電車は血で走る 公演情報 電車は血で走る」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
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  • みた
    たぶんおもしろかったけど、広すぎて寝てしまいました。

  • 20081102
    (○´ω`○)ノ

  • 満足度★★★★★

    満足。
    2003年から観ている鹿殺し。
    芝居中に、芝居とは違う点で感傷に浸らせてしまうのは、芝居として如何なものか?とは思いはするものの、今まで何のメッセージもなかったことに不満でもあったので、なんだか納得感があった。

    無理やり感傷を引き剥がした感想を考えると、文句なしに『鹿殺し』で満足。

    前半の弾けっぷりに置いてけぼりにされるところとか、
    半ばに思いっきり暗い気持ちにさせられるところとか、
    後半でいつのまにか清々しい気持ちになっているところとか。

    鹿殺しのパターンと言ってしまえばそれまでだけど、今まで見てきた中で一番好きかもしれない。

    劇中劇の弾けっぷりはとても良かった(思わずちっちゃく一緒に踊ってみたり♪)

    鹿殺しは見るたびに作り方が繊細になっていく気がします。

    前回見たサロメはとても大きな会場だったので、鹿の良いところである繊細さが伝わらなくて、非常に不満だった。

    青山円形劇場は、本当にちょうどいい空間だったと思います。

    とにかく、関西からの往復の新幹線代を考えても見てよかった!!!!

  • つか後継なるか?
    「鹿殺し」は初めて。前から気になっていた関西の劇団。モチーフの宝塚線の事故にまつわるエピソードは心にしみた。途切れ途切れだが徐々に厚みを増してくる仕掛けで、ラストの上り詰め方も堂に入ってる。チンドン屋風電車、赤い布による事故描写など象徴的な手法は見事で、見せ方のセンスがいい。楽隊や犬の動きも面白い。劇的な空間を作る手法がシャレている。視覚的には。
    だが、言葉のセンスはどうだろう。「クソ〜」のように汚ない響きが繰り返されて、耳障りだ。それに主人公を無垢(イノセンス)の位置に固定するための「悪役」の仕立てが安直すぎる。それがリアリティを損なっている。そのムリが感動を減殺する。
    良い点も気になる点も確かに「つかこうへい」の継承だと思う。だが、全体の統合という点ではまだまだ。やや散漫。
    銀河鉄道の夜、蒲田行進曲、熱海殺人事件、ピーターパン、クレヨンしんちゃん……下敷き作品が厚みをもたらす反面、全体がオムニバス風に分断されてしまっている。音楽と言葉にもっとしなやかさが欲しい。柔らかさの中にホンネを仕込む関西弁の魅力が生きていない。
    ーーもっともっと関西の味を出さなあかんでえ。
    この若さの未来を信じたいと期待したくなる魅力ある劇団だ。

  • 満足度★★★★

    たのしい、かなしい、やさしい
    劇中劇、やりたい放題な感じがいいなあと、
    ニヤニヤしながら見てた。とっても楽しい。
    愉快だけど、でもどこか悲しくて。
    でも、それがなかなか癖になる。

    そして役者さんの体の使い方が好き。

    電車がいい。楽器の演奏は最高。
    あの独特の劇団の雰囲気が心地いい。
    みなさん書いてらっしゃるけど、優しい気持ちが詰まったお芝居だった。
    作家さんすてき。

    とっても満足。

    ネタバレBOX

    銀紙を降らせて中央で回るとこがきれいだったー・・・。
  • 鹿の生態。
    初見でした。冒頭、電車の登場で早くもお腹いっぱいに。そうか、鹿ってこういうのだったのか。膨大な熱量で描かれる、奇天烈で情緒のある詩。心地良かった。

