二ツ巴-Futatsudomoe-<舞台写真公開中!> 公演情報 二ツ巴-Futatsudomoe-<舞台写真公開中!>」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.9
1-20件 / 160件中
  • 満足度★★★★

    久代さんは二度目の殺陣劇で更に進化しててかっこよかったです。谷川さんも初めての殺陣でまだ少しぎこちなさはあったものの、その感じが活かされたお二人の戦いシーンに上手くなってたと思います。
    水の演出は本当に個人的に好みでした。
    出来るなら大阪での上映会をしていただけるのを心待ちにしています。

  • 満足度★★★★★

    剣を交える2人の巴と子を思うそれぞれの父、水神や暗躍する者達に翻弄されながらも、失われたものは大きいが、大切なものを取り戻した後の笑顔は涙しました。

  • 満足度★★★★

    始まって少ししてからのタイトルのシーンでお〜そんな見せ方が
    もう後はガン見です、引きずり込まれる素敵な世界
    五彩の神楽とは全く違う世界がそこに広がってました
    やはり音と光と今回はもう一つの重要なアイテムが素敵な世界を作り出す


    今回の分さんこと西分綾香さんの大弓使い今回めっちゃツボでした
    出てきてあの動きでもう分さんに釘付け
    なんとなく本人も好きな感じなんでは?って思った今回の役
    ここのところの雰囲気とは別物、素敵な女優さん

    オープニングでいきなり生き埋めにされる女は柏木明日香ちゃん
    今回いったいいくつの役をやってるんだろう?
    素敵な笑顔の裏側には筋肉痛との格闘があるのかもしれない
    少しミスを悔やんでた感じやけど、ほんと素敵な世界観を作り出してた

  • 満足度★★★★★

    殺陣舞台芸術の金字塔。

    ただただ圧巻です!CGがCGでCGなんです!
    音と光と陰が演者さんに融合してます!
    そして、舞台でありながら、劇画であり映画なんです!
    各演者さんの表情も豊かで、殺陣も半端ない!
    セリフがないのに心の声が聞こえて来ます!
    主役の久代梨奈さんと谷川愛梨さんも素晴らしかったです。
    映像化できなかったのが、本当に残念です。

  • 満足度★★★★★

    殺陣舞台の金字塔。
    ただただ圧巻です!CGがCGでCGなんです!
    音と光と陰が演者さんに融合してます!
    そして、舞台でありながら、劇画であり映画なんです!
    各演者さんの表情も豊かで、殺陣も半端ない!
    セリフがないのに心の声が聞こえて来ます!
    主役の久代梨奈さんと谷川愛梨さんも素晴らしかったです。
    映像化できなかったのが、本当に残念です。

    ネタバレBOX

    殺陣舞台の金字塔。
    ただただ圧巻です!CGがCGでCGなんです!
    音と光と陰が演者さんに融合してます!
    そして、舞台でありながら、劇画であり映画なんです!
    各演者さんの表情も豊かで、殺陣も半端ない!
    セリフがないのに心の声が聞こえて来ます!
    主役の久代梨奈さんと谷川愛梨さんも素晴らしかったです!
    映像化できなかったのが、本当に残念です。
  • 満足度★★★★★

    ほんとかっこよかったです!!最高でした!!映像化できないのが残念すぎます。

  • 満足度★★★★★

    とにかく
    二人のトモエちゃんが
    素晴らしい殺陣をしてました。

    ノンバーバルでの舞台は
    やっぱり考えさせられて楽しいです!

    再演を希望します!

  • ノンバーバル芝居というものに初めて触れました。
    セリフがないのに感情がつぶさに伝わってきて、思わず涙がこぼれるシーンもありました。
    舞台芸術が素晴らしく、水の表現が新鮮でした。

  • 満足度★★★

    エンターテイメントとして面白く見た。布を使った水の表現や人力で矢を飛ばす演出も、一歩間違えばチープになりかねないところをカッコよく見せていて◎。少年マンガ的な敵キャラや武器、必殺技(?)も楽しい。
    一方、物語には疑問を感じるところも多い。言葉なしでやるのであればもっとシンプルな筋でもよかったのではないだろうか(そもそも言葉なしでやる必要性もよくわからないのだが……)。特に疑問なのがラスト。

