『Дxвеɧбгкψеп』(邦題:なんて書いてあるの?)‬ 公演情報 『Дxвеɧбгкψеп』(邦題:なんて書いてあるの?)‬」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/08/11 (土)

    物語の凝った構造が好み。幼稚園児、10代、20代、40代… そして…という流れの中、そこにいる人物が必ずしもその時代の人では無いような感覚もあり、物語が入れ子になっている雰囲気も漂う…ちょっとした不条理感が常に観る者を心地よい混乱に誘う。

    私は「これは何だ?」と思わせ続ける芝居が大好きなので、醸す空気をたっぷり楽しんだ。それに留まらず、想像の取っ掛かりがしっかり散りばめられているのが更なる楽しみどころでした。

    以降、ネタバレBOXへ

    ネタバレBOX

    【続き】

    終盤に垣間見える関係性にドキドキしたところで、再び鮮やかに不条理空間に突き落としてくるのも好き。

    脚本未完のまま姿を消した千夏の失踪の真相、千夏と千秋の本当の関係性、たっちゃんの生死… そして老いた幼馴染たちの夢とうつつ…。

    謎が謎を呼ぶ… どの行為の繋がりは…時空を行き来しているかの様でもあり、終わりのない循環世界にハマってしまったかにも映る。

    色んな可能性が飛び交い…決して整合しない…それはまるで並行世界を同時に見せられている様だったし、もしかしたら老い故の混乱した記憶だったのかもしれない。最後に創作世界として片を付けた様にもみせましたが(対面客席はぐっときた)、それも一つの可能性に過ぎないよな…という後味で… あたかも たっちゃんの「白昼夢」を眺めていたかのよう… エンディングの乱舞が、その混乱に花を添えました。

    各々の世界の中で交わされる感情や個性もしっかり作られていて、のん?(彼氏できない方)に漂う切なさとか、欠片の疑いなくスペースシャトルに成りたかったケンタの佇まいとか好きでしたが、…やっぱ一番は自称福山雅治のダニエルですねぇ…。大丈夫ぅ? はハマる… 濃い… 濃いなぁ彼は。今後に期待。

    芝居以外も、わら半紙風のチラシ、客入れ中の自作ラジオ番組、細かいところに創意工夫と遊び心があって、楽しかったですねぇ。

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