わたしの、領分 公演情報 わたしの、領分」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
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  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/03/30 (木) 19:30

    主観席で観劇。
    誰しもが持ってる領分。重なる部分もあれば相容れない部分もある。
    心にがっつり踏み込んだ作品でとても苦しかった。
    だけど、それでも手を伸ばして生きたいという感情は人間だからこそなんだろうな。
    痺れました。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/03/28 (火)

    以前から気になっていた舞台、初日である28日の晩に観て来ました。

    ネタバレBOX

    臨床心理士・萩野と、謎の少女「はるか」…このダブルヒロインが主人公の『わたしの、領分』なんですが、以前に入・退院と手術を繰り返したことのある自分の関心は「患者」…もとい!この場合は「メンタル面で事情を抱えた子供」を持つ親たちに専ら行ってしまいがち。
    完治する可能性もある怪我や病気と違って、この作品に出て来る子供たちの「事情」は、生涯、付き合っていかねばならない性質のもの。そのため、萩野をはじめとする臨床心理士の役割も、子供が周囲との折り合いを今より円滑に行えるよう、保護者共々、じっくり時間をかけて導いていく…風に素人の目には映ります。

    ですが、萩野のもとを訪れる
    シングルマザーのうえに、同じ「事情」を抱える可能性のある命を宿している、Aくんの母親も
    子供の将来を考えて、小学校の普通学級に行かせたいのに、周囲の関係者からは特殊学級への進学を説得されている、Bくんの両親も
    (Aくんの)状況が改善する、見込みだけでも見出したい!
    特殊学級でなく、普通学級に(Bくんを)行かせた方がいい、と言ってもらいたい!
    という「答え」を、専門家とはいえ自分たちより年の若い、親としての経験もなさそうな、萩野に求めています。

    Aくんの母親が(萩野の立場では無責任に口に出せない)「治る!」「今より改善する!」を断言する、怪しげな、民間療法の主宰者にすがったのも
    それまで荻野との面談では寡黙だったBくんの父親の方が「うちの子を障害者扱いする気か!」と突然、怒鳴ってしまったのも
    今日・明日にでも「答え」が聞きたい!との切実な思い…この「切羽詰まった」感、当事者の立場に置かれた者じゃなければ、絶対にわからないだろうな、と数年前の自分に置き換えて拝見させてもらいました。

    役者陣。
    開演前から演技に入っていて、上演中、ほぼ出ずっぱりで、ただならぬ「漂流感」を表現し続けていた、謎の少女「はるか」役・岡村いずみさん
    内面の葛藤を抱えつつも、「現実」から逃げずに立ち続けた、臨床心理士・萩野役の善知鳥(うとう)いおさん
    いつもは割と脇役の役者さんに目が行きがちな偏屈者なんですが(苦笑)、今回は素直に、ヒロインお二方の熱演に頭(こうべ)が下がる思いでした。

    …とここまで褒めておいて何故★★★★★じゃないの?なんですけど(汗)
    ヒロイン・萩野、子供たちと同じ「事情」を抱えたヒトなもんで、おはなしの訴求力は一層強まっているのですが、反面、(あえて失礼な言い回しをしますが)私たち「普通のヒト」ではないために、「だから、普通のヒトよりも熱心に取り組んでいるんだ」とも捉えかねず、おはなしの説得力がやや弱まったように感じられたからです。
    ヒロインの「事情」を取り除いてしまうと本作品が成立しなくなるんで、無茶なのは承知なんですが、「大学で学んだとはいえ、それまで何の実感もなかった」平凡なヒロインの目で見た『あなたの、領分』も是非観たいなと…余計なことを言ってスイマセンでした(大汗)!

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/03/28 (火)

    初演の『わたしの、領分。』も観劇しましたが、今回の『わたしの、領分』は再演ではなく、また新しい物語でした。
    観ていると息がつまって、苦しくて、終演後すぐには立てませんでした。
    でも最後には、少しの光がありました。

    いろんなことをあいまいに許容するという、自分が普段できない優しさの物語。
    本当にたくさんの人に観てほしいと思います。

    岡村いずみさんの演技にとても惹かれました。

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