    ネタバレBOX

    争いを止めるためとは言え、トモエに主(=トモエの父)を殺させるというのはあまりにともえとともえの父の都合でしかない、トモエの気持ちを考えていない解決ではないだろうか。トモエからして見ればともえ父娘が揃ってトモエを騙して父を殺させている(いやその前に一度死んではいるのだけど)わけで、万が一トモエが真相を知ったら新たな復讐劇がはじまってしまうのでは、と余計な心配をしてしまった。
  • 満足度★★★★

     作・演出・殺陣・出演の竹村晋太朗さんによる前説で少しばかりの設定解説はあったものの、「劇中に台詞は一切無し!wordless殺陣芝居!」という宣伝文句に偽りのない娯楽大作でした。NMB48という女性アイドルグループの2人(久代梨奈、谷川愛梨)が主演ですが、“アイドルとそのファン向けの舞台”にはなっておらず、幅広い客層に届く内容で大変楽しませていただきました。

     終演後の物販はやはり長蛇の列。商品も充実していて、劇団員らののぼりで装飾されたロビーは艶やかでした。

    ネタバレBOX

     主(岡村圭輔)とその姫君トモヱ(谷川愛梨)、農夫(竹村晋太朗)とその娘ともえ(久代梨奈)という2組の父娘をめぐる物語です。
     渇水が続く村では主の命により、人柱として若い女性が生き埋めにされています。トモヱとともえの身代わりになって農夫が人柱になり、2人は生き延びますが、ともえは父を見捨てた主を許せません。彼女は水神(赤星マサノリ)の剣を手に入れ、剣の達人になり主と対峙します。

     一方、都の宰相である久沓(大熊隆太郎)は、大剣を使う我斜(小林嵩平)と弓を操る戸笈眼(西分綾香)を部下に従えて、国を乗っ取ろうと奸計をめぐらしています。次から次に強敵を上回る強敵が登場し、必殺技を超える技が繰り出される展開は、まるで人気少年漫画やロールプレイングゲームのようにサービス満点でした。

     舞台を横切る太鼓橋とその両端に続く上下(かみしも)の階段がある舞台装置で、アンサンブルの俳優たちが半透明の大きなビニールを使って水の動きを表現します。ビニールは場面転換や時間の経過を表すのにも適していました。

     CGゲームのキャラクターのようなヘアメイクと衣装が贅沢で、武器などの小道具も凝っています。ムービング照明が派手で良かったです。音響は客席の椅子にビリビリと振動が伝わるほどの大音量で、情感たっぷりの音楽がハードロック調に切り替わるのが鮮やか。音楽で物語の背景や意味を補完するのは、少々やりすぎかなと思うところはありました。

     我斜が大ナタを振るって二刀流になったり、戸笈眼が一度に5本の矢を放ったり、戦法がグレードアップするのが楽しい!久沓は実は呪術使いで、人々を意のままに操り、死んだ者たちがゾンビになって蘇るのもまた楽しい!

     水神は人間の体に乗り移って可視化され、地上に現れます。ともえの死んだ父も同様に、誰かの体に乗り移って登場するのですが、演じる俳優の動きがシンクロすることで、それがわかる仕掛けになっています。矢の動きを手で表すというアナログな見せ方も素晴らしく、ファイト・コレオグラファーとしての竹本さんの力量は色んな場面、公演で発揮してもらいたいと思いました。

     ラストで父娘が闘う意味がわからなかったこともあり、終盤の10分間ほどはカットしてもよかったんじゃないかと思いました。パフォーマンスで見せる公演は腹八分目がいい塩梅ではないかと、個人的には思います。

     ともえ役の久代梨奈さんは動きがとても俊敏で、たとえば一瞬だけ首を後ろに引いて敵の攻撃をかわす仕草に魅せられました。ヒロインとしての華もありドキドキさせられました。
     我斜役の小林嵩平さんはただ立っているだけで強そうでしたし、刀裁きからは風の音が聞こえるようでした。
  • 満足度★★★★★

    2か月も経ってからの書込みですみません;;

    ワードレス殺陣芝居と銘打っての初作品
    実質の壱劇屋・ノンバーバル殺陣芝居【猩獣】、【独鬼】、
    【五彩の神楽】の5作品という7作品を見てきて、8作品目の【二ツ巴】

    ここへ来て、アイドルさんが主演…どうなることかとも思ったり、
    昨年9月~12月に掛けての連続公演【五彩の神楽】並の作品は
    なかなか出来ないと思っていたのですが、予想の遥か斜め上の方向から
    分かりやすい作品作りをされていて、また配役も絶妙で!

