ラララの観てきた!クチコミ一覧

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怪人21面相

怪人21面相

パラドックス定数

SPACE EDGE(東京都)

2008/11/21 (金) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

シアトリカルなライブ
久しぶりに本当にすごい芝居を観た。
ここまでそれぞれの人物像を骨太に書くことは並大抵のことではない。
熱い語り口にこちらまでが翻弄されていく。

しかもあのスペースをひとつも隠しもせず、全て舞台に仕立て上げたことでまた感動。

完璧に話と場所がマッチ。

グリコ森永事件は個人的に気になる事件で、
過去の三億円・東京裁判と比べると、知識はかなりあったので、
それも重なり非常に見やすかった。

うん、今回ので個人的に事前知識が必要だと認識。

次からはもっと予備知識を詰め込んでから見に行こう。

ファミリー・オブ・ザ・デッド

ファミリー・オブ・ザ・デッド

トノチョ´

ザ・ポケット(東京都)

2008/11/19 (水) ~ 2008/11/23 (日)公演終了

満足度★★★

めろめろん
ゾンビを扱った舞台はこれで三回目。
過去にMCRのmust be die と15 made のmrs.fictionsの作品。(ああ・・・名前が思い出せない)

この2作は比較的”負”イメージだったけど、今回のゾンビ作品は結構陽気。
しかも必ずハッピーになるって初めのほうで言っちゃってるから、気が楽に見れます。(笑)
メロン記念日のお三方は知らなかったんだけど、お芝居もそれなりに上手くて好印象。

八方をメロンファンに囲まれながらのめずらしい観劇でした。

いまさらキスシーン(玉置玲央一人芝居)

いまさらキスシーン(玉置玲央一人芝居)

柿喰う客

王子小劇場(東京都)

2008/11/19 (水) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★

ダークな柿に
びくつきながら観劇。

七味さんの一人芝居に比べて、
公演時間が短いのと玉置さんの体力がハンパないので、
ストーリーも相まってこちらのほうが軽い気持ちで笑える。

足の筋肉に目を奪われっぱなし。

でも、今まで見た玉置さんの本気は、こんなものじゃなかった。

楽日に期待。

いきなりベッドシーン(七味まゆ味一人芝居)

いきなりベッドシーン(七味まゆ味一人芝居)

柿喰う客

王子小劇場(東京都)

2008/11/19 (水) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★

勢いに欠ける
勢い不足。
柿喰う客は、音楽・映像・照明、そして俳優の動きが派手なのがいいんだけど
今回はその要素の大部分が演出段階から切られているので
普段の感動は拝めない。

たったひとりの空間をところ狭しと動き回る姿を想像していたので、
ほぼ動かず立ったままのお芝居はどちらかというと朗読。

演出がもったいない。

初めのほうに見に行ったせいもあるが、
45分の時間に退屈してしまった。

時間があれば楽日も見て、その変化を楽しみたい。

紅き野良犬

紅き野良犬

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2008/10/31 (金) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★★

個人の特徴
それぞれ、際立った特徴があってよかった。
顔をすぼめる、足をひきづる・・・。
衣裳がわりと似ていたので、はじめは誰が誰だか分らなかったが、
とても個性的だった。

チャンバラないのは個人的にはさびしい。

ネタバレBOX

半裸の三浦さんに「風邪ひいちまえ」は笑った。
笑うフレゴリ

笑うフレゴリ

電動夏子安置システム

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2008/10/23 (木) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

満足度★★★

難しい~
最初の30分が説明されていないシーンで、分からないものの後からじわじわと分かってくる。

最後の2シーンがシュールで好き。

ネタバレBOX

「視覚を使ったトリック」アイデアはとてもいいと思うけど、作家が見ている服装と実際の服装は違うので、緩いトリックに感じられた。

例えば空間以外にも服装・アイテムは全く同じ見え方をしているけれど、
アイテムを持っている人間だけが作家には見えている、といった方が単純で説得力があるし、わかりやすかったかな。

