OJINの観てきた!クチコミ一覧

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時代絵巻AsH 特別公演『水沫〜うたかた〜』

時代絵巻AsH 特別公演『水沫〜うたかた〜』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/12/05 (水) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

毎度まずは客入れなどの運営や、当日パンフがこの劇団さんは素晴らしいです。落ち着いてみることができます。開演前の音楽も気持ちを盛り上げるのに一役かっていました。
時代が壇ノ浦の戦いの時代、言葉も今風でない言葉使いでわかりにくい、(また個人的に)歴史に詳しくないため時代背景や人物の関係性がピンとこないなど、いくつもの敷居がありましたが、現代劇にはない、あの時代ゆえの人々のつながり、武士の心意気、男たちの熱い思いでラストはジンときて涙が出そうでした。
時代絵巻となると、ぱっと見ちょっと敬遠しそうになりますが、是非見ていただきたい劇団さん・舞台です。来週はじまる「しののめ」にも期待です。初めての観劇でも楽しめること間違いなしです。

スナップ・アウェイ

スナップ・アウェイ

ZERO BEAT.

テアトルBONBON(東京都)

2018/12/11 (火) ~ 2018/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

全体的にはコメディーテイストでありながら、ちょっと切ない家族愛あり、(本当の?)オカルト要素もあり、シリアスなサスペンス的な部分もある、見どころがてんこ盛りのエンターテインメントでした。
出演者の方々の演技も素晴らしかったですが(特に女性キャストのキャラの立ち方が強烈過ぎてびっくり)、とにかくストーリーと脚本が素晴らしい。今年のゴシップ的な話題も随所に取り入れつつ、全ての出来事が伏線となり、ラストに全て回収されてすっきり。
大笑いしてハラハラして大感動、ラストはちょぴり涙で希望!。個人的にはZERO BEAT.の公演の中でも一番好きな舞台になりました。
少し残念だったのは、カーテンコールのあと感動で観客の拍手がなりやまなかったのですが、ダブルカーテンコールがなかったこと。最後にもう一度キャストに出てきていただければ、大いにわいたのではと思いますが、いろんなキャストの方にお見送りをして頂けて、本当にいい1日の締めくくりでした。
間違いなく今年見た舞台の中で(さらに言えばこれまで見た舞台の中でも)ベスト3に入る印象深い一本です。純粋に心から楽しめる舞台です。

『空に落ちたサル、』

『空に落ちたサル、』

尾米タケル之一座

しもきた空間リバティ(東京都)

2018/05/24 (木) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

コント公演とあったのですが、ちゃんとした(?)舞台でした。個人的には、最初の警察の話と、かえるのうたの話がつぼでした。
キャストの皆さんがきちんと個性を発揮されていて、ナンセンスの中にも強烈なインパクトがありました。ちょっとくどすぎる部分は感じましたが、大笑いの2時間でした。
次回も楽しみです。

エンゼルウイング シングルウイングズ

エンゼルウイング シングルウイングズ

Sky Theater PROJECT

駅前劇場(東京都)

2018/05/31 (木) ~ 2018/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

二人の「夏子」が地震が起こるたび入れ替わるというストーリー。震度4程度の地震で入れ替わるというのは微妙な設定かとは感じましたが、入れ替わるたびに思い出の品が1つずつ壊れるという仕掛けで、想像していなかった意外な事実にたどり着く夏子。そして微妙に交錯する2人の夏子。混乱するかと想像していましたが、最後までのめりこんでみていました。
キャストの皆さんも魅力的な方ばかりでした。個性の全く違う二人の夏子の印象が、話の展開でどんどん変わっていくのがとても印象深い。
入れ替わりがきっかけで自分と家族が抱えている問題に気づき、解決していこうとする二人の夏子。最後は気持ちが温かくなる、でもちょっと切ないとてもよい家族の話でした。

野良犬達のBALLAD

野良犬達のBALLAD

ZERO BEAT.

ブディストホール(東京都)

2017/10/12 (木) ~ 2017/10/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

とにかくアクションに圧倒された2時間でした。最後はスカッと感もあり、爽快な気分で劇場をあとにできました。俳優さんも皆個性的、12人の殺し屋が全員花札にちなんだ呼び名と、癖の強い武器をもっているというのも面白い。

ただ、いくつか残念な点を挙げさせていただくと、
(1) 座席の後方でのシーンが何度かあったが、後ろを振り返らないと見えず結構つらかった。
(2) 主役の永田さんの軽い感じが個人的には残念だった(もっと硬派な感じを期待していた)。
(3) ZERO BEAT.第2回公演となっているものの、5人のメンバーのうち3人が不参加。
(4) 殺し屋の何人かが劇途中で死んでしまい、後半寂しかった。
位でしょうか。

しかし、キャスティングも豪華で見ごたえ十分、ぜひ見てほしい舞台です。

さよならに橙色が霞む(ご来場ありがとうございました!

