かぜのゆくえ 公演情報 かぜのゆくえ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.1
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★

    観てきました
    役者さん達が、とても丁寧に演じていることが感じられて、よかったです。

  • 満足度★★★

    和製シザー・ハンズ!?
    始まってすぐに話の展開がまったく同じことに気づいた。多分ベースにはこれがあったのではと思う。それに震災の被害や残されたものの悲しみをうまく描いている。シンプルな影絵、めくるページのようなセット。一冊の絵本がそこにあった。淡々と多少盛り上がりに欠ける気がしないでもないが、優しい物語であった。

  • 満足度★★★

    黒電話
    黒電話が切なく、悲しい内容でした。

    ネタバレBOX

    震災を題材にしていましたが、なぜか臨場感がなく、違和感がありました。30年の月日の意味するところが理解しづらかったです。ストーリーに入り込めなかったので、心に響かなかった感じがします。
  • かぜのゆくえ
    開演前キムラさんが「これは今から約30年後のお話です」と言ってたので、劇中の地震や津波は今後起こるかもしれないものかと思ったのですが2011年の地震と津波でした。30年ってどうなんでしょう。打ち上げられていた船が車の衝突で崩れたり、2011年には無事だった建物が地震で倒壊したりするためには必要な年月かもしれませんが、30年も人はそこにとどまってしまうものなのでしょうか?と思いつつ、先日見たお芝居の中で「うちの両親が30年前にサザンのファンで・・・」と言うセリフがあったのを思い出して、30年ってけっこうすぐなのかなとも思ってみたりするのでした。そして・・・

    ネタバレBOX

    思い切りシザーハンズでした。
  • 無題1904(16-194)
    19:00の回(曇)。

    18:20会場着、受付(整理券あり)、18:30開場(指定席(A~F)→自由席(G~))。口笛のような鳥の声、波の音。舞台には斜めになった大きな枠。

    18:55前説(30年後のお話、120分)、19:02開演~21:05終演。

    お客さんのなかで、「かぜがふいた(2016@せんがわ)」を観た方がどのくらいいらしたのでしょう。私はこの作品とのつながりを期待して観に来ましたが、だいぶ違った印象を受けました。

    一番の違いは「黒電話」のキャラクター設定が大きく変わっていた点。本作ではファンタジー色が濃くなり「かぜがふいた」の'身近さ'との調和が喪われたように感じました。

    「かぜがふいた」を観ていなかったらどうだったのだろうか、と思いながら観ていました。「30年後」という設定がどんな意味で物語に欠かせない要素だったのか…

  • 満足度★★

    全く琴線に触れず~
    一番楽しそうに笑っていらした方は
    主宰さんでしたが(^_^;)

    まぁ自分が楽しめない作品では救いようもないですが
    作り手が楽しめてれば良いのかなぁとも感じた約2時間の作品でありました

    ネタバレBOX

    では心に正直にネタバレで感想をUPするぜ!
    (ロボテクのフラウ風に(^。^)









    話は「シザーハンズ」のバッドコピーです!
    作り手の意図は知らぬが
    そうとしか感じられなかった(~_~;)

    単にコピーでなくバッドが付くとこが
    これまた酷いなぁとも思えたです( ̄▽ ̄)

    まぁ「シザーハンズ」観たことない人用に
    ”お薦めしない”まではしないけど
    ホント酷かったなぁ〜と

    劇場入り口から入り通路左手側3列は
    観劇用とも思えない感ありでしたとも付記します
  • 満足度★★★

    芝居の内容はよくわからず・・・
    空調が寒すぎて・・・芝居に入り込めず。残念でした!!!

  • 満足度★★★★

    混沌の中の悲しみを幸せに変えたい
    招待券が当たったので、ナイスコンプレックスという初めて観る劇団の公演に行ってきた。『かぜのゆくえ』と題された舞台である。場所は、東京・中野のザ・ポケット。

    さて、舞台の説明をどうしようか悩む。
    なかなか混沌としているのである。
    2050年の東北の海沿いの町が舞台。そう、東日本大震災の影をを未だ背負って生きている人たちの住む町は色で言えばグレー一色。その町を海から山に吹き抜ける風は、人々の生活、そして心の動きを見通していた。

    結婚前夜、最後の挨拶に娘が「風はどこから吹いてくるの?」と母親に行くシーンで始まる舞台。これが、全体でいうなら起承転結の起の部分。
    その風の吹くく先にあるクジラ山の電話ボックスの電話がカイトという青年になって、人々が胸にしまって生きてきた心の思いを解き明かしていく承。
    その中で、飲酒運転の罪をかぶって助けた女性・ミテルとの心の交流と愛情の生まれが転。
    そして、再び娘と母親の会話となる結。

    舞台の中心は、カイトが人々の心から様々な色を咲かせる心の扉を開くこと。そして、その集大成がミテルとの出会いと理解し合う課程。そこに、カイトも予想しないほどの色彩豊かな花がさいたこと。おして、それが愛情と言うこと。

