の汁が垂れる。

オフィス上の空

シアタートラム(東京都)

2020/09/17 (木) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★

駅改札横という好立地、さらに空間も非常に広く、感染対策も徹底されていて、安心して観ることができました。
タイトルがふざけた感じだったのでちょっと不安がありましたが、内容は時世を踏まえた非常にしっかりとした見ごたえのある内容で、キャストも素敵な方々ばかりの素晴らしい2時間の舞台でした。
個人的には、ラストシーンが納得いかなかった(えっ?これで終わりという感じ)のと、スピーカーからの音が騒音レベルでうるさく、非常に耳障りだったのが残念でした。
扉座の有馬自由さんがいい大人を演じていらっしゃいました。

こまつ食堂コンサルティング部はこちら

こまつ食堂コンサルティング部はこちら

劇団GIFT

スペース・オルタ(神奈川県)

2018/07/14 (土) ~ 2018/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★

絵にかいたようなハッピーエンドの人情もの・友情もの、ある程度展開がわかっていても、結局うるうるしてしまいます。
途中で気になっていた占い師(?)風の女性、どうしてこんな不自然な演出なのかと違和感をずっと感じていましたが(いつも他の人がいないシーンで登場し、ビールと枝豆と煮物を注文するんですが)、ラストでその疑問も氷解。ラストの感動の盛り上げに一役買っていました。
刺激を求める人には不向きかもしれませんが、静かにほっこりしたい方には、やさしさに包まれたよい舞台だったと思いました(私もその一人)。

 「夜行万葉録」辰&未

「夜行万葉録」辰&未

Jungle Bell Theater

ワーサルシアター(東京都)

2019/11/06 (水) ~ 2019/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★

オムニバスということで、何度もおいしい舞台でした。コメディーあり、ちょっと怖いサスペンスあり、心温まる話ありと、全く飽きることのない舞台でした。キャストの方が皆さん本当に素敵でした。
初の劇団さんでしたが、今後が楽しみになりました。
1点苦言を言わせてもらえれば、開始時間が遅刻をしている方待ちという理由で数分遅れたこと。さらにようやく開始かと思いきや主催の方の時間繋ぎのような雑談が始まり(面白かったのでいいのですが)、結局舞台が始まったのは予定時刻をかなり過ぎてからでした。舞台自体は満点だっただけにちょっと残念でした。

ハルのコイン

ハルのコイン

劇団GIFT

スペース・オルタ(神奈川県)

2019/07/13 (土) ~ 2019/07/15 (月)公演終了

満足度★★★★

予想していなかったSFチックな内容でしたが、楽しめました。ストーリーも想定外の意外な展開で、そうきたかという新鮮な驚きでした。
劇団員がつくった主題歌も素晴らしく、舞台に華を添えていました。
新しい劇団員の方も増えたとのことでますます今後が楽しみになりました。

白紙の目次

白紙の目次

劇団時間制作

テアトルBONBON(東京都)

2018/09/05 (水) ~ 2018/09/16 (日)公演終了

満足度★★★★

「依存」「自殺」「知的障害」など重たいテーマを真正面から取り上げるのは、時間制作さんならでは。今回もラストは見ているものつらくなるようなシーン。もう少し違った選択をしていたら、ささやかだけど本当の幸せをつかめたかもしれないのにと、最後は感情移入して大勢が涙でした。
ただ、今回は舞台が海辺の旅館ということもあり、登場人物がちゃらめの若者中心という設定で、特に前半の乱暴な言葉使いと、意味のない高笑い、心が感じられない会話の応酬、無駄な大声などが気になり、個人的にはダメで集中できませんでした。また、時間軸が行ったり来たりというのも、慣れるまで違和感がありました。
障害者の妹も、あそこまでえげつなく演じなくてもという印象(それだけ迫真の演技だったということ)。ストーリーの中心であるはずの作家の心の移り変わりや事実へ迫っていく姿が、今一つと見ていて伝わってこなかったという感じ。
なぜ自殺という最悪の道を突然選んでしまったのか、その本当の理由は何か、ラストで明かされはしますが、周りの人間がどのように関係していたのか、何ができたのかをもう少し丁寧に描いていただければ、展開ももう少しわかりやすかったのでは。各人が「私が殺した」と主張しても、どうもピンとこなかったのは私の観察力・洞察力の無さか。正直、一度見ただけでは少しわかりにくかった(少なくとも私には)。
前に見た「手を握ることすらできない」がぐいぐいと心に踏み込んでくると感じたのと比べ、衝撃度は劣る印象だったのが残念。
とはいえ、他の劇団にないメッセージ性をもち、人間の本質に正面からぶつかる舞台に取り組む劇団として、今後も「時間制作」さんには注目しています。逆チーム(B)がどうなのか、とても気になります。違った感じになっているのでしょうか。

