ロミオとヂュリエット 公演情報 ロミオとヂュリエット」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★★★

    無題1398(15-046)
    12:00の回(快晴)。11:40開場、階段を上がり脚立の横に座ります。横で五十部さんがタイコを叩いています。初回とは反対側なので、風景も違って見えます。

    前日、森鴎外(1862-1922)記念館で北原久仁香さんによる「最後の一句」朗読公演がありました。この作品は1915年10月に発表されたそうで、本作の訳者、坪内逍遥(1859-1935)と時代的に重なる部分があり、「ロミオとジュリエト」の翻訳は1910年。

    「最後の一句」に「北国通の船(北前船)」が出てくるのですが、床に座りひざを抱え天井を見上げているとなにやら船底にいるような錯覚。船底にもかかわらず、さらに「下」へ続く階段、窓はなく薄暗い、波の音や何かを叩く音...何かがやってくる..雰囲気に取り込まれそうになります。

    外国の方がおひとり、座席にはいっぱいの人。12:02前説、12:07開演~13:08終演。公開ゲネを含めて5ステ、港町横浜、小一時間の想像の船旅は終わってしまいましたが、また、次回作を待ちましょう。

  • 満足度★★★★★

    無題1394(15-042)
    14:00の回(快晴)。関内駅からイセザキ・モールを歩き「nitehi works」をみつけ、末吉橋を渡り会場へ。13:38受付(荷物預りあり)、開場。狭い階段を2階へ。

    2階全面を使い、4面、壁際にクッション、好きなところに座ることができます。

    ネットで「八番舘」をみるとわかるように、柱が多いもののいろいろな使い方ができそうです。窓があるみたいでしたが覆われていたのか、大きな(茅葺)民家で囲炉裏を囲んでいるうな、お話を聴くのにうってつけの雰囲気。

    普通の天井位置あたりで柱が組み合わされ奏者/役者はそこでも演じます。脚立が2つ、梯子がひとつ、柱に巻かれた白い布に紙、客入れから楽器は鳴らされています。

    間に「弱法師」公開稽古(2014/7@光が丘)がありましたが「かあいい日本~ごどーちゃんの居る77の風景~(2014/2@LE DECO)」以来なので1年ぶり、ずいぶん待ちました。

    14:05前説(65分)、14:08開演(中込さんの挨拶)、14:10開演~15:12終演。階段が狭いので順番に階下へ。

    演目はまだまだ苦手な外国戯曲/シェイクスピアですが、和調に転調された本作は普通の劇場とは異なった空気、床に座り、演者/奏者、見上げる視界、その視界を遮る柱、吊らされた電球、白(4人)の演者と黒の奏者、独特の節回し...これらが交じり合いながらオペラを観ているような感じを受けました。

    この回は公開ゲネの回、明日、もう一回観に行くので違う位置で。

    昨年11月、朗読(テキストなしで、ほとんど一人芝居)と筝の演奏による「紅梅振袖」を観に行き、自分は和的な人情ものが好きだということを突然意識するようになりました。シェイクスピアはそこからずっと遠いところにあると感じていて、昨年、あうるすぽっとで観た「ハムレット(2014/8」ではあっという間に撃沈。そこは前作では「盆栽」を頭に頂いた中込さん、建物の個性(縦)を使い切った演出、終演後購入したDVD(一関の公演(こちらは横)を収録)ともかなり違っていました。逍遥の訳は読んだことはありませんが、古風な節回しもよかったのだと思います。

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