    宣伝では2組の父と娘の物語ですが、実際はもう1組切ないまでも
    娘の命を人柱として奪われた父親の悲哀が…
    冒頭からの橋の下での出来事に”人柱に取られたんだ…!”と気づいた瞬間の
    あの苦しさ、民衆の声なき声が…痛くて痛くて。

    誰も納得づくの思いでもなく、そう縋るしかないという民衆心理。
    過去知識や情報が無かった時代にはこういう無為で残酷な仕組みがあったのだと
    知識や他の作品で見知っていたけども、言葉が無い分、村人の個々の表情の違いに
    目が行き、胸を打たれました。。
    先の五か月があった為、アクションモブの動きのキレも見せ方もより
    パワーアップしてて、見ごたえがありました!!

    大熊さんの久沓といい、水表現の為に衣装替えして出てきた時の動きの美しさ!!
    本当に何度も見たくなる!!

    そして、久代さんの女性らしい凛とした中にある力強さ、
    谷川さんの少女らしい無垢感が二人の娘の対比になっていて良かったです。

    竹村さんが脇に徹してたのがちょっと寂しい気もしましたが、
    役柄的にそういうところもしっかり生かして作られる姿勢も好ましい。

    独鬼2018版も再演という枠に嵌りきらなさそうで楽しみです!!

  • 満足度★★★★★

    2ヶ月が経とうとしていますが、いまさらながら口コミを書きます。
    2ヶ月経って、壱劇屋さんの作品がまた目前に迫ってきても、未だ思い出しては震えるので書きます。
    表情やしぐさ、それが見えないこと、剣の振るい方、振るわないこと…一挙一動が物語を伝えるために丁寧に紡がれるワードレス殺陣芝居。もちろん、セリフがないぶんセリフがあるものに比べて受け手による部分も多く、そこは限界も一定あると思うのですが、それでも、それを補ってあまりある熱量、仕掛け、挑戦、etc...何をとっても素晴らしかったです。

    まがりなりにも観劇が好きなので、「自分の好きな視点を見つけられる」「目の前の熱を肌で感じられる」「演劇にしかない立体感、生」という演劇自体の特性や良い所は知っているつもりでしたが、それでも、水や群衆など、生ゆえの、その時にしかない風、光の反射、布やビニールの捉えきれないなびき、髪の乱れまでもが、自然で、生きていて、しかし「表現」をするための技法でもあるのだと改めてこの公演で感じました。もちろん映像ならどれだけでもド迫力に綺麗に表現できると思います。しかし、劇場という場で観る演劇でこそ得られる「瞬間の尊さ」を感じられました。

    また、NMB48というアイドルグループメンバーを主演に置きつつ、そのメンバーお二人の元ある魅力+「できるもう一歩、二歩先」の殺陣・お芝居を見せてくださることで、その一生懸命さ・挑戦する姿がお芝居にも溢れてきてお二人をより魅力的に見せてくださったように思います。
    アクションモブについても、五彩の神楽から引き続きのいわゆるアクションや効果動作のプロのさらなる進化と、二ツ巴から参戦メンバーもそのレベルに到達している完成度、人の成長の仕組みがあるんだなあ、と土台の強さを感じました。

    五彩の神楽の時のようなPVが流れることはありませんでしたが、そのぶん竹村さんが少し笑いも交えながら世界観や人物の紹介をしてくださることで、twitterやパンフの事前情報がなくても入り込みやすい心配りがあったり、その解説が終わったあとに響く水音が良い緊張感を劇場にもたらしてくれたり、終演後も衣装のままキャストさんが出てきてくださっていたり、世界観をきちんと構築しながらも身近にお芝居をつくるひとを感じられる取り組みも素晴らしかったです。

    正直、五ヶ月連続のお祭りだった五彩の神楽で大分出しきっているのでは…など思うところもあったのですが、全くの杞憂でした。五彩の神楽はもちろん、猩獣や独鬼で積み上げられてきたものも感じ取ることができましたし、混ざったからとて濁ることなく、新しく発色する二ツ巴の色として馴染んでいました。見くびっていた己を心の中で叱咤しました。

