わたしの星 公演情報 わたしの星」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
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  • 満足度★★★★★

    勢いと新鮮さ
    高校生、というわけだけではないでしょうけど、インパクトが強烈でした。
    制作側がきっちり作り込んできた背景があったんでしょうが、役者もそれに乗っかって、良い相乗効果を出していたように思います。

  • 満足度★★★★★

    感動した
    いろいろと悩んでいた時に、
    自分と同じ高校生がここまでできるのかと圧倒され、元気をもらった。
    感動する場面ではない時に、思わず涙を流してしまった。

    フロアに、稽古内容のレポートなどもあり、勉強になった。


    あの時間は宝物です。

  • 満足度★★★★★

    感服!大好き!
    レトロSF的設定に夏休み最終日、文化祭の稽古、転校など、王道学園青春ものの胸キュンなキーワードをちりばめて、あたかも往年のNHK少年ドラマシリーズの舞台版の如し(?)。
    そこに「わが星」的な劇中劇まであり、こりゃあたまらん♪
    「櫻の園」「青空のゆくえ」「ビューティフル・ドリーマー」などが好きな身としてそれらの作品を思い出したり、「このコたちの忘れられない夏になり、これをキッカケに小劇場界を目指すコもいるんだろうなぁ」と、すっかりオトナ目線になったりもして…。
    いやはや、感服!

  • 満足度★★★★★

    柴ワールドで号泣
    みずみずしく光輝く世代の高校生たちがまぶしいばかりの演技を見せてくれました。この世代の子たちにしか出来ない切れのある会話やはつらつとした動きを最初は「わ~いいなぁ」とほほえましく見ておりましたら・・最後はとんでもなく感動させられほぼ号泣・・・。一緒に見ていた大学生の娘も隣でボロ泣きしておりました。今後も・・・それこそこの地球が本当に滅亡しそうになるその時までいろんな高校生によって上演されたらいいな。

  • 満足度★★★★★

    芝居と運営の両立
    芝居も運営もとても良かった。
    この2つを両立させる事がどれだけ難しい事か。
    「高校生にしては凄い」とか、本当に言いたくないのですが、高校生主体でここまでの事が出来るんだよ!

    自分が満足出来るのはこういう芝居です。


    年長者が若い人を指導して作り上げる形。
    これがここまできっぱりと正しいモノだとは思わなかった。

    当日券を求めて、昼の観劇終えてから行ったらえらく早く着いてしまいましたが、受付開始の1時間30分前(ということは開演2時間30分前)の時点で並び列が出来ててびびる。
    椅子に座って待てたので苦じゃ無かったですけど。

    ちなみに自由席で開場と同時に整理番号順に入場、サクサク進んだので当日券でもストレス無かったです。
    結果、全然まだ余裕のあるうちに入れて良席に座れたと思うし。

    キャパ200人規模で(当日券、整理番号190~だったみたい)自由席、こうやればいいんだ、というお手本の様に感じました。


    客席案内とかも多分、高校生がやってた感じですよね?
    あまりにも動きが良かったので自信が無いのですけど(笑)
    身のこなしが良くて、とても印象に残っているスタッフがいたりした。
    観劇で見た事のあるスタッフで一番かも?!

    運営が良いと感じれるのは本当に自分には嬉しくて、これが良くないと自分は観に行きたくない、やっぱり楽しめない。

    200人規模の客入れとかしれっとやってたけど、これ多分出来ない団体の方が多いのでは。
    例え裏方だとしても参加してるメンバー全員、凄い事やってるんだと誇って良いと思う。


    芝居も勿論良かった。
    と言うか超面白かった。
    ここまで良かったとは。。もっと早く観に来て、もっと観れば良かった。
    スケジュールカツカツだったろうけれど!

