mistaの観てきた!クチコミ一覧

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未亡人の一年

未亡人の一年

シンクロ少女

ザ・スズナリ(東京都)

2017/03/08 (水) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

打ちのめされた。心をぐちゃぐちゃにされた。花粉症の鼻水が最後は涙混じりの鼻水だらだら。なんというかもう凄い素晴らしかった。凄い好き。
舞台上にはどうにもならない人や他人の気持ちを思う余裕の無い人、生き返れない人と自分勝手な人ばかりなんだけど、COCO'Sとか絶妙なワード選びの台詞やキャラクターで凄い笑えて、バランスが取られつつも感情も揺さぶられて軽妙な世界観に言葉の重さが浮き立つ
上段、下段左、下段右と3つに分かれた舞台や登場人物の呼び名、年齢とか、中盤でつながった時にまさに目に飛び込んできていた情報がリンクして、一気に心だけがトリップする感じで、「あぁ、あぁぁ」としか言えないやや哀しい寄りの感情が押し寄せてきた

『凡庸』

『凡庸』

遠吠え

王子小劇場(東京都)

2017/08/09 (水) ~ 2017/08/11 (金)公演終了

満足度★★★★★

喪失感を得たことが有る人たちと、未だ通過していない人、青い春ではない、緑青の夏の物語。分解された場面が紡いでいく作品の筋と台詞が何故だかやけに心地よかった
見上げたブースで薄暗い弱い光に当てられた、顔も見えないその人が僕には綺麗に見えたから、これは綺麗な物語
作品終盤の展開は多少ベタかもしれんが、凄い好みで楽しかった。あのキャラたちはやっぱり不幸にはならないよ
あと、花村役の永田さんが非常に魅力的で繊細な役どころを好演していて凄い印象的。てか、6人の役者さんみんな良いハマりっぷりで魅力的だった。あと、お園さんはいい女

時をかける稽古場2.0

時をかける稽古場2.0

Aga-risk Entertainment

駅前劇場(東京都)

2017/03/22 (水) ~ 2017/03/28 (火)公演終了

満足度★★★★★

 初演から物語として通過するポイントは変わらないんだけど、細かい部分からリビルドされた物語は受ける印象が初演とは全然違うものとなっていた。思うに役者さんたちの成長と言うか、初演以降この世界で経験してきたものが表に出来てた感じ
 この劇の面白さの一つに心地良いテンポの台詞の掛け合いがあげられる。最初の坊主ゲームのように次々と爪弾かれる台詞が、時にハモり、時にビシっとしたツッコミとなるのが非常に気持ち良い
 津和野さん・コータさん・塩原さんのおふざけトリオは今回も健在どころかパワーアップしていて、物語を進めるのも面白くするのも3人の掌の上。アツシの鉄板具合はもはや城壁ぐらいの分厚さ
 この作品何が凄いって、ストーリーの筋やバランスだけでなく、展開の強弱やアクセントやがしっかりと背骨になっていて、観ていて恐ろしいほど引っかかりがなく話が入ってくる上手さが有ること。それを基盤にコメディ的笑いを乗っけてくるんだからそりゃ面白い

サイキックバレンタイン

サイキックバレンタイン

たすいち

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/04/29 (日) ~ 2018/05/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

たすいちの面白さの一つに表現手法の多様さとそれを場面にマッチさせる上手さがあって
会話の掛け合いや役者のキャラ芝居、ハイライト表現や抽象的な心象表現など
この作品も上手い組み合わせ方と速いテンポで心地よく引き込まれた
能力者たちの話なのでそれだけでキャラが立ってるのに、役者さん自身の個性も上手く反映されていて2バージョン公演というのに凄い適している作品

ラクエンノミチ/ボディ

ラクエンノミチ/ボディ

日本のラジオ

シアターシャイン(東京都)

