泥花 公演情報 泥花」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
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  • 満足度★★★★★

    初めての体験。
    初めて舞台なるものを鑑賞致しました。
    わりと狭い舞台なのにあのド迫力、あたかも広い炭鉱の集落に迷い込んだかのような感覚で、飲み込まれるような、そんな感覚でした。もちろん、内容も理解しやすく、笑いありでとても楽しめました。

  • 満足度★★★★★

    くっさいところを描かせたら右に出る者なしの桟敷童子
    陰に置かれた民たちを描かせたら右に出る者なしの桟敷童子。

    これも素晴らしくいい出来。泥花。さらに客演さんがいい味の役でね。

    ここはDVD出してたっけ?激しく欲しいなぁ。

    今回についてだけ言うと、寒かった。事前情報があったのでコートは着たまま席に着いたのだけど、足元が、すっげー寒くて、懐炉を持っていけばよかった。

  • 満足度★★★★★

    身近に感じられる「昭和庶民伝」
    いつもの「おどろおどろしさ」(?)がない分、より身近に感じられる「昭和庶民伝」、敏チャンの死から千鶴の「幸福宣言」までが特にイイ。(たまらず涙が二筋三筋…)
    松尾家に向かう千鶴の姿(とその見せ方)やその後の大立ち回りは心に深く刻み付けられたと言っても過言ではあるまい。
    また、哀切極まりないけれど決してビター・エンドではない結末も上手い。自らの責任ではないのに事故に対する罪の意識から自分が幸せになってはいけないと思っていたがその考えを改める千鶴や泥花(厭世観・自殺願望の象徴?)を見ようとは思わなくなるハジメはパンドラの匣の底に残された希望の如し。

  • 満足度★★★★★

    やられました。
    労働者のための闘争が盛り上がる時代に、家族のために闘争する姉。最近、この「家族のために」という話にめっきり弱くなったです。
    強く生きてくことを選ぶ主人公には元気をもらいました。外は寒いけれど心は暖かになりました。

    二列目だったですが、ちょうどひまわり越しに部屋の中が見える位置で風情ありでした。

  • 満足度★★★

    ハンパなく寒い!
    とりあえず防寒!この時期で暖房ナシは厳しいですね。途中から体ががたついちゃって。普段なら心ががたつくところなのに。あとは舞台との距離がね。近いことで逆に迫力をなくしてた気がしました。

    ネタバレBOX

    当日パンフにもあるとおり、たぶんこぢんまりした物語なのでしょうが、確かにいろんなエピソードが混ぜられてるわりに深みがない感じが。それぞれの絶望が、種類が並べられすぎて一つ一つを味わう暇がなかったような。姉弟の絆が軸でありながら、食堂のおかみさんの不倫とか、社会の格差に対する運動とか、立ち退きとかね。
  • 満足度★★★

    力量がハンパない
    見てよかったと思う舞台でした。
    ストーリー、演出の練り方がうまいし役者もそれにきちっとついていけてた。

    ネタバレBOX

    ただ、テーマというか題材が個人的にダメ、というか心に響かなかった。
    好き嫌いが分かれるものであって自分的には嫌いに属する部分でした。
    でもまぁ、あくまで私見ですので。
  • 満足度★★★★

    今年の初観劇
    観る前は、あまり期待値は高くなかったけれども、観てしまったらもう凄い。多少昔の話だけれども、小さい頃の記憶ともダブったりとしっかり舞台に釘付け状態。。炭鉱という設定だが、人間模様と社会模様が展開し、観る人にパワーを与える公演だったと思います。

  • 満足度★★★★

    いいしばいだった。
    良い芝居だったと思う。
    演出や演技の方向性も好きな感じ。熱い。
    ストーリーもうまい。

    ネタバレBOX

    特定のイデオロギー色がつよかった。人によって好き嫌いがあるかも。
  • 満足度★★★★★

    これこそ、物語。
    この時代、この題材を掘り下げて描けばきっと多かれ少なかれこういうようなストーリーになっていくのかもしれない。
    現代ではなかなか観られない、過剰で魅力的なキャラクター達が活き活きと動いている。そこには様々な人間模様があって、そのひとつひとつがどうにも泥臭くって、面白かった。

    ネタバレBOX

    過剰なのは演者だけでなく、舞台セットや音響、照明なども。
    個性的なダンスが入ってきたり、思わぬものが登場し思わぬ動きでまるでマンガのような表現をしてみたり。
    それは確かに非常に演劇的な演出効果、でもあるのだけど、この物語は主人公のハジメが語り部となり紡いでいくものなんですよね。つまり、機関車が家屋を激しく揺らし、かき分けて登場してきたり、大量の向日葵の花弁が降ってきたりといった光景は、ある意味、子供の目を通して見た広大な世界の一部なのではないかと思いました。

    ハジメはその世界に向かって、一歩一歩突き進んでいくんですね。
    そういうの見せられると、弱いんだ、個人的に。

    舞台を埋め尽くすモノ、エネルギー、それらすべての質感にやられ、完全に飲み込まれてしまいました。

    2008年初観劇にして5つ星です。
  • 満足度★★★★

    人間くさい
    どろどろとした現実、それは炭鉱が舞台だったからではなく、
    昔でも今でも、炭鉱でも、都会でもありうる人間ドラマ。
    時代も場所も非常に自分と重なる部分があって、
    感動以上の感想を持った。一般受けするかわからないけど、
    芝居好き、地元好き、アングラ好きな方、堪能あれ。

    ネタバレBOX

    泥花はほんとにあるのだろうか。三途の川のほとりに咲いているのかも。
    この話で泥花がかなえてくれた望みはなんだろう。
  • 現代のアングラ
    まさにアングラ。これを西鉄ホールでやるには、苦労も多かったと思いますし、伝わらない部分もあったかと思いますが、それでもロビーから会場内まで精一杯のおもてなし。芝居はまさにスペクタクル。

    ネタバレBOX

    物語は途中、え~~~?!と思うところもあったものの、最後にはきちんと納得の行く形でまとめてくれて、やっぱり九州の芝居だなぁという感じがしました。

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