マナナン・マクリルの羅針盤 再演 2015 公演情報 マナナン・マクリルの羅針盤 再演 2015」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
21-34件 / 34件中
  • 満足度★★★★★

    圧巻の一人芝居
    昨年も観劇して、早くも再演との事で期待して観劇。
    結果は期待通り、非常に面白かった!
    あいかわらずの2時間の一人芝居、ただただ感嘆です。
    公演中なので、以下ネタバレで。

    ネタバレBOX

    演出面が初演時より少し変わっていて、より分かりやすい感じかと思いました。細かい点もいくつか変わっていて、初演と違う点をみつける楽しみもありましたし。
    そして、何といっても老若男女を声色と動作で演じ分け、そして目線で相手を想像させる所は、あいかわらず素晴らしい。
    また、手の動きで建物や道具を表す様も以前にも増して見応えがありました。それを補助する音響や照明なども、増えてよりマッチした点もあるかと思います。
    あまり一人芝居を観てはいませんが、観た中では一番好きな作品であり、そして一番好きな女優さんです。

    途中、宴会のシーンで現実に引き戻される場面があります。
    初演時は、アドリブで休憩?と思いましたが、演出でしたね。
    このシーンは、それまで見事に色々な役を演じられていた、林 遊眠さんが
    素に近いような少しぎこちない演技をされ、個人的には微笑ましい場面に映りました。この後の、クライマックス前という事もあり、嵐の前の静けさともいえるシーンかと思います。
    ウイダー in 食料に続き、ドラゴンの角をすりつぶした食料も登場し、この場面も進化しておりました(笑)

    京都の劇団さんで主に大阪で公演されておりますが、東京でも次回9月に一人芝居ではない上演をされるとの事でこちらも今から楽しみです。










  • 満足度★★★★

    舞台には一人だけどスペクタクル!!
    昨年9月、池袋演劇祭のCM大会を観て「観たい!」と思ったもののスケジュールが合わずに観られなかった舞台でした。林遊眠さんの120分の一人芝居だけど、観ていたのに信じられません。演じきるってこういうことですか!半身海賊風ジャケット、半身肩出しの衣装で身体を翻しながら対話を表現する。子供から青年、女性、海賊のいやらしい表情までワンシーンの中で複数の人物を演じる表現力は凄い!思わず、対話相手の方を見ちゃったことも。(もちろん、誰もいませんが。)それが二時間続く(二部構成で10分の休憩あり)後半に喉が渇いたとお客さんに話しかけながらの給水タイムは地がでてややうけました。舞台の帆船のセットも粋だし。音響、照明にも凝っていて、特にクライマックスシーンの迫力には驚かされました。

    ネタバレBOX

    二部構成でしたが、前半には乗りきれずボーっとしてしまったところもありましたが、、後半はファンタジックな活劇ものになり、艦隊戦から多人数の剣劇を一人で体現してしまい、クライマックスでは音響と照明のマジックで海の魔獣まで出してしまう。
  • 満足度★★★★★

    無題1361(15-009)
    15:00の回(晴)。14:20受付、14:31開場。撮影あり。

    15:02開演宣言~16:01、休憩、16:15~17:26終演、トーク17:28~17:50、今回も2回観てしまいました。

    手の、指先の動きまでもが物語を克明に伝え、正面、横、斜めからの目線の先にあるものがこちらにも見えるようです。大洋、大海原、自然の猛威、魔獣の雄叫び、飛び交う砲弾、ダイナミックな展開は何回観てもよいものです。

  • 満足度★★★★

    みてきた
    2時間を一人でしゃべり倒すのは大変だろうし、終盤の畳みかけもすばらしかった。

    でもそもそも一人芝居好きじゃないのかも、特に何役もやらなくてもいいんじゃまいか。

  • 満足度★★★★

    観てきました
    一人芝居というものは 初めてでしたが、 とても良かったと思います。
    途中休憩はあるものの、 2時間しゃべりっぱなし!  相当な体力を使うことでしょう。。  すごい!!