明日ー1945年8月8日・長崎ー(2018年@シアターKASSAI )

明日ー1945年8月8日・長崎ー(2018年@シアターKASSAI )

演劇企画イロトリドリノハナ

シアターKASSAI(東京都)

2018/09/19 (水) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度★★★★

狭い舞台上に、日常の生活がとても丁寧に、そしてリアリティをもって描かれていました。普通のささやかな幸せにあふれた生活が、たった一発の原爆ですべて消え去る残酷さが、ひしひしと伝わってきました。どうせなら、この時期より戦争のことを考える8月に公演をして欲しかったなと思います。
ただ、あまりにリアルであったために、舞台ゆえの楽しさやわくわく感、この舞台自体の主張があまり感じられなかったような気がして少し残念でした。

おとながたり

おとながたり

ハグハグ共和国

劇場MOMO(東京都)

2018/09/20 (木) ~ 2018/09/24 (月)公演終了

満足度★★★★

開演前の丁寧な応対を含め、非常に心配りが感じられる、落ち着いてみることのできた舞台でした。舞台自体も、観終わった後の心持のよい、なんともよい舞台でした。
現在と昭和30年代が舞台というちょっと変わった設定に最初違和感もありましたが、優しい大人の心あたたまるファンタジーでした。

演氣者塾ショートステージ 10/23

演氣者塾ショートステージ 10/23

ENGISYA THEATER COMPANY

KISYURYURI THEATER(東京都)

2020/10/23 (金) ~ 2020/10/23 (金)公演終了

満足度★★★★

オンラインではなく録画ビデオでの視聴になりましたが、シンプルな舞台装置、出演者も少人数、技量だけで真剣勝負の緊張感のある1時間半でした。個人的には、神風吹くひとが特に印象に残りました。決して派手さはありませんが、じっくりと舞台を見つめるには、いいテーマのショートストーリー3つでした。
「何もない空間に命の風景を創る」をテーマに活動していると団体の説明にありましたが、まさにその通りでした。

紅姫物語【ご来場ありがとうございました!】

紅姫物語【ご来場ありがとうございました!】

劇団えのぐ

萬劇場(東京都)

2018/10/24 (水) ~ 2018/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★

舞台、衣装、メイクなどがとても艶やかで、登場人物も個性的。
お話も妖怪と人間の物語ではありながら、40年にもわたる純愛の物語で抒情的でした。
最初の踊りもカッコよくてGood。今回特に、照明と音楽・音響がとても印象的で、不思議な空間をとても印象的に描いていたと思います。
前説を兼ねた写真撮り放題の雑談も、早く着いた観客にとっては、とてもお得な感じでした。

カレイドルーム

カレイドルーム

ZERO BEAT.

上野ストアハウス(東京都)

2019/08/14 (水) ~ 2019/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★

いい大人が一生懸命まじめにふざけている感じがとっても心地よい舞台。脚本なのかアドリブなのか途中ちょっと空振りでグダグダに感じられる部分もありましたが、それもご愛嬌。
お笑いだけでなく最期にホロリとさせるところはZERO BEAT.らしい。今回の舞台はとにかくキャラが立っていてちょっとやりすぎとも思えるくらい。役に合わせてキャスティングしたのかキャストありきのあて書きなのか、はたまたキャストの演技力なのかはわかりませんが、役とキャストがぴったり(個人的には永田さんにはもっとダークでハードな役を期待しています)。
笑ってじんとしたい方にはお勧めです。

未必の故意

未必の故意

さんらん

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2019/08/08 (木) ~ 2019/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★

