ギンノベースボール 公演情報 ギンノベースボール」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
21-35件 / 35件中
  • 満足度★★★★★

    いつか年老いた時に、このギンノベースボールのことを必ず思い出して、
    がんばるか、ってきっと思えるような、そんなパワーに包まれた作品でした。
    未来の自分に、いいプレゼントができたなと、頂けたなと。
    4回観劇する予定をさらに1回増やして、席も変えながら楽しませて頂きました。

    「憧れ」が原動力になることの素敵さ。
    これから20年、30年先も、自分が好きなことを追いかけていたい。
    幸せの連鎖に満ち溢れた作品でした。

    介護と野球と将棋と、自然に溶け合う世界観、井保さんの脚本のすごさと、
    それを作り上げた役者のみなさん、舞台美術に衣装に照明に、音楽と、
    最高の複合芸術だったと感じます。
    星5つじゃ足りないです。

    ネタバレBOX

    きっと一番多い配役になるのかな、と勝手に想像していた野球選手の役、
    始まってみたらたった3人だけというミニマムに驚きました。
    (それも、終わって思い返して、そういえば3人だけじゃないかと気づいた感じで)

    試合のシーンでも野球ボールは使っていないのに、
    臨場感の凄さ、違和感ない、というレベルを超えて自然。
    さすがラビット番長さんです。すごい。
    野球ボールが実際に使われるのは限られたシーン、
    だからこそそれが引き立つのだと。

    井上夫妻のキャッチボールのシーン、あれ良かったですね。。
    石井さんのさっちゃんは、まさにさっちゃんという感じの、
    とても可愛らしいおばあちゃんでした。

    おじいちゃん、おばあちゃん達が、若者だった時に戻る時の、
    1人2役な声や所作の演じ分けがまた良かったです。
    さら紗さん演じる光がタミちゃんに変わるあのシーン、
    戦時中〜戦後へと時間が巻き戻っていく表現がすごかった。
    そこからBBクイーンズの音楽に乗せた練習中にまた時間が戻るところも、エンタメ的にすごく良かったと思います。

    居酒屋でのシーンも、バイトにいじられる店長率いる雰囲気最高でした。
    由美の可愛らしい歌がまた良かったです。健司も1フレーズだけでも聞きたかった。

    ギンノキヲクで可愛いらしいセンター長が、おばちゃん全開モードで、
    北澤さんのふり幅の広さにもびっくりしました。

    ケアマネ立花さんからギンノキヲクの(たぶん紀陽の里から)1人やってきたようなところもまた良かったです。
    これがまた秋に繋がっていくような、、
    (3館同時のくりもんみたいな感じといえば分かる方には分かるでしょうか)

    パンフに役名がなく、「解説者」「解説者の妻」となっていた鶴巻さんと関口さん。
    時間差で疑問が解けた瞬間にじわじわきました。
    (実在の人物を演じるというラビ番さん的には岡村さんの羽生さんのような)
    誰もがわかる、でもハードル高いぞ、を演じきったのも素晴らしい。

    「天召し」でいうところの木下(野崎さん)な存在が、
    今回の渡辺さん(渡辺さん)だったと思う訳で、
    最初と最後の舞台の流れをしっかりと締めたところも良かったです。

    良い部分挙げたらきりがないです。(あとでまた書き足したいなと。。)
  • 満足度★★★★★

    今回も楽しませていただきました!年齢設定も他人事とは思えず……役者さんたちの脚の運び等、演技力にも「流石〜」と感心し、ギン世界の様々な笑いネタにも親近感。ほんと、ハズレ無しの劇団ですね。余談になりますが、初めてのラビット番長さんがクマだった関係で、本来の味わいとは違う白い世界の恐怖も再演されないかなぁ……なんて、贅沢な期待もあったりして。

  • 満足度★★★★★

    はっはっはっ~
    けちのつけどころは無い!
    しいて言うべきマイナスも無い!
    開演時間も守られてたし~(^-^)

    これからの高齢社会の加速に向けて
    シルバー世代を担った・狙った作品を
    介護や今回の高齢者スポーツなど
    さまざまな観点から
    どしどし続けて作品を世に出していって欲しいなぁと思えたデス

    ネタバレBOX

    物語の始めはラストの試合シーンからです
    〆は「また会う日まで」が定番ですねラビット番長さんは(^-^)

    古希野球チームが試合を続けて地区優勝して
    念願の全国決勝にて(今年は)甲子園球場に行きたく頑張る話
    なのですが~
    高齢=70歳超えによる
    さまざまな生活事情=主に介護や健康状態等を
    シリアスに描くと重くなり過ぎるところを
    軽妙なバランスで見事に明るく描き切った作品でした

    舞台セットは野球のダイヤモンドを意匠化したもので
    背後には得点ボード=タイトルとかも投影あり!(匠ですね)
    左右は階段状の観客席
    それでいて居酒屋のシーンとかも再現して違和感無かったな

    野球の夢を故障で諦めたバイト青年とか
    妙に察しの良い居酒屋店長さんとか
    野球にまったく興味の無い居酒屋バイト女子=2名
    (実は私も同様で共感度は高かった(^-^)
    戦時中の徴兵で手榴弾が遠くに投げられるからと
    投手を先に軍が抑えたという話も出し
    徘徊する妻のために野球の練習に参加できないメンバーとか
    試合のために癌の手術を先延ばししたり
    糖尿病など高齢化に伴い服薬等が増える老人たち・・
    リアルだった~わい
    ちゃんと若い頃の野球青年シーンも盛り込み
    隙の無い2時間強の話でしたわん
    やんちゃした息子に手を焼きながら
    孫は可愛い・・
    その息子も父親は心配で
    手術を勧めに来たり
    地元ヤンキーさんとの笑い話あったり
    飄々と人生を楽しんでいながらも
    終末を見据えている感もかもしだしてる
    雰囲気のよい芝居でした♪