    ネタバレBOX

    海賊が主人公のお話   当日パンフを見て、 登場人物の多さにビックリ! 10人はいたでしょうか。  大丈夫なのか? と思いましたが、 女優さんは 見事に演じておりました。   しかも ほとんど男の役です!  すごいです!    今後も 注目していきたいですね~☆           4.2点
  • 満足度★★★★

    ウィーダ号でウイダーinゼリー?
    いや~評判通りの素晴らしさ。ズルズルと引きずり込まれていましました。いいもの観れてよかった。一人で演じきった林遊民さんには大拍手!ご苦労様です。惚れちゃいました。ナツメクニオ氏と内堀優一氏のアフタートークはグダグダでしたが、観客を楽しませようという姿勢には感服。

  • 満足度★★★★★

    大絶賛!
    今年初観劇がこの作品。初演も観ているけど,やはり素晴らしい。今年も良い観劇の年となりそうだ。さて,開演時間ジャストに始まったこの芝居。圧倒的表現力。一人しかいないのに彼女の周りに人が物が風景が時代が拡がり見えてくる(まるで,どっかの漫画のようだが,実際そうだった^^;)。ストーリーも覚えており,場面場面の所作も覚えているのだが,それでも引き込まれてしまう。いや,覚えているからこそか,引き込まれ,鳥肌が立ってしまった(寒いわけではない^^;)。2時間超の大芝居であるが,全く時間の長さを感じない。ストーリには好みはあろうが,この一人芝居,絶対に観る価値はある。オススメである。

  • 満足度★★★★★

    イマジネーション豊かな女優、遊眠
     林 遊眠は、不思議な女優である。可愛い顔立ちで、男性からも女性からも好かれるタイプだとは思うが、無論、それだけでは無い。いつの間にか、彼女の魅力に引き込まれて、応援したくなってしまうのだ。

    ネタバレBOX


     今回も実際には決して大きくない体で10人以上の人物を演じ分ける。大海賊ティーチから、その副官ボネット、イギリス海軍提督、副官、最少年海賊キング、少年奴隷出身で軍人を夢見る仲間の黒人少年アジク、主人公ベラミーとその参謀になった親友ピエトロ、育ててくれた憧れの女性であり、女奴隷であった母なる女性、最強の女神モリガン、何度もベラミーの危機を救った逃亡奴隷のダガン等々。男性、女性、女神まで多くの役をなんなくこなすばかりでなく、其々のキャラクターを際立たせる、彼女のヴィジョンは、正確であるのみならず、的確であり、彼女のイマジネーションの豊かさを明かしている。また、このシナリオの持つ普遍的でブレの無い中にも、危険に身を晒し、ベラミーの指示如何で命を投げ出す部下たちの犠牲への、優しく強く人間的な悩み葛藤が、観客の胸を打つ。この内容に呼応して実にヴィヴィッドにイマージュを立ち上げる遊眠がいる、たった、一人で。これで虜にならない方がおかしい。彼女の演技の見事さである。
     蛇足であるが、物語の中で、神々は、その世界に入る者に厳しい試練を課す。それに応え得た者だけが、普遍の地で、自由の為に闘う尖兵として、人々の解放という希望を担う王として、欲に目の眩んだ為政者共への永遠の闘いに加わるのだ。が、それは、皆、一人、一人の個人としてなのである。
     シナリオの普遍性は、ベラミーの演説の普遍性にも支えられている。その高い倫理性と人間的で自由で誰もが憧れる価値を持った演説だからだ。更に、リーフレットの説明にあるように、ベラミーは実在した海賊である。シナリオにも史実からの反映が多くあるとのこと。なればこそ、余計に現在を生きる我々への熱いメッセージともなっていると言えよう。為政者共の横暴に負けるな! との熱いエールをも、自分は受け取った。
     9月には4日から6日迄、アウルスポットでの公演「ジャガーノート」が上演されるとのこと。こちらも是非拝見したい。
  • 満足度★★★★

    パイレーツ・オブ・カリビアン
    より、面白かった。

    普通、エンタメ芝居は、テーマ性が薄かったりするのだが、

    ちゃんと、生い立ちとして描かれていたのが、好きだ。

    そして、言葉の飾り具合、ワードセンスが小気味いい

    (「彼は、不敵な笑いを浮かべた」とか)。

    プロットも、巧みで、次から次に、障害が立ちはだかったり、

    構図が海賊VS海軍だけでは、なかったり。

    くすぐりも好き。

    ただ、個人的には、客ぶりの演技は、半分、身振り手振りも、半分くらいが、

    好みでした。

    ネタバレBOX

    (ここから、辛口)

    (エールとして書きます)

    正直・・・

    それだけに、(水準はあるのだが)、林さんの演技が勿体ない。

    (ラストあたりの、友達との別れは、胸が張り裂けそうな感じが好きでした)

    声の大きさが欲しかった。(腹式の)

    (立ち姿の美しさが欲しかった)

    ・・・

    んー、新感線さんやピスタチオさんと比べるのは、酷でしょうか?