    泣き笑いしながら観ていたのですが、そんな風になる芝居はそんなにない。
    イイ大人が高校生たちにそんな状態にされている図式が面白くて仕方なかった(笑)


    うーん、感想難しい。
    高校生がやってるからと甘く見ているとは思われたくないし、こんな若い子たちが!
    という感動も0ではない。
    他の芝居を観るのと同じ尺度で観ても高校生たちの芝居は素敵でした。

  • 満足度★★★★★

    『わたしの星』と『わが星』
    『わが星』の学生版の焼き直しかと思ったのですが、いい意味で想定は裏切られました。『我が星』は、夏休み最終日(別れと出会い)、二学期初日のロケットの見送りで見事に『わたしの星』という劇中劇とし取り込まれていました。キャストの高校生の方たちの演技がとても眩しくて、8月の終わりに本当に良い観劇ができました。

  • キャン待ちして良かった
    当日券で入れるだろうと油断して行ったらなんと、整理券番号32で相当焦りました…。スタッフの方々のご配慮を頂いて、なんとか観させて頂きました(ほんとすみませんでした…)。

    いちばん印象に残ったのはやはり役者さんでした。全員現役の高校生とのことでしたので、どんなに元気な芝居をみせてくれることやらと期待して入ったのですが、期待以上のドタバタ具合。何度も笑わせて頂きました。とは言えど、それぞれがしっかりキャラ立ちしていて、魅せるところはしっかり魅せる。少し間を取る場面が多くて疲れましたが、そこが舞台上であることをはっきりと思い出させてくれる役者さんばかりでした。こんな若々しい元気な役者さんたちに、淡くて、少し切ない演出が相まって、不思議な清涼感を感じました。また観たいと思える芝居でした。

  • 満足度★★★★

    エンドレス・サマー
    ままごとの作品に特徴的な形式性は控えめにしてストレートに物語が描かれていて、高校生キャストによる活き活きとした演技が魅力的でした。

    温暖化によって住めなくなりつつある地球から人々が火星へ行く様になった近未来において、未だ地球に留まっているわずかな高校生達の夏休みの最後の1日を描いた物語で、嫌らしくない程度に社会性を含んだSF的設定の中で、友情や恋愛といった学園ドラマ的な要素が繰り広げられて楽しい場面も切ない場面も沢山ある、多くの人が共感が出来る内容でした。泣かせる場面でも過度に盛り上げずに笑いを入れるバランス感覚が心地好かったです。
    文化祭で発表しようとしている作品が『わが星』を思わせる内容で、『わが星』からの引用があったのも内容に合っていて良かったです。

    10人の役者はそれぞれが個性的でありながら自然体に感じられ、個人的には騒がしい演技は好みではないのですが、この作品においてはそれが気になることもなく物語の世界に引き込まれました。
    高校生がそのまま高校生を演じていているので、演技の上手下手とは異なる質のリアリティーがあり、文化祭の為に稽古をする姿が夏休み中に稽古し公演をしている役者達自身と重なって見えて、ドキュメンタリー的な面白さも感じられました。

    照明が印象的で、序盤で床に円形の光が広がって行く場面がとても美しかったです。

  • 満足度★★★★

    その時があるから
    キャピキャピ!キュン!キュン!高校生の頃自分は何をしていただろう?なんてことも考えながら観ちゃいました。スタッフにも高校生がいてなんか学園祭ではないのだけどちょっとドキドキな気分。稽古中の稽古日誌なども貼り出されてそれも面白かった。彼女たちがすごしたこの夏は大人になってどう振り返るのかな?すごい体験のできた夏だと思います。そしてそれを観て、共有できたとも思います。

  • 満足度★★★★

    ネタばれ
    ネタばれ

    ネタバレBOX

    ままごとの【わたしの星】を観劇。

    作・演出・柴幸男の待ちに待った新作。
    高校生俳優、スタッフによる芝居だ。

    人類の殆どが火星に移住してしまい、まだ僅かに地球に残っている高校生たちの文化祭(演劇発表会)の話。
    9人の学生しかいない高校達は、文化祭への準備に余念がない。
    そんな最中、発表の当日に火星への転校が決まったスピカは仲間に告白が出来ない状態だ。そんな時に火星から転校してきたヒカリを代役に得て、難を得る。
    そしてスピカとの悲しい別れと共に高校生達の文化祭が始まっていく。