難しい内容の舞台でした。事前に阿部公房という人をもう少し勉強しておけば、この戯曲に込められた背景や想いなどをもう少し理解できたのではと思います。
喜怒哀楽という人間の基本的な感情のうち喜、楽という感情表現がない舞台は、とにかく見るのにも予想以上に体力と知力を使います。演じるキャストの方々もさぞ大変だったのではと思います。

夏休みの友たち

夏休みの友たち

ハグハグ共和国

萬劇場(東京都)

2019/08/28 (水) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

現在と40年前の過去が交錯する、夏休みの切ないファンタジー。現在と過去が同じ舞台上で混在するので、とにかく登場人物が多すぎごちゃごちゃした印象。全体的にふわふわとした感じで、少し集中力が途切れた時間帯があり途中からいったい何が起きていたのかを理解できない時間がありました。
見る側の想像力を大事にするということかもしれませんが、もう少し展開についてきちんと説明する流れでもよかったのではと感じました。個人的にはなんかもやもやとした感じが残ったラストでした。噴火という大惨事で身近な人の死を目の当たりにしたことにより封印された記憶を40年後に回復するということだったのではと思いますが、果たして正しい解釈だったのか、劇中でもう少し直接的な表現があったらすっきりしたのかも。
全体を通しては、切なくもありあったかい、そしてノスタルジーに浸れる貴重な時間でした。
なんといってもびっくりしたのは生粋万鈴さんの老婆姿。単に衣装や化粧で見た目を老婆に見せているのではなく、そこにいたのは本当の老婆でした。
加えて、流石はハグハグといったらよいのか、とにかく客入れから丁寧で、前説や物販の案内までも楽しませようとする姿勢は、大変好感が持てました。

スノー・ドロップ

スノー・ドロップ

感情7号線

劇場HOPE(東京都)

2020/01/11 (土) ~ 2020/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★

過去と現在、更にパラレルワールド...中々複雑な設定でした。CERNやLHCが出てきたところで科学大好きな私はおっ...となりました。
ちょっとわかりにくかったのは、シロとポポ、泥棒の暗示する内容。もう少しわかりやすい説明があってもよかったかも。
学生時代の切ない想い、結局どの世界が良かったのか。想いは届いたのか。是非大切な人と見て頂きたい作品です。
今回はBチームの観劇でしたが、逆チームも見たくなりました。(Bチームのキャストはなかなか印象的で、どなたも素敵な方々でした。)

静かにとけた桃色【ご来場いただき、誠にありがとうございました)

静かにとけた桃色【ご来場いただき、誠にありがとうございました)

劇団えのぐ

シアターシャイン(東京都)

2015/05/14 (木) ~ 2015/05/17 (日)公演終了

満足度★★★★

静かに溶けた桃色
テイストの全く違う2つのストーリーが前半/後半で展開されるとても楽しめる公演でした。
大掛かりな舞台装置もなく、有名俳優が出るわけでも無いですが、良くも悪くも若い俳優さん達の情熱が感じられる良い公演でした。
えのぐの色を軸に据えたコンセプトは大変良いと思います。青春時代のちょっと甘酸っぱい思いが蘇ってハッピーな気分になりました。

人魚のウタ

人魚のウタ

ガンガンガング

シアター711(東京都)

2019/02/28 (木) ~ 2019/03/03 (日)公演終了

満足度★★★★

タイトルから想像していた内容とはちょっと違う展開なのは、劇潜サブマリンと同じテイスト。ハッピーエンドとはおよそ縁遠い想像を裏切る展開。ストーリー自体はやや荒唐無稽な展開ではあったが、ラストはかなり心にくる厳しい内容。風刺が効いていました。
印象的だったのはロープを駆使した(というかそれしかない)舞台セット。初めてこんな演出を見ました。何の変哲もないロープが、波などいろいろな物に見えてきたのはとても不思議な感覚。それと劇中歌以外は一切しゃべらない主人公。難しい役どころだったのではないでしょうか。
旗揚げ公演とはいいながら、そこはしっかりとした劇団の中心人物が新たに組んだユニットだけあって、キャストも個性派揃いでうまい。
劇潜サブマリンだけでなく、こちらのユニットの活躍も今後注目していきたい。

クロス ~橘耕斎ヘダ日記~

クロス ~橘耕斎ヘダ日記~

Re:Duh!