    悔しくも6回公演、映像化無しとのことで見られる人が限られているのがもったいないなと思っています。劇場に来れない人のために映像化も要望し続けたいなあと思いますし、もちろん体験して欲しいので再演も要望したいです。
    シリーズとしての楽しさとはまた違った、一本にぎゅっと詰まった魅力は勧めやすさもあるので、何らかの形で再び二ツ巴に出会える機会があればと強く願う、そんな作品です。

  • 満足度★★★

    台詞なしで、役者の演技と殺陣で物語を見せていく構成に驚きました。キレのあるアクションシーン、くっきりとした輪郭のキャラクターたち、そこに親子のつながりといった普遍的なテーマを絡め、盛りだくさんの内容は満足度が高く、創意工夫のあとが見えました。複雑な手で考えられた殺陣も面白い。ただ動きがなく表情だけで見せる場面は時に再現ドラマのように見えることがあり、演劇/生のパフォーマンスを観る感覚から離れる瞬間があり、課題を感じました。NMB48の久代梨奈さんの動きが素晴らしく、アイドルのポテンシャルを再確認。ゲスト赤星マサノリさんの身体能力も堪能しました。あ・うんの呼吸の見事なアフタートーク、商売魂みなぎる物販まで、観客を楽しませることに徹した劇団力は特筆物です。

  • 満足度★★★

    「ノンバーバル(ワードレス)でもここまでできるのか!」と「やっぱり限界があるなぁ」と、両極の感想を同時に感じた観劇でした。言葉がなくても基本的なストーリーは無理なく理解できる一方、人間関係が入り乱れ、さらに殺陣に突入すると、正直その一太刀ひと太刀の背景、理由が読み切れなくなってしまいました。殺陣が軸になる芝居なので、息もつかせぬアクションの一方で、よりドラマのある一太刀もみせてもらえると印象が深まったのではないかと思います。また、もし、それが台詞なしで可能になるとしたら……それは大変な発明にもなりうるのではないでしょうか。

    もちろん、エンターテインメント性と表現力を持った身体(俳優)が次々と登場する展開は鮮やかで爽快感がありました。アンサンブルキャストによる水の表現なども(アンサンブルは終始同じ格好なので、敵味方を始めとする役割の変化が分かりづらい面もあったのですが)面白く拝見しました。

    人力で、汗を書いて表現する、直球のエンターテインメントに挑んでいると感じました。







    ネタバレBOX

    舞台をよく知るベテラン勢の中、NMB48のお二人も健闘されていたと思います。特に久代梨奈さんは身のこなしがよく、軽すぎない、骨太の存在感を見せてくれました。また、谷川愛梨さんも華奢ながら芯の強さを見せる演技ができていたのではないでしょうか。
    ひとつだけ、注文があるとすれば、不慣れな殺陣では、ともすれば手数に追われ、顔がうつむきがちになる気がします。お嬢様的な役柄の谷川さんのロングのヘアスタイルは、久代さんとの対比という意味でもよかったと思いますが、もう少し顔を見せる工夫もあるとさらに素敵だったのではないかと感じています。
  • 満足度★★★★★

    舞台の使い方が非常に面白かったです。
    様々な場所で物語が動いていて、
    本当に、
    目が足りない…
    マルチアングルに…
    と思う場面が多々ありました。
    色々な角度から見るのも楽しそうな印象です。

    再演されたら是非とも行きたい、
    そう思える公演でした。

  • 満足度★★★★

    個人的には台詞有の方が好みですが、Wordlessでも十分エンタメでした。

    NMBのお二人 久代梨奈さんは憫笑姫に続き2度目、
    谷川愛梨さんは初めての殺陣との事ですが、
    なかなか様になって格好良かったです。

    竹村さんの性格の良さが滲み出る舞台挨拶も大好きです。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/04/08 (日) 17:00

    座席1階K列9番

    価格4,000円

    主演 久代梨奈さんの凛とした姿・殺陣の力強さ、そして谷川愛梨さんの儚い姫の綺麗さの演技に、魅せられましたよ!
    ただ最後尾だったのでもっと前方の席で観たかったです。