さよならに橙色が霞む(ご来場ありがとうございました!

劇団えのぐ

遊空間がざびぃ(東京都)

2016/03/24 (木) ~ 2016/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

気持ちのよい話でした
見て来ました。今回は番外ということで、2人の脚本家の作品が同時に見られるお得感のある舞台でした。
今回は、前半は男性チーム、幼馴染の友情劇が朝焼けを中心に展開され、後半の女性チーム、夫婦愛を夕焼けを中心にて展開され、最後に2つの話がつながり納得、前回の青色が直視できない辛い内容だっただけに、心が温かくなる非常によい内容でした。
次回秋の本公演も楽しみです。

煙が目にしみる

煙が目にしみる

パンドラの匣

TACCS1179(東京都)

2017/11/15 (水) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

誰も傷つけない、誰も傷つかない、ただ優しい時間と空気が流れている、そんな気持ちの良い舞台でした。激しいアクションがあるわけではなく、何か度肝を抜かれる展開があるわけでもありませんが、誰もが見終わって劇場を出る際に、ちょっとだけ幸せな気持ちになれる、家族を思いやる気持ちになれる、そんな個人的にストライクど真ん中の舞台でした。

ハンムラビの箱庭

ハンムラビの箱庭

ZERO BEAT.

Geki地下Liberty(東京都)

2018/07/13 (金) ~ 2018/07/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

最初から最後まで15人のキャストが出っぱなし(ただ、だんだんと実質的なキャストは減っていきますが)で場面も地下室のみでしたが、最後まで緊張感が漂う90分でした。
だれが本当の仕掛人・主催者なのか、だれが本当の意味での悪人なのか、最後の最後まで目の離せない舞台でした。確かに万死に値する悪人もいましたが、中には死をもって償うほどの罪は犯してないのではという参加者もいて、本当にあそこまでする必要はあったのかは意見が分かれそうです。正直TV・映画のラ〇ア〇ゲームを連想させるシーンが多かったですが、お金だけでなく命を懸けたゲームということで、一層人間のエゴだったり醜さだったりが目立つ問題作だったと思います。
前説もこれから始まる舞台のムードに合わせた口調でよかったですし、舞台のムードを壊さないために、開演前の物販もなし、終演後のダブルカーテンコールもなしと、舞台づくりに徹底しているところは、Zero Beat.のこの舞台へのこだわりが感じられてGood。

涙は雨に

涙は雨に

空想実現集団TOY'sBOX

シアター風姿花伝(東京都)

2017/08/31 (木) ~ 2017/09/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

初回の翠雨チームの舞台を観てきました。一冊のノートが紡ぐちょっと不思議な高校生の物語。ちょっとだけ昨年話題になった「○の○は。」を彷彿とさせる展開。随所に笑いの要素が盛り込まれていて、あっという間の90分でした。全員キャラ濃くて熱かったのですが、中でも林さんと成男、ぶっ飛んでいました。頭から離れません(笑)。
ラストは予想のはるか上行く展開でしたが、見終わってなんだか気持がほんわかと安らぐ、なんとも気持ちのいい舞台でした。
小劇場では珍しく座席が指定で客入れがスムーズだったり、主宰さんの前説が面白かったり、終演後名場面の撮影会があったり、出演者とハイタッチでの触れ合いがあったり、演者だけでなくスタッフも含め全員が来場者を楽しませようという意識が感じられる、今まで他の劇団では感じたことのない素晴らしい空間でした。
○○ニカ学習帳を模した公演パンフもシャレが効いていて秀逸。フライヤーもとてもきれい。劇中の音楽も、舞台にとてもマッチしていて、心に残りました。
ダブルキャストなので、紅雨チームの舞台も気になります。

虚空遊戯〜イナニティ・ゲーム〜

虚空遊戯〜イナニティ・ゲーム〜

ZERO Frontier

萬劇場(東京都)

2018/08/01 (水) ~ 2018/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

終盤のアクションがとにかくすごかった。かわいい衣装の女性のアクションも真剣そのもの。けがをしなければよいとこちらが心配になるくらい。かと思えば、息のそろったダンスあり、コミカルな笑いあり、予想していなかった魔訶不思議なストーリー設定もあり、ドールの衣装も見ていてかわいい、様々な要素を楽しめる、見ごたえのある舞台でした。
舞台が香港というのも、イナニティ・ドールという謎の存在と相まって、不思議な世界感を醸し出していました。最初のシーンの意味がなかなかわからなかったのですが、終盤でその謎も明かされ、納得。

ナイゲン(2018年版)