2017/03/16 (木) ~ 2017/03/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

初見の劇団だったんだけど、非常に面白かった。人物造形というか登場人物の見せ方が上手くて、必要以上に説明しないんだけど、いつのまにかスルッとそいつがどういうやつか頭にインプットされていて、それが効果的にストーリに使われている感じ
ラクエンノミチは、何もかもどうしようもなくても好きな誰かのためなら道を歩けるという話。北野映画的な淡々なのに容赦のない、救いがない日常とそれでも笑える日常。役者さんたちの上手さもあって、観た後に耳がツーンとなるような感覚
ボディはこれまた凄いもの観た感。得体の知れない気持ちが共有したくないのに入り込んでくるようで、恐ろしさと拒絶感とムズムズとくるエロティックを感じさせられた。

おひなさま、下から見るか横から見るかYouTubeで見るか

おひなさま、下から見るか横から見るかYouTubeで見るか

愛伝一家

シアターKASSAI(東京都)

2018/05/09 (水) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

漫才のようなワードとテンポ、フリースタイルのようなリズムと掛け合いでみせる物語のストリーム
ネットジャンキー御用達の知識とネタが散りばめられ、鮮度は無いけど役者のキャラで面白く見せるエクストリームコメディ
構成もよく練られていて、役者のキャラ芝居に落ち込まないバランスが良かった
手法に好き嫌いはあるかもしれないけど、思考を麻痺させるパワーとスピードを持った作品
とにかく藤代さんの挙動と言い回しが全部面白くて好きだったし
登場人物同士の掛け合い台詞のフローが心地よく言葉が頭を埋め尽くしていく快感
最後の心情スポットライトの時間も待機中の動きまで面白かった

〜その企画、共謀につき〜『そして怒濤の伏線回収』

〜その企画、共謀につき〜『そして怒濤の伏線回収』

Aga-risk Entertainment

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2017/09/15 (金) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

とにかく普通に面白い会議物コメディ+怒濤の伏線回収部という構成であり、コメディの観劇経験や好きな芝居の趣向によって感じ方は色々あると思うが、これだけの熱量を感じられる舞台はそうそう観られるものではないと思う
何かを考えたくても、こちらの脳味噌や身体に無理やりでも台詞や情報を詰め込まれてくる感じで、一種の洗脳行為じゃないかと思うくらい
これはやっぱり破壊行為がメインの作品であって、保守的な自分と野次馬的に「壊せ!壊せ!」と叫ぶ自分をくすぐり、囁き、そそのかす悪魔的作品。その悪魔の誘惑に身を委ねるのも悪くない

東京マトリョーシカ

東京マトリョーシカ

ゆるるか

RAFT(東京都)

2018/05/18 (金) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

四人の作・演によるオムニバス公演
作・演には「東京」「四季」「五十嵐沙紀さん」というテーマが与えられており
特に五十嵐さんの使い方でそれぞれ色が出ていて凄い楽しい公演だった

○坂本鈴さん作演「さきちゃんは電波が届かない」
五十嵐さんを出演させずに存在を上手く使う
会話で理を詰めてコミュニケーションを止めない
坂本さんの本は登場人物を一方的な正義にしないのが好き
みんなそこに生きていてその人なりの正解を持っている
アンテナに見立てた存在するためのグループが
あぁそれだって感じに上手く心にハマった

○屋代秀樹さん作演「スイートホーム」
作品は山に死体を埋めようとする兄妹(兄はヤクザ)という屋代さんらしい(?)作品
そんな状況にも関わらず可笑しみあふれる会話と五十嵐さんのキャラ
そして埋めるための土を掘り返しながら、糞みたいな過去と現実も掘り返す

○夏見隆太さん作演「迎春」「お花見協奏曲」
うって変わって馬鹿馬鹿しく笑えるコント的作品2本
お花見の佐々木さんのようなキャラって単純に好き
五十嵐さんが一番ハマっていたのはこの2作かなと思った

○吉岡歩さん作演「灯」
こういった公演を締めるのにふさわしい雰囲気の一作
情報の出し方とか説明がないのにわかるようになる部分とか
これは上手いし面白い
自分的にはえんどコイチの「死神くん」を思い出した

Last Night In The City

Last Night In The City

シンクロ少女

ザ・スズナリ(東京都)