  • 満足度★★★★★

    物語の展開、舞台上の建造物、照明、BGM、そしてこの舞台の要である殺陣、etc...
    舞台を構成するどれも、筆舌に尽くしがたいほどの素晴らしさでした。
    ただ戦うのではなく、それぞれ何らかの思いを背負って戦っている事が分かります。
    殺陣の1つ1つに、全く異なる思いが込められていて、感情が激しく揺さぶられました。

    主演の久代梨奈さんは、「憫笑姫」のときと比べて、表現も殺陣も段違いでした。
    谷川愛梨さんも、初めて殺陣をしたようには思えない、カッコいい動きでした。
    両名の、アイドルの活動では見られない面を見られました。

    ネタバレBOX

    「水」がなければ生きていく事はできない。
    そんな水は、この物語では民衆の思いとは無関係に、水の神の気まぐれによってのみ
    流れる川、雨、そして剣など、多様に姿を変えてもたらされる。
    神に対する信仰心は無いに等しいが、それでも水が欲しいがために
    あの手この手で水を得ようと試みる民衆たち。
    その中には、健気に水の神を崇める親子がいて・・・。
  • 満足度★★★★★

    今回 子供達には内容が難しいと思い観劇はしなかったのですが
    もし再演したら観劇させてあげたいと思った作品でした

  • 満足度★★★★★

    この「二ツ巴」は諸般の都合でDVD化されなかったが、もう一度観たいし、ぜひ多くの人に見てもらいたい作品である。「猩獣」以外の壱劇屋の殺陣芝居7作を生で観てきた上で、心から再演を願っている。なのでCoRich舞台芸術まつり!グランプリの審査を意識して、コメントしようと思う。

    「脚本」
    台詞はなくとも物語が伝わるからWordless×殺陣芝居はパフォーマンスではなく、演劇である。
    作・演の竹村は、人の弱さや醜さからも目を背けず、それでも人を信じて物語を紡ぐ。殺陣をみせるのだけが目的ではない。
    台詞がない分、想像の余地が広がり、観客の数だけ物語が生まれる。販売されている脚本を読んでもう一度観たとしても、受け取り方はひとりひとり微妙に違う。
    観劇後に私の印象に一番強く残ったのは、ラストのそれでも生活を続けていくヒロインたちの笑顔と、それを見守る父の慈愛の表情だった。

    また、この新しい切り口の演劇は、言葉の壁が無いので世界に発信しやすい。2年後の東京オリンピックの時期に再演して、海外の人の注目を集め、2013グランプリの「木ノ下歌舞伎」のようにパリ公演とかできたら、と夢見てしまう。

    「演出」
    迫力のある殺陣がもちろん、Wordless×殺陣芝居の最大の魅力だ。ダンスの様なきれいな殺陣ではなく、登場人物ごとに必然性のある動きや殺陣筋が感じられる。アイドルのヒロイン2名ともよくがんばっていたが、特に殺陣芝居2回目の久代梨奈の、初めて剣を手にした時の剣に操られるような動きには、目を奪われた。

    人力CGや4Dと呼ばれた「水、川」や「矢」の表現は、生の演劇ならではの演出である。
    今までも布を効果的に使った演出があったが、プロジェクションマッピングではなくビニールと照明で、こんな幻想的な「水、川」が表現できるとは、驚いた。「矢」が曲がりくねって飛ぶ場面も、エンターテインメントではあるが、生の演劇でしかできない表現である。
    この人力CG・4Dは、ヒロイン2名と水神以外の全員が取り組んだ成果である。

    「出演者」
    演技賞に悪役の久沓をオススメする!
    パントマイマーでもある主宰の大熊隆太郎の持ち味を、余すところなく生かした役どころで、操っている時の顔と手は怖いほどだった。

    そしてアクションモブの成長にもふれておきたい。昨年8~12月の「五彩の神楽」を観てきたから、その切られっぷりとハケ方の上達がよく分かる。帽子や剣や農具といった最小限の小道具で、くるりと回って表情から動作まで兵士から農民に早変わりする。ビニールや矢で人力CGもやってのける。本当はこの影の立役者たちにも、演技賞をあげたいくらいだ。

