愛でもないし、youでもなくて、ジェイ。 公演情報 愛でもないし、youでもなくて、ジェイ。」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★★

    何度でも観たい。
    皆さんが述べられている通り、素晴らしい脚本と演出、そして役者さん達の絶妙な駆け引きが印象的なお芝居でした。

    タイトルも絶妙(笑)

  • 満足度★★★★★

    赤裸々
    各人の気持ちが赤裸々に表現されていました。

    ネタバレBOX

    Uターンした泉の一泊歓迎会で気持ちをぶつけ合った同級生や周囲の人たちの話。

    Uターンを始め、行ってしまった人、東京からお嫁に来た人などのIターン、故郷が無くなってJターンした人の気持ちも上手く表現されていましたが、何といっても、高校時代からライバル視していた同級生が東京に出て成功していそうなことに対する劣等感や嫉妬、そして今度は戻ってくることで優越感を覚えたり、戻ってくる方は戻ってくる方で親の介護を言い訳にしているものの、実際は自分の能力に限界を感じていたからでもあり、本音と建前、強気と弱気が赤裸々に表現されていて素晴らしかったと思いました。
  • 満足度★★★★★

    面白かった!
    渡辺さん、楽しみにしていたので残念ですが、佐藤慎さんの独り温度差のある演技がハマっていた。前作同様、板橋優里さんのキャラクターは面白い!あの目力は天性。あと、野口裕樹さんがとても効いてました。そこで何かやってくれ!と思うところでやらかしてくれます。どこか切ないんだけど、明るくて、楽しくて、笑える舞台。正に!とても楽しかったです。

  • 満足度★★★★★

    今後もシミタノ
    青春物が多いアナログスイッチだが、意外と懐が深い。

    ネタバレBOX

     というのも作家は26歳の誕生日を迎えたばかりだし、ギャグも笑いの本質に根ざした箍を外すという原点から作られている為わざとらしさが無く、品を欠くことが無い。今作が、東京と地方に纏わることは、敏感な観客には、直ぐそれと知れよう。タイトルに含まれるI,U,J其々が、Iターン、Uターン、Jターンを表すであろうことは、容易に推測できるからである。無論、タイトルには他の意味も含まれている。愛に纏わる話題でもあるし、嫉妬に纏わる話でもあれば、友人・友情に纏わる話でもある。これらの問題が都会と地方、殊に過疎に悩まされる現代日本の喫緊の問題であるこの「国」の国家戦略、未来への展望、戦略・戦術と相俟って、現実に若者を食い物にすることで辛うじて成り立っているような情けない現実を背景に、失われてゆく大切なものと自分達の存立そのものの基盤、自己実現と社会との齟齬、それを内的矛盾として抱え込まざるを得ない若き日本人の日常を、過疎地にあるバンガローに集まった二十代中盤の若者の葛藤を通して描いた作品。
     今後も楽しみな劇団である。
  • 満足度★★★★★

    今の時代において、「東京」と「地方」の違いって何だろう…
    作品は総合的に良かったので☆5。
    その上で思うことがいろいろあるので書いていきたいと思います。
    ちなみに自分は地方(田舎)出身で、それも含めていろいろ思いました。

    ◯一昔〜二昔前であれば、田舎に暮らす人間が東京に憧れるのは、わからなくはない。でも、インターネットとSNSが普及した現在、「東京」と「地方(田舎)」ということを軸にした会話が出てくるのってどうなのかな…?と思いました。実際、現実世界では河瀬直美さんという映画監督が奈良を拠点に映画製作を行い、カンヌで評価されるということが起きてるわけで。あまりもう、「東京」でないといけないような必要性ってなくなってきてるような気がするのですが…。

    (6/1追記…
    昨年、妖怪ウオッチで日本を席巻したレベルファイブという会社は、本社が福岡ですね。
    「東京」でしか出来ない仕事というのはないことはないのでしょうが、何人かの登場人物は、「東京」という漠然としたブランドに憧れてるだけなのかな…?
    とはいえ、自分もかつてそういう時期があったような気がしないでもないですが…。)