ナイゲン(2018年版)

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/08/10 (金) ~ 2018/08/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

昨年に引き続き2度目のナイゲン観劇。なんでも今年で3年連続、この時期の公演だとか。お盆の風物詩としてこれからも続けてほしい舞台。
ストーリーは分かっているはずなのに、面白い。キャストが変わると、まるで別物なので、今回も新鮮そのもの。
大笑いが起きたかと思えば、シリアスなシーンで静けさが急に訪れたりと、目まぐるしく変わる舞台。とにかく演者の方の熱量が半端ない。そして、客席とステージが非常に近いので、熱いのなんの。大笑いしてちょっと考えされられて、あっという間の2時間ちょっとでした。

マナナン・マクリルの羅針盤 2018

マナナン・マクリルの羅針盤 2018

劇団ショウダウン

シアター風姿花伝(東京都)

2018/08/11 (土) ~ 2018/08/16 (木)公演終了

満足度★★★★★

最初は一人芝居という形式に戸惑いがありましたが、徐々に林遊民さんのパワーに圧倒され、いつの間にかそこにないはずの時間と空間が目に浮かぶような感覚になりました。音響・照明もきとんと計算されていて、広い世界を描き出すための役割を担っていました。
2時間超もの舞台を一人で演じ切る度胸と技量に、とにかく驚き。セリフの量も想像を絶するほど。さらに老若男女を演じわけも大変かと思いきや違和感なし。
2幕の途中でまさかのもぐもぐタイム・・には驚きましたが、観客とのやり取りを交えたり笑いを誘ったり、演者と観客の距離をいっきに縮める、よいシチュエーションになっていたと思います。
大勢のキャストで織りなす舞台も華やかでいいものですが、たった一人で紡ぐ舞台というのも、見る価値大です。

バンブーオブビッグ

バンブーオブビッグ

劇団マリーシア兄弟

Geki地下Liberty(東京都)

2018/08/16 (木) ~ 2018/08/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

お笑いライブの舞台裏のお話。登場人物それぞれに強い個性があり、セリフがとても自然で、演劇を見ているというより、バラエティーの隠しカメラ映像か、ドラマか映画の1シーンを見ているよう。
タイトルから想像していたドタバタコメディーとは全く趣が違い、お笑いを目指す男たちのさりげない言葉と心の交流がおりなすハートウォーミングなお話に、最後は素直に感動。
geki地下リバティーの構造をうまく利用した展開も新鮮。心に残るとてもよいお話でした。初めての劇団さんでしたが、次回作にも期待。
「バンブーオブビッグ」というタイトルも最初は意味が分からなかったのですが、意味が分かればこれしかないという感じ。
(バンブー:竹 + オブ:ノ + ビック:大 =笑)

手を握る事すらできない

手を握る事すらできない

劇団時間制作

萬劇場(東京都)

2017/11/08 (水) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑い的要素0、ファンタジー要素0、ワクワク感0、楽しさ要素0の、超シリアスで見ているだけでこっちの心がやられそうな本当に辛い内容でしたが、いじめの問題に直面している人にもそうでない人にも是非見て何かを感じてほしい…とにかくそんな舞台で、これまでの観劇人生(数えるほどしかありませんが)で、一番衝撃を受けた舞台でした。
リアルな脚本もさることながら俳優の演技力も抜群で、ついつい感情移入してしまい、私も含め多くの観客の方が途中からすすり泣いていました。特に、いじめられて死にたいという気持ちを徐々に共有していく二人を全身全霊で演じていた二人の俳優さんは、本当にすごいとしか言えません。できればカーテンコールで、素の心からの笑顔を見せていただければ、よかったのに・・・(なんだか感極まって涙を流しているように見えました。)
そのほかのキャストの方も、妥協なく役になりきっていらっしゃいました。途中、「それでもお前たち人間か」と舞台にあがり、つかみかかりたくなるほどでした。
この劇をみて、1人でも自分の未来に光を感じられれば、1人でも自分の利己的な行動が相手を死を考えさせるほど傷つけていることもあるということに気付いてもらえれば、この「手を握る事すらできない」という演劇の存在意義は十分あったといえると思います。とにかく救いのない展開でしたが、最後にほんの少しだけ光が見えたのが、せめてもの救いでした。
ダブルキャストなので、逆のBキャストも見てみたいと思える舞台でした。見るべき舞台、つらくても見なくてはいけない舞台だと思います。

THRee’S[スリーズ]

THRee’S[スリーズ]

SANETTY Produce

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2017/09/15 (金) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

