二番札 公演情報 二番札」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.4
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  • 空間把握。
    昨年の受賞作を舞台化ということで、昨年度の作品に続いて観ました。
    厳しめの意見もあり納得しつつも、前回のものよりは面白かったです。特に照明などの使用は、制約が多そうな中での良い見せ方だったと思う。
    劇場の空間に対して台詞の聞き取りにくさは自分も思いました。思ったよりも公演時間は長かった。

    ネタバレBOX

    簡易的な舞台セットに、公務員の汚職の話が進んで行く。現状の制度はどうなっているのかわからない。入札価格については他の記載を読んで確かにと思った。
    リアリティを追求するために、脚本家、演出家のみならず、ディスカッションできるよう演者も逐一調べたりすることが求められると改めて感じた。
  • 満足度★★★

    そもそももあり
    ちょっとチャチっぽかったところもあり

    ネタバレBOX

    談合疑惑の通報を受けて、県の部長が当該企業を懲らしめようと考えたことから各人の思惑が絡んで起こった事象を描いた話。

    ステージが大きくて、しかも響いて、役者さんの生声が聞こえませんでした。

    推測も含め、原作を限られた予算で舞台化する苦労は察しますが、影絵の人物がチャチで、声もわざとらしく、全体を安っぽくしてしまいました。

    原作については、海外の美術館に行けなくなったら絵を買ってしまえばいいじゃんという発想は面白いと思いましたが、そもそもなところで疑問を抱きました。

    誰が落札上限価格を漏らしたのかは不明なままでした。私が管理者なら、金額欄が空欄で会社印を押した入札用紙を必要ないときに社員に持ち歩かせることはしません。必要の都度押印します。せめて通し番号を振って発行簿で管理します。騒動に乗じて金銭を要求した公務員が業者と誰に見られるかもしれない街中を歩くことも考えられません。
  • 満足度★★★

    箱が大きすぎて
    北区内田康夫ミステリー文学賞でのイベント公演。さすが,世田谷シルクで,昨年度の受賞作品が見事な演劇作品に仕上がっていた。脚本,構成は上手くまとめ,広い舞台であったが,映像効果を駆使して,見栄えは劣ることはなかった。でも,やっぱ箱がでかすぎるんだよなぁ。自分が座ったやや後方の席では,台詞が聞き取り辛い部分もあり,いまいちのめり込めなかった。この作品,せめて中規模程度の大きさの箱で見たかったです。

  • 満足度★★★

    台詞が・・・
    大賞作品の舞台化ということだが、脚本・演出はよく出来ていたと感じた。
    ただ、台詞が聴き取りにくかったのが残念。

    会場の大きさを考えればマイクの使用は必須であろう。

    来年度は改善されていることを望む。。。

  • 満足度★★★★★

    約90分
    善悪が複雑にあざなわれて捉えどころのない人間というものを鮮やかに描き出した原作がまず素晴らしい。
    ミステリーって軽く見てたけど、侮れないな。
    そして、持ち味のケレン味を抑えた端正な演出で人間というものの奇っ怪さを陰影豊かに浮かび上がらせる堀川演出。
    原作と演出の素晴らしいコラボにより、とてもイイ観劇体験が持てました。

    ネタバレBOX

    人の善悪の決しがたさを描きながら、最後、性善説に大きく傾斜して終わるのがイイ。
    しかも、その性善説的エピソードを押しつけがましくなく、サラリと描いて心憎いばかり。
    快く、清涼な気分で劇場を後にしました。
  • 満足度★★★

    観てきた!
    原作は昨年の大賞受賞作。区主宰の文学賞に公務員の不正を描くとはいい度胸だと言われたとかなんとか(笑)

    会場はキャパ1300席のかなり大きめの劇場でしたが、
    広い舞台を効果的に使っていたと思います。
    高さもあるので、どうしても舞台上方が寂しくなってしまいそうなところを、
    シルエットを使った演出などでカバーしていて上手いなと思いました。
    ただ、会場が広すぎたのか私の位置ではセリフがこもって非常に聞き取りづらかったです。

    ストーリーとしては、思ったより無難な結末に落ち着いたなという感じ。
    普通は真っ先に「二番札」の業者が怪しいと思うものなのでは。
    あと、最後の絵画のくだりでちょっといい話ぽくなってましたが、悪女の方が好みかな。

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