
「震災演劇短編集」宮城・東京ツアー
Whiteプロジェクト
こまばアゴラ劇場(東京都)
2022/03/18 (金) ~ 2022/03/21 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
公演終了後の「観たい」書き込み。上演は観られなかったが、Cプログラムの台本を読んで観たさを募らせた。(ご関心の向きは主催団体から手繰って公開テキストを読まれたし。)
時は震災から幾許かの年月を経た頃、生き残った(親しい者を喪った)人々が登場し、喪失感を抱えながら、サバイバル・ギルティを乗り越え、あるいは折り合いをつけ、今を生きる(生きようとす)姿を描く。「傷」は癒されるためにあると改めて気づかされる。
テキストは平易な言葉で綴られるが、そこはかと具体性があり、推測するしかないが作者が「あり得る話」を作ったようにも、「見聞きした話」を元に記録の意味を込めて書いたようにも読める。宮城を拠点に活動するらしい演劇主体が発信するという形態に意味を見出す限りは、我々にとって両者に大きな違いはなく、記憶を喚起するための記録としてこれは存在する。傷から立ち上がる被災地と人のその「プロセス」を描いた作品には、とじ繰られるためのストーリーではなく、存在への意識に着地する構造がある。素朴な人生を歩む人たちの佇まいには、記憶の旅に誘われた観客自身の「忘却」への罪意識をも慰撫するものがある。
ただしここに描かれるのは自然の脅威の牙にかかった不可抗力な被害であり、事故を起こした原発の持つ「人の人に対する責任」の泥臭い問題は含まれて来ない。「傷の癒し」の物語(ある意味美しい物語)がこの泥臭さを包み隠す「覆い」にされる現状にあっては、複雑な思いを拭えない。

赤き方舟
風雷紡
小劇場 楽園(東京都)
2022/03/19 (土) ~ 2022/03/21 (月)公演終了

ムーランルージュ
ことのはbox
萬劇場(東京都)
2022/04/20 (水) ~ 2022/04/24 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
ことのはboxの舞台に触れたのは都合3回。わが意を得たもの合わないものと正直あったが、記憶には残っている。
あとはこのユニットが選ぶ演目、演劇界に「早川文庫の100冊」でもあればそこに含まれる王道な作品である。斎藤憐のこの作品はだいぶ前に観て悪くない作品に思えたが、今はどう見えるだろう。

透き間
サファリ・P
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2022/03/11 (金) ~ 2022/03/13 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
公演はもう始まったが。。
トリコ・Aとサファリ・P、なぜだか区別がつきにくいなと思っていたが、主宰が同じだった(数日前に気づいた)。
トリコ・Aは結構昔、下北沢の駅前だかOFFOFFで関西から幾分鳴り物入りな紹介につられて観たが、ストレートプレイでもリズミカルで結構面白かった事を思い出す(ストーリーは覚えてないが)。サファリ・Pは近い過去に身体表現で物語を進めて行く手腕が見事で、殆どヒントがない今公演でも注目の一つ。
二の足を踏んでしまうのは、これが結構あるあるなのだがあの見事なサファリ・Pに幻滅したくないという・・保守的な自分であるがゆえ。思い出は美しく、手を付けず、好きなおかずは後回し、結果も後回し、何なら知らぬままで良い。変化を求めながら変化を恐れ・・そういうの止めたくて芝居見てんじゃねえのと自問するが三つ子の魂なんとやら。
あ、でも観る予定。

花柄八景
Mrs.fictions
こまばアゴラ劇場(東京都)
2022/05/11 (水) ~ 2022/05/23 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
実演を観たい。映像ではいい感じで現実臭いファンタジーだった。落語が好きなので落語物には期待。(昨年のフタマツヅキ、朝ドラの「ちりとてちん」、映画「しゃべれどもしゃべれども」etc。)

関西演劇祭 in Tokyo
関西演劇祭
新宿シアタートップス(東京都)
2022/03/08 (火) ~ 2022/03/13 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
目を引くタイトルだが、名のある劇団は地方からでも東京で公演を打ちに来るので何を売りに? すみよし、からまわりも、え~関西だったんだ。。?と思いきやこの2つは東京という事で何やらはっきりせんが、オパンポンも来るようだし一応注目。

夜の来訪者
俳優座劇場
俳優座劇場(東京都)
2022/03/06 (日) ~ 2022/03/12 (土)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
随分前に買って読んだ古本の岩波文庫版の本作は中々読みやすかったが、話の舞台が古く、現代に置き換えるとどう読めるのか・・と思った記憶がある。細部は忘れたが・・時折公演が打たれている所を見ると秀作だったらしい。堅実な俳優座劇場プロデュースで鑑賞希望。