シアターKASSAI(東京都)

2017/09/21 (木) ~ 2017/09/25 (月)公演終了

満足度★★★★

たった扉一枚しかない舞台であるにも関わらず、難しくスケールの大きな歴史の話を力強く紡ぐ役者の演技力と人間力、音楽・音響・照明の力がしっかりと感じられる舞台らしい舞台でした。私はこの話は全く知りませんでしたが、最初と最後のシーンが繋がって納得し、ラストでじ〜んと出来る中身のある舞台でした。

ロング・タイム・ノー・シー

ロング・タイム・ノー・シー

ナイーブスカンパニー

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2022/02/02 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

もったいなくも1日だけの男女のキャスティング2人の朗読による1時間50分。途中退屈するかと思いきや、後半になるにつれそういった関係だったのかと段々と引き込まれる魅力がありました。
切なくも前向きなラストは、運命というものを考えさせられる余韻がありました。
2時間近くも会話だけでひきつける脚本の魅力、そのコトバだけでココロを表現するキャストの方の魅力にあふれた舞台でした。他の男女の組み合わせも見てみたくなりました。

17才

17才

劇団ダダン

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2017/09/22 (金) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★★

予想以上に良かった(すみません)です。学生にしかできないかもしれない青春満載の舞台でした。出演者は5人だけでしたが、どなたも魅力的な方ばかりでした。特に3人の女子高生は強烈な印象と魅力に溢れていました。
少し残念だったのは音楽をもっと舞台に有効に使って欲しかったという事。音楽と感情は切ってもきれないものなので。時々無音状態になりエアコンの音が気になる位でした。
舞台もシンプルそのものでしたが、引き込まれた80分でした。

見よ、飛行機の高く飛べるを

見よ、飛行機の高く飛べるを

ことのはbox

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2019/03/13 (水) ~ 2019/03/17 (日)公演終了

満足度★★★★

時代や言葉遣いの違いはあれど、そこに描かれていたのは理想と現実、友情と愛情の狭間で悩む等身大の青春真っ只中の若者で、全く違和感なく本当に楽しめました。舞台セットや衣装、音楽の使い方も素晴らしく、2時間30分という長めの舞台ながら、最初から最後まで没入できました。
とにかく女学生役の女性キャストが全員魅力的でした。
残念だと感じたのは、他の方も書かれていましたが「夜の談話室のシーン」。暗い蝋燭しか舞台上にないため、いったい舞台のどこに誰がいるのか、どんな表情をしているのか全くわからず仕舞い。私などの凡人にはわからない考えられた演出だったのでしょうが、何はともあれ見えないことには・・・。
それと、校長先生と体育教師の思想や人格が私には今一つ掴めませんでした。嫌味に感じられるくらい少し大袈裟でもいいので、立ち位置をはっきりした方がしっくりきたのではと感じました。
初めて拝見する劇団さんでしたが、とにかく良質の舞台だったというのが印象。これから劇団員を増やして活動を本格的にしていくとのことなので、今年の今後の舞台(あと3公演を予定されているそうです)にも期待です。

太平洋ベルトライン

太平洋ベルトライン

梅雨前線六月族

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2017/09/30 (土) ~ 2017/09/30 (土)公演終了

満足度★★★★

たった5人の出演者で人数的な華やかさはありませんでしたが、全員役にぴったりでぐっと引き込まれました。特に主役の疲れたトラックドライバーの役の方は、本当に疲れきっているのではと思えるほどやさぐれた感じが出ていました。
ホールはきれいでスペースもゆったりとしていて、大変快適でリラックスしてみることができました。
動きもほぼなくセリフ回しだけで展開されましたが、60分間圧倒されっぱなしで、見応えは十分でした。
ただ、テーマが過重労働に苦しむトラックドライバーの悲哀と苦悩ということで、あまりに現実が迫ってきて、ほのぼの感やワクワク感、幸せ感といった演劇に必要と(私が)思う夢っぽい要素はほぼ0、見終わったあとちょっと考えさせられる舞台でした。
結構小学生らしき子供も見に来ていたようなので、もう少し題材を考慮してもよかったのではと感じました。

このページのQRコードです。

拡大