the Code 公演情報 the Code」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★

    違う劇場なら?
    満席のシアターミラクルで前の方で観劇。

    面白く拝見しましたが、
    状況や経緯の説明が力強いモノローグで語られるので
    ちょっと圧迫感を感じたり。
    狭い劇場なのでもう少しナチュラルな方向でもよかったのでは、とも思ったり。

    ネタバレBOX

    大学の研究室レベルならまだしも国家レベルの話になってしまうと、
    そんなところに配送員が出入りできるってどうなの、とか
    ハッキング攻防のシーンも、
    ほんとに専門的な知識がある人にも通用するレベルの会話だったのかな、とか
    ちょっと気になってしまいました。

    パスワードが暗号じゃなくてそのまま入力、
    というのは盲点で、やられたなーとニヤリでした。
  • 満足度★★★★

    面白かった!
    暗号が解読されるまでの展開や、様々な意外性があり、とても惹き付けられました。役者さん達の演技も良く、特にオタク役の野田孝之輔さんが印象的でした。ミステリアスな雰囲気の中に、心温まる要素のある舞台で、とても面白かったです。旗揚げ公演との事ですが、今後も楽しみな劇団だと思いました。

  • 満足度★★★

    違う世界をもっと。
    量子コンピュータを巡る研究者の話で量子コンピュータについて興味が沸いてきた。

    ネタバレBOX

    OPのタイトルロールが凝っていたので、
    そんな表現を用いたりして、
    舞台上にないコンピュータ世界でのやり取りを
    もっと描くことが出来たら良かったかなと。

    研究室で人の出入りが激しいのに、
    もう少しテンポ良く展開できたらなと思いました。
    暗号とかの謎解き要素があるので、
    さらにぐっと観る側を引き込めるのではないかと。

    先日の劇団鋼鉄村松『仮面マタドール(レプリカ)』に出てた辻明佳さんが
    妙に艶っぽくて、嫌われ役なのに
    ちょっと憎めないってところが素敵だった。
    もっとツンツンして嫌味を出しても良いかも。

    アシスタント役の田中希奈さんの声がとても印象的だった。
  • 満足度★★★

    物語は難しくないが…
    今回が旗揚げ公演...当日パンフで、主宰の酒谷一志氏が「量子コンピューター」と「暗号」という2つのキーワードをモチーフに脚本を依頼したことを記している。その興味を持ったという、最先端技術研究所“量子コンピューター”の有用性と重要性が今一つピンとこない。その状況がもう少し明確に伝わればもっと面白い。また演出は、インターカットのように映像挿入するなど、機密性・秘匿性のイメージ表現で興味を惹く工夫があってもよかった。

    ネタバレBOX

    多くの専門用語...その意味が理解できなくても、物語は十分楽しめる。ストーリーはそれほど複雑ではないが、そのサスペンス・ミステリー風の展開は飽きない、そういう意味では、エンターテイメント性に優れていると思う(ラストは違う方向だが)。
    先にも記したが、量子コンピューターが人間・社会などにどのような影響を及ぼすのか。行政機関(内閣情報調査室)の関わり、産業スパイ、ハッキングなどが現れることから、その内容を、例えばという事例のいくつかが説明されると具体的になり切迫感が増す。
    本公演は、暗号解読に力点があったようで、なぜ暗号にしなければならない重要な“事柄”が身近なこととして浮かび上がらない。

    舞台セットは、オペレーションルームと言ったところ。中央と下手2ヶ所(客席側とその奥)に机・パソコン、上手にはホワイトボードが配置されている。そして室内は白基調。
    演技はシリアス、コミカルなど状況・場面に応じて演じ分け、全体としてはポップな感じである。
    脚本にもう少し具体性を持たせれば...少し勿体ない公演であった。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    理系演劇
    専門用語のオンパレードの際には脳の働きがストップしてしまいましたが、それを通り越したら一気にダイナミックな展開に。最終的にはなかなか心あたたまる人情話だったではないか! オタク役がインパクト大。
    コンピューターの画面が目まぐるしく動いてる様を映像等を使って視覚的に表現出来たら、さらに迫力あったのに。

  • 満足度★★★★★

    おもりょい!
     タイトルからすっかり暗号物と思っていたのだが、やられた。

    ネタバレBOX


     本筋は量子コンピューター開発である。量子コンピューターの噂くらい聞いたことがあるかもしれないが、自分も門外漢なのでさっぱり分からないか、と覚悟していた。だが、多少科学的なセンスがある人なら、科白の中に説明が入っているので、それを聞けば本質は直ぐ掴める。実に面白い。知的緊張とハッカーとの対決や、部内にスパイの居る可能性、内調が実は何を何故狙っているのかという科学研究者としての倫理と名誉や金、社会的地位との天秤問題など、実際に最先端技術分野では必ず起きてくる問題が配置され、良く調べ、考えられたシナリオにセンスの良い展開の演出、役者の演技も適度な愛嬌や適確な役作りでキャラが立っている。コンピュータお宅、太田役の野田 孝之輔、チームリーダー白井役の瀧澤 知恵の演技が気に入った。

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