平田オリザ・演劇展vol.5
青年団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/11/05 (木) ~ 2015/11/18 (水)公演終了
ヤルタ会談。
軽快な会話劇と役者や身体で魅せる30分だった。ただ2時間ダラッと続ける作品より余程面白い。他作品は今回は見てません。眠くなるのもあるので何とも言えず。
手軽に観れて素敵な企画でした。
みんな
ゆうめい
新宿眼科画廊 スペース地下(東京都)
2016/04/29 (金) ~ 2016/05/03 (火)公演終了
人の業。
実体験を元にしているからか、生々しさはあった。ハイバイの演出助手をされていたからか空気が似ているのもわかる。人物や物語に関しては、後半から観ていて追いかけるのが大変ではあった。ただ公演するのでなく、こういった人のすれ違いや傷が、作品を通して減っていけばいいのにと思う。細かい芝居や粗以上に、中身が響く作品でした。
エドワード・ボンド作『戦争戯曲集』第三部『大いなる平和』
劇場創造アカデミー
座・高円寺1(東京都)
2015/02/27 (金) ~ 2015/03/01 (日)公演終了
全三部で五時間はかかる。
核兵器による戦争後の世界を描き、言葉遣いをはじめ証明や演出は素直に面白い。経験のある客演やスタッフもいるので、決して薄いものではないはず。狂気の世界を見れるはず。
やはり一番の問題は時間だと思います。三時間超えとあるが、実際は一時間半が三部まであり、休憩入れると五時間近くになる。そして本ページや告知でもその旨は知らなかったので、予定のある方や長時間になれてないお客には相当な負荷になるのではないでしょうか。内側と外側を両方知っている身なので、根本的な部分の改善が必要だと私は思います。なので評価はしません。
長時間で公演数も少ないなど、演者には負担だが増やして観る機会を広げて欲しい。
『黄金のごはん食堂』
APAF-アジア舞台芸術人材育成部門
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2015/11/13 (金) ~ 2015/11/15 (日)公演終了
続けていって欲しい。
海外の脚本、演出に舞台監督。そして日本の俳優による作品。食と戦争がテーマだろうか。中々楽しめました。金銭的な敷居も低いので一般の方にも受け入れやすいのでは。何よりも海外の垣根を超えて一つの作品を磨き上げることは非常に有意義だと思います。
字幕においては気になるところもあったが、身体表現の面白さがあった。高身長のイケメン多いのは演出によるものか気になった。出演する側としても興味のある行事でした。
厳冬 ―父殺し篇―、厳冬 ―子殺し篇―
鬼の居ぬ間に
古民家asagoro(東京都)
2016/01/27 (水) ~ 2016/01/31 (日)公演終了
子殺し。
古民家の一間を観客席に、もう一間を芝居のスペース。貧困に迫る芝居で好きだが、自身の席だからか現代の配線コードやら色々見える。工夫は欲しかったです。通路から全体使って四方からのアプローチは良し。長すぎず、両方とも見たい内容。
イチエフ・プレイズ
ワンツーワークス
ザ・ポケット(東京都)
2015/07/17 (金) ~ 2015/07/26 (日)公演終了
死んでから始まる。
まさにブラックなテーマなのだが、ユーモラスを含みながらテンポよく進む会話劇。面白かった。シーン変化は人によって慣れが必要かと思われ、長さはそこまで気にならない。少し笑いに走ったり、がなるのが多い気もした。ムーブメントのは良さはここならではだと思う。終演後の東京新聞の記者さんと古城さんとの座談会も勉強になりました。死んでからこそ新しく始まるものがある。
ズーキーパーズ
ファルスシアター
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2015/07/17 (金) ~ 2015/07/20 (月)公演終了
動物も人情。
自身が動物園物語の勉強をしているのもあり、ZOOというテーマには興味がありました。100分ほどのコメディタッチで綴られる話が進む中に色々なネタがあり、多くて拾いきれない感もあった。徐々に客席も暖まっていった印象。舞台美術の作り込みが良く、細かいところまで工夫がされていました。
果物を食べているところを観ていて、ふと動物園特有のあの臭さがあれば、一観客としては嫌だが作品としては更に恐るべき作り込みになるのかもしれないと感じた。
ジョルジ・フッチボール・クルーヴィー
Ammo
d-倉庫(東京都)
2016/01/08 (金) ~ 2016/01/11 (月)公演終了
貧困の着目は良い。
日本はなんだかんだ安全で裕福である。そういう事実を考えさせられるテーマとしても良いと思います。ただ役者さんに飢えを感じなかったのが正直なところ。性表現も露骨だった。
動き回る躍動感や、サッカー選手というか、ヒラメ筋は素晴らしい。貧困に因んでかわからないけどフロアに10円落ちてた。
レプリカ
d-contents
笹塚ファクトリー(東京都)
2016/01/13 (水) ~ 2016/01/17 (日)公演終了
身近にいる大切な人を想う
前情報をそこまで調べず、ボクラ団義の方が多いということで作中の雰囲気は似たものを感じました。以前観た、忍ブ阿呆ニ死ヌ阿呆の系統があるオープニングなど。舞台上でテンポよく進む。2時間半程で長め。気になる個所も多かったですが、何より熱さがあり面白かったです。
段差のない席だと前寄り芝居はあまり見えませんでした。今回の一番は、大事な人とその命について、観る人たちが自分の目線で感じれるからかなと。場内のすすり泣きは多かった。
How crazy?