ふすまとぐち
ホエイ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2022/05/27 (金) ~ 2022/06/05 (日)公演終了

黒塚~一ツ家の闇
流山児★事務所
ザ・スズナリ(東京都)
2022/05/13 (金) ~ 2022/05/22 (日)公演終了

怖え劇
劇団スポーツ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2022/03/16 (水) ~ 2022/03/21 (月)公演終了

民衆の敵
ハツビロコウ
小劇場B1(東京都)
2022/03/29 (火) ~ 2022/04/03 (日)公演終了

オロイカソング
理性的な変人たち
アトリエ第Q藝術(東京都)
2022/03/23 (水) ~ 2022/03/27 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
漸く上演との朗報。チラシへの執着から観劇に至るパターンだな。新国立研修所公演での存在感が瞼に残る荒巻まりの女史の宣材がまた良し。でもって気合を感じさせる惹句にもう観る気満々なのだが。

凪のように穏やかに
雀組ホエールズ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2022/02/17 (木) ~ 2022/02/21 (月)公演終了

「土の壁」
劇団アレン座
すみだパークシアター倉(東京都)
2022/03/09 (水) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

鶴かもしれない2022
EPOCH MAN〈エポックマン〉
本多劇場(東京都)
2022/02/23 (水) ~ 2022/02/27 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
EPOCMAN「なんだなんだ?あの小沢氏が何かやってる」(当初はソロじゃなかったのかな)と話題に少し遅れて見たのがこの演目で(確か駅前劇場)。「一人でやる」芸を見せるための台本という印象で、本多で一体全体どう見せるのか。勝算があるのか、未知数だが小沢氏なら面白げなものを持って来るのかも・・。アクロバティックな路線を追求と予想するが個人的には物語性を磨き胸倉をつかんでぶん投げて欲しい。
追記、どうも観たのはOFFOFFでの上演で、感想を書きあぐねて珍しく投稿しなかったよう。..て事はその後が1サイズ広めの駅前劇場、手応えを掴んだという事なのだろう。期待が膨らむが実は日程的に厳しい。。

理想の夫
新国立劇場演劇研修所
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2022/02/01 (火) ~ 2022/02/06 (日)公演終了

THE LAST SHOW
制作「山口ちはる」プロデュース
新宿シアタートップス(東京都)
2022/03/02 (水) ~ 2022/03/06 (日)公演終了

ガラテアの審判
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2022/01/20 (木) ~ 2022/01/26 (水)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
気になる芝居。時期が少しズレてくれてれば。。遠未来SFが舞台で成立するための高いハードルを超えて来てくれるか・・。作者は日本の小劇場演劇界に所縁のある人らしいがどんな戯曲だろう。再演があれば観たい!

【公演中止】春琴SHOW!!
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2022/01/21 (金) ~ 2022/01/30 (日)公演終了

サンタクロースが歌ってくれた
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2021/12/22 (水) ~ 2021/12/26 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
観劇できぬが<観たい>舞台なので一言(暇人じゃないのだが)。劇場中継を地上波でやってた頃にテレビ放映のあった演目で、VHSに録画して何度か観た。安っちいファンタジックなSF(カイロの紫のバラ的な)やな~と歯牙にも掛けないはずの演目を、少しは判ろうと思って何度か観たんだろう、これに乗る観客の気持ちが判った瞬間があって、しかしまあ自分がそうなる精神状態は思考停止というか疲れた時のサイダーくらいにしか・・とやはり消極評価ではありながら、俳優の熱演を媒介に芝居の心が伝わって来る感を味わったのも事実であった。若き日の上川&西川コンビが本気モードで(特に前者は既に著名であったので)演じてる姿はたとえ話が荒唐無稽で、出来過ぎで、ちょっと内向的だったり引っ込み思案で恋に恵まれぬ主人公一人のために、全員束になって尽くされて、お膳立てされて、ようやく自立できたね・・ってこれが日本人のスタンダードなわけ?というのはやっぱし偽らざる感覚であっても、何というか「認めざるを得ない」所があった、というか。
一人のために皆が尽くすことはあって良いのであるし、ドラマとして成立していたからこそ忌避すべきと思いつつ見てたんだろう、「どういうカラクリになっとるんじゃ」と。
そんな思い出の作品、という以前に劇団やファンにとっては再演を繰り返している定評ある演目について外野があれこれ口を挟むだけ野暮と誹られそうだが、まあ自分の記憶を蒸し返してみた(年と共に忘却が激しい。「生」への固執が記憶ほじりに表れておるのやも)。暇ではないのだが。