2018/05/30 (水) ~ 2018/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

誰かが僕を作ってくれていて、誰かの中で僕が幸せでいるのなら
そういったことがあれば確かに僕は生きていけるなと思った
かぼちゃを投げたり投げられたり待ち望んだり、そんな生きにくい世界でも
そういう誰かがいれば生きていけるなと思った

ラン・フォー・ユア・ワイフ ~Run for your wife~

ラン・フォー・ユア・ワイフ ~Run for your wife~

ファルスシアター

シアターKASSAI(東京都)

2018/06/07 (木) ~ 2018/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

真面目に演じれば演じるほど面白いコメディというより
窮地が重なれば重なるほど面白いコメディだと感じた
それまでについた嘘で出来上がったその人の中での相関図がだんだん複雑になっていって、終盤の勘違いでは一瞬で考え意味を捉えて笑うのが
パズルを解いているようで面白かった

ネタバレBOX

現在の小劇場界隈の作品が各方面にめちゃくちゃ気を張って作っている中で
茶化したり、ヤバイよねというネタにするんじゃなく
ストレートにゲイとか性的なネタで笑いをとってるのって
ある意味一番尖ってるんじゃないかとも思った
コーラボトルベイビーズ

コーラボトルベイビーズ

第27班

駅前劇場(東京都)

2018/06/22 (金) ~ 2018/06/27 (水)公演終了

満足度★★★★★

間違いなく今一番のセンスと物語がそこにあって、言葉も哲学も笑いもカッコ良さも全部くれる
叙情的に引き付けてポップに弾け飛ばす、痛みで縛り付けて優しい光で狂わせる
もし2018年現在の小劇場作品とはどんなものか知りたい人がいればこの作品を見れば良いと思う
登場人物たちが持つ愛は全部自傷行為で
特に長女の望む愛や家族への思いが辛くて
望んで得られないならと実際は自分自身を縛り付けて痛みを自分に与えていて
そうして実はすでに自分の手の中にあったと気付いた時の姿に涙した

草苅事件

草苅事件

しむじゃっく

高田馬場ラビネスト(東京都)

2018/07/21 (土) ~ 2018/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑えるけどミステリーっぽいし、頭使いながらも馬鹿騒ぎな感じだし
役者さんそれぞれの見せ場を楽しみつつ、物語の解釈を頭ぐるぐる考えるような感じ
本作は小劇場にありがちな
「無内容でしぬほど退屈な作品」を関係者側や観客が無理やり意味を付け
面白いとする事への痛烈な皮肉を含んでいる
きっと作者自身も自分の作品に対し同じ懐疑を抱いたうえで
我々観客をもう一度信じて本作の結末を書いてくれたのだと思う

ナイゲン(2017年版)

ナイゲン(2017年版)

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2017/08/11 (金) ~ 2017/08/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

劇が終わった後の客席の’面白い劇を観た’という、ワサワサした雰囲気。去年のやアガリクス版、DVDも含めたら何十回と観ていて、展開も台詞もわかっているのにそれでもなお面白いこの作品。今年の座組も各役者のキャラが濃い
2回目観たら、台詞の強弱や掛け合いのタイミング、言い方など笑いが取れる部分を強化してきている感じでさらに面白くなってた。あとは序盤の笑いを取れる部分を逃さないようにすればさらに面白くなる
脚本も台詞も同じなのに座組や座席、観る日が違うだけで受ける印象や笑いが起きる部分まで変わってしまうのが本当に面白い。つまり、この作品を一度も観ないのは凄くもったいないし、一度しか観ないのも酷くもったいないってこと