学生服を着ているのに、ボーイの服に見えるというのは、うーん・・・それを
視覚を利用したトリックと言えるのか、どちらかというと誤解のトリックのように見え、ちょっと違う気がしてしまった。
また、作家のシーンに不自然を感じることが多く、ボーイの反応と高校生の反応がどちらの場面にもマッチしていたらよかった。
自分の考える視覚のトリックっていうとこんな感じ。

「君はだれなんだ」という否定から入るより「○○さんですよね」という肯定から入る方が見ていて心地いい。
そういう点で、デリヘル呼ぶところは面白かった。

同じ空間になってしまった理由がもっと説明されていたらよかったと思う。
YAMANOTE ROMEO and JULIET

YAMANOTE ROMEO and JULIET

劇団山の手事情社

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2008/10/10 (金) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

満足度★★★

絵画で言うと
ダリをみている感覚。

ルノワールなど、印象派があるから目立つのであって、
シュールレアリズムだけだと若干後半つらい。

分かりづらくてすみません。

実験的な公演にもみえる。
こんなことをして完成したものを提示できているのは、もちろんいい意味で山の手だけじゃないかな。

毎回違った顔が見られるのは本当にすごいことだと思います。

The Diver

The Diver

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2008/09/26 (金) ~ 2008/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★

奥深く
トラムが小さく感じてしまう4人芝居。

外国人と日本の伝統芸能が絡むのはやはり違和感は感じるけれど、
それはそれで野田ワールドなのだと勝手に納得。

それぞれの作品の優美さとキャサリンハンターの優雅さに心動かされました。

英悟が分からない私にとっては、心置きなく作品に入り込むため、日本人バージョンがあったらなぁなんて。。


JANIS

JANIS

DULL-COLORED POP

タイニイアリス(東京都)

2008/10/08 (水) ~ 2008/10/13 (月)公演終了

満足度★★★

すごい間近で
どうしようかと思うくらい、歌の迫力満点。
盛り上がって楽しめた。

歌が武井翔子のものになっているから、それ以外の俳優の演技も外国人のような身振り手振りは必要はないんじゃないかと感じた。

そまりえ

そまりえ

黒色綺譚カナリア派

ザムザ阿佐谷(東京都)

2008/10/03 (金) ~ 2008/10/13 (月)公演終了

満足度★★

男女逆転劇
面白い発想だと思い、気になり行ってきました。
絶対的な隠し切れない性の違いをどう見せるか・・・
他の劇団がなかなか踏み出しきれない領域に踏み出せるカナリアに興味津々でした。

宝塚など、女性のみ、また男性のみ、という同性のみで男女をやることは体格的にそこまで不自然ではないので問題ないですが、なかなかこういうことはできませんし・・・。

結果、前々回・リュウカデンドロンは面白かったのになぁ・・・。

以下ネタバレにて。

ネタバレBOX

男女逆転より先に脚本の薄さが最後まで足を引っ張ってしまったと思う。

過度なジェンダーフリーを否定し男女の適正を問うというテーマを従えての脚本に見えたのだが、じつはそれを初めから最後まで実践してこんなに男女が入れ替わると不都合なんですよ、適正な振る舞い、職業、役割があるんですと言われても、実際いまいちピンとこない。
パンフに書かれていた文章ってそういうことを言いたかったんじゃないのかしら?間違っていたらごめんなさい。。

ただ、それだったら男女逆転で観客が馴染めないまま時間が過ぎてしまうより、これを問うにはもっとよい見せ方があったのではないかと思う。

私がパンフを見ずに単純にお芝居を見た限りでは、現代の女性は男性っぽく、現代の男性は女性らしいぞ、という単純なメッセージしか含まれていないように見えたのです・・・。

そのほか、美術はとても素敵でした。

お話は正直中盤すぎまでかなりたいくつでした。
赤熊の本性が出てきたところからまた面白くなりますが大分時間が過ぎたころだったので、相当厳しかったです。
最後のダイジェスト版は男女が正規にお芝居をしますが、そもそもそんな長時間見せる必要があるかな、という思いでした。

