満足度★★★★★
RPGと現実のパラレルワールド感
ネットのRPGを題材に、プレイヤーとゲームのキャラクターがシンクロする感覚が、とても新鮮でした。
引きこもりニートのプレイヤーが、現実から逃避して、ネットゲームの世界で自分の追求するあまり、ゲーム内にウイルス(勝手な修正プログラム)を埋め込み、それが暴走し始めて…
最後はゲーム内にキャラクターに操られるというどんでん返し。
ストーリーとともに、ゲームとリアルのパラレル感の演出が、とても巧みでした。プレイヤーとキャラクターのシンクロする動きとセリフ、ファンタジー色溢れる衣装、シンプルながら、ネットの世界を表現した舞台演出でした。
主人公の騎士の凛々しさ、道化のイカれた動きとセリフ、現実に気づけないニートの堕落感などなど、皆さん体当たりの名演でした。
いつか続編を観たくなる舞台でした。