素敵な世界 公演情報 素敵な世界」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 素敵な世界
    30人以上出ているのに、みんなそれぞれ印象に残って、そのキャラクターとして生きていた。
    特に大人数で会話するシーン。
    それぞれの主張が飛び交い、テンポ良く話が進んでいくところとかはすごい良かった。
    T1らしさもありながら、
    今までのT1とは一味違う感じの舞台。
    すごい面白かったです。

  • 満足度★★★★★

    プロの舞台 お見事!
     小屋に入って驚いたのは、舞台美術の凄さである。素晴らしさという形容ではない。凄さそのものだ! 22日が初日で楽が27日、壊すのが本当に勿体ない。そう思わせるだけの舞台美術なのである。自分は、開演5分程前に到着したのだが、板上では寸劇が演じられていて、若い女性陣の演技は本番と遜色のないもので、観客の中には、開演前のハズなのにもう本番が始まってしまったのではないか? との自問をしている人も見受けられた。自分自身もフライヤーの開園時刻を確認したほどである。
     言うまでもあるまいが、シナリオ、演出、演技、照明、選曲や歌の素晴らしさ、効果音の用い方、どれをとってもこれだけの舞台美術に負けていない。表現のプロには是非とも観ておいて貰いたい舞台である。

    ネタバレBOX



     本編が始まって直ぐ、掴みの部分で、期待は裏切られなかったことを確信した。最近、どんなセオリーに従っているのか、イントロ部分は控えめに観客を日常世界から亞空間に引き込む為には云々の下らない講義でも聞かされて、それを疑いもせずに唯々諾々と従っていることが才能を伸ばす為に必要な工程だとでも思っているのではないかと思わせるような馬鹿げた掴みばかり見せられることが多くて閉口していたのだが、ズバリ本質が提示される。そして、この本質に纏わるテーマが最後まで追求されて別次元に転移される。これが、見事である。初日が終わったばかりだから、これ以上、ここでは書かない。だが、精神と肉体、神の存否、人間と神、信仰と実存、そして宗教と政治等々、幸せを求めて足掻く我らの、命を賭けた競争の何たるかを自問させるに足る深さを持った作品である。

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