    ラストはエンターテイメントの王道通りに
    かっ飛ばして
    投げ切って
    無事甲子園出場を決めての幕でした(^-^)
  • 満足度★★★★★

    3回観させていただきました。
    ラビット番長さんの作品は奇をてらうことも派手なアクションや演出があるわけでもなく、日常の1コマを切り取ったような作品が多い。にもかかわらず、観るたびにじわじわと暖かいものが心にどんどん蓄積されてくる。
    自分にとってエンドルフィン放出劇団(笑)

    今回は「古希野球」という70歳代の野球リーグのお爺ちゃん達の日常の物語。
    愛すべき人達に劇場が笑いに包まれ、感動のエンディングへ向かう、安定のハートウォーミングな舞台でした。

    セットも素敵だったんだけど、特に気に入ったのはスナックのカウンター内と客との会話シーン。お互いに顔を合わせることなく正面を向いたままで会話する演出は、限られた空間に広がりを見せてた。

    やっぱりラビット番長は最高です。
    また逢う日まで

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/02/19 (日)

    とても面白く、そして感慨深く、素晴らしい舞台でした。観終わった後は、いいもの観たなぁ・・と、しみじみ感じました。年配の人達が、自分の身体と向き合いながら野球をする姿、家族の問題など、考えさせられる所が多々ありました。それを明るく表現している脚本・役者さん達は素晴らしかったです。爽快感というか・・言葉で言い表すには難しいような良い気持ちになる舞台で、大満足でした!

  • 満足度★★★★★

    今回も良かったです。また観に行きたいです!

  • 満足度★★★★

    ラビット番長のお芝居は舞台装置もしっかり作られているし、役者さんもうまい。安心してみることができる劇団です。前半、後半はいい流れなのですが、中盤少し中だるみしてしまうように思いました。でもいいお芝居でで満足でした。

  • 満足度★★★★

    うん、独特の雰囲気がある舞台ですね。特に大きな事件が起こることはないのですが、「野球少年?」をもとに、普通に生きている庶民の日常を上手く描いてますね。小劇場演劇の温かさを感じました。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/02/17 (金)

    狭い舞台ながら、場面転換が秀逸。センスの良さが光ります。
    ストーリー良し、テンポ良し、台詞良し。あっという間の1時間50分でした。

  • 満足度★★★★

    とにかく誠実に作られているということに尽きます。
    その誠実さが観る側にきちんと伝わってくる舞台でした。
    いい 悪い って案外そこんとこに関連しているような気がしますが、そうであるならこの作品は
    いい作品です。
    観る側の気持ちを優しく、穏やかにしてくれます。
    いつまでも前向きに!どんなときにも前向きに!そんなシンプルなメッセ-ジも良かったと思います。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/02/15 (水)

    ラビット番長さんの作品を拝見させて頂いたのは今回が3回目。これまでに数々の賞を受賞されている劇団だけあって、今回も非常に完成度の高い流石と思わせる作品だったと思います。開演前の注意事項をウグイス嬢がアナウンスする演出も面白かったですし、役者さんの演技力、舞台セットなどどれを取ってもクオリティーの高さを感じました。個人的に野球観戦が好きなので冒頭から流れていたとある高校の応援BGMにも少し興奮してしまいました。心温まる素敵な作品だったと思います。

  • 満足度★★★★

    気概があっても体は思うようについてこない。
    こうと言ったらなかなか折れない武骨な性格。
    何だか田舎の父親の姿が重なって熱いものがこみ上げてきました。
    どこにでもありそうな家族。そして起こり得る老後の障害。
    この物語の後にもさらに人生は続いてゆき、どういう方向へ転がっていくのか分からない余白の部分が残りました。
    ともあれ誰にもいずれは訪れる老いという不自由も全てひっくるめての人生を堪能。
    どうせなら最後まで有意義に生きようとする姿勢から、色々と学べる所が多い作品でした。

  • 満足度★★★★

    舞台の作りと場面転換がマッチしていてよくできた芝居だった。役者も達者だし、台詞も含め脚本もよくできていて、楽しめた。

    福祉フェス応援します。

    ネタバレBOX

    戦時中に青春時代を送り、かつ震災で家族を失った世代はどう考えても90歳前後で、設定に整合性が欠けるのが残念。
  • 満足度★★★★

    相変わらず面白い。歳を取った野球小僧の話かと思いきや、老人問題、福祉も絡めて笑いの中に訴えてくるものもあり、それぞれのハッピーエンドを目指していく姿が押しつけじゃない感動を誘います。

  • 満足度★★★★

    井保三兎さんと西川智宏さんのコンビが観れて嬉しかったです!
    お二人とも芸達者で好きな役者さんです。
    前回の「天召し-テンメシ-」 を拝見させていただいた時も思ったのですが、
    ストーリーを展開させる部分の比重をすこし削って、
    人間の感情や機微に触れてくる部分をもっと突いて来るようになると、
    さらに素晴らしくなると思いました!
    次回作も期待しております。
    クラウドファンディング頑張ってください!!

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