ドアを開ければいつも 公演情報 ドアを開ければいつも」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★★

    無題1342(14-391)
    18:00の回(曇)。外で待つも風がないのでそれほど寒くない。
    17:30受付、開場。初演(10/5雨)を観ているので2回目です。階段をあがって2階、靴を脱ぎ、座椅子席(ザブトン2枚重ね)へ(前回は左だったので、
    今回は右端)。部屋の中はさすがに冷えるため使い捨てカイロが用意されていました。

    流れているのは昔のラジオ放送(編集版)。

    なんとなく時代を感じさせる。「異邦人(1979)」「ペッパー警部(1976)」五木寛之「変奏曲(1975)」「国電(1987民営化)」。

    登場しない父、亡くなった母。実家に集まった4人姉妹。千恵がビールを飲むときの表情、裕美が部屋の隅に座り込んでみせる感情、真紀子の想いと啓子の想いがぶつかりながらも、寄り合いおうとする気持ち。

    4人が流した涙は雪となって降る。

    ロングラン...また観に来ましょう。

  • 満足度★★★★

    同じ目線、この一体感、
    いつか観た古民家での公演以来となるお座敷公演。

    こうした劇場を飛び出した上演は、空間が作品を構成する重要なファクターとなり、それだけで評価が割増になりそう。

    親戚のおじちゃん気分でほっこりと、そしてホロリ・・・・。

  • 満足度★★★★★

    実家に帰省したら体験しそうな出来事
    8畳間程の和室がメインの舞台。母の七回忌の為、実家に集合した姉妹達。親しい間だから言える事、そうでない事。事情はあるにせよ共通した思い出を語りあえるのはとても意義ある事、女が複数集まればなぜか2対2になったり2対1に片寄ってしまう状況など、4者4様の人生も見えた少し昔の純和風若草物語だった。約80分。

    築地の料理屋の2階、奥座敷が会場。入る前には靴脱ぎ。座椅子席から椅子席設置、満席になっても30席位?席によっては役者が見切れる場合もあるけど、親戚ん家の家族の話みたいで、身内感覚で聞いているうちにあまり踏み込んで聞いてはいけないけど、いつの間にか缶ビール飲みながらコタツに入って成り行きを見守る立場的な感じで見入ってしまった。

    ネタバレBOX

    台詞に「国電」、ラジオや口ずさむ歌が今では懐メロヒット曲、四女の髪型が聖子ちゃんカットだったり、長女は(多分)花椿がトレードマークの基礎化粧品を使っていたり、さすがに白物家電(ドライヤーやポット、ワット数の電灯等々)は、その当時の物は使っていないと思うが、年代的にちょっと昔のごく一般的なホームドラマ系のお話だったが、根底にはたくさんの愛情が詰まっていた。

    長女、34歳だけど、喋る時、手をぶらつかせる仕草がすでにおばちゃんだ、パックの仕方も自分の母を思い出してしまったw 自分も気をつけよう。
    次女、この姉妹の中にいると自ずとそういう性格になるわなー、女友達を作んなよ、あとお風呂早く入って。
    三女、芸術家夫婦の生計ってどうやっているのか知りたいw、あの人ならサブカル系話題含め、色々話してくれそうな人みたいだった。
    四女、自分も末っ子なので、末っ子の悩み方は理解出来た。
    登場人物はこの4人のみ。それぞれ独特の個性が出てて、あー、いるいるこんな人(女)と思って見てしまった。自分の家にもオルガンがあって弾いていたのでその音色が聴こえたのも懐かしく嬉しかった。
    見に行って良かったです。
  • 満足度★★★★★

    愛情いっぱい素敵なお芝居でした
    今回再演とのことですが、私は初めて観劇しました。

    料理屋さんのお座敷が会場と言うことで、
    どんなお芝居かなぁと思って観に行きましたが、
    期待以上の素晴らしい作品で、最後は感動で涙がボロボロ…

    母親の法事前日に実家に集まった四姉妹のお話ですが、
    家族と言えどもそれぞれの事情を持っていて
    共感できる事がグサっグサっと心に刺さる。
    そして、それぞれが家族の事を心から思っている。
    ゆえに、ぶつかり合うこともある。でも、愛があるから。

    今回週末だけの3公演で、全回すでに完売してしまったと
    言うことですが、来年も継続して上演すると言うことですので
    ぜひ観に行って、四姉妹の愛情を感じて欲しいと思います

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