いがいと女子 公演情報 いがいと女子」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 満足度★★★

    実質、最終公演のいがじょさん。寂しいですが、きっぱり最終と謳って公演で〆られるだけも有終の美だと思えますね。
    感想はネタバレBOXに。

    ネタバレBOX

    「グッドバイ」これはフィクションです?(笑)っていう、最終公演ならではの作品。小劇場演劇界あるあるでもあり、「結局その辺の劇団になっちゃったね」という台詞に寂寥感を禁じ得ない。そんな場でも笑いに変えていく…長沼さんの「調味料万能論」とか微笑ましい。

    「しちりんとさむらい」ミステリーとコントに禅問答が絡むスタイルは、如何にも天野さんらしい。
    サムライが半分飛び道具、半分が核心を突くキーパーソンとして活躍するのが面白い味で、超飛び道具のオカマ篠塚さんや、やはり終始食べ続ける長沼さん、​終始ツッコミ続けるきくちさん等、キャラで笑わせるところや、噛み合わない会話や膨らむ勝手な共感と誤解とか、的確に笑わせてくれる楽しさがある。
    最後を飾る…「オサラバ~」の歌とダンスが、その歌詞に比して何やら清々しくもあり、​コミカルなのにシニカルさが潜んでいる感じとか、なんとなく不思議な感触でとても良かった。笑って終わるところなのに、何かしんみりしてしまう。
    千秋楽限定のキャスト紹介で、泣かせまいぞと一本締めの様に同時に一瞬で終わらせるのが粋でした。

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