ネタバレBOX

・おばか屋敷は16年版やアガリクス版と比べて、より奥手だけど男子高生的な妙な自尊心がちょい高まった印象。60'sエレジーの時もそうだったけど、足立さんは純で真っ直ぐなキャラはお手の物で、それが空回りする様が今作品ではとにかく面白い
・監査は、岡戸祐子さん。これまでの監査より表情や感情が豊かであり、白目をむいて怒るさまなど新たな時代の幕開けを感じた。物語として監査は狂言回しでもあるのだが、重要な台詞や切替を的確にこなしていて良い監査だった
・中尾さんのハワイ庵はどちらかと言うと細井さん寄りだけど、これまでとは印象が異なる演じ方でぼんやり天然というより、もっと物語に組み込まれた人物になっていて面白く感じた。
・文化書記は今回も怒った時の声がドスの利いた役者さんで地響きを感じた
・議長はだいぶボリューミーな声量でちょっとびっくり。でも頼りない感はしっかり。
・文化副の原さんは、鹿島さん田邉さんのラインでなんというか小動物感があって、怒った時もキャンキャン吠えているような感じでバッチリハマってた
・佐野さんのアイスクリースマスはこれまでに比べ先輩としての怖さが強い分、カッコ良さがアイスクリースマス史上最高値。佐野さんの雰囲気で言われると、屁理屈というより正論に聞こえてくるのが面白い。今回のキャラでは一番好きかも
・安部さんの3148はこれまでで一番精神的な弱さが見える感じ。アイスクリースマスとの押し引きの関係性が際立ち面白い。おばか屋敷との関係性も、おばか屋敷の可哀想さが引き立つ感じ。泣き顔と笑顔のギャップといい強弱がある存在
・鈴木さんの花鳥風月は声や役者さんのキャラのおかげか、文化も経験した落ち着いた感じの3年生が、落とす票を入れるドタバタに参加するという、これまでちょっとあった違和感を感じさせないのが良い。まじめなシーンでの雰囲気も最高
ホテル・ミラクル6

ホテル・ミラクル6

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/07/05 (木) ~ 2018/07/10 (火)公演終了

満足度★★★★★

今回も4本とも全部好き
あといつも通り好きな作品の役者さんを猛烈に好きになった
ホテミラって毎回、その役者さんの魅力の一番わかりやすい部分を感じられる気がする
役者さんの自己紹介と言うかPVというかショーウィンドウ的公演かも

ネタバレBOX

・ビッチの品格
演劇作品を通して自分は「好き」の正体を知りたいのだけど
この作品ではアナログ的かデジタル的か
自分の中にだけ有る物なのか、外に置いておくことに価値があるのかなどが俎上に並べられる
女子会の話題の様に答えは出ないのだけど過程を体験できる作品

「ホテル・リトル・ミラクル」
窪寺さんが引き潮で田邉さんが満ち潮
激しく揺らめく展開の波を絶妙にサーフする永橋さん
三人の声が役柄の波長とシンクロし、観ている側の心の振幅を大きく大きくしていく
優しさが溢れた作品でそれは消費され温かく消えるけど嫌じゃない

・かっこ悪いオトコ(悪)
小劇場的作品なんだけど尖りをあまり感じないのは丁寧で破綻していないから
中村つぐみさんのコブシを効かせた演技はこういった作品での正解を出してしまった気がする
ロックになりうる作品
そして声を大にして、こういうの好きだって言いたい

最後の奇蹟
ホテルの1室なのに外に広がる世界と物語がいくらでも胸の中に浮かび入ってきて
溺れるでもなく歌うでもなく、ああそうだ一緒に月を見たいんだってなって
綺麗に夢見る事を許さないくせにこの物語は
堕ちてゆく時に何よりも綺麗に月のスポットライトを当てる
翼とクチバシもください

翼とクチバシもください

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2016/05/11 (水) ~ 2016/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

観劇から時間が経っても、いや経つほど残像が消えない
クロムモリブデンは初観劇
観終わった後はやや圧倒された部分もあってかそこまで心が動かされた感があったわけではなかった
しかし、時間が経てば経つほど、脳が整理して言語化というか感覚化していっているのか、場面や台詞、登場人物の表情などが薄れるどころかくっきりと思い出せ、リズムを刻むように頭のなかで踊りだしている状況

役者さんが全員存在感が半端無くて技量も素晴らしかった
荒涼とした心象風景をステージに、心地良いテンポとリズムの中で暴風のように過ぎ去っていく場面場面が非常に楽しかった
DVDが早く欲しい

15 Minutes Made Anniversary

15 Minutes Made Anniversary

Mrs.fictions

吉祥寺シアター(東京都)

