【終演しました!】ピンポンしょうじょ→ 公演情報 【終演しました!】ピンポンしょうじょ→」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
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  • 満足度★★★★

    エネルギッシュですね!
    限られた空間のなかで、終始動く動く動く!役者の皆さんの全力を拝見させていただきました。一人で何役もこなされる役者さんは切り替えが早く、芝居の流れを乱す事なく見応えのある舞台にしていました。これからの活躍に、期待が高まります!

    ネタバレBOX

    時代や歴史を語っていく物語は、どうしても淡々と話が進んだり、深く登場人物に介入しづらいイメージが個人的にあったのですが、ピンポンと伝説の卓球一家、それを取り巻く周囲の人々という三つの視点から高度経済成長に燃えていた日本の行く末を見るという発想は、その固定観念を一掃してしまいました。大変勉強になる素晴らしい作品でした。
  • 満足度★★★★★

    全力で正論
    これでもかというぐらいにどストレートに正論をぶつけてくるので、受け止める心の余力がない時に観るとしんどいかもしれない。
    元気はあるがやる気のない時に観るといい具合にやる気をもらえるのではなかろうか。

    観に行ってよかった。

  • 満足度★★★★

    ピンポンー
    天才だから大人から期待を一身に浴びてしまった少女、純粋に卓球が好きで楽しかったのに幼い心は壊されてしまった。歌に踊りにピンポンを駆け抜けていった本子でしたね。

  • 満足度★★★★★

    観るだけで楽しい演劇の愉悦。
    若手劇団が跳躍する刹那をみた。

    ソリッドな演劇の楽しさ。快作。

    ネタバレBOX

    物語自体は王道の人生讃歌。

    狭い舞台空間にて次々と展開する高密度なシーンの数々。
    明瞭な一本軸に支えられているので、純粋にとても観易い。

    いま目の前で起こっている物語を追うだけ、それが、ただただ楽しい。観るだけで楽しいのが演劇。この単純さに打ちのめされた。

    そして特筆すべきは、独自の熱量表現。
    ともすれば絶叫一辺倒のむさ苦しい芝居に陥りがちな「熱い演劇」へのアプローチを、周到な知恵をもって試みている。

    何気ない一対一の対話が高テンションを維持し得る秘訣は、その周囲を取り囲む役者達に課せられた「規律」にある。
    統率のとれた不自然な動き。それらが舞台上にリズムと熱量を産み出し、その時フィーチャーされるべき人物を最大限にサポートしてゆく。これは役者が演出家を信用し、かつ役者同士の信頼がなければ、成立し得ないであろう。
    この繰り返される相互扶助的バトンタッチが、オーソドックスなテクノビートBGMとのシナジーにより、「リズム熱量」とでも形容すべき独特の演出を帯びてゆく。

    ひとたび「リズム熱量」の心地良さに抱かれてしまえば、言葉や場面を変えて行われるルーティンが、ひどく爽快に感じられることだろう。

    恐らくは「柿食う客」と「ままごと」の多大な影響下からスタートしたのではないかと思える当該劇団の演出技法が、今公演をもって格段の飛躍を遂げ、独自のスタイルを体得・修練するために走り始めた。

    以上に述べた通り、当該公演は大変に快作であった。
    しかしながら、けして傑作とは呼べない所以もある。

    第一に、役者の力量が追いついていない。
    各キャラクターの方向性が明確なのだから、ただ真っ直ぐ突っ切るべきところを、どうにも足踏みをした役作りになっている。いくらでも、それこそ俗なことを言えばキャラクターごとにファンがつくような「おいしさ」が、台本上には無数にあったはずだ。それらの取りこぼしと研磨の怠慢は、惜しいと言うにはあまりに悔しい、手落ちではなかろうか。

    第二に、中盤のネタコーナーである。これは致命的なまでの失策に思えた。段取りの如き緊張感の欠ける雰囲気のなかで面白くないネタをやるのも損だし、何よりこれは、劇団最大の武器「リズム熱量」を真っ向から否定するものであり、タブー中のタブーではないのだろうか。当該シーンは、演出全体に対する猜疑心すら芽生えさせる危険を孕んでいよう。

    他にも、要所に目立った粗や、稽古不足も否めない上、集中力の切れる瞬間も幾度か見受けられた。完成度の高い作品かと問われれば、首を縦に振りづらい。
    だがしかし。それらを差し引いても、この演劇には圧倒的な価値があった。

    前述の通り、若手劇団が偉大な先人の模倣から脱却し、新たなフロンティアに旅立ったという事実。型を守り、初めて破り、やがては離れる。守破離の大いなる可能性を目の当たりにした。

    加えて、当該公演の成功、ひいては「面白さ」が非常に危うい土台で揺れていたこと。
    誤解を恐れずに言えば、ともすれば次回公演はひどくつまらない公演になってしまうのではないかと、余計な危惧をおぼえた。不安定な要素が神の采配によって何重にも絡み合うことで、この面白さが顕現したのでないか。このように、余計なお世話を臆面もなく吐く恥知らずな観客を、是非とも叩きのめす快進撃を期待する。

