第19回公演『隣人』 公演情報 第19回公演『隣人』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    劇団天然ポリエステル・寂し部シリーズともに初めてでした。
    鑑賞したのが千秋楽ということもあり、補助席を出すぐらいの満席。
    冒頭に前説を入れるのが恒例のようですが、特に今回は長めの前説でそれがお客さんを温めるのにちょうどよかった気がします。

    劇団が劇団の裏側を演じるというのはよくある話で、今回のこのストーリーもドタバタを見せつつ、でも嫌な裏切りはなく、安心して最後まで楽しめる作品でした。
    オネエの性に対する扱いがいかんせん乱暴な気はしましたが、たぶんこのシリーズはこの案配でちょうどいいんでしょう。

    お客さんへのプレゼントで、かわいいステッカーをもらえたのはちょっぴりうれしかったです。

    ネタバレBOX

    「主演男優がボイコット」という危機は乗り越えたかもしれないけれど、「開演直前急遽代役が演じることになりました」「その代役もちゃんとした役者さんじゃないです」という舞台を見に行くお客さんの気持ちはどうなのよ?自分だったらやだな・・・。
  • 満足度★★★★

    「寂し部」は2回目です。
    後半は笑いながら涙が・・・
    とても楽しめました。

  • 満足度★★★★

    “天然ポリエステル”初観劇になります。
    バックステージ物のありがちなストーリーでしたが、笑いや間合い等上手く作られており面白い舞台に仕上がっていました。次回公演も楽しみです。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/03/12 (日) 13:00

    天然ポリエステル公演【隣人】

    さてさて、近頃天ポリさんの公演二回に一回は公演しているぐらい定着している、この寂し部シリーズですが、今回は堂々下北沢のOFF-OFFシアターにて上演!って、天ポリさんが、じゃなくて劇団寂し部が!ですよ。
    いつもはなんとも形容しがたい恐ろしく散らかったワタシの部屋のような、劇団事務所でのお話というパターンでしたが、劇団なんだから本番公演をやっている姿だって見せつけてやりたい!と思ったかどうだか分かりませんけど、今回は公演のために劇場入りした彼らの、幕が開けるまでの超高密度なギリギリを攻めてる綱渡り的な時間の中を、ほぼリアルタイムなんじゃないかという100分弱の時間で一気に見せつけてくれますよ。

    寂し部が公演を打つとなったら、そりゃもう一筋縄で行くわけがありません。とんでもないトラブルや大問題が何重にもこれでもかと束になって襲いかかってまいります。見ているお客さんは、やっぱりそれじゃなくっちゃ寂し部じゃないわよさ。と思わず無邪気に喜んでしまうような展開で始まりますが、見ていくうちに、劇団制作の重鎮オネエこと岡村ちゃんの過去が痛ましく、でもストレートにドスドス刺さってくるように私たちに明らかにされてきます。

    最初、このキャラクターの人って、男性が演じてるけど、女性役なんだよね、こういう女の人居る居る〜♡なんて思っている人もいたかもなのですが、実は最初っから正真正銘なオネエで、舞台上でもすんごいメイクしてるけど男性のキャラなんです。その葛藤や過程を赤裸々に結構残酷にさらけ出されていってしまうというのが今回のポイントです。

    そして、いろいろなトラブルやパニックがおきながらも、なんとか公演開始までこぎつけるという、内輪の楽屋ネタ的進行、カッコ良く言うとアメリカの夜的な進行は、狙ってわざとやっているので自己満足みたいなダラけてたり内輪で受けてるだけというのとは別次元として仕上がっています。お世辞にも広いとは言えないOFF-OFFシアターの舞台と、楽屋の中まで見せて使ってしまうという逆転の発想に一本取られました。彼らはこっち側にまだお客が入っていないカラの劇場でホントにドタバタ開演まで悪戦苦闘しているのです。
    芝居の世界にずっぽりハマってもはや抜け出すことができないワタシのような人から見ると、スタッフ役を演じてる役者さんがリアルすぎてアルアル!を通り越して拍手したくなっちゃうレベルだったり。終演後チラッと聞こえた話では、この役の為にむさ苦しい無精髭を生やしまくったのだとか。

