音無村のソラに鐘が鳴る 公演情報 音無村のソラに鐘が鳴る」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★★

    男のロマン!
    初演に続いて2度目の観劇。改めて観ると、蛇足なギャグシーンが結構気になるけれど(多少整理してもよいのではないか?)、カウントダウンに至る過程はワクワク、ドキドキで、クライマックスにはもうカタルシス!やっぱり宇宙開発モノは男のロマンだねー。

  • 満足度★★★★★

    ぼかし
    派遣されてきた青年。始めから、たった一言の台詞で“コイツなんかある!”と思わされる!好青年してても絶対に裏がある!それを探そうと嫌でも舞台に引き込まれる観客。腕は良いが問題児だらけの所員たち、それの上を行く、個性的過ぎる派遣された人員。これだけ揃えて、何も起きないはずがない。本社に突きつけられた有人飛行。短い時間では到底無理な話。しかし、宇宙への思いはそれを実行へと導いていく。これはどう頑張ってもムチャな話です。人の命がかかっているものを短期間で作ろう・打ち上げようなど、人道的にも許せる話ではない。しかし、それを有り得ないキャラの力と、チームワークで切り抜けて行く。これはやる気だけではなく“なんらかの奇跡のようなものがなくては無理なんだよ”という作者のボカシなのかなぁと感じた。
    例のごとくのグダグダ、今回はちょっと頑張った?そしてテンポの良さ。打ち上げの流れはドキドキする位、面白い!
    そして必要以上に腰の低い内堀さん、頭が下がります。

  • 満足度★★★★

    おもしろかった
    わくわくして、どたばたしておもしろかった。爽快なラストにも満足!

  • 満足度★★★★★

    楽しめました
    中盤からの盛り上がり、とても凄いです。

  • 満足度★★★★

    最先端科学技術を緩く…
    物語は、最先端科学技術の話題であるが、その観せ方は軽妙コミカル。また舞台セットもその演出の延長線上にあるようなマンガに出てくるようなもの。
    公演全体の雰囲気は、ハッピー圏外らしい温かみと優しさに包まれている。現実の宇宙開発事業はロケット発射場のある自治体、政府機関、民間企業における様々な思惑が絡むようであるが、この公演でもリアル社会を投影しているような...。

    ネタバレBOX

    梗概は説明引用させてもらい「民間・音無宇宙開発局はロケット事業の岐路に立たされている。 それまでの無人探査衛星打ち上げから、 宣伝目的の名目だけの有人ロケット開発への移行を迫られていた。 技術、費用、人材、時間不足など、とっても不可能な状況。 局員もやる気を失いかけるが、音無宇宙開発局へやってきた青年により事態は急変する。」という。

    さて、芝居には細かい疑問等が多くある。例えば青年の正体は、なぜ前科者ばかりが集まっているのか、この人数で遂行できるのか、さらに言えばあんなに簡単に脱獄できるのか...等々。
    しかし例えば、母親の胎内にいる赤ん坊が足蹴にするとお腹が凹凸するように、胎内という宇宙の中で暴れているのが「ハッピー圏外」という劇団であるとすれば、大きな流れは大切にしつつ、些事と思えるようなところにも工夫を凝らしもっと大きく成長するだろう。その結果、遊び心という自由”度”は縮小しないでほしい(スケール感は大切)。

    このロケット打ち上げ...宇宙開発には軍事戦略、テロ対策という国家的側面と軍需産業、宇宙産業という資本市場がしっかり観える。この社会的な問題の捉え方が鋭く、一方人間の優しく人情という味が感じられる。この”鋭く 緩い”公演は面白い。

    ちなみに、ある新聞によれば、観劇した2015年11月には今まで打ち上げてきたロケットを改良し、人工衛星に優しいロケットを打ち上げる予定であるとか。その意味で、脚本・演出の内掘優一 氏の先見性に驚かされる。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★

