ミソロジカル:カナタ~時の向こうに~ 公演情報 ミソロジカル:カナタ~時の向こうに~」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★

    松尾貴史は・・・
    松尾貴史がこの芝居に出る意味はあったんだろうか?また,子供たちも頑張ってはいるが,発表会の枠を出るものではなかった。開演前に出演者の親なのであろう,面白いやり取りがあり,それが一番微笑ましくも思えたのが残念。

  • 満足度★★★★

    平和、そして生きる大切さ
    子供が主役の反戦物語。当然、戦後70年を意識した芝居である。この平和を享受している今には、先人の筆舌につくせない...がある。それを演じている子供がどこまで理解できるか分からない。セリフが上辺だけかもしれない。それでも”平和”は重要であることに変わりない。

    この公演までに、子供たちはどれほどの稽古をしたのだろうか。たしかに公演であるから観客に観てもらうことは大事。その点、自分は楽しめたしメッセージも伝わった。
    レベルアップは当然であるが、劇団にはそれぞれ特長があり、その良いところを表現していってほしい。
    少し気になったところも…。

    ネタバレBOX

    パンフレットには、「なんでもそろう時代の子 不満をいっぱい抱えてた/なんにもなかった時代の子 希望を一杯しょっていた」というキャッチコピー。
    そして、コトダマたちのいたずらで、神話(ミソロジカル)のカナタで出会う。ちいさな運命のものがたり、である。そのいたずら...時間の裂け目にあるクレイドルという空間での出来事であるが、実際観るのは時空を越えて70年前の太平洋戦争中の子供たちとの触れ合う不思議な物語である。

    本公演は、もともと架空もしくは仮想の物語であり、そこにリアリティを持ち込んでも違和感を感じてしまう。現在と時空を越えた(戦時)状況にある違いから、何が大切であるかを学ぶ、それをどう感じるかという感覚的なものがしっかり描かれたのではないか。感じ方は人それぞれであり、それをどう解釈し理解するかは子供たちの成長とともに歩いてくる。

    戦後70年という節目からは、体験は「歴史」になり、あとは追体験になりつつある(自分も戦後生まれ)。しかし戦争は事実あったことで、それの痛みを忘れることはできない、というメッセージは伝わる(実は「痛み」どころではないが)。

    少し気になったのは、音楽である。舞台に簡易ピット...と言ってよいかはあるが、楽器はパーカッション...コンガ?、トランペット、アップライトピアノのようであったが、コンガの音が芝居とマッチしていたのかが疑問である(楽器選定の意)。他の2楽器はなんとなく芝居と合っていたと思うが...。折角の生演奏であったが印象に残らなかったのが残念である。

    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    心温まる
    子供がいっぱいのミュージカルが、こんなに素晴らしい作品になるのは、びっくりしました。
    観ている子供たちも、すごく集中しているんです。
    これからも頑張ってください!

  • 満足度★★★★

    為政者とトップが馬鹿な「国」
     まあ、この植民地で平気で暮らしている奴に、賢く・健全な精神の持ち主など居る訳もないが、中でも、各組織のトップと、為政者の愚かさは特筆に値しよう。

    ネタバレBOX

     カーチス・ルメイの命令による無差別爆撃で一体どれほどの女・子供、年寄りが生きたまま、焼かれたか? 1945年3月10日には、僅か数時間の間に10万人以上が生身を炭にされ、或いはずるむけの遺体にされた。被災地の殆どが関東大震災で最も大きな被害を受けた地域に重なる。即ち庶民の生きていた場所だ。未だに隅田川に掛かる古い橋には、焼け焦げた人々の体から沁み出た油が橋の欄干に沁み込んだ跡を認める事のできる箇所が残る。  
    其の時、カーチスは、笑いながらこう言っていたと伝えられている。「日本の家屋は、竹と紙でできている、よく燃えるぞ」と。情けないのは、こんなカーチス・ルメイに自民党政権下の日本は勲一等の勲章を与えているのだ。勲章を与えた年は1964年、首相は佐藤栄作、即ち安倍晋三の叔父である。防衛庁長官は小泉 純也(純一郎の父)であった。イラク出兵にもろ手を挙げて賛成し、自衛隊もサマワに派遣した、あの単純で考えの無い純一郎である。(その後の原発反対も方向性は正しいものの、大して深いものではあるまい。)  
    こういう愚かなことを平気でやってきた日本が、70年以上前に、矢張り如何に愚かなことをやり続けていたのかは、焼夷弾の降り注ぐ中、バケツリレーでの消化を喧伝したり、防空頭巾程度で身を守れると愚にもつかないことを浸透させていたことでも明らかであろう。だが、実際、今作でも描かれているように、女性はモンペに防空頭巾といういで立ちが普通であった。
    今作は子供達の観賞にも耐えるよう、殊更な知識は無くとも、時空の避け目とそこに広がるクレイドルという亜空間(即ち亜時間)に棲む不思議な子供たちによって、生まれる時、所をシャッフルされた実在の人間が、時空を越えて接触することで、何か大切なものを学んだ、という感覚が残れば良いのである。細かい歴史的事実や、個々人の性格形成に於いて、その漠然としてはいるが、ある雰囲気を持ったものが、彼らの未来を豊かにしてくれることを祈るのみ。
  • 満足度★★★★

    心地よいミュージカル
    子どもたちの一生懸命の、ときにはあどけなくも感じる演技と、俳優の引き締まる演技がうまく絡み合っていたと思います。何度も胸にジーンと響くところがありました。生の演奏もとても心地よいミュージカルでした。

  • 満足度★★★★

    皆、頑張っていた!
    約90分のミュージカル。かなり小さい子もいたが、頑張って演技をしていました。「メッセージ」があります。出演した子供たちはどの程度理解しているのだろう、若干気になりました。でも一番頑張っていたのは3人のミュージシャン。このようなミュージカルで生演奏はとても素敵でした。

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