    腐女子のキモヲタやアニメ制作会社の熱血担当君や、その昔子役としてチヤホヤされてたけど、今は鳴かず飛ばずで腐りかかってる女優とか、微妙にリアルな役柄がたくさん出てきて、狭い舞台を客席まで容赦なくはみ出した彼らの演技は、だいぶ人数多いんじゃね?というぐらいたくさん大暴れですが、OFF-OFFの狭い舞台を全く感じさせる事なく演じているのが見事です。

    そうこうするうちに、とうとう絵に描いたような超分かり易いイメージのラスボスとして、おばあちゃんが登場!
    岡村ちゃんは、面倒見てもらっていたのに突然失踪した現在の自分の姿を、おばあちゃんにだけは見られたくないと、メイクを落として男として振る舞おうと頑張りますが、そこで過去からのとても重い葛藤が赤裸々になってくるところが観客の心に激しく揺さぶりをかけてきます。

    男と決別するための重要なその一歩を踏み出す決心ができずに、もがいている岡村ちゃんを傍から見守っている、その昔劇団を立ち上げようと只者じゃない人材を集めようと、いろんなところに出没している二人。過去ヤクザをやっていた熊八の時と同様に、これはスカウトというより、2人に落とされたというぐらい見事な印象的なシーンです。全てを認めて受け入れてくれる寛容な世界へようこそ!ってなったら私だってそっちに逝っちゃいますよ。結構古いですが、映画マトリックスでネオがモーフィアスから手を差し伸べられて、Welcome to the Real World!って言われた瞬間ぐらいの衝撃です。

    そして、常識の世界代表のようなおばあちゃんは、果たして変わりはててしまった姿の岡村ちゃんを見て何を思うか?今は居ない細かい理由は明かされませんが、おばあちゃんの娘、岡村ちゃんのお母さんの姿をそこに見ることになるのか?

    寂し部の公演は季節をうまく取り入れて、雛人形のお内裏様とお雛様の話として進むはず。だったのですが、最後はとんでもない結末として急遽ラストが大改変になってしまいます。でもこっちの結末のほうがすごくリアルで、そういう世界もあるよね、個人的には完全に理解するのは難しい気もするけど、そういう人や事も優しく認めてあげようよという、とても優しいメッセージに包まれていて、ドタバタパワーだけでなく、繊細な機微も素敵に出せる演技力も身につけられてきた役者の皆様がとても素敵でした。

    そしてさらに印象に残った見所が二つほど。ちょっとイヤミな感じの制作会社の熱血お兄ちゃんが、最初スゲー嫌な奴に見えるんですが、この世界で仕事している人達は、真に実力がある人の才能にはホントに真摯な態度で接してくれます。こんな天才の才能は殺したら俺の責任だ、なんとしてでも応援しなければという超フェアな気持ちがこの世界ではまだまだ絶対のように存在しているよ!という素敵な振る舞いと、
    雛人形を飾ってある畳(の体)の台に役者さんが上がる時に、大家さん夫妻はきちんとスリッパを脱ぐのに、役者やスタッフはこんなの作り物だから別にいいや。って履物や靴を脱がないという雑さの対比がちょっとリアルで面白い感じでした。

    次の寂し部は一体誰に焦点が当たるのでしょうね?勝手に色々予想を立ててワクワクしてきちゃいます。

  • 満足度★★★★

    面白い前説のおかげで、分かりやすくより楽しめました。
    途中から、最後の展開が想像できましたが、わかっていてもジーンと心に響いてきました。

  • 満足度★★★

    仮想現実のような
    劇団が劇団を演じる話・・・の第6回目だそうです

    開演15分前からの前説にて
    今回の話のみ単独で観ても面白いですよ~
    と言っていた通りに楽しめました(^-^)