とにかく素晴らしい舞台でした。歴史物かと思いきやファンタジーの要素もあり、意外な最後には涙がこみ上げてくるいろんな要素がてんこ盛りの舞台でした。特に殺陣は本当に見応え十分。もうドキドキです。俳優さん良し、脚本良し、演出良し、衣装良し、セット良し、小道具良し、音楽良し、照明良し、その他諸々全て良し(といえるほど演劇通ではありませんが)の、これぞザッツエンターテイメントと言える是非見るべき舞台だと思います。登場人物も多く、時間の経過も複雑なので、2度3度見るともっと内容がよくわかり、違った感動があるのでは思います。

さいごのおうち

さいごのおうち

神保町花月

神保町花月(東京都)

2019/08/16 (金) ~ 2019/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

大笑いしてそして涙した..とても気持ちの良い時間でした。
流石芸人さんは笑いのプロだなと実感しましたが、純粋に舞台としても見る人の心を打つ素晴らしい内容でした。個人的には4つ目のエピソードのアイドルの話が切な過ぎて泣きそうになりました。
家族とは、仲間とは、自分の存在とは...を考えさせられる本当に暖かい話でした。是非是非大切な人と見て欲しい舞台です。

バイバイ・マイホーム

バイバイ・マイホーム

踊る演劇集団 ムツキカっ!!

シアター風姿花伝(東京都)

2018/09/26 (水) ~ 2018/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

久しぶりに舞台を見て、大笑いして、涙をながしました。
お墓の販売会にきた訳ありの3組と、霊媒師、ちょっと個性強めの男女の販売員、墓石の彫刻をする職人、それにご先祖様まで加わってドタバタ劇かと思いきや、それぞれの人生についてしっかり考え抜かれたヒューマンドラマに仕上がっていました。
ラストはそれぞれが悩みを解決して、絵に描いたようなハッピーエンドで、心がほっこり。本当にじんと来ました。
ちょこちょこ挟まるストーリーに関係ないダンスも本格的で、舞台に華を添えていました。
脚本もキャストも本当に秀逸でした。最近みた舞台の中では本当に一押しです。

Short story's

Short story's

演劇商店 若櫻

現代座会館(東京都)

2018/10/18 (木) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

いつもの骨董店の品物にまつわる短編という構成ではありませんでしたが、バラバラの短編が紡がれて最後に1つの話になるという構成は、テンポもあって心地よい。
途中、「シャー少佐ゲーム」という笑い要素もいれながら、話は意外なラストへ。一番気になっていた、なぜ画家が記憶喪失になったのかについては明確なシーンがなく、個人的には少しもやもや感が残りましたが、登場人物が皆優しく、全編を通じて舞台にここちよさが漂っているのは、これまでの公演と同じで若櫻らしい。
目を引くような派手なシーンや過激なシーンがないのも好感が持てます。また今回は出演者の人数が少ないので、一人一人の演技を十分に見ることができ、それぞれの演者がとても印象に残ります。
東小金井から徒歩10分とちょっと劇場が遠いという難点はありますが、会話中心の心にしみる優しい舞台が見たい方には、本当におすすめです。
これまでは若手劇団の「Toy's BOX」や「えのぐ」とのコラボ色が強かった部分がありましたが、今回は純粋な若櫻としての舞台という印象でした。
客入れ時の前説という名の雑談もとても楽しいです。是非30分前に劇場に足を運ぶことをお勧めします。

バンク・バン・レッスン

バンク・バン・レッスン

劇団かに座

スペース・オルタ(神奈川県)

2017/12/01 (金) ~ 2017/12/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

回数を重ねるごとにだんだんと羽目を外していく銀行員たちの姿が、本当に面白おかしく演じられていて、小さな子供たちにも大うけでした。小さな子供から大人まで楽しめる楽しい舞台でした。バンク・バン・レッスンは他の劇団の公演でも見たことがありますが、今回の公演が一番良かったです。
さすがは115回もの公演を数える老舗の社会人劇団(創立は1950年ということで驚きです)、お客さんを迎えるスタッフの方々もサポータの方々なのか大変暖かく、他の劇団にない魅力を毎回感じます。
今回は、キャストの方々がなかなかのはまり役で、全ての方が大変魅力的でした。きっちりとした作られたプロ感の漂う舞台もいいですが、関係者の方々の手作り感が感じられるほのぼのとした舞台もいいものです。

最後の伝令 菊谷栄物語

最後の伝令 菊谷栄物語

劇団扉座

紀伊國屋ホール(東京都)

2019/11/27 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

とても華やかでありながら、それ故に余計に切ない舞台でした。戦時下という暗かった時代に、自分の逃れようのない運命を受け入れつつも未来を見つめる姿に、心打たれました。
終始方言丸出しのセリフ回しも、きらびやかなレビューのシーンも、流石は扉座というプロ意識と、全員が観客を楽しませようという意気込みをバンバン感じた2時間10分でした。本当に良い舞台でした。

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