    劇団名の通り ハッピー…?
    観終わった後、妙にハッピーな気分になれます。

    もっと刈り込めますね。
    特に序盤から中盤にかけての展開がズルズルです。

    不要なところは思い切ってカットしてみるべきです。おそらくあと20分詰められたら、もっと見事な作品になると思います。
    主人公周りが…これがヒントです。


    思いっきりフィクションですが、漫画チックな魅力がある作品です。
    <やれば出来る>というテーマは少々希薄ではありますが。
    それを強調するには個人個人を掘り下げる必要があり、重苦しくなって、この雰囲気が保てないかも。各自のトラウマまでを事前にドラマにしておくと後半が活きるのですが…。

    肩肘張らずに、仕事帰りの息抜きに観る。
    そんなニーズには十分応えられると思います。

    ネタバレBOX

    いつも思うのですが、小劇場の芝居は、何故不必要に怒号を用いたがるのでしょう?
    芝居は汗だ!涙だ!エネルギーのほとばしりだ!なんてのは演じる側の自己満足で、観る側には語彙が不明瞭になる、思いのほか感情が伝わりずらい、鬱陶しい…etc. 良い事はひとつもありません。
    もっと技術を磨いて欲しいです。
    声を枯らして頑張ってます!というのは素人の極みでしょう。
    この作品もそうです。
    もっと内面に目を向けて演技プランを立てて欲しいと思いました。
    がなるだけでは何も伝わらないものです。

    あと、自衛隊vs公安よりは、警察vs公安の方がリアリティがあります。

    宇宙の限定利用を紛糾するというテーマにもっと集約させた方が良かったかなと思います。
    親会社云々は不要だと思います。その証拠に、いつの間にやら、敵役がメンバーに入り込んでいますよね。

    大国の思惑と、それに追従するばかりの我が国の首脳たち。
    それが敵役になっていた方が話がすっきりするし、テーマも終始明確ですよね。

    役者行政より、作品至上主義に立って創作するべきでしょう。
    そうすればもっともっと面白い作品を送り出せる劇団だと思います。

    こうもり…?一番意味不明な役どころですよね????
  • 満足度★★★★

    けっこうアラが気になったかな~
    でも楽しい作品でもあり、宇宙とかロケットとかが好きな人には薦められるかしら。 と思えた2時間の作品(ゴンダワラさんの活躍によっては多少伸びるかな(^^)

    ネタバレBOX

    え~っと初演と比べるとサスペンス感が薄れたかなぁと感想

    音無宇宙開発局は財閥系の親会社よりの政策対応(ロケット打ち上げを規制する国連規約(イラクなんかは現実、国民守る為に平気で破っちゃいましたけどね~。)=民間でのロケット開発が遅れます=でも発表前に打ち上げると世論を味方につけて開発熱が頓挫することは無い)用に切り捨てられるところ、皆の熱意により打ち上げられないはずのロケットを見事に打ち上げて意趣返しとなるスッキリする結末のロケットものです(ざっくりの粗筋です・・・)

    う~ん「王立宇宙軍」に似てますね(葬式のとこのサスペンダー=制服のカットが不自然な以外は完璧な作品でした(^^)

    腕は一流だが皆脛にキズ持つみであるという開発局メンバーは好きだった「機動戦艦ナデシコ」のクルーみたいで好ましかった。(腕が良くて性格とかも良いのは一流企業とかが取ってしまっているという(^^;)

    開発局メンバーの引き抜きを狙うJAXAがちょっと協力したり、サスペンスメインで作品を引き締めるはずの無血テロリストの話が取ってつけたような感になってしまったのが残念・・・初演では、えっあの人がもしかして・・・。って思わせるニュアンスが濃くてドキドキしたんだがなぁ。

    オープニングでのISSに蕎麦を届けたって話は、あまりにもリアルさに欠けてたので。主人公に「どこまでが本気で、どこまでが本当なんだろう。この人たちは・・・?」とか言って欲しかった。(JAXAの女上司さんが部下に敬語風に話す1箇所の台詞にも違和感があったなぁ・・と)