なんにせよ、ゲストだった堀越涼だけが本領発揮というか、ずばぬけてよかったです。

また次に期待します。
三億円事件

三億円事件

パラドックス定数

OFF OFFシアター(東京都)

2008/09/30 (火) ~ 2008/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★

緊張感が・・・
面白かった。
緊張感がたまりません。
足を崩すのにも極力音は立てまいと必死こいてみてました。

メガネにスーツだと、東京裁判の印象が強すぎて
あのときの登場人物とどちらのキャラクターが自分の好みか
勝手に比べてにやにやと楽しんでました。

時間があったら、もう一度見たかった。

客演の方たちも強烈すぎ・・・。

4x1h Play #0

4x1h Play #0

4x1h project

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/09/20 (土) ~ 2008/09/28 (日)公演終了

満足度★★★

動と静で
ひとさまにみせるもんじゃない
柿喰う客の台本をどうやって演出するのか興味津々で見に行きました。
演出はゲーム性の高いものになっています。
キャラクターそれぞれに固有のポーズがついているので、
一つのキャラを何人がやっても同じポーズをとるようになっており、
非常に見やすく楽しめました。

いそうろう
ゆっくりとした時間の中でまったり楽しめる作品でした。
好みですが、現実的な話だったので衣裳はまぶしいくらい可愛かったのですが、ふつうでよかったかナァなんて思ったり。
最後のいそうろうがいたことに気がついて泣くシーンにじんときてしまいました。

エヌ氏の晩餐会

エヌ氏の晩餐会

とくお組

新宿シアタートップス(東京都)

2008/09/18 (木) ~ 2008/09/23 (火)公演終了

満足度★★★

飽きない90分
テンポのいい会話劇でお客を飽きさせません。
最後の書道シーンは特にグー!


私のお気に入りは断然M氏!

それにしてもN氏がね、○○根さんだとは・・・。(苦笑)

ネタバレBOX

客演目当てで来る観客って、そこの劇団員とどう絡むかが気になって見に来く人もいると思います。とくお組に限らずなのですが、ちょっと注目されている客演さんを出演させようとすると、一人芝居だったり独白だったり、そして出番が少なかったりと、あまり劇団員とがっつり絡む使われ方をしてないような。。
客演が売れっ子だと稽古時間等気を使ってあまりお稽古ができないのかなとか、裏を読んでしまうんだけど(笑)

観客としては若干寂しいなあ。
祝/弔

祝/弔

クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)

OFF OFFシアター(東京都)

2008/09/04 (木) ~ 2008/09/15 (月)公演終了

満足度★★★

古く感じた
リアル舞台装置で、リアルでない演技を拝見。(苦笑)
もともとこういう、笑わせますーというお芝居が好きだったのですが、
ここ最近ナチュラル演技をみていたせいか、結果、演技・演出にだいぶ古い印象を受けることに。
シアターアプルやサンシャイン劇場で小劇場がやっているような演技スタイルかな。

けれど役者さんひとりひとりは最高に面白くて女優さんはみなさん綺麗で見とれてしまいます。
舞台装置も魚拓がずらっと並べてあるのがいい!私の回は何度も左の魚拓が落ち続けていましたがそれはご愛嬌でしょう。
でも役者さんたちはひやひやしたのではないでしょうか。(笑)

おじいちゃんと娘さん(トトロと呼ばれていた女の子)の最後のシーンはじんときちゃいました。

白塗りの二人は面白すぎ。
ワダ・タワーさんはやはりタワーでした。

あんこを舐めた薬指

あんこを舐めた薬指

バナナ学園純情乙女組

Asagaya / Loft A(東京都)

2008/09/19 (金) ~ 2008/09/20 (土)公演終了

満足度★★

若いです
元気がある柿喰う客に比べて若いだけの印象に。
そもそも脚本が中途半端で、ストーリーは薄い。
というかあそこで終わると思いませんでした。
もう中屋敷さんの台本使う必要もないかと。

せっかく可愛い方ばかりなんですから、
オリジナリティで勝負するところが見たい!