    ネタバレBOX

    役者としては山岸さんと橘さんが気になりました。特にパンタグラフの時の橘さんの動きを堪能。人らしからぬ体の使い方は観るだけで価値がある。
  • 満足度★★★★

    悲哀
    なんか、哀しい物語ですね。
    鹿殺しらしい一面と、新たな一面が垣間見えました。

    このさき、この劇団がどう進んでいくのか、興味がありますね。

  • 満足度★★★★

    初日に観ました♪
    過激なんだけど、丸尾丸一郎さんの優しさに包まれる感じ。
    愛があるね。


  • 満足度★★★★★

    優しいファンタジー
     決してハッピーエンドではないが優しいファンタジー。当劇団比で最高傑作ぢゃないか。

    つか、寺山、その他もろもろへのオマージュあり。メンバーの客演歴や演劇上の交遊関係とリンクしてるっぽいのが面白い。

  • 満足度★★★★

    楽しくて切ない!
    ホント、素晴らしいですわ!確かに舞台はノスタルジックで賑やかでした。

    大切にしまっておいたブリキのおもちゃ箱を開けると中から飛びでてくる古い絵本や三次元が見える鏡や何かのスペアキーや端っこがさび付いてしまったハーモニカ。それらを見つけたような感覚のお芝居です。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    大阪梅田と宝塚を結ぶとある路線沿線の「庄内」が舞台。

    扉が開くとそこには汽車の最前にある大きな一つのライトを思わせるような光が飛び出す。やがて電車は登場する。ここでの電車は楽隊なのだ。円形劇場を巧みに利用して円を描きながら電車楽隊は踊りながら、ちんどんやのように練り歩く。ラッパやアコーディオン、笛を吹きながら。サーカス団の行進のようだ。そう、おもちゃのマーチ!(^0^)

    電車が大好きな少年・鉄彦は 線路脇の工務店の仕事場に迷い込んだ。そこでは大工さんや電気屋さんが夜な夜な集まって歌劇を繰り広げている。彼らは「宝塚奇人歌劇団」という劇団名で舞台に立つ。そして少年は歌劇団唯一の客になり、やがて歌劇団の一員となり、舞台を踏む。

    宝塚奇人歌劇団、流石に大阪からやってきた鹿殺しだけに、衣装は阪神タイガースのハッピ、それからTシャツの柄は虎!おまけに虎柄のタイツときてる。

    あー、たぶん、アレだなっ!途中で帰ってしまったお客さんはGファンなんだと思う。関東に住み着いて関東で営業するならGシャツにGロゴ、Gキャラをプリントするくらいの気の使いようがないとダメですわ。やっぱ、野球はGでしょ、G。
    関東では六甲おろしも歌わない。ってか聞いたことがない。そんな地域性で虎はないよね?思わず一休さんを差し向けたくなりました。


    で本題、血で走る阪急電車は『宝電鉄』、桃鉄ではありません。
    物語は突っ走って行くような勢いのある歌劇団としっとりした場面の展開を織り交ぜ魅了します。鉄彦は小学2年生で電車に轢かれて死んでしまった黄泉の国の住人だったことが物語が進むうちに解かれる。自分が死んでしまっていて現実の世界の住人ではない。という事が解りきってる鉄彦だったがそれでも、こうやって黄泉の国から楽隊電車を走らせてやってくる。小さい頃の夢だった運転手になって・・。


    いじめられっこだった鉄彦とかつての同級生の絡みや7000系の絡みが切なく心に沁みました。ワタクシにとっては舞台というネバーランドを充分に楽しめた舞台!役者たちのエネルギーが満ち溢れて紫煙のように地面に垂れ込め、円形の舞台から流れ出るさまを想像した。

    いあいあ、素晴らしいです!
  • 満足度★★★★

    記念碑になりうる。
    鹿殺しらしさにあふれる、素朴でやさしくて力強い作品でした。内容的にいろいろ勘ぐっちゃう部分もあるけど。でもやっぱりどこまでもやさしい。円形劇場の使い切り方もいいです。人力人力。がんばってますね。

    ネタバレBOX

    宝塚奇人歌劇団だなんて。劇中劇の態での楽しみもたっぷり。円形だからどこが正面かは気になるけど、そのへんは上手にクリアしているように思います。

    チョビさんの役柄とかはちょっとマンネリ感もあるけど、。

    若手の劇団員がどんどんそだって来ましたね。今後もおもしろくなりそうだな。

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