    狭い劇場を入り口の扉や
    最前列の座布団ゾーンまで大きく使って
    劇中劇(?)をユニークに表現していました

    楽しい前説のおかげで
    開演時間押しは気にならなかったデス

    でもまぁ
    全体的に荒削りな~雑味な~感があったねぇ
    って思えた=100分予定ながら
    前説含めると2時間近い作品になってましたね♪


    ネタバレBOX

    ―「小劇場」
    それは小規模な劇場を拠点とし、いつか成り上がることを夢見る
    貧乏フリーター演劇集団である(と あらすじで言い切ってました(^-^;)

    小劇場界のおちこぼれ、劇団寂し部が”下北沢HOPEシアター”に初上陸!
    公演準備中に降りかかる様々なハプニングを
    何とか退けて
    無事開演までこぎつけて
    幕をあげるトコで終演となる話

    天然ポリエステルの劇団員が、
    限りなく天ポリに近い
    『劇団寂し部』を演じる大混乱シリーズ 第6弾。

    メインは女装~女性化?
    (この辺が曖昧で感情移入し難かった)
    (性同一障害なのか普通にオカマさん?ゲイ?なのか)
    (この辺のジェンダーの説明はユーモワなど交えて表現して欲しかったな)

    「この仕上がり」・・レベルのオカマちゃんが
    10年間失踪していながら
    唯一の肉親=ばーちゃんに見つかって
    カミングアウトを舞台と兼ね合わせて感動的にまとめてました

    しかし性差について悩む話は
    CSIのグリッソム主任の話を思い出しますね
    「牡蠣は雌雄が無く 男女という性差があるのは異常だと・・」
    (言い回しはこのままではないですが 人格を肯定する暖かさがGoodな話でした)

    遅筆の脚本家に振り回される
    アニメ制作会社のテラシマ氏の正論とかは琴線に触れたわ
    (アニメ「ろんぐらいだぁす」の出来がリアルに理解できる話だわ~)
  • 満足度★★★★

    前説とても面白かったです。
    オカマちゃんとオネエ役の2人は肝いりっていう感じ。
    オカマちゃん役の演技、さすがですね。
    劇の中の役者で面白かったですが、その配役と役柄がらがあっていたのかいまいちという感じ、、、

  • 満足度★★★★

    劇団の目標であった下北沢出進、その公演が「隣人」。公演内容とタイトルの関係は意味深で、観終われば、あぁそうなのかという納得の頷き。
    公演の底流には大きなテーマが横たわっているが、表層的にはドタバタ喜劇仕立てにして、まずは観客を楽しませようという狙い。

    差別社会への警鐘か…大きな言葉ですくい取ろうとすると、物語の網の目から大事なことを見落とさないように観る。しかし本公演は、シーンを愉しむことで肩肘張らず、その場面ごとの面白さが網目と網目として繋がり、細部を通して全体を観ることができる。
    (上演時間1時間40分)

    ネタバレBOX

    舞台セットは、畳、緑・緋毛氈に雛人形(3段)が飾られているが、何故かその間は隔絶している。細竹(籐)屏風、脚立、座布団などが置かれている。

    劇団「寂し部」の公演という典型的な劇中劇のセット。
    いつもであれば、遅筆でありながら掛け持ち仕事で原稿が遅れぎみになるところ、今回は3日前に脚本が出来上がった。もっともアニメの原稿が遅れているという最悪な状況ではあるが…。マンガ雑誌社からの催促をかわし劇団稽古を観にきた。ところが主演男優が降板したいと伝えてきた。公演を行うか中止するか、開演時間が迫る中、スタッフ・キャストの右往左往が面白可笑しく描かれる。

    主演男優の代役として劇団スタッフが務めることになったが、その男、実はオカマ(LGBT マイノリティ)で化粧・女装している。舞台に立つにも化粧は落とさないという。また台詞も覚え切れていない。一方、相手の姫役も一世を風靡した女優であったが、今は泣かず飛ばずの状況。メイン2人の関係も最悪の状態で、とても公演できるようではない。それでも劇団「寂し部」の面々が創意工夫、奮闘努力の末…。