2017/08/23 (水) ~ 2017/08/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

10周年ということでキャラメルボックスや柿喰う客から地蔵中毒まで、フーコーの振り子的な振り幅の豪華なラインナップ。
・柿喰う客「フランダースの負け犬」。膨大なテキストを独特のリズム・話し方でギュッと握り固めて塊にして投げかけてくる感じ。流石の観せ方だし流石の力量。モニター映えする場面場面と陰影が印象的だった
・吉祥寺シアター演劇部「ハルマチスミレ」。我々大人が懐かしむエモい時代をまさに今生きている高校生たちの中にも有る、過ぎていった時間。彼らの時代の跳び方を今ならわかる気がするけど、彼らにその跳び方は教えられないんだろうと感じた。直情的な面白さだった
・梅棒「BBW」。踊りと音楽と演劇と、って絶対自分の好みだけど、底のない沼にハマるのが怖すぎてあえて避けていたのに、ついについに観てしまった、、、やっぱり凄まじく好きなタイプの激楽しい作品だった、、
距離を置いてお付き合いしないと地獄まで落ちるタイプの面白さ
・劇団「地蔵中毒」。いつもの地蔵中毒だった。吉祥寺シアターという場所に、インスタ映えする舞台装置の中に置かれて観る地蔵中毒は、なんか超高級ホテルで観るペイチャンネルのような感じだった。まぁでもラジオリスナー同士の妙な連帯感的なノリのいつもの雰囲気もやっぱり好き

「LOVE」Chapter4

「LOVE」Chapter4

シンクロ少女

OFF OFFシアター(東京都)

2018/08/31 (金) ~ 2018/09/04 (火)公演終了

満足度★★★★★

シリーズもとうとう4作目
登場人物みんな大好きだし、性格とか理解したうえで見てるんで感情移入が半端ない
特に武田の考え方とかとシンクロしまくって身につまされてボロボロ泣いて
そしてすぐ笑わされて幸せな気持ちになってまた泣いて
演劇でもらえる最高の幸福感

なんかすごいSF的なやつ

なんかすごいSF的なやつ

ゴジゲン

小劇場B1(東京都)

2017/07/06 (木) ~ 2017/07/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

劇中の装置の仕組みにより見せたい部分だけ見せて、それを外野からツッコめるので非常にリズムが良くて笑いどころも外さない上手い構造。特に高校生パートの楽しいノリとエモさ漂うひと夏の青春感が至高の空間だった
いじめというデリケートなテーマを扱っているので、人によって受け止め方も差がでてくる作品だと思うが、僕が得られた楽しさも観測された結果の一つ。番外編ということで普段とは作も演出も違ったみたいだけど、本公演もこれくらい面白いなら観に行きたいなと

ネタバレBOX

最後の授賞式とかの部分は、蛇足にも感じる危うさだったけど、最後にドロップキックの絵が観られたので結果オーライというか、それは必要だよねと納得した
はしらない

はしらない

劇団スポーツ

王子小劇場(東京都)

2018/10/04 (木) ~ 2018/10/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

小ネタ小ボケお約束お約束破り満載でどの場面も楽しい
系統でいうとゴジゲンに近い風味
スキあらばボケて埋めてくる感じが凄い好きだった
徹底的にふざけて、衝動でぐるぐるして、自意識に操られて格好つけて失敗して
この作品はいつかの昔の若い日のそのもの

刑事物語

刑事物語

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

高田馬場ラビネスト(東京都)

2019/02/05 (火) ~ 2019/02/12 (火)公演終了

満足度★★★★★

日本語版を観劇
とにかくカッコよさというのは正義であって面白さでもあるなと
カッコ良すぎて泣きそうになったのは初めて
バロンさん、伊藤さん、山口さん、平良さんはもう存在が尊すぎて後光が差してた
字幕とかストーリーとかを上回ってその立ち振舞にしびれて咽び泣きそうだった
落合の狂犬っぷりのカッコよさとか
高田のキャラとか佇まい全部本当に好きでカッコよかった
拝島はもうその声と動作と表情と全部カッコよいし
小平の渋さ…超カッコいい
あんなの見たら冷静になれない!!!
とにかく素晴らしかった
ストーリーとか他のものなんてどうだってよくって、整合性とかきめ細やかさとかどうでもよい

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