パンフに生写真がついてくるのは小劇場で見ないし、とても素敵な案だと思いました。

怪談 牡丹燈籠

怪談 牡丹燈籠

花組芝居

あうるすぽっと(東京都)

2008/09/03 (水) ~ 2008/09/15 (月)公演終了

満足度★★★

怪談物
舞台が広く感じてしまった。

トカゲを釣る-改-

トカゲを釣る-改-

スロウライダー

新宿シアタートップス(東京都)

2008/09/02 (火) ~ 2008/09/07 (日)公演終了

満足度★★★

とかげ
チラシに惹かれ見ました。

私の回はマチネだったせいか、残念ながら劇場の隅までは恐怖やそれからくる面白さは伝わってきませんでした。
結構真剣に見てたんですが・・・。

場面を見せないでセリフで表現しているところが多いと感じ、
説明的なセリフが多くみられ、もうわかったよ!と思う場面がちらほら。
(研究室の助手のカギュウを見たことがないから今度見せてくれ、等々)


初めの緑色の扉から食べられる前の女性が出てくる場面は緊張感があって見ごたえ十分。それ以降は暗転中の音楽がノイズ音など、一風変わったサウンドが気になりました。


日下部そうは初めて見る陰湿系なお芝居だったのですが、成り立っていたけど正直毒が薄いなぁと。
やっぱりさわやか物静かな日下部さんが好きです。

ネタバレBOX

シーンのところどころ、会話をしている2人の登場人物の”立場の逆転”がいくつかありましたが、ただ段取りを追っているようでなぜそうなるのか科白上で理解できても、お芝居的に理解できないことがちらほら。

連日で疲れていたのかな??

たとえば一番初めの所長と研究者のシーンなど。

劇場もある程度広いせいか科白が聞き取れなかったせいもありますが。

血が出て幸せ

血が出て幸せ

クロムモリブデン

新宿シアタートップス(東京都)

2008/07/29 (火) ~ 2008/08/03 (日)公演終了

満足度★★★

こういうときもある?
前回かなりおもしろかったので、それに比べて今回は若干残念なかんじ。

全員かっこよくてキャラ立ちしてるけど、話の流れが一貫していなくて見づらい。

笑いどころも分からず。

生憎

生憎

劇26.25団

王子小劇場(東京都)

2008/08/07 (木) ~ 2008/08/12 (火)公演終了

満足度★★★

すごいな、題名
題名がどのように使われるのかと思っていたら。

あと脚本と演出、音楽センスがいいな、と。

個人的に、真っ白い歯にドーラン?で塗った黒い肌は生理的に嫌いでした。
その人たちがおかしいような奇妙な生活をしている様をあっけに眺めていました。


ほんと、あっけ。
ポカン。

絶対にまた見に行く劇団です。

ネタバレBOX

初めの縄跳びダンスにすぐ、ひきこまれ、その後しばらく話が停滞気味だったのが残念。

私が最近見た舞台ではめずらしく、開演直後わりとすぐに科白で「生憎」。
あら、ここで使われるのね、と思っていたら・・・ななんと、あの最後に。

あの使い方が秀逸だし、アザミの言い方にぞくっとさせられました。
僕らの声の届かない場所

僕らの声の届かない場所

空想組曲

王子小劇場(東京都)

2008/07/31 (木) ~ 2008/08/04 (月)公演終了

満足度★★

幻想的
劇場入って、舞台装置に感動。
指定席で最前列だったのですが、さすがにあの近さで・・・2時間くらいかな?
上を向きすぎて首が痛くなり、後半はお芝居そっちのけで首を回すのに必死・・・。

物語の雰囲気もやわらかくて私好みでしたが、展開しないシーンが多くあり、
もどかしかった。

演出も趣向をこらしていて素敵だったが、脚本がコンパクトにまとめられたらもっとよい舞台になったと思う。

また見に行きます。

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