気づかいルーシー 公演情報 気づかいルーシー」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    気づかいルーシー
    松尾スズキさんが書いた絵本を基に作られた音楽劇。

    なので子ども向けかと思いきや
    大人が観ていて楽しいものをこっそり子どもが覗いて楽しむというスタンスらしい。

    私はLINEスタンプから知りました。
    なんとなく可愛かったのと松尾スズキさんが好きなので。




    ベッド&メイキングス『サナギネ』で拝見した
    岸井ゆきのさんがルーシー役。
    『赤鬼』で拝見した小野寺修二さんがおじい役。
    テレビや映画でも大活躍の山中崇さんが馬役。

    このお三方が観たくて。


    ネタバレBOX

    ルーシーはとっても可愛くてちょっと変わってて
    元気いっぱいに舞台で側転したり跳び跳ねたり。
    岸井さんはサナギネの時の印象とは違って驚きました。

    おじいの小野寺さんも
    体の使い方はさすがに上手くて
    (今回も多分振り付け担当されてるのかな?)
    ちょこちょこ動くおじいがコミカルでとても似合ってました。

    山中さんもこういう元気な感じ?(笑)を見たことなかったので新鮮で!
    馬役だったのでゴロンと糞をしたり着ぐるみの姿が
    面白かった♪


    子どもはうんことか下ネタ好きだから
    大喜びかと思うのですが
    会場は大人がほとんどで子どもさんは両手でかぞえられるほど。

    演者の皆様も残念に思ってたかもしれません。

    ジェンガのようなセットで
    カタチを変えてお城にしたり
    そういう展開も見てて楽しかった。

    色々と考えさせられました。
    先日観た別のお芝居の家族の話でも
    お互いの思いやり、気遣いが変な方へ行っちゃってたり
    それが正解なのかどうかわからない思いの中で
    この音楽劇もなんだかそういう気遣いが巡りめぐっていて…
    それが良いことであったり…悪いことになったりもして。


    "すぎたる気づかいはおよばざるがごとし"

    なんだけど
    それでも世界を平和にするのは気づかいだと
    〆られてます。


    我が、我が、と言っていてはダメなのですよね…
    ちょっと耳が痛い…





  • 満足度★★★★

    最終日観劇
    最終日11時開演、という、まるで歌舞伎のような時間帯に池袋で芝居を見る。
    松尾スズキさんの絵本原作を戯曲化したものだけど、かなり忠実でびっくりした。その中でもラフな感じの王子、栗原さんやおしゃまなルーシーの岸井さんがとても愛苦しく魅力的。まるで飛び出す絵本のような不思議でちょっとブラックな楽しい舞台でした。まんま松尾さんの描き切った馬もよかったです。あんなにセリフ喋る小野寺さんを初めて見た。

    互いに気遣いあう人物たちの行動に、それが子供にわかるのかなーと漠然と不安感もあったけど、客席にいたお子さんたちの笑い声が聞こえてたのも意外で、その反応も見ていて楽しい発見。
    テーマ音楽も聴いてて心地よかった。

    ネタバレBOX

    受付に「おはぎ」や落書きコーナー、松尾さんの原画展示コーナーがあり。「おはぎ」はつい握ってしまいました。小鳥がいたら、肩に乗せてたと思います。
  • 満足度★★★★

    チャーミングなルーシー
    ちょっとネタバレですが。
    皮をはいじゃったりしてちょっと怖いんだけど、ルーシーはとてもチャーミング。深夜番組で活躍中の岸井ゆきのちゃんだからだ。ショートカットのかわいい髪型と水玉の衣装。くるくる回る大きな瞳、無駄のない軽快な動作……。彼女の魅力が全開の舞台で、注目女優のはつらつとした息遣いに幸せな気分になる。そういう楽しみ方もあります。
    演出はノゾエ征爾さんだけあって、ジェンガあり影絵ありで飽きさせない。演奏は生で進行。音楽の人もしっかり舞台の一員となっている。
    1時間半とコンパクトな構成なので、子ども連れでも楽しめます。最後にみんなで踊れます。開幕前に練習タイムもあるからご安心を。

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