    ◯「この村では“事実”よりも“噂”が先に行くことがある」というセリフについて。これもインターネットとSNS普及以前なら、自分も田舎出身なので、共感したいところですが、劇中で「LINE」「ライザップのCMのマネ」が出てくる “今の時代” の中でも、一次情報をきちんと確認せずに、噂の方がそんなにいつも一人歩きしてしまうのかな…?と思いました。



  • 満足度★★★★★

    楽しく切ない
    初観劇の劇団さんでしたが、楽しく切なくもある舞台で楽しめました。
    等身大の役者さん達が多かったようで、少しオーバーな面もありましたが同窓生達の会話が自然で、また管理人さん夫婦が良いアクセントになっていて良かったです。
    以下、公演中なのでネタバレで。

    ネタバレBOX

    タイトルと説明文から、ある程度 I、U、Jターンの事だと予想はしておりました。特別故郷という程の場所(現在も近郊住まいなので)を持たない私としては観る前はどうかと思いましたが、思ったよりすんなり入り込め、また恋愛や夫婦像などを絡めた話で、ある意味成長物語にも映りました。劇中のいくつかの台詞には共感を覚え、少なからず応援したい人達が多かったです。

    舞台は、ロフトやバルコニーの作りも良く、またその場所を上手く使った演出も良かったです。

    役者さんは等身大の役で皆さん上手くはまっておりましたが、演出かとも思いますが、少し地声が大きすぎる方も観られ、少し周りとのバランスが崩れていたようにも感じてしまいました。(それ程大きな劇場ではないですし。)
    個人的には、千秋さん役の工藤さやさんと七海役の板橋優里さんが特に印象的でした。

    次回公演が楽しみな劇団さんが増えました。
  • 満足度★★★★

    少しほろ苦い
    何時もとちょっぴり違って静かな入りで日常的な設定だったけど、徐々にバタバタとした毎度のコメディタッチになりつつも今回は少しほろ苦さが強め。

    少し違ったアナログスイッチを垣間見えて良かったです。

    あと、代役の佐藤慎哉さんの役柄は佐藤さんのキャラに合っていたと思ったのですが、真逆のようなもともと出演予定だった渡辺伸一朗さんの場合はどんな感じになったのだろうかとちょっと思った。

    ネタバレBOX

    板橋優里さんのお調子者キャラと野口裕樹さんの毎度のすべりキャラは秀逸でした。
  • 満足度★★★★★

    心地よい喜劇
    ひとりひとりが自然体なのが伝わってきてよかった。哀愁があり、笑いがあり、心に響くものもありました。心地よい喜劇でした。

    ネタバレBOX

    地元はつくるもの、という言葉は共感しました。サプライズを設定し、そのあとにサプライズ、さらに、サプライズ。面白かったです。地元を出て東京に行く、地元にずーといる、都会から地元に帰ってくる、9年ぶりの再会、だれもがみなそれぞれの事情があり、それがバランスよく展開され、毎日を精一杯生きる姿を醸し出しながらも、少し大げさなコメディもあり、やや不自然に思える設定も、自然に受け入れられました。バルコニーが実にいい演出に感じられました。
  • 満足度★★★★

    もやもや感がいい。
    可能性を求めて都会に暮らすか、生まれ育った地元で友人に囲まれて暮らすか。それぞれの人生を背負う同級生たちのシットコム、楽しく観劇しました。このテーマで一本脚本が出来ちゃうというすごさ。というか、あれですね、脚本そのものが落としどころを求めて右往左往している感があり、それが巧まざる面白さになっていて(巧んだ結果なのかな?)共感を呼ぶ。とはいえ、実際はここまでは紛糾しないだろうな~。それでも帰省すると何となく話が合わなかったり、違和感を感じたりするのも事実だし、そのくせ自分のルーツは生まれ故郷にあると自覚させられるのも事実。この辺のもやもや感を実にうまく捉えた舞台でした。

    ネタバレBOX

    う~ん、地方の男性陣の声量がすごすぎてちょっと疲れた。地方人の声は大きいという設定なのかな?小さな劇場なのできちんと調節してほしい。

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