鈴木家の幸福 公演情報 鈴木家の幸福」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★

    とても普通
    とても普通な作品だった。物語の展開も発生するトラブルも何処かで見たことがあるような話で、ありきたり。淡々とお話が進んでいって、ほぼ予想通りの着地。うーん。

    ネタバレBOX

    平坦な出来の本作で前園あかりが自由に飛び回っているのが良かった。ただ、あるシーンで全くセリフ出てこなくなった事には吃驚。観ている側としてもドキドキだった。その際、出番ではない舩原孝路の絶妙プロンプが印象的。

    観劇後に当パンみたら、予想外のキャスト構成でダブルキャストになっていて吃驚した。なんで、そこがシングルキャストなんだろう?というキャスト構成。そこまで主要じゃない役が固定で結構重要な役がダブルキャストだったり。
  • 満足度★★★★

    よく練れたホームコメディ
    家族の朝の会話でツカミはオッケー、それに続くオープニングダンスで客のクラッピングを誘って引き込んでおいてのオーソドックス…もとい、基本に忠実なホームコメディ。
    が、終盤は人間ドラマに転じて締め括るのが巧み。三演目とのことで、よく練れてるわ。
    片岡鶴太郎のようなじいさんのアクが強過ぎる感もあるが、ある意味アクセントではあるか。(地口ではない)
    高額当選によって起こるかも知れない事態もさることながら、戦時中の男同士の友情や親友に嘘をつくことのくだりも良かった。

  • ほっこり♪
    普通の、本当に普通過ぎるくらい普通の家庭「鈴木家」

    たぶんに漏れず、自分自身もそういう普通の家庭に育っているので、最初から親近感がありました。

    普遍的な幸福に触れられる、素敵な作品でした♪

    個人的に、このちょっとボケたおじいちゃんがスッゴくかわいくて、大好きです!

  • 満足度★★★★

    Aチームを拝見
     鈴木家の家族構成は以下の通り。祖父、父、母、息子2人娘1人である。祖父は呆け、長男は、かなりニートに近いフリーター、二男はしっかり者。長女は高校の演劇部では一番可愛い。が、無論井の中の蛙である。
     こんな何処にでもありそうで無いかも知れぬ一家に、トンデモナイことが降ってきた! 

    ネタバレBOX

     食後、新聞で父親が何事か一所懸命に確認していたのだが、何度も、見直した後、当たった! と言ったのだ。何が当たったかって? 宝籤だ。宝籤が当たった。いくら? って聞くのか? 30万円。家族達の反応も読者の反応に似ていた。だが、その直後、もう1枚確認していなかった宝籤があって確認してみると、父は、何度も確認し直して声も出ない。ま・さ・か!!! その“まさか!”が現実のものとなった。
     上演中だから、あとは観てのお楽しみ。何れにせよ、豊かさとは何か? 幸せは豊さだけに比例するか? 嘘をつくと? 等々の解に単純だが、深く心に沁みる科白が鏤められているので注目。
  • 満足度★★★★

    【Aチーム】観劇
    タレントさんを抱える会社だけあって、女性陣が可愛いかったです。

    ネタバレBOX

    そんな中、おじいさん役の舩原孝路さんと大学生役の前園あかりさんが異彩を放っていました。

    30万円の宝くじに当籤した話でこの後持たせるのかと思い一瞬焦りましたが、もう一丁3億円が当籤した話でした。

    詐欺師には騙されずに済んだかもしれませんが、詐欺師を戦友と勘違いしたおじいさんのボケのお陰もあって詐欺師を更生させる方向に向かったのは何よりでした。ただ、太平洋戦争の影を引きずっていると、テレビで見ていて永遠の33歳である浅見光彦と登場人物との年齢的関係に矛盾を感じるように、お父さんとおじいさんの歳の差がこれでいいのか、良しとしてもそろそろ限界かなと思いました。

    次男に彼女ができるシーンは、やはり男の方から言わせてほしかったです。

    ラストも一瞬焦りました。当てるためにこれまで購入してきたはずなのに大半を寄付するなんて、そんないい人の話じゃ困ってしまうと思いましたが、芝浜的発想でホッとしました。
  • 満足度★★★★

    25日14時の回を観劇。(Aチーム)
    結構楽しんで観ることが出来ました。全体を通しての雰囲気もよかったです。

    個人的に良かったと思った役者さん(or役柄)は、
    ◯メガネを掛けた大学生の男の子(←肩に余計な力が入ってなくて、すごく自然体での演技ができていました。)
    ◯熊本野映さん
    ◯大学生の男の子の後輩の女の子(性格おとなしめな子)
    ◯フリーターの長男の恋人役の女性

    (あとはネタバレ欄に書きます)

    ネタバレBOX

    宝くじが当たった後、父親役の方が、「このお金で欲しいものを買おう」(単に物欲を満たす)という考え方ではなく「みんな(家族)の願いを叶えるために使おう」という考え方で話が進んでいったのが良かった。同じ“お金を使う”という行動でも、前者と後者では、だいぶニュアンスというかお金を使う目的意識が違ってくるだろうなと思いました。

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