    でも、正直、安全運転演技、守りの演技に見えました。

    戯曲に対して、スケールが小さい。

    豊島公会堂のあの空間を掴み、使いこなせるか、

    疑問です。

    勿体ない。

    ・・・

    と個人的には、思いました。

  • 満足度★★★

    10人の声は?
    10分の休憩を挿み、前後1時間ずつ正味2時間の独り舞台をやり遂げることは素晴らしい。
    しかしながら、芝居の内容がイメージしづらく、今一つ伝わってこない。
    一人で10役以上をやるのは至難の業である。
    声(トーン、スピード)、所作、テンポ、などなど全て変えて観客に伝えなければならないからだ。
    私が観た限りでは一本調子になりがちな所が目立った。テンポ重視の芝居であるがゆえ、メリハリが弱く、だれがどの声とはわからないからだ。
    賞を取っても奢れる事無く励んでもらいたい!

    ネタバレBOX

    船上での宴会シーンだが、ペットボトル、ウイダーインゼリーが見えては時代はどうなってるんだと言いたい!
    他に工夫する必要あり。
  • 満足度★★★★★

    やはり素晴らしかった!
    2014年池袋演劇祭参加作品として観た時も素晴らしかったが、再演も色褪せていなかった。一人何役も演じ分け、人物像もイメージ出来た。また物語の背景・状況説明などストーリーテラーの役割もキチンと行い、その演技力には改めて驚いた。
    些細だが、”おぉ”という驚きと”あれ”という傾げの両方があったが…。

    ネタバレBOX

    まず、”おぉ”の方だが、演劇祭の時にはなかった小ネタの演じとラストシーンの彩りの2つである。
    前回観た時以上に表情が豊かになったと思う。それだけ感情表現が上手になったということだろう。なお、小ネタは舞台上手にある船甲板で海軍軍人(副官)が「命などいらない」旨のセリフを吐いた後の部下達の表情…一様に驚いた顔・顔がコミカル。屈んでの演技だけに後ろ席では観にくいかもしれない。
    ラストシーン…前回は単に暗転しただけであったが、今回は少し色彩が添えられた。これは観てのお楽しみ。

    ”あれ”は、前回に比べ立ち回りが小さくなったと思う。前回の劇場・シアター風姿花伝では、舞台をフルに使用していたと思うが、今回は舞台中央での演技が中心であった。大海原に船出するイメージ、格闘・乱闘シーンのスケールが小さくなったなど、物語の壮大さが少し失われたような気がした。立ち回りと引き換えに感情表現が豊かになったのかもしれない。
    もう1つ、客いじり的(休憩)シーンがやはり前回と比べ長くなったようだ。
    観客の集中力が途切れない程度に(ギリギリだった)…。逆に役者としての集中力はどうなのだろうか?

    しかし、公演全体は素晴らしいの一言。
    自分は前回公演との比較で書いているが、初見の人は十分楽しめるのではないか。
    次回、9月の あうるすぽっと での公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    素晴らしい
    再演という事もあり、ハードルは上がっていたが、
    新たな演出もあり、全編、見応えがあった。
    こんな一人芝居はなかなか見る機会がないです。
    本当に素晴らしいパフォーマンスでした。

  • 満足度★★★★

    林遊眠さんステキでした
    池袋演劇祭の参加作品は5本くらい観ましたが、これは観てなかったので早々の再演ありがとうございます。
    席に置いて有った、「置きパン」がすごくかわいかった。
    林遊眠さん、一人芝居の熱量は、すごかったですよ。
    その代わり、客席の空調が絞られてて、極寒で地獄でしたが・・・。

  • 満足度★★★★★

    無題1359(15-007)
    19:30の回(雨)。18:45会場着、受付(整理券あり)、19:00開場。

    昨年(2014/9)、2回観ているので3回目になります。

    前説では120分+休憩10分。19:31開演の挨拶~20:28、休憩、20:37~21:48終演、アフタートーク(東京のみとのこと)21:50~22:02。

    アフタートークでもありましたが、何ケ所か演出が変わっていました(気がついてよかった!)。照明、スモーク、S.E.、音楽、ポジション/声の切替、カラダの入替がテンポよく展開、変幻自在の林さんだからこそできる作品。大きなスクリーンで観るCG映像に引けを取ることのない大活劇(ファンタジー)。

    次回は@あうるすぽっと、大きな会場は苦手なのですが行きますよ。

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