gekidanU
南千住gekidanU野外劇場(荒川区南千住5-25-6)(東京都)
2016/01/21 (木) ~ 2016/01/24 (日)公演終了
本当に街中。
仕事で遅れて観劇。冒頭が見れなかったのでストーリーには触れません。
紅テントや黒テント、コンテナや新宿公園など、外での機会は大分減ったと思うし、実際近隣の方は中々辛いと思う。音の問題は終始あるでしょう。熱さは好きだし試み自体は面白いが、作品テーマのように狂ってないとできないのかもしれません。この時期は流石に不動でいるのはちょっと辛いかも。
手作り売店での販売、スタッフさんの距離感、素敵です。カメラ撮影のフラッシュは気が散るかな。テント袖から通行人が見えるのは好みかも。観劇後も血だらけの方を介抱したり、小生には刺激的な一日になりました。
障子の国のティンカーベル
あなざーわーくす
名曲喫茶ヴィオロン(東京都)
2016/05/05 (木) ~ 2016/05/05 (木)公演終了
参加型。
ガラスだと思っていたら、しょうじだった。
話を前半に絞り、役者がこれでもかと客席に絡む。苦手な人にはとても苦痛になる、かもしれない。個人的にはほどほど参加できるのは好きである。当然だが絡みがほとんどない、当たり外れの席はどうしても出てしまう。何となく座った席がとんでもない場合もある。以前は少しだけ出演する側でしたが、小スペースならではの面白い試みだと思います。
ウィンザーの陽気な女房たち
合同会社エターナルウィステリアアーツ
小劇場てあとるらぽう(東京都)
2016/12/14 (水) ~ 2016/12/18 (日)公演終了
二番札
世田谷シルク
北とぴあ さくらホール(東京都)
2016/03/19 (土) ~ 2016/03/19 (土)公演終了
空間把握。
昨年の受賞作を舞台化ということで、昨年度の作品に続いて観ました。
厳しめの意見もあり納得しつつも、前回のものよりは面白かったです。特に照明などの使用は、制約が多そうな中での良い見せ方だったと思う。
劇場の空間に対して台詞の聞き取りにくさは自分も思いました。思ったよりも公演時間は長かった。
日本劇作家大会2014 豊岡大会
日本劇作家協会
城崎国際アートセンター、豊岡市民プラザ、出石永楽館、玄武洞公園、城崎温泉街(兵庫県)
2014/06/12 (木) ~ 2014/06/15 (日)公演終了
観光で行った。
そう言えば自転車で姫路から10時間くらい掛けて行ったのを思い出した。特に何を見たと言うわけもなく、雰囲気を味わい温泉に浸かる。なので☆はつけない。知っている顔の方が何人もいてそれは面白かった。ニュースでも取り上げられたが豊岡良いところです。
鳥の本
ゲッコーパレード
新宿眼科画廊(東京都)
2015/12/04 (金) ~ 2015/12/08 (火)公演終了
パフォーマンス。
演劇というよりもパフォーマンスに近い印象。本を用いたムーブメントは面白く、本と鳥の共通点は観ている中で感じた。身体においては市松さんが演出も兼ねているからか群を抜いている。
ストーリーの一貫性と客席の見づらさがあったが、配置については直ぐに改善したとのこと。今後により期待。
オーディション/部屋
藏下右京×渕上夏帆 二人芝居
東京大学駒場キャンパス 学生会館地下一階 第三音楽練習室(東京都)
2015/12/06 (日) ~ 2015/12/09 (水)公演終了
普通に面白かった
両の意味で若さが溢れる。オーディションは面白い。
学生の特権で場所に恵まれるのもあるが、ごっこレベルで何千円も取ったり、利益を役者に還元しない劇団は見習うべきだと思います。運営するのに必死になるのはわかるけど、なぜ芝居をするのか、原点回帰も兼ねて大切だなと。学生さんの演劇には学ぶところが多いと思います。
まやかし
ポポポ
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2016/03/23 (水) ~ 2016/03/27 (日)公演終了
性。
性と書いて「さが」と読むが、そんな印象。オープニングの照明演出は面白かったです。コミカルなパートがあまり必要に感じなかった。そうでなくても普通に笑えるとこともあり、重い話ではあるが自分は好きでした。
役者でも浮気をしているのは聞くので、そういう方々は心中穏やかでなかったろうとほくそ笑みなどしながら。
THE WALL―ある寓話―
アトリエ・センターフォワード
シアターノルン(東京都)
2015/12/18 (金) ~ 2015/12/27 (日)公演終了
壁を作るのは人。
小屋の使い方が面白い。一体感のようなものがあった。舞台セットも最低限の物で色々な想像をかきたてる感じ。音の使い方などは割と一定な感じも見受けられたが、全体として時間の長さを感じない展開でした。
Scoreless
劇団SUNS
新宿村LIVE(東京都)
2016/02/24 (水) ~ 2016/02/28 (日)公演終了
動きはキレあり。
三時間の長編。仕事でどうしても最後まで見れず残念。
良きところ、違和感、共にあり。ダンスなど身体パフォーマンスとして面白く、何よりジャズシンガー中本マリさんの歌が良かった。生演奏は空間に響きますね。衣装は独特で何とも。前半はリズムだけの会話に聞こえ眠かったですが、休憩挟んでからの後半はずっと良かったと思います。
「夜明けの街に清き一票」
エビス駅前バープロデュース
エビス駅前バー(東京都)
2015/12/16 (水) ~ 2015/12/28 (月)公演終了
後悔先に立たず。
実際の負担は桁違いの重圧だけど、それぞれの想いや関係性はよく掴める話だったと思う。役者間のやりとりも、納得した部分とそうでない部分、後から知った上で色々納得した部分があった。もっと選挙のお話かと思ったがそうでもなかったです。久しぶりにエビスに行かせてもらいました。