期待度♪♪♪♪♪
『60年前の沖縄…
「沖縄の物語」が育んできた「決まり」の中に自分自身も飲み込まれていく……。』
うぉーーーっ、観てみたい。
けど、今週はお仕事があって京都まで足を延ばせない。
観たい。
期待度♪♪♪♪♪
初演を観た時は唸った。沖縄の「過去」を描いた作品はそれなりにある(太平洋戦争時に捨て石にされた沖縄。本島上陸後の阿鼻叫喚、日本軍による集団自決の強要や虐殺といった沖縄特有の「戦争」の事実、そして米占領下で土地を奪われ強権支配の下に置かれた沖縄、本土復帰と引き換えに締結された日米安保・地位協定により今も続く米軍による犯罪・・)。それらは日本(本土)防衛のために、災難の源である米軍基地を受容させられている沖縄、という定型の構図に収めるが、今作が描く沖縄からは、声高な訴えがない。ただ本土によって規定された沖縄の実情がそこに横たわっており、本土に属する観客はそれを突き付けられる。
正論を訴える言葉や声ではなく、むしろ奥ゆかしくユーモアさえ湛えた沖縄人の諦観を、目を開いて見ざるを得ない。
ともかく、再演も観たい!と思わせる舞台だったが、観られるかな・・。
暢気な事を書いていたが、既に完売であった。当日券を狙えるかな・・。
と書きつつ、実は多くの方に勧めたい気持ちが第一。ぜひぜひ観て頂きたい!