    「その他のおすすめポイント」
    SNSを多用したPR体制、ファンを巻き込むイベントの数々を始め、小道具や衣装(二ツ巴は壱劇屋の安達ではなく植田昇明だが)や音響照明も、しっかりした路線を持っている。

    今後も地方、関西から演劇を発信し続けようとしているところも、応援したくなる点である。

    他ジャンルの客演を通じて演劇ファンの拡大を図ったり、ワークショップやアクションモブなどで若手の育成をしているところも好感がもてる。

    6~7月 Wordless×殺陣芝居での初の三都市公演「独鬼(ひとりおに)」では、なんと枚数限定ながら高校生以下無料の試みに踏み切っている。これも話題性を求めているだけではなく、演劇ファンの裾野を広げるチャレンジでもある。

    このコメントが審査員の目に留まって、何らかの参考になれば、幸いである。
    そしてひとりでも多くの人が、こんなに力説するファンがいるなら壱劇屋を観てみようかな~と思ってくれたら、とてもうれしい。

この公演に関するtwitter

初日1週間前から「団体名」と「公演タイトル」を含むツイートを自動表示します。
(ツイート取得対象にするテキストは公演情報編集ページで設定できます。)

  1. 劇団壱劇屋さんが月イチで放送されている「本番直前!壱劇屋の宅飲み!」に中野が出ます。イカスケの青木さんからご紹介いだきました。 明日4月12日(木)22時から放送です。 劇団壱劇屋 の座長、大熊隆太郎さんと初対面ながらサシで1時間… https://t.co/Yb6lETMbHf

    約6年前

  2. Belief世界遺産 東寺FES、通称「東寺」の稽古でした。 音楽/バンド/ダンス/絵画/パントマイム/マジック/ジャグリング/劇団/和太鼓などが一堂に会すイベントで、壱劇屋の劇団力を見せつけます。 ご予約・詳細はこちら… https://t.co/bGA9TnE6pp

    約6年前

  3. そろそろアイコンを 元に戻しますかね😭 二ツ巴ロスが酷い。。。 自己最高の出来 https://t.co/D5tPg0r0pl

    約6年前

  4. 優勝特典である「壱劇屋のオリジナルグッズを作って劇団員に強制購入させることができる権」を行使して何を作ろうか思案していきます。スマホケースはビックリ反対されたので、代案を考えようかなと。なにがいいかなー!なにが劇団員でお揃いやと面白いかなー!(西分)

    約6年前

  5. 皆さまお待たせしました。 劇団員対抗!「二ツ巴」チケット販売レースの結果が出ました!!! 同率第三位! 柏木明日香・竹村晋太朗! 第二位! 小林嵩平!! 僅差の戦いを制した第一位は! 西分綾香!!! ということで僭越ながら… https://t.co/ib2CSUcNJ2

    約6年前

  6. 二ツ巴のゲネ写真なかったっけ、、我斜くんの武器の確認を、、

    約6年前

  7. もっと上手に感想とゆーか、気持ちを伝えたいのだけど、上手く言葉が繋がらない(&gt;_&lt;)二ツ巴、素晴らしい舞台だったのになぁ。上手に表現出来ない自分が 情けなくて ツラい_(꒪ཀ꒪」∠)_ 色んな劇団さま ごめんなさい。

    約6年前

  8. 壱劇屋のラインにセッションが流れてきた。これはヤバイ。めっちゃ喋ってはる。ジワる。

    約6年前

  9. 日置くん 二ツ巴では キレッキレの殺陣してたなぁ(*´ω`*)(私個人の意見ね)なぜか どの作品観てても 一度は日置くんを舞台上で探して追っている自分がいる。 日置くんの演技 割と好きだ。

    約6年前

  10. あれ?壱劇屋さんのチケット発売いつだ⁉︎

    約6年前

  11. そうそう先週末に大阪行ったのは 壱劇屋さんの二つ巴を観劇する為 観劇三昧で1度見て気になった WORDLESS殺陣芝居を リアルに見たいと思って いや~カッコ良かったし面白かった 大阪まで頑張って見に行った甲斐があった 夏の名古屋… https://t.co/W5AdmmGFQt

    約6年前

  12. 独鬼チケット届いてた!まだ二ツ巴終わったの三日前やというのに…ありがたき! シアターグリーンはキャッシュバックあるのかー……追加するかな…(チョロ甘)

