「ここにある真空」 公演情報 「ここにある真空」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    ドロドロからの
    浮世企画はなんとなくドロドロをドロドロで終わるイメージがありましたが
    ドロドロがだんだん晴れていく感が意外。

    こういうのも好きです。

  • 満足度★★★★

    引き込まれた
    決して派手さはなく、またキャラ達もそこまでクセのあるキャラでなはいが(ある意味日常にいるかも)、キャラと役者が一体化してるのと、キャラが発する台詞に力強さあり、物語の世界に引き込まれた。面白かった~~。

  • 満足度★★★★★

    案外、評価がアレですが...
    何回か観せて頂いている浮世企画さんですが、自分的にはとても面白かった!イマギさんの魅力がたっぷり。自分、あの業界なのでよくわかったこともあるかも知れません。自分は良くわかってとても楽しめたのですが、いまひとつ、の評があるのはなぜ?詳しくはネタバレに書いてみます。自分的にはスキでした!

    ネタバレBOX

    今回、イマギさんの作品がいまひとつの評価がついているのは、ちょっと説明が難しい部分もあったと思います。たとえば、Kという患者が以前の病院長とのエピソードを語るシーン。自分もちょっと、回りくどい、とも感じたのですが、Kが病気である(恐らくMDI お調べ下さい)ことを考えると、実はよく出来た、むしろリアルな患者の様子なんです。この辺りがイマギさんの恐ろしいところ。そのほか、場面が××科のクリニックの場面であることや、登場人物のそれぞれの役職やその業務内容をもっと詳しく説明しておく必要があったと思います。たとえばPSW(psychiatric social worker)など、世間の人には耳新しい、知られていない役職が出てきます。この辺りをもう少し、丁寧に説明する必要があったのでは?そうすると、観客から『支持的』にみられることができ、観客が『なんだか疎外されている感』は薄れたのではないかと思います。多分、イマギさんが聡明な人なので、ちょっぴり説明をすっ飛ばしてしまう傾向があるのかもしれません。強いて言えば、ソコだけかと思いますね(好みかも知れませんが、突然大音量で音楽が流れる演出も、自分的にはちょっと...と思いました)。それぞれの役職と、その役職にありがちなキャラクターが、むしろビビッドに描かれていて驚きました。過去に古川さんが RedTheater で演出された舞台も、恐らく同じ回を見られた気がしますが、あのジャンルに少し関心をお持ちなのかもしれません。でも、あのジャンルは何かと難しい!と思います。今後もぜひ、がんばって下さい。
  • 満足度★★★

    カメラ
    チケットプレゼントにて鑑賞。110分。

    ネタバレBOX

    精神科医の爽子(片岡礼子)の前に父・重幸の不倫で生まれたという純(埜本幸良)が現れる。動揺する爽子だったが、爽子の家庭もまた色々抱えていて疲弊してゆく…。
    見せ場は終盤の爽子と浮気してた夫・晃(市川しんぺー)と男性とラブホから出てきた娘・彩香(二見香帆)のシーン。3人が3人とも不満とか息苦しさを感じて、道を外れそうになるも、本音のぶつかり合いから徐々に形が丸くなっていく。

    あんまり説明的になっていなくてよいけど、風味が若干薄めかなと。ドラマチックなとことリアルな感じのとこのバランスは良かったけど。飽きずに見られたが、もう一ヤマあっても良かったかな。
    地味に、純とその兄・悠一郎(日々野線)の関係性が面白かった。鈍そうに見えてどっしりと弟を受け止める兄の姿がね。
  • 満足度★★★★

    さほど息さえ出来ない程とは思えなんだ
    でもキャラの立った登場人物達とわかりやすく見易いセットと見せ方で、あんましジメジメした陰のあるような芝居にはなってなく。けっこう楽しめたかなぁと言えた約2時間。 自由席+指定席混合の客席セットでした

    ネタバレBOX

    家庭内の不満から男とSEXに及んだJKさんへの反応が、作中薄いなぁと思えたですよ。STDの怖さがなってないなって感じたッす。→まぁ作品の方向性とは異なるので軽い扱いだったんでしょうが。妊娠ぐらいならまだしも(ってコレもよくないですけど・・・)、HIV感染とかしたという結果になったらどうーするんだか・・・・。(不特定多数でなくとも一撃必中で当たる場合もあるでしょうに)(母親が女医さんな割りに反応が・・・・低用量ピル服用すぐさせようとしたとかねぇ・・・無かったなぁ、言及も・・・。)

    基本は精神科の女医さん主人公=爽子中心で話が進み、ラスト近く家庭内で爆発して波が収まった後に上記の娘の不幸が発覚(感染でもオメデタでもいいですが)、ぐらいしないとドロドロって感じには思えなかったですわ。