    オカマの婆ちゃんが芝居を観に来ることになるが、自分の性癖を知られたくない。受け入れてほしい訳ではない。ただ嫌われたくないだけ、という台詞が生々しい。新聞でマイノリティに関する特集があったが、そこでは受け入れてほしいと書かれていた。すでに祖母は知っていたが、黙っていたようだ。それでも受容出来ない葛藤が切ない…ひ孫が抱けないのね、とポツリ。他人からは生き苦しく思える生活や環境であっても、温かく掛け替えのない仲間。社会通念や常識で皮が固くなる前の子供の柔らかな手で包む様な公演、好きである。

    脇筋としてマンガ雑誌のオタクのようなファンが、自分の思いとは違う物語の展開に憤り、またマンガ脚本遅延の腹いせに、「寂し部」の楽屋を荒らす。最近アイドルとの関係、距離を巡り殺傷事件が話題になった。色々な問題性を盛り込みながら、それでも楽しめ泣かせる「隣人」公演は見事。自分の身近にも居そうな人たちを隣人と親しみを込めてタイトルにしているところが巧い。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

     前回の約束通り初の下北進出を果たした天然ポリエステル。この後も下北上演が決まっていると聞いているが、先ずはおめでとう、と言いたい。花四つ星

    ネタバレBOX

    いつもは、原稿が遅れに遅れての劇団員、客演の奮闘をスラップスティックに描く劇団で、そのパワーと何とも言えない温かさが固定ファンを作り、結果下北進出を果たしたものだと考えている。天然ポリエステルの持つはっちゃけた温かさは、観客の支持を受けた、結果下北進出は当然のことと思う。
     さて、今作の話に移ろう。今迄の公演では、先ほども書いたように原稿が遅れに遅れての劇団の右往左往を描いた作品だった訳だが、今作は、一応3日前に原稿は上がっている。常識的には無茶な話であることは重々承知だが、今までのこの劇団の設定の中では原稿が3日前に上がるというのは大したことなのである。奇跡と言って良いかも知れないほどだ。物語は時節に合わせた雛祭りに関わる。だが、主役を張る役者が当日ラインで出演拒否を通告してきた。全員集まって鳩首会議ということになる。下手を打てば公演中止! タダでさえ金欠病漢書の集まりである小劇場演劇関係者にとって公演中止による賠償は半端でなく重い。だが、最悪、このことは覚悟しなければならない。チケット代払い戻し+交通費ということである。公演中故ネタバレはここまで。
  • 満足度★★★★

    シリーズ第5回公演からの途中参加ながら「寂し部」のキャラクターはしっかり脳にインプットされていました。
    「寂し部」のお馴染みの面々&公演ごとの客演、のスタイルは抜群の安定感。
    さらに「寂し部」に新スタッフ陣も加わったようで今後も楽しみです。
    第4回公演をDVDでゲットしたので、シリーズの半分はコンプリートできてヨカッタ。
    このシリーズ第4回公演「稀人」は今月12日(あと3日!)までノーカット版でYouTube動画にて配信されているそうです。

  • 満足度★★★★

    ハートフルコメディ

    ネタバレBOX

    開幕直前に突然降板した主役の代役になった男が、必死の練習の中で10年振りに会った祖母にゲイであることをカミングアウトするとともに、主役の属性変更によって離れ離れになったお内裏様が10年振りにお雛様と再会するという演目「隣人」のラストシーンも、お雛様が夫の本質を受け入れる内容に急遽変更した上で何とか開幕できたというストーリー。

    LGBT家族の問題を取り扱った話が主ではありましたが、元子役女優の成長を扱ったものでもありました。アニメオタクの乱入もあったりして、色々テンコ盛りでした。

    前説の相関図説明は不要のように思えました。
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/03/09 (木)

    見ているこっちがハラハラのカミングアウト物語でした。普段は客席のほうにしかいないので、こういう裏の話はとても興味深いです。振付師の隠し味的な存在感が良かった。

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