    約6年前

  13. お恥ずかしいことに荒人神を実際に観たときは数人しか認識出来てなかったけどすぐに壱劇屋さんならではの世界観にハマって、振り幅の凄さにも驚かされたり、一人一人ほんとに魅力的で心温かい素敵な劇団さんで知れば知るほど好きになってます。東寺は別の予定があって行けないけど中之島も独鬼も楽しみ

    約6年前

  14. @ichigekiya ほんとですか⁉︎😍 今度大阪に行った時に購入したいと思います‼︎ コメントありがとうございました😊 二ツ巴、ほんとに感動しました‼︎ また、壱劇屋さんの舞台観に行こうと思います‼︎

    約6年前

  15. @mesugori_1113 リプライから失礼します、壱劇屋の西分です! 過去公演のDVDですが、大阪なら日本橋・東京なら下北沢で販売しています。「観劇三昧」というお店です。 もし機会がありましたら、是非お立ち寄りくださいませ!

    約6年前

  16. @rock6rou2 ありがとうございます! 愛梨ちゃんと会ってたくさん二ツ巴トークしてきたいと思います☺ ただ推し様は東寺なのでどうにか分身出来ないかと模索中です←

    約6年前

  17. 二ツ巴を観てから 台詞のない壱劇屋さんの 舞台にどっぷりとはまり 他の作品が気になっちゃって…。 DVD買えばよかったと後悔してる😭💦 今度ある独鬼は観に行けないし😱 ほんとに後悔🤮

    約6年前

  18. 壱劇屋の役者さんにしぶんさんと撮って貰った写メ見て思った… ハンチング似合うてアイツ言うたのに… これじゃあ矢野・兵動の兵動や

    約6年前

  19. どうも河原です。 明日は「本番直前!壱劇屋の宅飲み!」の放送があります。22時からです。 前回のイカスケの青木さんにご紹介いただきました、中野劇団の中野守さんと宅飲みをしました。 宅飲みには珍しく、劇作家二人の劇作トーク。 ぜひご… https://t.co/0lWEChFeMR

    約6年前

  20. 二ツ巴の余韻に浸ってるまま明日またABCホールだ。。 次はアカズノマ、もう初日なんて信じられない早いなあ。わくわく。 今日寝る前に賊義賊観よっと◞⚔◟

    約6年前

  21. 『空飛ぶ!観劇部!』第47回「映像を作る演劇人part1」 https://t.co/r5bYAQRqeb @YouTubeさんから 【ゲスト】 河原岳史(劇団壱劇屋)、竹田和哲(NOLCA SOLCA)

    約6年前

  22. 「二つ巴」は四十八手のひとつ。69のこと。女の子が上だよ。はあ…やってみたい…もう布団とやるの飽きたよ…苦しいし…

    約6年前

  23. @_Airi_Tanigawa 二ツ巴、お疲れさまでした。 広島にも来てね。

    約6年前

  24. 二ツ巴で初めて久代梨奈さんを認識してんけど。 可愛いとか綺麗っていうより色っぽいよね。

    約6年前

  25. @Rinacchi_NMB48 二ツ巴の感想で、みんなの力で・・と言ってたよね。 チームBⅡも一緒だねー

    約6年前

  26. 壱劇屋『独鬼』のチケット届いた♪ 紛失しないようにしないと…

    約6年前

  27. @NMBloveAIRI 諸々の事情で全公演は難しいとは思いますが、壱劇屋さんはアフタートークを比較的組み込んでくれる劇団さんだと思いますよー! 雰囲気もあんな感じです!

    約6年前

  28. この前観た、壱劇屋の舞台で弓って凄い武器だなぁー▷日本の武具を検索▷何故、侍は盾を持って無くて、西洋の騎士は縦🛡を持っているのか?って記事を読みつつ。武士の鎧の肩にある大袖がザクのガードに繋がる… https://t.co/FqVdL6mq53

    約6年前

  29. 『空飛ぶ!観劇部!』第47回「映像を作る演劇人part1」 https://t.co/E5dzh1fmrk @YouTubeさんから 【ゲスト】 河原岳史(劇団壱劇屋)、竹田和哲(NOLCA SOLCA) #sp_theatre

    約6年前

  30. 意味のないツイート ワードレスキャラ強さランキング 一位「独鬼」:鬼 二位「二ツ巴」:水神 三位「荒人神」:荒 四位「戰御史」:表助、ろうそく   「心踏音」:盲人 五位「猩獣」:パイセンと後輩   「心踏音」:岳人   「憫笑… https://t.co/H7WSUicWHX

    約6年前

  31. で、二ツ巴で1番チケット売上げた劇団員は誰?