    見事なまでに期待を裏切らない出来であった。
    文化祭の準備で起こる数々の仲間同士のいざこざ、恋愛模様などがたっぷりに盛り込まれた内容だ。10人が常に登場している群像劇だが、それぞれのキャラクターの作り方、見せ場などを毎回出してきて、登場人物ひとりひとりに感情移入させてしまう演出力と高校生俳優の力量は大したものだ。
    そして10人のキャラクターが結集したラストのクライマックスは当然の如く、【わが星】(柴幸男の代表作)で締めくくっていくのである。
    兎に角、高校生俳優たちがものすごく良いのである。上手い下手というレベルではなく、それぞれが己の役をしっかり掴んでいて、自分の青春時代とダブってしまうほどだ。
    もし【わが星】を観ていたら面白さ倍増だが、観ていなくても満足出来る芝居である。

    だから今作はすごくお勧めである。
  • 満足度★★★★

    ちょっと呆気ないか?
    それは多分、劇が限られた生徒の話になってしまって、そこへ他の生徒があまり絡めていないのも一因。他の生徒をもっと強く巻き込んで話を進めていれば、物語がうねりながら大きく大きくふくらんで、より見応えが出たことだろう。
    そうするためには、90分という上演時間はやや短すぎたかもしれない。

    また、「わたしの星」と題されながら、みんなの母なる星・地球への愛着、愛惜があまり表現されてないのも物足りなさを助長。表現されてはいるものの、これではまだまだ生ぬるい。


    それでも最後まで楽しく鑑賞できたのは、10人の高校生を演じた現役高校生たちの生気あふれる演技の賜物。

    どんな出来事にもヴィヴィッドに反応して群れ成して騒ぎ、なじり合ったりふざけ合ったりする生徒たちの姿には何度も何度も声を出して笑ってしまった。

    そして、2人の女生徒が動きを揃えて軽快かつ優雅に繰り出すステップの美しさには、音楽の素晴らしさも相俟って、上の不満が帳消しになるくらいときめいた。

    私はこのダンスレッスンのシーンから映画『花とアリス』のワンシーンを連想したが、そう言えば柴ワールドは岩井俊二の映画世界に通じる何かを持っている。

    ネタバレBOX

    温暖化が進んで住みづらくなった地球から火星への移住が進み、地球最後の高校となってしまった近未来の学校の夏休みの出来事を描く。
    3学年合わせても生徒数が両手で収まるこの高校を家族の火星移住によって去ることになった女生徒スピカは、文化祭の練習のため学校へ日参する仲間たちに転校を切り出せず、地球を去る前日にようやく白状。
    学業成績、運動神経、明るさ、人望…あらゆる点でスピカに負けていると感じ、悔しさのあまりしばらく前から一緒に登校することをやめていた幼なじみのナナホは、それでも大好きなスピカ、その存在のまぶしさから心密かに「わたしの星」と呼んでいるスピカの転校にショックを受け、劣等感によって抑え込まれていたナナホへの友情を爆発させる。
    …というのが基本的なストーリー。

    こういう背景があればこそ、2人きりでのダンスレッスンのくだりは胸に迫るし、水臭いスピカをビンタしたあと強く抱きしめるというナナホの行動は感動を呼ぶ。
    抱き合う2人に感極まった他の生徒が2人に抱きつこうと群がってきてダンゴ状態になるくだりはさらなる感動を呼び込むと同時に笑いをも誘い、えもいわれぬカタルシスがありました。

    惜しむらくは、スピカがいかに魅力的な女生徒であるかがあまり詳しく描写されていない。そこがしっかり描かれていれば、感動はより増したと思う。

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