    その意味で、次回公演こそは絶対に見逃せない。
    飛躍を経験した劇団の屋台骨が、他の追随を許さぬほどに化け物として暴れてゆくさまを、追ってみたいものである。

    何はともあれ、大変に素晴らしい演劇体験を劇場にて味わうことが出来た当事者の一人になれたことが、無常の幸福と胸をはれる。

    だからこそ。
    すべては以下の言葉に収斂できよう。

    「観に行って良かった」

    素敵な時間をありがとう。心からの敬意を。
  • 満足度★★★★★

    圧倒的熱量
    まず、圧倒的熱量を感じた。役者さんがとにかく動くのだ。そして、膨大なセリフ量。正直、圧倒される。95分を走り抜ける感じであり、矛盾しているがそれ以上に長くも感じた。原因は、95分の中でいくつものエピソードを交えて、ピンポン少女が成長というか大人になっていく過程が描かれている。そして、次のピンポン少女にもつながるストーリー。これが、95分に凝縮されている。実に見事で素晴らしい脚本でした。

    役者さん達は、激しい動き、ダンス、歌、そして膨大なセリフと正に皆さん全力投球でした。いや、ピンポンなので、カットやショートを使わずに、ドライブとスマッシュの連発という所でしょうか。とにかく、凄かった。
    特に、さんなぎさんの演技には良い意味で驚かされた。

    全編を通して、笑いながらも色々と考えさせられる素晴らしい演劇でした。

    ネタバレBOX

    最後のネット放送で、視聴者数が減っていくという演出には、感嘆させられました。
  • 満足度★★★★★

    生きてることに嫌気が差してる人こそ見るべき芝居。
    パフォーマンスはやっぱり圧巻。
    ダブルデックは絶対に印象に残る曲があるのでインパクトはやっぱり強い。
    登場人物のネーミングセンスも秀逸。

    で、感想なんですが役者の熱気、パフォーマンス、最後に残る余韻、何もかも力強かったです。「生きてる」感じがこちらにも伝わってきて、不覚にもラストで泣けてしまった。

    タイトルにもあるけど、生きてることが嫌になったり、辛いことがあったり、どうしようもない人こそ見るべき芝居だと思ってます。絶対に何か得られると思います。(もちろん普通に観ても全然楽しめますよ!)

  • 満足度★★★★

    役者が楽しそうな劇団
    ダブルデックは本当に役者が楽しそうに劇をしているので、毎度ほっこりして帰って来れます。
    今回も、いつもどおり、役者が歌って踊って叫んで、それに合わせて音楽・音響(特に音楽は、今回の劇用に作っているようで、本当に良いものです。)や照明も勢いよく出来上がっている。
    衣装・舞台はどちらかというと、濃い脚本・演出・音響・照明を引き立てるシンプルなものな印象。
    あとなにげに、毎度制作が完璧です。

    本当にお勧めです。

  • 満足度★★★★★

    おすすめします!
    小気味良いテンポ、圧倒的な熱量がラストまで続き、舞台に釘付けにされました。ギャグやネタも豊富で、笑い所が満載でした。しかし、最後は爽やかな感動ありで、かなり楽しめました。残ステージは、予約完売のようですが、キャンセル待ちでも、観ることをおすすめします。

  • 満足度★★★★★

    多くを学べた劇でした。
    友達に誘われ初めて見に行きましたが、開演から5分も経たずにダブルデックのファンになりました。
    95分間の劇でしたが、ホントに息つく暇もなく、だけど見ていて楽しい劇でした。
    笑いあり、涙あり、考えさせられました。こういう劇っていいな!!!
    自分もこういう劇、目指したいです。

  • 満足度★★★★★

    来てよかったです。
    ひたすらに笑わされ最後には泣かされそうになりました。
    細部まで気合の入った、心震える劇でした。

  • 満足度★★★★★

    面白かったです
    統率のとれたパフォーマンスが今回もすごかったです。
    舞台から飛んでくるエネルギーに圧倒されました。

  • 満足度★★★★★

    凄いエネルギー
    小劇場斯くあるべし!95分間、エネルギーの奔流に晒され続けるような、物凄い芝居でした。あれだけの演技をしておきながら、疲れの色ひとつ見せない役者の根性もあっぱれです。個性的なキャラ付けと演出センスも相まって、どのキャラクターもとてもイキイキしていました。

    歌に踊りに時事ネタに、ナンセンスなギャグの応酬なのですが、その中でしっかりストーリーを展開させる脚本力は、なかなかのもの。今回5回目の公演ということでしたが、回を重ねるごとに少しずつ培われ、洗練されてきたものなのでしょう。

    演出にしても、話の流れにしても、正直クセが強すぎて、舞台以外の媒体で表現するのが難しい内容なのですが(いい意味で。)それでこそ演劇だよなあ、と改めて思わせてくれる、そんな作品でした。


  • 演劇っていいですね
    役者音響照明が一体となった演出がさすがです。
    役者がみんな魅力的。

    演劇っていいものだなと思わせてくれるところがダブルデックのよいところだと思います!

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