    約6年前

  32. 届いた! 壱劇屋さん、ありがとう! めっちゃ楽しみ! https://t.co/LpwDu6PAmN #壱劇屋 #独鬼

    約6年前

  33. 二ツ巴観に来てくれた友達がいろいろ感想を言ってくれて話が伝わっていて良かった!改めてワードレス好き!面白い!と思いました! 私いろんな顔してるな〜 次、出演する劇団れなっち「ロミオとジュリエット」では台詞のあるお芝居!まだ想像つか… https://t.co/oHmx3dYfAp

    約6年前

  34. 壱劇屋の二ツ巴、結局、先行予約2枚+当日券1枚の結果になったので、独鬼のチケット増やすか迷ってる…

    約6年前

  35. 壱劇屋東寺別現場と被ってんだよな、、、、東寺とかすぐそこやのに、、、、バイトでも行ってたことあんのに、、、、、くっそ〜〜

    約6年前

  36. 只今、14時です・・・二つ巴・・・してみましょ

    約6年前

  37. 【壱劇屋YouTube】 公演PVやパフォーマンスムービー、 稽古場日報や小ネタ動画等々、 壱劇屋のYouTubeチャンネル絶賛稼動中! チャンネル登録お願いします! https://t.co/uRlJhWZkEi

    約6年前

  38. 二ツ巴バージョンりなちゃん 応援団扇出来❗😌 これを持って14日のBII 恋愛禁止条例公演に入る💓 行くぞよ❗ https://t.co/hOzLr7gSby

    約6年前

  39. 二ツ巴ですっかり忘れてたけど、観フェス壱劇屋惜しかったなぁ残念(&gt;_&lt;)。BSPの作戦勝ちやな、更新無くなってから一気に増やす。 観劇三昧、正式登録したからこの機会に前から気になってたの色々見よう!

    約6年前

  40. 二つ巴

    約6年前

  41. @TakayasuTomomi るみさんとあがぺるさんとめっちゃ一緒にいてる感じやね ともちゃんの楽しそうな感じが素敵な2人を象徴してる感じやね 先週に壱劇屋さんを観たABCホールで今週はともちゃんを観るって不思議やけど素敵な体験… https://t.co/ucgONNxT5h

    約6年前

  42. 壱劇屋の理性と言っても過言でない安達さん。でもたまに平然とぶっ飛んだことを言う安達さん。冷静と情熱の間的なおにぎり作りましょう。 https://t.co/x22N6KqsbN

    約6年前

  43. @bubububun お疲れ様です。密かに【 裏方 】で「国民的壱劇屋劇団員オーディション」に応募しようと思ってます(笑)

    約6年前

  44. @ichigekiya もうひとつ、目玉を増やして欲しいですね、耳の不自由な障害有る方でも、楽しめる劇、壱劇屋!!是非色々な方、車椅子の方や視覚障害有る方も観劇を楽しめるよう、障害者記載事項追加で、 本人さんの介護する、介護者を手帳提示で、割引、無料には、出来ないのか、

    約6年前

  45. 壱劇屋のおにぎりのやつは、本文は予想チームと自分の名前だけ書いといたらいいのかしら?

    約6年前

  46. 二ツ巴...親子共に強く互いを思う気持ち、また自然の怖さだったり大切にしなきゃいけないという気持ちだったり、観た後に自分は親を尊敬し思いやれてるだろうか?また1人の親として そう思われる存在になれてるだろうか?と考える機会をくれた舞台でした。

    約6年前

  47. DVD化がない作品とわかっていても、それを熱望してしまう程素晴らしかった。五彩の神楽から観ていて共通して思う事...それは目が幾つあっても足りないとゆう事。色んなシーンの細かい所まで観たくなってしまう 壱劇屋作品の中毒性...恐ろしい劇団(←ガラスの仮面風に)

    約6年前

このページのQRコードです。

拡大