    約2時間の舞台に劇的な高揚はないけれど、何か心にサワサワと波を起こすというか風を起こすというかそういう混沌としながらも心引かれる悲しさを感じさせる舞台。脚本の力もあるが、役者の力も物を言っているはず。終盤、客席からすすり泣く様子が多々窺い知れた。まさに、納得できる舞台だからであろう。
    役者は全員芸達者。個々では、主役とも言えるカイト役の鈴木勝大と。モリオカ ミエル役の八坂沙織の名前を挙げておきたい。よい劇団を知ることが出来て、心地よく劇場を後にした。

  • 満足度

    こりゃあ参った
    初めから最後までこのお芝居の面白さを理解することができませんでした。効きすぎのクーラーに耐えながらやっと2時間を耐えました。説明文を読む限りではとても期待していたのですが残念な時間でした。

  • 満足度★★★★★

    心温まる舞台でしたよ。。
    数十年後の東日本大震災の被災者と○○な青年とが織りなすこころ温まる舞台で、気持ち良く観れた。
    人々を哀しく描く訳ではなく、心の奥にある○○を解きほどいていく物語であり、人の心に焦点を当てた独創的な舞台であった。
    そして、演じる役者陣の立ち振る舞いが素晴らしく、まだ舞台2日目(2回目)にも関わらず、完成度の高さには驚いた!
    また次回も観に行こうと思った劇団さんでした。
    個人的には8ヶ月ぶりの舞台となる池田恵子さんを観るための観劇であったが、やはり彼女の舞台でのポテンシャルの高さに満足した。
    とにかく、観に行って良かったと思わせる舞台ですよ^o^

  • 満足度★★★★

    人は生まれてすぐ泣くが、最期は笑う...感動作!
    劇中劇として語られる悲しくも心温まる話...擬人化された黒電話がもたらす思い遣りと行動が奇跡を起こす。人は現在だけで生きているわけではない。過去があって現在があるという時のつながり、それを繋ぐのが電話という、SFファンタジー...。
    第7回せんがわ劇場演劇コンクールに参加した「かぜがふいた」(オーディエンス賞受賞)の本編にあたる本公演...とても観応えがあった。
    この劇団の特長である、舞台技術(音響・照明)、その延長ともいえる工夫がファンタジー要素を増すという巧みさ。
    (上演時間2時間)

    ネタバレBOX

    舞台セットは、変形(傾斜)した木枠のようなものが二重に建ててある。その二重の木枠も同形ではない。舞台中央奥に段差が設けられている。

    この物語は2041年冬、2011年3月11日東日本大震災から30年後の近未来の話。前説を兼ねて、作・演出:キムラ真 氏が背景を説明する。色を失った灰色の街...上演前には波の音、鳥の鳴き声という静寂さを漂わせる。
    梗概、海が一望できるクジラ山、大事な人を失った男が黒電話が入った電話ボックスを置いた。そして災害が起きたような悪夢....ある日、その男に若者が近づいてくる。その塊は、形を人に変え、ゆっくりと目を開く。 若者は電話ボックスに寄り添い腰を下ろした。 風が吹いた。 「ジリリン。ジリリン。」それは鳴る。吸い込まれる様に受話器を取ると...。

    本公演、もちろん東日本大震災を意識していることは一目瞭然である。そして受けたであろう人々の心の傷を登場人物に背負わせる。その投影した姿に対して解決や調和するような導き(観せ)方はしない。あくまで寄り添うというもの。
    敢えて悪役を登場させることによって善人ばかりではない現実も突き付ける。人の心にある善悪、光と影のような二面性を描くことで、より人の心の深み、悲しみを印象付ける。しかし、この悪意(毒)が随所に吐き散らされ、物語全体が冗長になった感もある。人の内面であればいくつかのエピソードでもよかったと思う。
    この公演の前段「かぜがふいた」は先に記したせんがわ劇場演劇コンクール参加作品のため、上演時間40分という規定があったが、逆にそれが濃密な内容になっており凝縮されていた。

    それでも、本公演の作・演出が素晴らしいといえる。隣席の女性は中盤以降すすり泣いており、また場内のいたるところでも同じ。
    さて、描く内容は重たいものであるが、その演出にマンガのような影絵を用いることによって観せ方を緩衝させる。現実の厳しさ、人の優しさを、演劇という文化の中に溶け込まし訴え、観せるあたりは巧み。
    この芝居を立体的にしているのは、もちろんキャスト陣。受けたであろう心の傷、その典型(類型)的な人物像を作り、感情移入させる演技は見事である。そして演技のバランスも良い。脚本・演出そして演技に加え、舞台技術(音響・照明)も効果的で、公演全体の印象付に資していた。

    次回公演も楽しみにしております。

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