ストロボライト 公演情報 ストロボライト」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
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  • 久々にタカミっちゃんと会えた!
    バンタムが大阪から東京へ行き巡り巡ってまたタカミっちゃん単独でHEP主演という事が感無量!

  • 満足度★★★

    映画を見れてませんが、舞台という魅せ方に変えるのは大変だったのだろうなぁと。とても工夫されていて面白かったです。

  • 満足度★★★★

    映画とほぼ同じように物語が進み、ラストは映画と違いがありながらも希望と絶望が入り交じった雰囲気が秀逸。観た後の感じがとても「ストロボライト」だった。
    上演時間90分予定、カーテンコール込みで100分あった回もあったがよくまとまっていた。
    満足度は難しい、、プラスもマイナスもあっての4とした(「ストロボライト」が作品としてしっかりとあの舞台の上にあったこと、福地教光さん演じる小林秀がやはり素晴らしかったこと、この2点を考慮)。

    観客として、どうしても気になる点が一つ。
    作品は初日までに完成させてほしいし、初日と千穐楽に差があるのはよろしくない。チケット代金は初日も千穐楽も同額なのである。
    舞台作品としてとても難しいことにチャレンジしていた作品であることは観ればわかるし、稽古が少ない・足りていない、完成には至っていないことも観ればわかるのである。
    完成度が上がっていくことは好ましいが、それを正しいと思ってもらっては困るというのが観客の本音だ。
    群唱。コロス。複雑な物語、複雑な役の心情、その場の空気の揺れ。とてもよく表現されていた。が、どうにも伝わってこないキーワードがあると、それでもう客の頭はついていけなくなる。「南第三埠頭」「殺人教唆」「被疑者の単独犯行で手打ち」…なかなか難しいワードが続くコロスだがこれがなければ「舞台ストロボライト」はもっと難解だっただろう。何が起こっているのかを何度も繰り返し解説してくれただけでなく、だんだん癖になっていく感覚に陥った。観客としても貴重な経験だった。…のだが、当初はなかなか伝わってこないワードなどあったのである。難しいことにチャレンジしていたことは賞賛したいが、初日に完成していなかったことには否定的な気持ちを残しておきたい。

    作品に関することはネタバレBOXに書くとして、制作の面でいくつか。
    まずチケット。指定席の番号が手書きされているほかに、公演日時が表示されていない。今回たまたまトラブルが無かったのならそれは運が良かったということ。指定席の公演であればそのチケット券面に何日の何時の公演であるかを表示するべき。
    そしてパンフレット。いわゆる「当パン」というものが挟み込みに無く、フライヤーも公演中にいただくことができなかった。公演ホームページは役名と出演者名、出演者の顔写真もあるしっかりしたものを作ってくれていたが、千穐楽一週間後の本日3/18にはもう削除されている。有料パンフレットのみでしか情報が無かったのは残念(その有料パンフレットの塗り足しが足りておらずページ端に白い線がある件はまったくもってデザイナー氏のお粗末ぶりでありまた別の話である)。
    販売ブロマイドは全て1枚200円とリーズナブル。しかも良いお写真!これは好感を持った。
    特筆したいのはHEP HALLの座席。最前列・2列目・3列目はプレミアム席と銘打って4列目以降より1000円高かった(ブロマイドつき)のであるが、最前列の椅子を多めにし2列目と3列目もずらして並べることで2列目でも視界が良好であった。全ての2列目3列目が良く見えたのではなかったはずだが、椅子の並べ方ひとつで観客の満足度は大きく異なることを公演主催者側の皆さまには広くご認識いただきたい。前方3列が高額の場合で2列目になり視界の大部分が前のひとの後頭部なんていう経験はやはり悲しいもの。劇場の構造、客席の構造は大事なことなのである。

    ネタバレBOX

    映画のもやもや感よりはよほどスッキリしたラブストーリーであった。

    被害者・依田幸助を調べる過程での横領事件捜査もなかなか複雑で、映画を一度観た段階ではわたしはまったく理解できていなかったのだが、米川作次・三上恭子の登場により舞台版では一度の観劇であっても理解できたのではないだろうか(脚スラ尻プリのくだりはこの作品の色にはなじまないと個人的には思う)。
    藤堂事件は別件であるが冒頭でコロスが秀の心情を代弁してくれることでこれも映画よりわかりやすかったと思う。


    舞台の女性キャストは4名、この4名全てが秀の見る幻覚で姉となる。最初に幻覚が見えるシーンでいきなり3人いるので明らかに異常だとわかるのも舞台の良さ。ここで美咲が「幻覚を見ている秀」を見ている…秀の苦しみに寄り添うことはできても、向き合うことができるほど美咲はできた人間ではないというのがわたしの解釈。ニコニコし、つとめて明るくできる舞台版の美咲はとても「秀の彼女」らしく人間らしかった。ながらく映画を見ていた者として、「二回目のはじめまして」ができてよかったね、と心から思う。彼女の最後の笑顔に救われる気分になる。

    松岡の台詞では無いが「この事件の経緯に良い想像ができない」のである。映画の終わり方も、舞台の終わり方も。秀の破滅にしか行き着く先が無いように思う。舞台版のラストはそれがさらに鮮明になっていたように感じている。

    福地教光さんの演技の細やかさについては、ファンであり出演作をいつも観ているわたしがここで今更書くまでもないことながら。
    刑事としての小林秀の不完全さ、苛烈な彼独特の正義感、倉田との関係性。
    衝動的に動く木村秀の目的をもった強い眼差し、かと思えば不安定にゆらめく目、「姉」に追い詰められた弱々しい姿、「わからない、これで合ってる?」と言いたげな不安を抱える幼児のような面影…。
    挙げだしたらキリが無い。舞台でかれの秀くんを観られたこの公演期間はただただ幸せであった。
    最後の最後、包帯の巻かれた右手を右耳に持って行きながら暗転していく中で微笑を浮かべる…おひとりで細川演出を体現してらっしゃったのがとてもツボでした。最後に追記しておきます。

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