    出てきたキャラが楽しめたので星の数はサービスサービス♪

    喫煙シーンが一個あったが、できれば本物ではなく医療品のを用いて欲しかったです。→医院のスタッフにも隠していた喫煙習慣をラストに皆に提示することにより主人公が精神的に外に向かう事を強く示す伏線にしてました。

    それにしても、仕事で疲れて帰ってきた母が食事の支度を急いでするという設定は・・・・・。個人的にも腹が立ったなぁ(作品上の演出ですけどね、わかってはいますけどね・・。)。娘も16才過ぎてりゃ夕食の簡単な準備とか調理ぐらいしてもよいのでは?と思ったし、作品上は似合っていた旦那の家事無能力ぶりはよいが、それでも共働きで女性のみが家事=料理作るっていう話は抵抗感がありますね。(昔もそんなCMで論議出た事ありましたが、女性だからと食事を作るのが当たり前といった風潮は情けなかったと記憶してます。)ちなみに「メリーちゃんと羊」といった4コマ漫画描いてた作者さんの作品で、喧嘩して家出した主婦が友達に慰められて戻ると。自分がやってきた以上に家事が旦那によって完璧にこなされてて再び家出するという話があって、好きでしたコノ話(^_^)
  • 満足度★★★★★

    初日
    前半はすごくいやーなやりとりなどがあり、ちょっとイライラさせられる。
    それが段々、すーっと流れていく感じ。変化の潮流というかそんなのがあって、いい後味が残る。

    濃淡入り交じった感覚を与えてくれる。

    ネタバレBOX

    個人的には、不倫とか隠し子とか別に気にすることないじゃんと思ってしまうので、大騒ぎ感が変に思えたけど、全体の人間模様はいい感じで表現されていたと思う。
    (別に私は不倫したことないし、隠し子もいない。めんどくさいから。やりたい人はやればいいじゃん、ぐらいな感じ。)

    よかったのはすべての登場人物の変化やあるいは根本的に変わらないところがはっきりわかったこと。芝居としてデフォルメしてたから自然、ではないけど、それが私はいいと思った。
    いろいろ参考になりかんがえさせられました。

    ラストの家族3人のやりとり、最後少し尻切れトンボって感じだったのはちょっと残念。

    終わりかたがいい。女医さんの表情が秀逸だった。

    好きなシーン(順不同)
    いまでしょ
    夫の不倫の告白
    好きな人への憧れの表情(ベタ過ぎかもしれなかったけど)
    姉弟

    嫌いなシーン(順不同:芝居というより話として自分が嫌悪感を持つやりとりって感じ)
    受付のひとが娘を詰める

    京都弁でしつこくお茶を勧める
    カメラのレンズ探しにいく
    一人で病院来たワケわからん夫

    この嫌悪感も話としてはアクセントなんだけど。

  • 満足度★★★

    ダラダラした印象は否めず/約120分
     説明書きからも知れる通り、大変な事が相次ぐ劇なのに、総じてダラダラとして平坦な印象。
     説明にもある“ワケあり男”と主役の女医がやり合うシーンでさえ、どこか緊迫感を欠いていて、ドラマティックな感じがあまりしない。。。

     劇がいまいち締まらない一因として挙げられるのは、劇中人物が誰彼問わず冗舌すぎるということ。
     例えば、或る人物と食事をした昔話を女医に向かって語り聞かせる初老の男性患者。
     食事相手の人物像は本作にとって重要だが、この患者、それ以外にも、入った店の汚さや料理の味についてまで滔々と語るのである。

     店構えや料理の味は話の本線と関係ないっ!!

     これはあくまで一例にすぎず、残念ながら本作にはこのような駄弁が随所に見受けられる。

     作・演出の今城さんは会話を書くのが好きなのだろうが、駄弁が過ぎると作品が締まりを欠くので、思い切って“削ぎ落とす”という選択をもっとしたほうが良いのではないだろうか?

     まぁ、駄弁も笑いを生みさえすれば駄弁とは感じまいが、私の観た回に限って言えば、駄弁は大して笑いを誘えていなかった。

     あと、相次ぐ“事件”はどれも描き方に雑味があり、劇を盛り上げるための“材料”として“消化”されているような印象を受けた。
     もっと描き方が丁寧ならば、こんなことは感じなかったはず。

     …と、キツいことを述べてきたが、上述の「ダラダラ」は「ほのぼの」と言い換えられるのかもしれず、心が温かくなる劇ではありました。

    ネタバレBOX

    ネタバレでも苦言は続く!!

    女医の娘のキャラクターに連続性は持たせられなかったのか?

    私には、話の成り行きに沿うよう、作者都合でコロコロとキャラが変えられているように思えてならず、違和感を禁じ得なかった。

     この娘は援交という“事件”を起こすが、“普通の子”から“悪い子”に変じるのが唐突すぎて、観ていて当惑。。。

    「事件の描き方に雑味がある」とは、まさにこういうことを言っている。

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