    上の方から送られてくる補充人材について、あまりにも怪しい「チスイコウモリ」さんと「デンキマン」さんも仕事だけは並以上で、さすが本社の采配と述べるようなシーンとか台詞が欲しかったなぁ・・・と。(デンキマンさんは今回黄色で統一されててインパクトはあったけど・・・、初演さんの方が”でんきばずーか”の雰囲気好きだったデス。)(チスイコウモリさんは主宰さんで吸血鬼風に痩せ型にダイエットしたのかしら?インタビューウィズバンパイアのトム君みたいでかっこよかったなぁと感想)

    楽しいゴンダワラ氏は今回蕎麦屋の主人とロケットのパーツ作る”鉄職人”=鍛冶屋さん?=似合ってた・・けどラストで活躍する時、電源落とされて開かない扉を次々と彫金加工して。例えば目的地までの十二枚の扉を干支の置物に変えて開けてゆくとかゆ~ギャクとかカマして欲しかったかなぁ→「ここはやはりあれだなネズミからにするのかな?それとも今年の干支からの方がよいのかな?君は何が好きかな?」とかいつも通りに時間かかる会話で笑いを取って欲しかったなぁ。(鉄から何でもつくるゴンちゃんですが、なぜかジュラルミンやらチタン合金まで鉄板から叩きだしてしまうというギャグも一言つけてみて欲しかったかなぁ)(あろさんの漫画「優&魅衣」にでてくるゴン爺みたく特殊合金を鉋がけしたりして、ミクロン単位精度の合金類を大工道具で仕上げてしまうというキャラを思い出しました♪)

    ラストの無血テロリストの爆破台詞に「ロケット周辺の部下たちの~」とか言って決断を誘導したりする台詞も欲しかったでしょうか・・・・ または暗転時にニュースソースでのテロリスト情報ニュースとかを流すとかはどうでしょうか?とか思った

    落とされた電源代わりのデンキマン。でも途中抜けたらPCとか動かないんじゃ・・・?多少のPC充電はできたから発射までは動作はもつから行ってもよいっ!とかいう説明台詞とかも欲しかったなぁ・・と

    等々突込みどころがありもしたが、眠気も起こらず楽しめた作品ではあったです。

    そーいや舞台は見れなかったが、あさりよしとお氏の「なつのロケット」とかも良い話だった。ちなみに名作げーむで「ロケットの夏」とゆ~のもある(^^;)(映画で「月ロケット・ワイン号」ってのも面白かったなぁ・・・・磁石靴でリアルに壁上るのが凄かったが・・・・科学大実験で本当にリアルに磁石での壁のぼりやってたの見たら特撮だったんだろうなぁって理解したさぁ(^^)
  • 満足度★★★★

    鐘の響き
    確かに楽しかった。
    手が届きそうな未来で、SFの様で人間ドラマ。単純な設定だからこそ、キャラクターの濃さと、役者さんの見せどころが大きかったのかも?
    笑のツボはおじさんっぽく振り幅が大きかったが、繰り返し見せられると妙な心地よさに変わる不思議さ。
    ただ、泣きのツボがあまり見当たらず残念だった。
    全体的には良くまとまったステージで楽しめた。次回作にも期待高まる。


    ネタバレBOX

    有人飛行に向け、
    直ぐにベールを脱ぐかと思ったデンキマンと血吸いコウモリが
    本領発揮のシーンまで長く、「なんだ役立たたずかよ!」と心配になった。
    木曽さんのキャラが結構はまって笑えた。
    公安の変態系2人ともっと絡んでも楽しそうでした!
  • 満足度★★★★★

    初日&二日目観劇!
    夢とロマンと人々の想いを乗せて有人ロケットを打ち上げようとするストーリーの展開の面白さやワクワク感、緊張感はハッピー圏外さんならではのもの!
    昭和90年の物語!過去に何かを抱えた一癖も二癖もある登場人物が可笑しくも愛おしい。研究所にやってきた青年はロケット打ち上げ時の鐘を音無し村のソラに鳴り響かせることができるのか?
    最後まで目が離せなかった。

  • 満足度★★★★★

    おもろかっこいい!
     とにかく、面白い。そして、中年がかっこいい。話が進んでゆくうちに、そう見えてくるのである。(追記後送)

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